妹が太田さん指揮のコンサートを聴きたいと言うことで、3席残っていた中の2席をぎりぎりゲットできました。いつもは敬遠する4列目でしたが、今日は指揮者に近くてより親近感がわきました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/6e/da01d3bb5dc9873f25906e34f242c797.jpg?1721559357)
各曲目演奏の前の指揮者直々の解説が分かりやすく、人柄がにじみ出た語り口は観客を虜にします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/6e/da01d3bb5dc9873f25906e34f242c797.jpg?1721559357)
各曲目演奏の前の指揮者直々の解説が分かりやすく、人柄がにじみ出た語り口は観客を虜にします。
指揮者・太田弦の名にし負う「弦5部」編成のコンサートでした。
ドビュッシー、バーバー、オネゲルという「マイナーなプログラムだったので席が半分埋まるか心配していましたが、こんなに来てくださってありがとうございます」という太田節に、満席からの大きな拍手で和やかなスタートになりました。
驚いたのは、2部のバーバー「弦楽のためのアダージョ」。
弦の音色が静かに祈るように響きだした時、あれっ、これは映画「プラトーン」の音楽だ!ええっ!
30年前の映画「プラトーン」の映像と音楽に魂を奪われ、涙を流し胸を詰まらせながら観た感動は今でも薄れていません。
家族に「私の葬式にはこれを流して」と頼んでいた曲でした。
憂いと哀しみと清らかさと苦しみを含んだ魂の音楽。当時は映画のために作曲された音楽と思っていましたが、映画より50年も前にバーバーが作曲したものだったのです。
その感動を呼び起こしながら、名曲を生で聴けたことが今日一番の大きな出来事、猛暑も何のそのでした。
首席指揮者といっても、次の指揮は、11月の定期演奏会まで待たないといけないようです。