「野菜昆布」。子供の頃母がよく使っていましたが、私は嫌いな食材でした。家を離れて以来ずっと忘れていたし使ったこともなかったのですが、東北を訪れた息子が被災地支援の意味もあってか特産物を送ってくれましたのが3年ほど前。その中に忘れかけていた野菜昆布が入っていたのです。
生ワカメや生昆布は、通常の肉厚の三陸産とは思えないほどにまだ小さく、それでも新しく生きようとしている姿を感じて胸が詰まりました。まだまだ復興はほど遠かったのを覚えています。
そんな被災地に思いを馳せ、息子の気持ちに感謝して、昆布の佃煮の煮方を研究。それ以来店頭で目にすると、すぐに購入するようになりました。地味な食材ゆえひっそりと棚に並んでいます。
★ 昆布の佃煮の作り方
昆布…60g、干しシイタケ…3~4枚、
しょう油…70ml、 酢…140~150ml、だし汁…100ml、砂糖…70~80g
①昆布は適当に切り5分水につけ、干ししいたけは水で戻して適当に切る
②大き目の鍋に調味料を煮立てて、昆布、シイタケを入れて強火で煮たてた後、中火で30分ほど煮て、最後にいりごまをふりかける
火を止めて冷ますうちに、煮汁を全部吸って軟らかく仕上がります。常備菜としてとても重宝します。味が濃いめなので、写真のように小鉢に少なめにしています。
煮物は、生協の冷凍・エビのとろろ寄せと、鶏肉、野菜を茅乃舎のダシでじっくり煮込みました。
ダイエーからイオンに代わり、トップバリュー印のものが多くなりましたが、イベリコ豚の流通経路が簡略化されたのでしょうか、比較的安価に手に入るようになりました。イベリコ豚の温しゃぶが軟らかくておいしかったです。
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3日間雪に閉じ込められた花たち。萎れるもの、枯れるもの…、と悲喜こもごもですがアネモネは雪に強かった!
雪中でも太い花茎で凛と直立していた蕾が今日開きました!アネモネは球根から育てましたが、なかなか発芽率がよく24個中20個が発芽。開花期間が長いので花も長生きできるし、人も長く楽しめる花です。
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本格的昆布漁よりも早い時期の6月ごろ採れた昆布を『棹前昆布』と言うのだそうです。
海の野菜の代表格として九州や沖縄での消費が主流で野菜昆布として流通しているとか。
野菜のように食べられるほど柔らかく、早く煮えるという事みたいですよ。
私も今度調べてみて初めて知りました。価格も200円~300円と安いです。