今日は主婦には嬉しい12時間のフリータイム。夕食の準備なし!そうだ、映画を見ようということで、いつものKBCシネマへ。2本も「はしご」してしまいました。
★大統領暗殺(2006/イギリス/93分)
「大統領暗殺、2007年10月19日アメリ中部時間20時13分――。」現役の大統領にそんな仮定が許されていいの・・・?というようなショッキングなタイトルです。
賛否両論ある中でやっぱり見てきました。制作のどこまでが真実でどこまでが虚構か分からないほどのドキュメンタリー「風」映画です。詳しいストーリーは上記のタイトルをクリックしてもらえば見ることが出来ます。
大統領の巧みな演説がどう作られるのか、厳重な身辺警護、FBIの捜査はどんな風に行われるのか、狙撃犯をどんな風に絞り込んでいくのか、アラブ人への差別を払拭できない捜査、9.11の重い過去が沈殿している現実、イラク帰還兵・・・と見るところはたくさんあります。評論家の評価は60点どまりです。でもブッシュ政権が何をなしてきたかを考えるにはいい映画でした。
★私の小さなピアニスト(2006/韓国/108分)
小さな町で小さな音楽教室を開くピアノ教師ジス。ある日偶然にも憎ったらしいほどの腕白少年キョンミンに出会い彼の絶対音感に気づきます。あわよくば、孤児同然の彼を教育しコンクールに優勝させ、そこで落ちこぼれピアノ教師の名を返上・・・というストーリーを描くのだが・・・。エゴが本当の愛情に変わっていく過程はかなり感動的です。最後にはあちこちで涙を流している気配が・・・。あとは公式ホームページを見てください。流れる音楽も素敵ですよ。
映画の中には美しいトロイメライが流れ、クライマックスシーンでは、韓国新進気鋭のピアニスト、ジュリアス=ジョンウォン・キムがラフマニノフ『ピアノ協奏曲第2番』を、重厚なホールで演奏するのが見事です。子役の10歳の少年シン・ウジェは、実際に7歳でピアノを始めて9ヶ月目にコンクール一位に輝いた天才少年だそうです。
外にでればもう7時で真っ暗。どこで食事をしようかと思いめぐらすうちに頭を掠めたのが、やっと封印をといた黒糖梅酒。そうだ、デパ地下のお弁当を買って帰ろう!ということで、おばんざいのお弁当と黒糖梅酒の遅いひとり夕ご飯でした。2本の映画もお弁当も★★★★でした~。
黒糖梅酒は、青梅1キロと黒砂糖500グラムとホワイトリカー1.8リットルでつくった梅酒です。黒砂糖の色と味とコク。リカー特有の味も気になりません。少し水で割って氷を浮かべると美しいのですが、秋の夜はストレートで。肴は筑後名産のはやの甘露煮です。