ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

3年待てるか?アスパラ種播き

2023-06-16 13:16:14 | 畑仕事
おい、なんだってうちの畑ばっかり荒らすんだよ、もぐら!
アスパラガス、もうひょろひょろのものしか出て来なくなったぞ。我が家から分けて上げた友人のアスパラガスはぶっとく立派な奴が次々取れてるって。
この間なんて、頭下げておねだり?したぞ。
年々太いものがなくなってきて、今年はついにゼロ!1本もなし。
これ、食えって言うのか?ハーブじゃあるまいし。
ダメだな、ここは。もう完全にモグラの領土になっちまったんだ。アスパラの根っこを主食にして生き延びているんだぜ、きっと。
どこか別の畑をアスパラ畑に作り替えるととして、苗はどうする?
ここのかじり尽くされた根っこを移したって、しょせんはひょろりだぜ。労多くして益少なし、くたびれもうけは目に見えてる。
市販品の根っこや苗を買って来て植え替えるぅ?
そりゃ早くできるだろうが、そんなお誂えに乗るのは嫌んだなぁ。
だったら種播いて育てるか?
それもなぁ・・・収穫まで3年かかるんだぜ。待てるか?そんなに。生きてるか?そこまで。
最近は何事もそこに行きつくのさ。命は持つか?寿命の範囲か?それが問題、
この先の確約は一切ない。
だったら、やったって無駄!とそっぽ向くか。いや、間に合うさ、きっと、とお気楽に徹するか。
あと3年くらい憎まれっ子世に憚かるで、まだ生きてたのかよ!って顔をしかめられそうな気もするし、まっ、ダメならダメでも、誰か譲り受けてくれんじゃないか、そんなことでも役立てばうれしい、なんて殊勝な気持ちもちょっぴりある、かなぁぁぁ?怪しいもんだが。
まっ、3年後の収穫を楽しみに日々アスパラ畑作りを楽しめはいいのさ。
そう、収穫を夢見つつ、今、育つのを手助けする。それでいい。
って割り切って、播いた種、ようやくここまで伸びてきた。種が大きい割に発芽まで時間掛かった。何事もゆったり大器晩成の作物なんだな、アスパラガスって。

頑張れよ、3年後、までしっかり手立てするからな。
で、いつ畑に下ろしゃいいんだ?
畑はどこにする?


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おっ、ショックドクトリン!

2023-06-15 15:19:57 | 世の中へ
一気にブレイクだねぇ、ショックドクトリン。
100分で名著に選ばれて、現在週一連載中。
その紹介者?堤未果がモーニングショーに出てた。やるねぇ、モーニングショー!ジャストタイミング。

自然災害とか戦争とかどでかい衝撃的な出来事に見舞われた時、その慌てふためきを突いて、普段ならとてもそんなこと、って二の足三の足を踏むような政策を一気呵成に実現しちまう、ナオミ・クラインがその著『ショックドクトリン』でその手法を暴き立ててくれた。

これまで、9/11直後のアメリカで愛国者法が成立したし、天安門事件後の鄧小平の経済開放政策、エリツィンの社会主義脱却、ソ連崩壊なんかがその例なんだってよ、これ、100分で名著で教えてもらった。
いやぁ、この番組、今やNHKの密かな良心そのものだな。前々回だったか?自民党から発言にクレームついたくらいだもの、前にも書いたが必視聴番組だぜ。
なるほどなぁ、ショックドクトリン、思い当たるとこ、大ありだ。って思っていたら、なんと今朝のモーニングショー、堤未果をゲストに、マイナンバーカード政策をショックドクトリンとして見直してみるって企画だった。
よっ、いいぞ、モーニングショー!久しぶりのタイムリーヒットだぜ。
コロナ危機の時、一時金とかの交付で政府対応がしっちゃかめっちゃかだったからなぁ、なんだこの体たらくは!って失望した人、多かったさ。その失望、落胆に勢いを得て、一躍舞台に躍り出たのが、マイナンバーカード!この際、全国民普及はもちろん、様々な個人情報も有りったけ紐づけして、カード1枚オールマイティ、これで俺たちデジタル先進国の仲間入り!と焦りに焦って猪突猛進してるのが河野ブロック太郎デジタル担当大臣、それを陰で操る岸田首相。これまさにショックドクトリンだぜぇ!なるほど。
そこからさらに、マイナンバーカードの問題点を多角的に解き明かしていて、なかなか見応えのある番組になっていた。いやぁ、じっくり見入ってしまったよ。
結論は、たとえ将来的にデジタル化が必要だとしても拙速な今の進め方は良くないって、これは司会者、コメンテーター、ゲスト全員一致!だった。
ワイドショーでこれほど明確に政策・法律批判をしたのって、最近じゃほとんど記憶にないよなぁ。まっ、それくらい、マイナンバーカード、特に健康保険証廃止は評判悪くって、お粗末だってことだな。
で、思うんだが、ショックドクトリン、マイナンバーカードだけの話しじゃないぜ。
コロナや度重なる自然災害のごたごたに便乗して、これ幸いと出してきてるのが、憲法改悪による緊急事態条項だ。緊急時には選挙も停止して内閣が自在に対応できるって超危険な代物だ。基本的人権の停止や私権の制限なんかも含まれる。危機管理に名を借りた独裁体制だ。
安倍政権は、北朝鮮からのミサイル発射を国難だぁ!って煽り立てて解散し、自民党圧勝の体制を築いたし、岸田首相はロシアのウクライナ侵略を千載一遇の好機と見て、軍事費倍増、さらには武器輸出解禁を成し遂げようとしてる。原発再稼働だって、ロシアからの天然ガスストップを口実にさっさと決定してしまった。
もう、自民党政権は、この一大事に便乗するって手法を得意技にしちまってるのさ。味をしめたってやつだ。危機だ、緊急事態だって騒ぎ立てれば、議論なんてすっ飛ばせる。反対意見なんて聞いたふりして、真摯に検討、って言ってりゃいい。絶対多数も得ているし、公明はもちろん、維新や国民民主も一緒におみこし担ぐ側になってるし、もう、やりたい放題、これが今の政治の有様さ。国会議員だけじゃない。メディア関係もほぼこの空騒ぎモードに絡めとられてるからな。
なっ、危ねぇだろ、だからさぁ、モーニングショーで、マイナンバーカードちょっとスローダウンしましょ、って提言したのは大事なことなのさ。
矢継ぎ早の重大案件、ゆっくりじっくり議論をして決めて行きましょうや。政治家が大団扇で煽り始めたら、水をぶっかけてやらなくっちゃダメだぜ。
転げ落ち始めると、加速度ついて一気にどん底だからね、歴史が証明してるだろ。
もう一丁、危ねぇ、危ねぇ!

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桃に袋掛け!

2023-06-14 12:25:08 | 果樹
何年ぶりだ?桃の袋掛け。
昔、昔、その昔、オジサンは山で桃を育てておりました。
桃農家になろう、なんて、己を知らぬ若気の至り。気づかせてくれたのは、お猿さんの群れでした。
「あんがとよ、俺たちの好物作ってくれてよ」
って、熟する直前に一つ残らず食い逃げしてくれました。
なんの、猿知恵なんぞに負けるもんか!
ネットを張り、電柵で防御線を構築するも、あざ笑うことすらせず、難なく突破。残るのは食い破られた袋とかじり捨てられた桃ばかり。
何年か、必死の抵抗を続けるも、つい、己の猿知恵以下を悟り、撤退したのでありました。
あぁ、すんごく美味しい桃だったのに!
猿たちに知られぬうちは。

オジサンはジイサンになり、久方ぶりの桃の袋掛けなんですじゃ。
なんと、なんと、今でも新聞紙の袋が販売されておったとは!しかも、桃用袋と用途指定があって、しかも、しかも、他の高級品の1/3の価格なんじゃった。世の中、見捨てたものでいないのう。
ほんじゃ、虫が気付かぬうち、鳥たちに襲われぬうち、袋をかけてしまおうかい。

樹高わずかに5尺の幼木に、こんなに実を着けていいもんか?なんと、15個も残っておる。

どう見たって、過重負担!シングルマザーに子ども10人?
頑張ってくれよ、って桃だから言えること。
一方、隣のアーモンド、おめえは袋無しで逞しく生きろや!って、信じられない差別待遇!実は種を凌駕す!
桃の丁重な扱い、さぞや、か弱い果樹なんだろうな、って、そりゃ思い違いってもんだ。果樹の中じゃ、一、二を競う健康優良児、農薬なんてさっぱり無縁ですくすく育つ。
あと1カ月!ふふふ、その元気さ、逞しさに似合わぬ芳醇な香りと味を堪能させていただこうかね、ジイサンは。


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あと2週間!

2023-06-13 14:41:01 | 菜の花座
ヤバッ、公演本番まであと2週間!朝の夢うつつの中で突如、覚醒!
仕上がり?全然だぜ。
へんてこな芝居書いたからなぁ、明治と昭和の2本立てってサービスし過ぎだろ。役者も主役を除き、全員が一人二役!衣装決めるだけだって超難問なんだ。髪型から足元まで、二つの時代を跨いで共用できるものなんてないしな。
歌は歌わされるし、三線の演奏は無理強いさせられるし、おまけに集団でダンスが締め?明治の終わりは、楽器片手に歌い踊り、昭和終戦時のエンディングは曲に合わせ舞台上で着替えつつステップを踏む。どっちもかなり難易度高めだよな。
すまん、役者たち。
こんなの邪道だって、わかっちゃいたんだが、どうしてもこの踊り狂るいで幕を閉じたかったんだ。
何故かって?
希望がないからさ。明治の物語は足尾鉱毒水で谷中村が水没し抵抗していた住民たちが追い立てられたって知らせで幕を閉じ、昭和終戦時は村の民主化要求が叩き壊されたところで終わる。
なっ、辛いだろ、苦しいだろ。
しかも、その行き詰まりは今にそのまんま持ち越されてる課題じゃないか。3/11の原発災害で追われた人たちは早くも支援を打ち切られようとしている。甲状腺がんに罹った若者たちにも知らん存ぜぬで押し切ろうとしている。つまりあからさまな棄民だぜ。
女性の問題もある。女性議員の少なさは国際機関からさえ是正を勧告されてるが、政府は口先だけで対応する気はゼロだ。特に地方の首長や議会議員女性の少なさは何にも解決されてないどころか、議員の成り手さえ確保できないほどに、民主主義がすり減ってきている。
もう、ほんとやり切れない!いい加減にしろよ、ヘル日本!って日に何度も毒づく毎日。
こんな現状で、明るい未来を掲げられっこないんだぜ。双葉町の「原子力明るい未来のエネルギー」って看板も朽ち果てて撤去されてるしな。
で、苦肉の策が、歌と踊りと芝居一座の旗揚げってところに逃げ込んだってことさ。
な、せめて、明るく楽しい気持ち心の残像にしていただきたいって思うのさ。
谷中村の近在の村、40年の歳月を超えて何がどう変わったのか。
変わらないのは、お社の祠だけなのか?

装置は今回も素晴らしい仕上がりだぜ。


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相撲界にヤンキー殴り込み!

2023-06-12 16:25:48 | Netflix
見たよ、見ましたよ『サンクチュアリ』。評判いいからねぇ、韓国ドラマに押されっぱなしの日本の映画製作陣、ここはいっちょ、日本の伝統・相撲の世界に力を借りて、土俵際踏ん張って押し返そうと、どすこい!
簡単に言い切っちまえば、伝統と格式の相撲界=聖域にヤンキーをぶち込んだらどうなるか?ってお話しだ。

師匠を師匠とも思わず、長幼の序なんてクソくらえ、位なんか屁とも思わぬ喧嘩上等の自惚れ野郎が、勿体ぶっちゃちゃいるが影じゃいかさま、いじめ、嫉妬に強欲、人間味ドロドロの相撲の世界をぶちかまして行く。

そりゃ痛快だわな。声援送りたくなろうじゃないか。
職場で上司の裏切りにあって相撲担当に左遷された上昇志向満々の女性記者の成長物語も込みってんだから、見る側も身につまされる趣向になっている。
見どころは当然、このヤンキーのハチャメチャぶりと、やられてもとこんとやり返すハングリー精神なわけだが、それだけじゃ視聴者を引っ張り続けるのはいささか難しい。
やたら金持ち風吹かす投資成功者の若手タニマチやら思わせぶりな巨乳ガールフレンドとか、八百長疑惑とか、先輩力士の不運と引退とか、そこはネトフリだよ、気を引くエピソード満載で、飽きさせない。
とは言っても、サイドストーリーじゃ話しは引っ張れない。
そこで登場、怪力無敵の敵役!しこ名は静内。
明日のジョーの力石の役どころだ、が、この適役がなんとも憎めないのさ。高見山似の巨体と怪力を生かして快進撃している新人力士なんだが、人気もなし、同門の力士からも疎んじられていて、何故か深い愁いのまなざしを投げかけて来る。
一方、我らのヤンキー猿桜の方もやりきれない家庭のいざこざを抱えていて、それが相撲に執着する動機となっている。もちろん、金を通してだ、そりゃヤンキーだから。
と、様々な寄り道で楽しませてくれながら、ライバル対決へと突入して行く。
いいぞ、いいぞ、ヤンキー頑張れ!負けるな孤独の巨体!
1回戦は、完膚なき、って、えっ、そこまでやる? って、惨敗を喫し、戦意を完全に失った猿桜。
さぁ、どう立ち直ってリベンジを果たすのか?悪役静内の強さを支える秘密は何か?
ヤンキーのまんまじゃ土俵上じゃ戦えないのさ。な、わかるだろ。強い力士になるには、四股踏まなくっちゃ、足腰鍛えなくっちゃ、仕来り守って忍耐努力の稽古に没頭しなくっちゃ。
結局、ここがこのドラマの落としどころで、どんなにやんちゃしてても、最後は世の中の作法に戻って来るのさ、大人の諸君、安心目去れよ!まっ、そうなるんだよな、日本で人気となるためには。
そいつは端から分かってた。憤懣記者が相撲に魅せられて行ってメインストリームの政治部以外にも記者の心を揺さぶるものはあるって確信、改心?する流れも、そうだろ、そうだろのお定まり。
そんじゃ、そのヤンキー道からの軌道修正のきっかけはどう作る?
ここで一気にどっちらけ!
ヤンキー猿桜もヒール静内も、なんと母親なんだぜ、モチベーションの源は!
やれやれ。
強きもの、それは母の愛、家族の絆。
で、ほろりと来る人たちには、超お勧めだが、今時なぁ。家族ってもんをあまり信じていない俺としちゃ、あっ、そう来るの、そりゃ残念、安易だったね、ってことで、興味も熱気を失せて見終わった。

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