ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

まさか!台本書き順調?

2022-03-18 11:18:52 | 菜の花座

 なんかさぁ、気持ちよく進んでるんだぜ、台本の改定作業。表紙も新しくしたしな。

 昨日なんて、エンディングの音楽変えたら、すっごくノリノリになって、音楽用のヘッドホン(ヘッドホン2機種持ってます。音楽用とドラマ視聴用と)でガンガン鳴らして、何度も繰り返し、もう、台本完成した気分で執筆タイム終了した。えっ、せっかく覚えた振りぱぁー、やり直し?ってジイサン連中にはうんざりされそうだけど、台本が新しくなるんなら、曲だって変えないとね。舞台いっぱい華やかに踊り回って幕が下りる、うん、イメージできるなぁ!

 白状すると、内心、締め切り?無理なんじゃね、って思ってた。1週間延長てのが、最近の習慣になりつつあるし、きっと団員だってその気で高く括ってるよ、それと、この地じゃコロナ一向に収まる気配なし、どうせ稽古会場も貸し出し禁止が延長されるさ、なんて、あくまでも勝手な観測。くずぐずと資料本堕読?し続けて、残る日数は10日、まっ、怠け書きの俺じゃ無理なペースだぜ。

 ところがだ、書き始めてみたら、これが意外や意外!着々とページが埋まって行くじゃないか。こんなにスムーズに書けていいのか?いい加減なもの適当に書きなぐってるだけなんじゃないか?って不安はわんさかだけど、ともかく進む。で、まっ、いいか!って、勢いに身を任せて、11シーン書きなぐり、残るは3シーンにまでたどり着いたんだ。いやぁ、あるんだなぁ、こういうことも!

 が、落ち着いて考えてみれば、理由は簡単。書き直しだからな、基本のストーリーはそのまんまだし登場人物のキャラクターも出来上がってる。当然だろ、ちょちょいのちょいで。いやいやそれ謙遜!それほど楽な話しじゃないんだ。

 だってなぁ、新しいメンバー2人も入ってきたんだから。そう、この二人に新しい役を作らにゃならんのさ。一方、同じく3人もの出演辞退者も出た。ここの穴埋め?そんな都合よく入れ替われるかよ。抜けるのは高齢者、新入りは若手バリバリだもの。となりゃ、役者いなくなった役は削って、新たな登場人物を生み出さなくちゃならない。

 で、どうせ書き直すなら、気に入らない部分も手直ししよう、ってことにした。これがかなり難事業、2階家を平屋に作り直す劇的ビフォーアフターなんだ。舞台を3っつに区画して次々進行、って構成を捨てた。舞台は一つ、途中移動も転換もなし。ダンスホールですべてが進むようにした。

 そう、映画的手法は諦めた。演劇は演劇だからな、その良さで勝負する、そう決めたんだ。

 新しい人物、新しい設定、新しい仕組み。ジグソーパズルに譬えるなら、基本テーマはそのままに、盤のサイズも変更、形の違う古いピースを入れ代え、数も増やして、ぴたりとはめ込むって作業だ。まさに知的ゲームだな。

 増やしたピースが良い仕上がりで、しかもすんなりはまってくれてる、うーん、満足だな、今のところは。そうそう、説明的だったシーンも思い切った仕掛けをしつらえた。男たちを断罪する地獄の審問、みたいな劇中劇を入れ込んでね。

 以前の版を知ってる団員達には、驚きだろうね。でも、間違いなく改訂版の方が面白い。期待してくれよ、菜の花座のファンの皆さん。新しいメンバーも強力だし、見どころ満載の新作舞台になるよ、『ダンスホールMitsu』!

 

 

コメント
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