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<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
宇宙エンタメ前哨基地



グーグルのAIが美容院に電話を掛けて予約を取るというデモをした。

駅でも電車の中でも合成音声というのは不自然な印象がある。
とぎれとぎれ。
ヘンなアクセント。
不自然な間、などなど。
録音の継ぎ接ぎという場合もある。

世界最先端と言われる名工大の国際音声技術研究所の開発しているハルロイドの歌声を聞いたことがある。
それを初めて聞いた時は思いっきり感動した。
「これって三波春夫と一緒やん」
と。
けれども、しっかり耳を傾けると、時々ハウっているようなところもあったりして自然な部分と不自然な部分があったものだ。

しかし今回のグーグルのデモを見る限り、美容院のスタッフは話している相手がAIだとはまったく感じないぐらいに自然なのであった。
尤も英語ではあったのだが。

このように自然な会話が可能になったAIがどのように使われるのか。
その用途には注意を注ぐ必要がある。
ソフトウェア技術というのは開発は容易ではないけれども一旦開発してしまえばコストを落としていくことは難しいことではない。
ターゲット。
機能の絞込。
用途の限定。
などをきっしりと行えば、例えばどこかの画像処理ソフトのように永遠に何十万円もの価格を維持する必要もない。

コストをが落ちるということは誰もが使えるということだ。

オレオレ詐欺は今なら他人様の声で見分けられる人は少なくないが、人の特徴をマスターしたAIがオレオレ詐欺を働いたら電話を受ける方はちっともわからないくあるわけで、これはこれで脅威である。
以前バラエティー番組で松村邦洋が阪神タイガースの若手選手へ掛布のモノマネで電話をする企画があった。
相手は電話の主が松村であるとは思わず真剣に話していたのが笑いを誘ったのだが、これが犯罪だったら笑うことはもちろんできない。

AIの会話力。
相槌に笑ってるうちが華なのかも知れない。

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