<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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「マサル」という名前を聞いてすぐに思い出すのは「じゃりン子チエ」に出てくる意地悪な「小林まさる」くん。
腰巾着のタカシといつも一緒に行動していてチエちゃんにちょっかいを出しては殴られる。
男のくせに意気地のない性格の悪いヤツだ。

私は平昌オリンピック女子フィギュアで金メダルを獲ったロシアのザギトワに贈られるというメスの秋田犬に彼女が「マサル」と名付けたことを悲劇だと思った。
メスやのになんでマサルやねん、と。

ザギトワは「勝つこと=マサル」という意味として理解して犬に名前を付けたというが、メスに男の名前をつける事そのもので日本が馬鹿にされたような感じがして私は不愉快に感じた。
もちろん単純に性差別ではない。
文化を否定されたような感じがしてならないのだ。
あのローソク演技のロシアの小娘に。

とはいえ、そもそも日本とはなんの関係もないザギトワに秋田犬を贈らなければならないのか。
メス犬マサルはロシアへ旅立つ。

何も知らない、何もわからない。
マサルの悲劇なのだ。

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