賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

ツバキ 「天津乙女」

2022年03月30日 | 椿・サザンカ
3月以降に開花するツバキ、今日は、


「天津乙女」。極淡桃色の一重、筒咲き、筒しべの小輪。花期は3~4月。京都産。
京都・大徳寺の原木から増殖されたといわれる清純な茶花向きの品種。葉はやや小さくて少しよれる。


「緋色沖の石」。濃紅色、八重、蓮華咲き、筒しべ、大輪。花期3~4月。大阪産。
波曲も凹凸もない平滑な14~15枚の花弁が、整然とゆるやかに重なり合い、咲き進むと弁間に透き間ができて蓮華咲きになる。


「師人(もろひと)」。白の一重、筒咲き、筒しべ、小輪。花期3~4月。関西のヤブツバキから選抜。
抱えぎみに開く筒咲きで、円筒をなす雄しべは太く整っている。花も葉も表面平滑でしわがなく、釣合いのとれた、茶花向きの端正な品種。


「周山(しゅうざん)」。濃紅色の一重、筒~ラッパ咲き、筒しべ、中輪。花期は3~4月。京都産。
京と若狭(京都市右京区・福王子~小浜市)を結ぶ周山街道沿いで採取された品種。先細りで品の良い筒しべと、しわや縮みのない花弁で端正な花形のヤブツバキ。


「胡蝶佗助」。紅地に白斑の入る、一重、猪口咲き、佗しんの極小輪。花期3~4月。京都産。
1660年の「草木写生」に写生図があるワビスケツバキの古典品種で、京都をはじめ各地に古木が存在。


「糊こぼし」。紅地に白斑が入る、一重、平開咲き、筒しべ、中~大輪。花期3~4月。奈良産。
奈良・東大寺に原木がある、ユキツバキ系。別名:良弁椿(ろうべんつばき)。