沖縄でぜひ買いたかったもの、それは雪塩です。国際通りに、 沖縄の塩の専門店 「 塩屋(まーすーやー) 」があり、沖縄のサンゴ礁のきれいな海から採れるたくさんの塩が並べてあります。雪塩は宮古島の塩です。
雪塩は海水の成分をそのまま残しているので、当然「にがり」も含まれています。
この塩を使った「雪塩ちんすこう」は、パサつき感がなく、白い上品なお菓子です。
サトウキビを見たことのある人は少ないかもしれません。ずーっと昔は、福岡でもザワワザワワ・・・とまではいきませんが、ごくまれに広くないサトウキビ畑を見ることがありました。だから、私はサトウキビを知っているのです。
今帰仁城に行ったときに、素朴な設えの出店で 「 サトウキビジュース 」を売っていました。大きい鍋の中で液体がぐらぐら煮立っていましたが、それがなんであるかは不明です。黒砂糖のジュースかも。
ジュースは甘ったるいまさにサトウキビの味。でも懐かしさがあります。おじさんが鎌で細い枝でも切るように、サトウキビをバサッと切って「いいよ」と言って渡してくれました。ラッキー! でも、帰ってから食べるのが大変でした。
写真は、そのサトウキビと海ブドウです。山で拾った木片と異星の植物みたいですが・・・。
サトウキビは、竹みたいに硬くて剥くのに一苦労でした。海ブドウは食べるとプチプチと食感がよく磯の香りの漂う健康食品です。冷蔵庫に入れるとしぼんでしまうので、絶対に常温保存ということでした。
沖縄の植物の葉は緑色が深くて、葉の一枚一枚に存在感があります。ハイビスカスの花の大きさにもびっくり。子供の顔くらい、いや小顔の美人・・・くらいもあります。
知っ得情報です。ゆいレール「おもろまち駅」に降りると、「DFSギャラリア・沖縄」に直結した出口があります。要するに免税店です。
ここでは、沖縄県外に出る航空機利用者なら、チケットを提示すればブランド品を30~40%オフで購入し、品物は空港の指定の場所で受け取るという手順になっています。但し、出発前の2時間前までで、まさに締切の時間ぎりぎりに買うことができました。
心に残ったのに、定期観光バスのガイドさんの話と歌があります。
「私の親は戦後の生まれの戦争を知らない世代。自分たちも学校で戦争に関する学習をするけれども、ずっと聞いているといつの間にかそれが普通のことになってしまい、どんどん戦争に対する危機感が薄れている。祖父はこの戦争の記憶が薄れていくのにとても危機感を抱いていて、残さないといけないと言っている。だから若い世代はその心を受け継いでいきたいと思う」と前置きして、三線(さんしん)を取り出し、それに合わせて 「 芭蕉布 」を歌ってくれました。
歌詞の『・・・緑葉の下 我(わ)した島 沖縄(うちなー)、・・・浅地紺地の 我(わ)した島 沖縄』にあるように、決して押しつけがましくなく、沖縄を好きで、沖縄を愛して、美しい沖縄を残していきたいという深い思いを感じとりました。