自分の料理の中でもっとも好きで、自信のあるメニューがオニオングラタンスープです。30年前から変わらない作り方は、玉葱をバターで40分間焦がさないように炒めること。
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フライパン一杯の玉葱(400g)を40分間炒めるとこれくらい小さくなります。
これにスープストックを入れて煮詰め、器に入れてチーズ、フランスパンを乗せてオーブンで焼きます。技術がいるわけでわないけど、やっぱり大変な方に入ります。
パリに行く度にオニオングラタンスープを食べましたが、私の使うレシピより美味しいものには出会いませんでした。玉葱を炒める時間が少し短いような・・・。それが本場の味かも知れませんが、私のレシピは大切にしたいと思います。繊細な日本人の味覚に合わせた日本人向きのレシピかもと思っています。
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バターと玉葱の旨味だけでこの味が出るのです。その旨味を引き出すのが長く炒めること。
娘にこれを「お袋の味」にしてといわれたことがありますが、人数が多いととても作れません。
寒風の買い物中に浮かんだ熱々のオニオングラタンスープ。またしても博多がめ煮はメニュー変更で、鶏肉と野菜のキッシュになりました。
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特に好きなメニューではないのですが、オニオングラタンスープに合うものということでで、これになってしまいました。牛乳の代わりに豆乳を使っています。