今日は取っておきの『甕雫』を開けました。この焼酎は京屋酒造のもので、自家栽培有機肥料の寿芋、アイガモ農法の米で作った麹で甕仕込みされたものです。一緒に付いていたアムの木をくりぬいて作ったという柄杓が心をくすぐります。2種類の作り方をしてみました。
一つ目は、まほろばの国大和の酒徒善人さんから教えていただいた「金魚」。焼酎のお湯割りに青シソとタカの爪を浮かべるものです。なるほど水草の間を泳ぐ金魚さながらです。視覚点合格!しその風味とこしょうのピリッとした刺激がさわやかな味も合格!
二つ目は、添付の説明書にあったようにオンザロック。そのまろやかさと深さは初めて味わうものでした。焼酎の欠点の部分を取り除いたような味わいがあります。『甕雫』はやはりオンザロックがいいようです。この甕は私が独占していいのです。ワインとビールしか飲まない夫だから、「独占禁止法」の心配もなし!
それに今日はむかごをいただいたので、むかご御飯にしました。和食の店でいただいて以来この季節には必ず作る御飯です。
もう一つは、幻の芋煮。テレビで見た東北の河原での芋煮会がずっと心に残っていました。そのレシピが『いも煮風』として日経に載っていたので早速作りました。
- さといも600gは、皮をむき食べやすい大きさに。牛肉200gは一口大に。こんにゃくも一口大に切り熱湯でさっとゆでます。
- シメジ1パックは根元を切ってほぐし、ネギ1本は3センチ長さに。
- 鍋に砂糖大さじ2、しょうゆ大さじ4と牛肉をいれ火にかける。肉の色が変わったら取り出す。だし2カップ半、酒大さじ4、塩ひとつまみとさといも、こんにゃくを入れて煮る。
- さといもが柔らかくなったら、シメジとネギを入れ、牛肉を戻しいれて、さっと煮る。好みで七味唐辛子をふる。
ポイントは、牛肉を濃い味でさっと煮てから取り出し、最後に戻しいれるところです。九州では豚汁として味噌仕立てで作ることはありますが、牛肉としょうゆ仕立てというのが新鮮で、私には満足の味です。夏の冷汁に比べれば作り方もずっと簡単です。
今日の夕食メニューは彩りは冴えませんが、私の好きなものばかり。土曜日にNHKでコメ特集が放映され、友人が集まった折にそれが話題になり「御飯を食べなくては!」ということになりました。さっそく忠実に和食を再現しました(*'‐'*) ウフフフ♪