3月以降に開花するツバキ、今日も江戸期の古種を。

「財布(「宰府」とも)」。濃紅地に白斑の入る宝珠~八重咲きの中輪。花期3~4月。関西産。
咲き始めは花心に大きい宝珠を置いて外弁は抱え咲きになる。咲き進むと花心が開いて貧相な雄しべをわずかにのぞかせる。1681年の「花壇綱目」には紅い千重に白斑入りと記載されている。

「菱唐糸」。濃桃色の八重、蓮華性、唐子咲きの中輪。花期3~4月。1844年の「草木便覧」に記載のある関西の名花。
花弁数は20枚ほどで、樋状に中折れした花弁が三、四重に重なり、咲き進むと蓮華咲きになる。規則正しく配列されていて花全体が六角形に近い菱形状に見える。花心には白い旗弁が集まり唐子部を作る。

「白菊」。白色で重ねの厚い千重咲き。細長い樋状弁はときに列弁咲きになる。中輪。花期3~4月。
1696年の「花壇地錦抄」に記載のある古い品種。江戸産。

「緋縮緬(ひちりめん)」。朱紅色の八重、抱え咲き、筒しべの中輪。花期3~4月。
13~14枚のふくらみのある花弁が丸く抱えるように三重ほどに重なる。1719年の「広益地錦抄」に記載された江戸期からの古典品種。江戸産。

「財布(「宰府」とも)」。濃紅地に白斑の入る宝珠~八重咲きの中輪。花期3~4月。関西産。
咲き始めは花心に大きい宝珠を置いて外弁は抱え咲きになる。咲き進むと花心が開いて貧相な雄しべをわずかにのぞかせる。1681年の「花壇綱目」には紅い千重に白斑入りと記載されている。

「菱唐糸」。濃桃色の八重、蓮華性、唐子咲きの中輪。花期3~4月。1844年の「草木便覧」に記載のある関西の名花。
花弁数は20枚ほどで、樋状に中折れした花弁が三、四重に重なり、咲き進むと蓮華咲きになる。規則正しく配列されていて花全体が六角形に近い菱形状に見える。花心には白い旗弁が集まり唐子部を作る。

「白菊」。白色で重ねの厚い千重咲き。細長い樋状弁はときに列弁咲きになる。中輪。花期3~4月。
1696年の「花壇地錦抄」に記載のある古い品種。江戸産。

「緋縮緬(ひちりめん)」。朱紅色の八重、抱え咲き、筒しべの中輪。花期3~4月。
13~14枚のふくらみのある花弁が丸く抱えるように三重ほどに重なる。1719年の「広益地錦抄」に記載された江戸期からの古典品種。江戸産。