賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

ツバキ 「羽衣」

2022年03月22日 | 椿・サザンカ
3月以降に開花するツバキ、今日は1859年の「椿伊呂波名寄色附」に記載のある江戸古種を。


「羽衣」。淡桃地に弁の基部が極淡桃色の八重、蓮華咲き、筒しべの中~大輪。花期は3~4月。
15枚程の樋状弁が四、五重に重なり上半部が外にゆるく反曲、弁間に透き間ができ蓮華咲きになる。


「空蝉(うつせみ)」。白色の八重、筒しべの中輪。花期3~4月。 


「沖の石」。白地にわずかな紅色の縦絞りが入る八重咲きの中~大輪。花期は3~4月。
葉は長楕円の大型。「椿伊呂波名寄色附」では白花と記載されていて、絞りのあるのは1879年の「伊藤椿花集」が最初の記録。


「天の川」。白色の八重、抱え咲き、筒しべの中~大輪。花期3~4月。
小型の筒しべはときに旗弁を混じえる。弁数は約20枚、弁端に深い切込のある広く丸い花弁が、椀形に二、三重に重なる。内弁は外弁に比べてもさほど小型にはならず、内弁にはしわがある。葉は楕円~長楕円形で大型。葉質厚く、鋸歯細鋭。