賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

ツバキ 「酒中花」

2022年03月20日 | 椿・サザンカ
3月以降に開花するツバキ、今日も1859年の「椿伊呂波名寄色附」に記載のある江戸古種を。


「酒中花」。白地に紅覆輪、紅の縦絞りが入る、牡丹咲き、不完全な散りしべ、中輪。花期3~4月。
白地に紅覆輪の八重~牡丹咲きというのは現在に至るまで、わが国ではこの品種だけ。


「抜筆」。淡桃地に濃紅の縦~小紋りが密に入る、一重、ラッパ咲き、筒しべの中輪。花期3~4月。
毛の抜けた筆で刷毛目描きしたような絞り文様から命名された。花色は八重咲きの「草紙洗」によく似る。


「岩根絞」。濃紅地に雲状~横杢斑が華やかに現れる八重、筒しべの大輪。花期3~4月。
白斑が鮮やかな人気品種で、白斑の多いものほど評価が高い。名前の岩根は、堅固な“岩の根元”のことで、美しい品種が末代まで讃えられるようにとの想いが込められている。


「君ヶ代」。白色、重ねの少ない八重、抱え咲き、大輪。花期3~4月。
葉は中形の楕円形、肉厚でやや波曲する。