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【質問】聖ピオ十世会とは何ですか?

2017年05月02日 | 質問に答えて
アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、皆様のご質問にお答えいたします。



【質問】聖ピオ十世会とは何ですか?

【答え】
聖ピオ十世会とは、ルフェーブル大司教によって、1970年11月1日スイス、フリブールのシャリエール司教から正式な認可を得て、カトリック教会法典に則って創立されたカトリック教会の1つの修道会です。

聖ピオ十世会の創立の目的は、近代主義の教えや道徳や礼拝に染まらない、正統なカトリック信仰による司祭の養成です。

2017年3月現在:
神学校6校、
管区(管区には少なくとも三つの小修道院がある)14、
自律修道院(管区になる前の段階)4、

小修道院165(そのうちフランス管区には38、アジア管区には6)、
ミサ・センター(聖堂・教会)772、
大学2校、
養老院7、

司教3名、司祭612名、神学生215名、神学準備生40名、
修道士116名、聖ピオ十世会の修道女195名、奉献修道女79名、
カルメル会修道院4、
ケニアの宣教修道女17名、
37諸国に修道院を持ち、そこからさらに35の諸国へミッション活動(総計72の国々で活動)。
聖ピオ十世会の学校で学ぶ生徒の数は3000名。


聖ピオ十世会の活動の国々は、
アジアではフィリピン、日本、韓国、シンガポール、インドネシア、マレーシア、香港、ベトナム、スリランカ、インドなどで活動し、

西欧では、フランス、イギリス、アイルランド、ドイツ、オーストリア、スイス、イタリア、スペイン、ポルトガル、ベルギー、オランダなど、

東欧ではポーランド、リチュアニア、ロシアなど、

北欧ではスカンジナビア、ノルウェイ、デンマーク、スウェーデンなど、

アメリカでは、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ、アルジェンティナ、チリ、コロンビアなど、

アフリカではガボン、ジンバブエ、南アフリカなど、

オセアニアではオーストラリア、ニュージーランドなど
で活躍しています。

日本では、聖ピオ十世会はフィリピンから毎月2回、司祭を派遣し、東京と大阪で聖伝のミサを捧げています。

日本人司祭の数:1名
日本での常設聖堂:1(大阪)


【質問】聖ピオ十世会はローマに従っているカトリック修道会ですか?

【答え】
はい。聖ピオ十世会は永遠のローマに従い、歴代の公会議や教皇様たちの教えをそのまま守っているカトリック修道会の一つです。



【質問】聖ピオ十世会は何故SSPXと言われるのですか?

【答え】聖ピオ十世会のことを、英語では the (Priestly) Society Saint Pius Xと訳されているので、SSPXと言われています。

ラテン語でFraternitas Sacerdotalis Sancti Pii X (聖ピオ十世司祭兄弟会) と言うので、ヨーロッパでは普通、FSSPXと略称されます。



【質問】教会の高位聖職者たちは聖ピオ十世会をどう取り扱っていますか?

【答え】
近代主義の考えに染まってしまった高位聖職者たちは、カトリックの聖伝に対立し、聖ピオ十世会の使徒職を妨害しています。
しかし保守的な高位聖職者たちは、聖ピオ十世会の活動を天主の祝福であると発言しています。



【質問】何故、高位聖職者たちは聖ピオ十世会に反対するのですか?

【答え】
高位聖職者たちは聖ピオ十世会に反対するのは、高位聖職者たちが沈黙のうちに葬り去ろうとしていることを聖ピオ十世会が発言するからです。

何故かというと、第2バチカン公会議以後、カトリック教会に前代未聞の背教(=信仰を捨てること)が起きてしまったこと、聖伝のミサを初めとして聖伝の儀式による秘蹟の執行が捨て去られたこと、現代なされているエキュメニズム(=宗教統一運動)がカトリックの信仰に反していることなど。聖ピオ十世会が第2バチカン公会議の欠点を指摘していることも、改革を推し進めようとする人々にとでは嬉しいことではないからです。



【質問】聖ピオ十世とは誰ですか?

【答え】
聖ピオ十世(在位1903年-1914年)とは、ピオ十二世教皇によって1954年に列聖されたカトリック教会の教皇の1人で、特に教会内部を冒していた近代主義を排斥し、グレゴリオ聖歌や御聖体拝領などによってカトリック教会を大きく復興させた教皇です。

聖ピオ十世教皇は、近代主義に反対する回勅『パッシェンディ』(1907年)の中でこう書いていました。「教会のために力強く闘うカトリック信者たちに対して、近代主義者たちは悪意と厳しさをもって迫害するが、私たちはそのことを驚いてはならない。カトリック信者らにたいして彼ら近代主義者らがなす侮辱には制限がないからである。」

--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

アヴェ・マリア・インマクラータ!
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