ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

菜の花座、メディアの応援もらったゾ!

2023-06-19 14:51:36 | 菜の花座
昨日の稽古にゃ地元ケーブルテレビのパーソナリティさんが直々に取材に来てくれたしなぁ。うん、彼女、写真撮りつつ最後まで稽古を見て行ってくれた。偉いっ!ただの取材対象の域をちょい超えて興味持ってくれたのかも。
その2日前には山形新聞の記者さんも来てくれた。
いいぞぉ、公演に向けてメディアからの援護射撃が続くぜ。
で、こっちはもっと大口だ。朝日新聞全国版の3面だからなぁ。
「日曜に想う」って欄で、論説主幹代理って人が、書いてくれた。おっと、菜の花座のことじゃないぜ。そんな全国版に載るなんて大それた野望は抱いちゃおらんさ。

『世直しの天狗たちは歌う』
って随想で、社会の流れを憂いて来た芸能者たちの足跡をたどってくれたんだ。「戦争反対・平和の悲願」をうたった「大天狗の碑」を丹沢の神社の境内に建立、それに賛同、協力したのが、浅草の芸能関係者だった、下町の演劇、映画人には反骨、反権力、平和の気風が流れているんだって、いやぁ、良かったねぇ。
今回、菜の花座公演『流れ旅 星の流れに』にゃ、大衆演劇劇団の若座長が、足尾の鉱毒反対闘争の支援に没入するって設定なんだ。旅役者が鉱毒反対運動
、ってあり得るか?って内心不安な部分もあったんだが、この文章読んで安堵したねぇ。
さらにだ。なんと演歌師添田唖禅坊の紹介もあるじゃないか!
「世相を風刺し、権力者を笑い飛ばす演歌師として一世を風靡」って、おいおい、今回の舞台で何曲も演奏するんだぜ、啞然坊の演歌。
嬉しくなって続きを読めば、なんとカンカラ三線、空き缶に棹付けて糸張ったやつな、の流しをしてる人の話しが出て来た。奇遇!今回唖然坊の歌を歌う役者が奏するのが、これまた三線だぜ。
しかも、しかも、「ラメチャンタラ ギッチョンチョンノ パイノパイノパイ・・」東京節まで出て来やがったぜ。えーい、ネタバレしちまうが、この曲で一つのエピソードの幕を閉じることにしてるんだ。
どうだい、この随想、まさに、菜の花座『流れ旅 星の流れに』を応援しようと書かれたようなもんだろ。
いやぁ、元気もらったなぁ。
別にこの記事で、菜の花座の観客が増えるってわけじゃないが、座員みんなで四苦八苦して作ってる芝居が、こういう反骨の歴史につながると思うと、やる気も倍増ってもんだぜ。
と、現生ご利益は期待しないとは言ってみたものの、朝日の記者さん、自社の記事に触発されて菜の花座紹介してくれんかなぁ、なんて、まっ、ないよなぁ、そんなことは。
それと、今時の芸能人、あちこちでちやほやされてる人たち、昔の芸人の心意気を見習えよ。いつまでも江戸時代の旦那衆の太鼓持ちじゃあるまいが!
コメント
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