Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

マリア様に関するカトリック信仰こそが、聖書に合致している:聖母が全ての特権を持って天国にいらっしゃるのはまさに私たちの為だった

2022年07月01日 | お説教・霊的講話

2022年5月21日(土)聖母の土曜日のミサ

聖ピオ十世会司祭 レネ神父様御説教(修道院)
同時通訳:聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

マリア様は、色々な面で「第一番」です。ある意味では、「唯一」であります。

マリア様は例えば、「忍耐」とか、あるいは「柔和」などについて最高です。もちろん、私たちの主イエズス・キリストの次に最高です。しかしマリア様「だけ」が持っているというものがあります。

第一は、「無原罪の御孕り」です。これはマリア様だけがお持ちの特権でした。
もう一つは、「童貞でありながら母親となって、子供を産んだ」ということです。
もう一つは、「共贖者」つまり、「イエズス・キリストと共に贖いの業を行なった」という特権です。

マリア様は、そのご自分が勝ち取った功徳を皆に配ります。ところが、そのもちろん御恵みを配る、あるいは仲介する、あるいは取り次ぐ、ということは、私たちにもできます。隣人の為にお祈りをする、あるいはお父さんお母さんが子供の為にお祈りをすることができるからです。しかし、その取り次ぎは非常に限られています。マリア様は限られていません。
聖母は取り次ぎをする為に、その「功徳を一緒に勝ち取った方」だからです。

マリア様は、「被昇天」という特別の特権もお持ちです。

『マニフィカト』の祈りには、「力ある御方が、私に偉大な業をなさった」とあります。マリア様は、すべて偉大なことが主から受けた、ということを認めつつも、そしてマリア様はその最高の徳を、唯一の特別なやり方でお持ちになっています。

近代主義者、あるいはプロテスタントの人々は、特にマリア様を普通の、私たちと同じようなものであると考えようとします。しかしそうではありません。マリア様は特別な方で、色んな意味で特別でユニークな方です。

マリア様が特別で、唯一な方である、ということは、聖書にも書かれています。無原罪の御孕り、あるいは童貞でありながら子供を産む母となったということは、聖書にもあります。

ですから私たちはマリア様に関して、このカトリック信仰を非常に誇りに思って下さい。恥ずかしがることは一切ありません。なぜかというと、この真の信仰こそが、聖書に合致している内容だからです。

マリア様が天に上げられて、特別の特権をお持ちで、そのまま天に上げられたということは、マリア様ご自身だけのことではありませんでした。実は、私たちの為でありました。なぜかというと、私たちの為に、私たちの世話をして、私たちの為に心を砕く母が、天にいらっしゃる、ということであるからです。私たちの為に面倒を見る最高の母親がいらして、しかも私たちのことを決して見捨てたり、ほっぽらかしたりしない、ということです。

最高の母が私たちにいて、そして私たちの為にいつも見守って下さるということは、何という勇気づけられることであって、慰めでしょうか。マリア様が全ての特権を持って天国にいらっしゃるのは、まさに私たちの為でした。

私たちが何かに反抗したりとかという態度ではなくて、良いマリア様の子供として、マリア様に従順な良い子供として、マリア様に寄りすがることに致しましょう。母親というのは、子供がすべきでないことをするのを見ると非常に悲しみますが、もしも子供が良い、正しいことをすれば、もしその正しいことが例え不完全であって、まだ未熟であったとしても、良いことをするのを見るのは、非常に喜ばしいことです。

教会は、「マリア様に対して、謙遜で、そして従順な信心を持っているということは、救いのしるしである」と教えています。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。


7月3日(日)に大阪では、そして7月18日(月)の海の日には東京で「マーチ・フォー・ライフ(いのちのための行進)」が開催されます。

2022年07月01日 | プロライフ

7月3日(日)に大阪では、そして7月18日(月)の海の日には東京で「マーチ・フォー・ライフ(いのちのための行進)」が開催されます。

聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父様メッセージ

https://www.facebook.com/100004857303217/videos/416561723350584/

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

愛する兄弟の皆様、

7月3日(日)に大阪では、そして7月18日(月)の海の日には東京で「マーチ・フォー・ライフ(いのちのための行進)」が開催されます。この大切なイベントに皆さんをお招きしたいと思っております。

人間の命は天主様からの贈り物です。たとえ親であっても、母親の胎内にいる罪のない赤ちゃんの命をなきものにする権利はありません。なぜならば、親は天主から命を授かり、その世話をする義務を受けたからです。私たちは、命を守る義務があるのです。天主の十戒による掟はそうはっきりとしています。「汝、殺すなかれ」

ところで日本では、2020年には14万5340人の罪のない赤ちゃんの命が母親の胎内で奪われています。これは公式の統計で明らかになっていることです。(令和2年1-12月の累計人工妊娠中絶数は145,340件でした。)1日あたり398人の赤ちゃんが堕胎されたということです。

外科的な手術だけではなくて、避妊薬として知られている、人間の命を奪う堕胎の薬もあります。生命は受精の瞬間に始まります。着床の瞬間ではありません。避妊薬には、お母さんの母体の体を病気にさせて、受精卵が着床できないようにさせたり、あるいは着床しても卵子が餓死させてしまうような効果があります。このような薬を服用することは、罪のない生命と母体の健康を冒す犯罪的行為です。

統計によると、更に2020年には、1万1,058件の中絶が20歳未満の母親によって行われたそうです。

中絶は、天主の第五戒である「汝、殺すなかれ」に反するだけではありません。堕胎は生命の伝達を守るべき第六戒に対する究極の罪でもあります。何故ならば中絶は、命の伝達を最終的に拒否することだからです。ですから、今、貞潔ということの重要性を思い出す必要が非常に重要です。貞潔こそが生命の伝達のために適切な場所である「結婚」を守ってくれるからです。

私たちは、これらの罪のない生命の名前において、胎児たちの代わりに、赤ちゃんに代わって、命のための行進マーチ・フォー・ライフを行いたいと思っています。赤ちゃんたちは助けを求めることはできません。私たちのマーチは声をあげることのできない子供たちのSOSです。行進をしながら、命の危険にさらされている赤ちゃんのために、天主様に祈りましょう。ファティマのマリア様に、赤ん坊たちのために、そしてあわれな罪人である私たちのために祈ってくださるようお願い致しましょう。

私たちはまた、若者たちのためにも祈りたいと思っています。私たちの若い世代は、純潔、貞操についての重要性を自覚する必要があります。ですからこそ、マリア様に祈る必要性があるのです。何故かというと、マリア様は「忠実なる童貞」Virgo fidelis,「いと潔き童貞」Virgo purissima,また聖霊の力によって「子供を産むべき童貞女」Virgo parituraだからです。

天主の御母にして、私たちの母である聖母マリア様に、私たちを憐れんで、私たちの為に祈ってくださるようにお願い致しましょう。

私たちがマーチでするお祈り、行ないは、私たちが癒されるべき状況と比較すると、とても小さなものですけれども、私たちはマリア様のお祈りがとても力強いということを知っています。ですから安心して、マリア様と一緒にマーチを致しましょう。

マーチ・フォー・ライフ(いのちのための行進)に参加しませんか?
大阪では、7月3日(日)午後3時、大阪市役所でお会いしましょう。
東京では、7月18日(月)海の日、築地カトリック教会に集合、午後4時に出発です。
皆様のご参加をお待ちしております。ありがとうございます。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。


【参考情報】教皇フランシスコ、新しい書簡でラテン語ミサの制限を倍増

2022年07月01日 | カトリック・ニュースなど

【参考情報】教皇フランシスコ、新しい書簡でラテン語ミサの制限を倍増

Pope Francis doubles down on restrictions of the Latin Mass in new letter

デヴィッド・マクルーン

2022年6月29日 米東部標準時夏時間午前8時37分

バチカン市国(LifeSiteNews)―教皇フランシスコは典礼に関する新しい使徒的書簡を発表し、聖伝のラテン語ミサに対する制限を再確認する一方で、改革後の典礼を「ローマ典礼の祈りの法(lex orandi)の唯一の表現」として推進しました。

教皇フランシスコによると、水曜日に発表された「デジデリオ・デジデラーヴィ」(Desiderio desideravi)は、第二バチカン公会議によって始められた改革より前の秘跡の祭儀挙行に狙いを定めた2021年7月の自発教令「トラディティオーニス・クストーデス」(Traditionis Custodes)に続くものです。この書簡には、「全教会がキリスト教の祭儀挙行の真理と力を再発見し、保護し、生きるように」と招待する、教皇の「典礼に関する省察」が含まれています。

聖座のメディア部門である「バチカンニュース」は、新しい教皇書簡は「新しい教えあるいは特定の規範を持つ指示ではなく、典礼の祭儀挙行の美しさと福音宣教におけるその役割を理解するための黙想」と説明しています

新たに発表された15ページの使徒的書簡の中で、教皇は、教会の伝統的典礼の祭儀挙行を制限する先の自発教令の文脈をさらに示し、明らかな「(伝統的)祭儀挙行をめぐる…緊張」は、単に「特定の典礼形式に関する異なる嗜好の間の単純な違い」ではなく、むしろ「解決困難なもの」という自身の立場を説明しています。

「キリスト教の祭儀挙行の美しさと教会の生活にとって必要な結果が、その価値についての表面的で短縮化された理解によって、あるいはさらに悪いことには、いつでも、何らかのイデオロギー的な考え方に利用されることによって、損なわれないようにしたいと思います」とフランシスコは書き、秘跡の祭儀挙行についての意見の分裂を強調しました。

「極論を捨てて、聖霊が教会に語っておられることに共に耳を傾けましょう」と彼は述べています。

教皇はその書簡を使って、聖伝の秘跡に対する懲罰的な制限の基盤となる議論として、聖伝の信奉者がミサの「古い使用法」(usus antiquior)への愛着の一環として第二バチカン公会議を拒否するという考えを、もう一度強調しました。

「(第二バチカン)公会議の有効性を認めて、同時に典礼憲章(Sacrosanctum Concilium)から生まれた典礼改革を受け入れないと言うことが――カトリック信者が厚かましくもそんな認めることができるというのには驚きますが、――どうしたら可能なのか、私には分かりません」と教皇フランシスコは書いています。

この憲章は、典礼の基本的で「完全で、意識的で、積極的で、実りある挙行」を推進するものだと、教皇は言っています。

「典礼改革を受け入れないことは、それを表面的に理解することと同様に、私が何度も繰り返している次の問いに対する回答を見いだす義務から私たちを遠ざけることになります。つまり "どうすれば、私たちは、典礼の行為を充分に生きる能力を育てていくことができるのか?どうすれば、私たちは、目の前の祭儀挙行で起こることに驚き続けることができるのか?"という問いです。」

それによれば、教皇は、「『聖パウロ六世と聖ヨハネ・パウロ二世が、第二バチカン公会議の教令に準拠して公布した典礼書は、ローマ典礼の祈りの法(lex orandi)の唯一の表現である』ことを確認することが教皇の義務」であると述べ、文書「トラディティオーニス・クストーデス」の教令を繰り返しています。

この文書の後半で教皇は、「すべての司教、司祭、助祭、神学校の養成者、神学部や神学院の講師、そしてすべてのカテキスタ」に対して、「(第二バチカン)公会議の教父たちが、ペトロとともに、ペトロのもとで(cum Petro et sub Petro)、聖霊の導きの下に司祭としての良心に従って、改革が生まれた原則を承認し、改革の必要性を感じた、あの儀式の形に戻」らないようにという教皇の命令を聞き入れるように呼びかけています。

フランシスコは、「公会議の改革の忠実さ」を保証するものとして、パウロ六世とヨハネ・パウロ二世の両教皇の働きを強調しました。

「このため私は、教会が、非常に多くの言語という多様性の中で、その一致を表現することができる一つの同じ祈りを掲げることができるように、『トラディティオーニス・クストーデス』を書きました」。

「すでに書いたように、私には、この一致がローマ典礼の全教会に再確立されるようにとの意向があります」とフランシスコは述べています。

最後に教皇は、信者にこう促しました。「私たちの極論を捨てて、聖霊が教会に語っておられることに共に耳を傾け、私たちの交わりを守りましょう。典礼の美しさに驚き続けましょう」。

「過ぎ越しの神秘が私たちに与えられました。主が私たちと一緒に主の過ぎ越しを食さなければならないと思い続けておられる願いで、私たち自身が包まれるようにしましょう。このすべてを、教会の母であるマリアのまなざしのもとに」とフランシスコは述べています。

この文書にツイッターで反応したカトリック作家でカテキスタのニック・ドネリー助祭は、教皇の省察は「全時代のミサを愛する人々にとって冷や水を浴びせる言葉」と書いています。

***ツイッターはじめ***

教皇ベルゴリオの「デジデリオ・デジデラーヴィ」には、全時代のミサを愛する人々にとって冷や水を浴びせる言葉が含まれています。

彼はその意図を明確にしています―ベルゴリオは、一致の口実のもと、ローマ典礼全体にノブス・オルドを強制することによって、聖伝のラテン語ミサを終わらせるつもりです 
pic.twitter.com/HOJ6ENjRUz

— Nick Donnelly (@ProtecttheFaith) June 29, 2022

***ツイッターおわり***

「ベルゴリオは、一致の口実のもと、ローマ典礼全体にノブス・オルドを強制することによって、聖伝のラテン語ミサを終わらせるつもりです」とこの聖職者は警告し、その後、教皇の「極論を捨てて、聖霊が教会に語っておられることに共に耳を傾けましょう」という勧告は、「私たちが聖伝を捨てて、彼(フランシスコ)の意志に服さなければならない」の遠回しの言い方であると論じています。

聖伝のカトリックのブログ「ロラーテ・チェリ」(Rorate Caeli)は、新しい使徒的書簡は、教皇が「典礼に関する『断絶の解釈法』の見解に挑戦したことを示していると、ツイッターのフォロワーに語っています。

「ラッツィンガーの典礼に関するライフワークとこれは、昼と夜のようにかけ離れている」とこのグループは述べています。

***ツイッターはじめ***

フランシスコ、典礼に関する使徒的書簡「デジデリオ・デジデラーヴィ」で典礼に関する「断絶の解釈法」の見解にまったく挑戦している――ラッツィンガーの典礼に関するライフワークとこれは、昼と夜のようにかけ離れている:https://t.co/UcMnceZqbh https://t.co/5xtSpkGbcE

— Rorate Caeli (@RorateCaeli) June 29, 2022

***ツイッターおわり***

バチカン記者ブリー・デイルは、「複数の情報源によると、その教皇フランシスコは、『継続性の解釈法』をめぐる『進行中の議論をもはや信じていない』が、『前任者のベネディクト十六世と決別し、彼の個人的な立場を明確にした』」と書いています。

***ツイッターはじめ***

複数の情報源によると、教皇フランシスコは、「継続性の解釈法」をめぐる「進行中の議論をもはや信じていない」が、「前任者のベネディクト十六世と決別し、彼の個人的立場を明確にした」ことは明らかなように思えます。しかし、これは「拘束力のある立場や宣言ではありません」。

— Bree A Dail (@breeadail) June 29, 2022

***ツイッターおわり***


「しかし、これは『拘束力のある立場や宣言ではありません』」と彼女は記しました。

カトリック典礼学者のマシュー・ヘイゼルは、ローマ典礼の聖伝の祭儀挙行への愛着の源を教皇が誤解していると嘆き、フランシスコは「私や他の多くの人々が聖伝のローマ典礼を愛している理由を知らない」と述べ、教皇は「関心を持つという気遣いさえ持っていない」と論じました。

「あなたにとって、私たちは皆、心理的に傷ついた『硬直した復古主義者』に過ぎない」とヘイゼルは書いています。


***ツイッターはじめ***

単に言えば、@Pontifex、コンシリウム(Consilium)はコンチリウム(Concilium)ではなかったからです。うっ。
あなたは、私や他の多くの人が聖伝のローマ典礼を愛している理由を知らないんです。もっと悪いのは、関心を持つという気遣いさえ持っていないことです。あなたにとって、私たちは皆、心理的に傷ついた「硬直した復古主義者」に過ぎない...💢 pic.twitter.com/adcTtaCgI1

— Matthew Hazell (@M_P_Hazell) June 29, 2022

***ツイッターおわり***

一方、ナンシー・ペロシ米下院議長は、地元の教区長サルバトーレ・コルディレオーネ大司教から、カトリック政治家として熱心に中絶を支持する立場を公に撤回するまで聖体を授けることを明確に禁止されたにもかかわらず、水曜日に行われた教皇フランシスコの主宰するミサで聖体を受ける姿が目撃されたと報道されています。

ニック・ドネリー助祭はツイッターで、教皇は「中絶論者のナンシー・ペロシに聖体拝領を許すことによって、ご聖体に対する冒涜を助長しました」と述べ、「この卑劣な冒涜は、教皇の聖ペトロ大聖堂でのパチャママの崇拝よりもひどいものです」と論じました。

***ツイッターはじめ***

教皇フランシスコは、中絶論者ナンシー・ペロシにご聖体を授けることで、ご聖体に対する冒涜を助長しました

聖ペトロと聖パウロの祝日に、聖ペトロの墓の上で。

この卑劣な冒涜は、教皇の聖ペトロ大聖堂でのパチャママの崇拝よりもひどいものです。

— Nick Donnelly (@ProtecttheFaith) June 29, 2022

***ツイッターおわり***

ペロシは先月、聖体拝領を禁じられた数日後に、首都ワシントンの小教区で聖体拝領し、この高位聖職者を無視しました

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--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

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