ヤバッ、公演本番まであと2週間!朝の夢うつつの中で突如、覚醒!
仕上がり?全然だぜ。
へんてこな芝居書いたからなぁ、明治と昭和の2本立てってサービスし過ぎだろ。役者も主役を除き、全員が一人二役!衣装決めるだけだって超難問なんだ。髪型から足元まで、二つの時代を跨いで共用できるものなんてないしな。
歌は歌わされるし、三線の演奏は無理強いさせられるし、おまけに集団でダンスが締め?明治の終わりは、楽器片手に歌い踊り、昭和終戦時のエンディングは曲に合わせ舞台上で着替えつつステップを踏む。どっちもかなり難易度高めだよな。
すまん、役者たち。
こんなの邪道だって、わかっちゃいたんだが、どうしてもこの踊り狂るいで幕を閉じたかったんだ。
何故かって?
希望がないからさ。明治の物語は足尾鉱毒水で谷中村が水没し抵抗していた住民たちが追い立てられたって知らせで幕を閉じ、昭和終戦時は村の民主化要求が叩き壊されたところで終わる。
なっ、辛いだろ、苦しいだろ。
しかも、その行き詰まりは今にそのまんま持ち越されてる課題じゃないか。3/11の原発災害で追われた人たちは早くも支援を打ち切られようとしている。甲状腺がんに罹った若者たちにも知らん存ぜぬで押し切ろうとしている。つまりあからさまな棄民だぜ。
女性の問題もある。女性議員の少なさは国際機関からさえ是正を勧告されてるが、政府は口先だけで対応する気はゼロだ。特に地方の首長や議会議員女性の少なさは何にも解決されてないどころか、議員の成り手さえ確保できないほどに、民主主義がすり減ってきている。
もう、ほんとやり切れない!いい加減にしろよ、ヘル日本!って日に何度も毒づく毎日。
こんな現状で、明るい未来を掲げられっこないんだぜ。双葉町の「原子力明るい未来のエネルギー」って看板も朽ち果てて撤去されてるしな。
で、苦肉の策が、歌と踊りと芝居一座の旗揚げってところに逃げ込んだってことさ。
な、せめて、明るく楽しい気持ち心の残像にしていただきたいって思うのさ。
谷中村の近在の村、40年の歳月を超えて何がどう変わったのか。
変わらないのは、お社の祠だけなのか?
装置は今回も素晴らしい仕上がりだぜ。