Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

【お便り紹介:情報交換の場】北海道からのお便り

2023年04月27日 | お便り紹介

【お便り紹介】

アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、
次のようなお便りをいただきました。

【お便り】
小野田神父様
戦国時代は名の知れた人に、カトリック信者がかなりいました。
高山右近、蒲生氏郷、黒田官兵衛、小西行長、 曲直瀬道三、細川ガラシャなど。この人たちの間には情報交換できる機会があったに違いありません。しかし、今の私たちにはそのような情報交換の場がありません。

クレカリは小野田神父様からの情報提供ツールとして機能していますが、なぜ私が聖伝ミサに与かるのか、というメッセージを信者さんが発信する場として活用することはできないでしょうか。…ご検討いただければ幸いです。
【引用終わり】

このメッセージをいただいた直後に、次のようなメッセージをいただきました。本来なら私だけに閉まっておくつもりでした。しかし上のメッセージをいただいた時でしたので、偶然とは思えず、お便りを下さった方の了解を得て、そのままを引用して、愛する兄弟姉妹の皆様にご紹介させていただきます。
また愛する兄弟姉妹の多くの皆様からも、なぜ私が聖伝のミサに与るのか、というメッセージを聞かせていただければ幸いに思います。

【お便り】
誠の神の代理者であり、世の光であられる小野田神父様へ

私の様な者が、小野田神父様にメールを送らせて頂くことをお許しください。

4月22(土)23(日)の聖伝の御ミサでは、夫が二日間大変お世話になりまして、ありがとうございました🙏
夫は、喜びに満ちて帰宅致しました笑

イエス様は
「狭い門から入りなさい。」(マタイ7-13)と仰せになりました。
私達は、その狭い門を見つけることが出来た喜びで、幸せに満たされております。
三位一体の神様に感謝致します💖
マリア様のお取り継ぎにも感謝致します💖

夫は興奮が冷めやらないまま、早朝からロザリオの祈りや聖ピオ十聖会のYouTubeを夫婦で拝聴しておりました。
私達は2021年の11月に田舎に移住してから、小野田神父様のYouTubeに出会い、ずっと拝見しておりました。
東京や大阪の信者さんは聖伝の御ミサに与ることが出来ていいなぁと思っておりました。まさか小野田神父様が北海道にまでいらして下さるとは思ってもみませんでしたので、札幌の信者さんからお声がけして頂いた時は、嬉しくて、また不思議で仕方ありませんでした。
感謝しかありません。
本当にありがとうございます🙏

小野田神父様のYouTubeチャンネルには、大好きな動画が幾つもありますが、その中でも個人的にイチオシの動画をご報告させて頂きます😊

自分の決められた道を走りとおし、主イエスからいただいた、
神の恵みの福音を力強く証しするという任務を果たすことが出来さえすれば、この命すら決して惜しいとは思いません。
(使徒行伝20-24)
小野田神父様のお働きは、まさに命懸けなのが伝わって参ります。

愛する者よ、あなたの魂が恵まれているように、あなたが全ての面で恵まれ、健康であるようにと祈っています。
(ヨハネの手紙三-2)
小野田神父様のご健康が守られますように、夫婦で心を合わせて祈っております。

返信は不要です😆
最後まで読んで下さりありがとうございました🙏

またお目にかかれる日を楽しみしております😍

〜感謝を込めて〜

これです!
この動画が中でも一番好きです❣️

(…)また別の動画になりますが、
「使徒継承の教えを守る為に、私達の守るべき主の御旨がある。私達に求められているのは、自分達がカトリックの信仰を守って実践して生きること、それで十分、その他のことは天主の御手の内にある」ということを教えて頂きました。
当たり前に聞こえて、実はとても深く、難しいことだと感じました。
そうなれるように、一歩一歩、歩んで行こうと思います。

ありがとうございました。

小野田神父様と聖ピオ十聖会の兄弟姉妹の皆様の為に、お祈りしております🙏
【引用終わり】

【お返事】
お便りをありがとうございます。北海道でミサ聖祭を捧げるというとてつもない大きな喜びを得て、感謝しております。札幌に集ったとても素晴らしい霊魂たちに巡り合うことができたことを心から幸福に思います。冬の寒さの厳しい大地で信仰生活されている方々を拝見して、アメリカの寛大な聖伝の信者の方々に似ているように思いました。

YouTubeでのお話をよく視聴されていると伺い、深く感謝いたします。そのような励ましのお言葉をうかがい、YouTubeでの動画の制作にかかわっている全ての方々が、お喜びになると思います。また、このブログもそうですが、YouTubeを使って直接にお目にかかることのできない方々に、カトリックの聖伝の信仰をお伝えすることができることに感謝いたします。主の光栄のため、霊魂の救いのために、利用することができなによりです。

ますます多くのカトリックの司祭たちが、伝えられたままのカトリック信仰をそのまま説教しますように、お祈りいたしましょう。司祭たちが、環境保全や絶滅危惧種の保全ではなく、霊魂の救いについて説教しますように!十字架につけられたイエズス・キリストについて説教しますように!お祈りいたしましょう。

ロザリオのお祈りのうちに、毎日お会いいたしましょう。
天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)


聖ヒラリオ 証聖者 司教 教会博士

2023年04月27日 | お説教・霊的講話

2023年1月14日修道院ミサ 説教

聖父と聖子と聖霊の御名によりて、アーメン。

愛する兄妹姉妹の皆様、今日は聖ヒラリオ証聖者司教教会博士の祝日です。

聖ヒラリオというのはどういう方だったのでしょうか。私たちに一体何を教えているのでしょうか。

太陽はフランスのアキテーヌ地方の貴族に生まれました。幼い頃から信仰に熱心で、そしてしばらく結婚生活をしていたのですが、そのうちに一人で修道生活を始めました。あまりにも教えについて深い知識と教養とを思っていたので、すぐにポワチエの司教から司教になってほしいと言われ、それを受けることになりました。

特にこの時代には、アリウス派の異端が非常にヨーロッパで盛んだった時です。

聖ヘロニモという教会博士によると、ヨーロッパがあるとき目が覚めた時には世界中がアリウス派の手に落ちていたと言われるほど、アリウス派の異端が広まってしまっていました。

アリウス派の異端というのは何かというと、「イエズス・キリストは立派な人だけれども、単なる人だ。天主の子だと言われるけれども、これは譬えに過ぎない。イエズス様は最高の人間であるにすぎない。」という異端です。現代でもよく聞くような話です。

しかし、カトリックの教えはそうではありません。カトリック教会は、イエズス・キリストは、まことの天主の御ひとり子であって、人となったまことの天主である。まことの天主、まことの人である。天主が人間となった時に、天主であることを止めたわけではない。また半分だけ天主、半分だけ人間ではなくて、完全なる天主であって、同時に完全なる人間である。最も聖なる方であって、そして私たちとはたった一つだけ、たったひとつだけ、罪がないということだけしか違いがない。人間としては罪がないということでしか違いがない、と教えています。

聖ヒラリオはこの教えを守りました。そして、アリウス派に対して、公然と立ち向かいました。三位一体に関する本を12冊書きました。

ところが、その時にローマ皇帝は――その時のローマ皇帝はコンスタンツという人で、アリウス派の手に落ちた人でした――そのために、もしもアリウス派に与(くみ)しなければ全ての財産を没収されて、そして追放の身になりました。そして乱暴な残酷な取り扱いも受けました。聖ヒラリオはそれを喜んで受けて、決してまことのカトリックの信仰を捨てない!と毅然として立ち向かいました。そのため多くの迫害を受けて、国外追放にも遭いました。

国外追放に遭った時、ある教会会議にどうしても出席するように強制させられ、そしてその時にアリウス派の司教たちの現前で、正統信仰を守りました。そしてアリウス派たちを論破しました。あまりにも博学で、あまりにも雄弁で、あまりにも聖徳が高い司教だったので、アリウス派の司教達でさえも、この男はあまりにも立派だから司教にさせないのはもったいない、追放させておくのはもったいないと言って、結局ガリアのもとのポワチエの司教として戻ることになりました。

そして戻るや否や、やはりアリウス派に対する異端の撲滅のために、昂然として立ち向かい、そしてついに368年、平和のうちに霊魂を天主に返したのでした。

聖ヒラリオは、私たちにいったい何を教えているのでしょうか。ちょうど今現代、新しいアリウス派が、イエズス様がまことの天主であるということを否定するような教えが、異端が、全世界に広まっている現代、私たちも聖ヒラリオの御取次ぎを請い願いましょう。

願わくは聖ヒラリオのその精神、その模範とその御取次で、私たちも私たちの出来る限り、イエズス様がまことの天主、人となったまことの天主であるということを証言することができますように。

そのために私たちは馬鹿にされるかもしれません。のけ者にされるかもしれません。そのために私たちは友達を失ってしまうかもしれません。しかし、イエズス様との友情を失うより、イエズス様を失うことと比べると、一体それが何でしょう。聖ヒラリオがやっていたように、私たちも、私たちの祈りと生活の模範と、そして出来る限り私たちの知っている知識で、イエズス様の聖性を証明する御恵みを請い願いましょう。

周りの方々がカトリックの信仰を持ちますように、また最後に聖ヒラリオのような聖なる博学な、そして剛毅のある司教様が私たちに与えられますように、司祭たちが与えられますように、お祈りいたしましょう。マリア様の御取次をお願いしましょう。


イエズスという御名:その名によって奇跡が起こる、その名前だけによって救いがなされる、最も高貴な名前

2023年04月27日 | お説教・霊的講話

2023年1月2日 大阪でのミサ 説教

聖父と聖子と聖霊の御名によりて、アーメン。

愛する兄弟の皆さん、今日は2023年1月2日、イエズス・キリストの御名の祝日を祝っています。
イエズスの御名、これによって聖ペトロは、初代教皇は、奇跡を起こしました。

【イエズス・キリストという御名による奇跡】
ある時、乞食が神殿の前で座って物乞いをしているのを見ると、ペトロは言いました。
「私には金と銀もない。しかし、もっと良いものをあげよう。イエズスの御名により、立って歩け。」
その瞬間、この物乞いは、乞食は、治癒されました。歩くことができるようになりました。

イエズスの御名によって、多くの奇跡が起こりました。多くの聖人たちは、イエズスの御名によって、奇跡を起こしました。イエズスの御名によって、祈りをして奇跡を起こしました。

【イエズス・キリストという御名のみによる永遠の救い】
ところで、この奇跡という善業に対して、聖ペトロは告発されました。
「なぜ、そんなことをしたのか。」
すると、聖ペトロは言います。
「私は、あなた達が十字架につけて、そして復活された方の御名によって治癒させた奇跡をおこなったことによって告発されている。しかし、天上天下、私たちには救われるための一つの名前しか与えられていない。それがイエズス・キリストだ。私たちに教会が与えてくれた御名イエズス・キリスト以外には、私たちの救われる名前はまさにひとつもない。これのみによって救われる。永遠の命を受けることができる。」

奇跡を起こすのみならず、永遠の命を得るにはこの名前しかない、ということを教えています。
すべての人間が知らなければならない名前です。最も聖なる名前、イエズス・キリスト。人となった天主の御名です。救い主という名前です。永遠の昔から決まっていた名前です。

【イエズス・キリストという最も高貴な御名】
第三の点は、このイエズスという名前は、その名前によって奇跡が起こる、そして救いがなされる名前のみならず、この地上で最も高貴な御方の名前です。聖パウロは言っています。この名前の前では、天の上にあるものも、この地上にあるものも、また地の下にあるものも、全て膝をかがめると。この前に跪いて礼拝しなければならない、従わなければならない、逆らうことが誰もできない、という名前です。

イエズスという名前を聞くだけで、天のすべての天使たち、聖人たち、聖女たち、聖母マリア様は、すべてはひれ伏して、礼拝して、賛美します。なぜならこの名前によって救われたから、永遠の命を受けたからです。この地上にいるすべての人々も、そうしなければなりません。煉獄にいる霊魂、また地獄の霊魂達も、この名前を聞くだけで、畏れ多いと従わなければなりません。地獄にいる霊魂にとっては、それは恐怖の名前で、そして打ちのめされる名前に違いありません。しかし私たちにとっては、愛の対象であって、礼拝の対象です。

【遷善の決心】
愛する兄弟の皆さん、ですから、この新年のイエズスの聖なる御名のミサに与って、今年は、どれほど私達は恵まれているでしょうか。この御名は、私たちが、地上で賛美して、感謝して、愛し申し上げ、そして天国ではついに永遠にこの御名をお持ちの方イエズス・キリストと直接まみえてお愛しして、永遠に幸せであるように、私たちの名前が天国に連なることができますように、マリア様の御取り次ぎを請い願いましょう。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。


--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様をお待ちしております
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