賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

ツバキ 「氷室雪月花(ひむろせつげっか)」

2022年03月29日 | 椿・サザンカ
3月以降に開花するツバキ、今日は、


「氷室雪月花」。白~淡桃地に紅色の小絞りや吹掛け絞りが入る一重、筒~ラッパ咲き、筒しべの中輪。花期3~4月。神奈川産。
弁数は6枚で丸形の花弁は内に抱えて樋状になり、反曲すると先端が尖ってみえる。葉は長楕円形中型、葉面は波曲、先端は強く反曲。樹は立性で強健。親不明の園芸品種の実生。氷室捷爾氏の選抜。


「浜田山」。淡桃色の一重、筒咲き、筒しべ、小輪。花期3~4月。杉並区浜田山の栽培種。東京産。
5~6枚の長筒弁が深く重なり合い、雄芯筒を抱えるように咲き進み、筒咲きの形は容易に崩れない。


「井荻梨地」。桃色の地にやや濃い桃色の吹掛け絞りが入る一重、筒咲き、筒しべ、中輪。                                           杉並区井荻で発見。東京産。


「三宝の舞(さんぽうのまい)」。白~淡桃地に紅紫色の縦~小絞りや吹っ掛け絞りが入る牡丹咲き、散りしべ、大輪。微香がある。練馬区下石神井の民家の栽培種。東京産。
いろんな絞りが密に入る牡丹咲きは例が少なく、分割した雄しべが旗弁の中に分散し外弁は平開する。


「乗蓮の春(じょうれんのはる)」淡桃地に底白の一重、筒~ラッパ咲き、筒しべの中・大輪。花期3~4月。練馬区下石神井の民家の栽培種。東京産。
弁縁にしわがあるが、整った花容と明るい色調が注目されている。


「大平香(おおだいらかおり)」。淡桃~極淡桃地に淡紅色の小絞りや吹っ掛け絞りが入る蓮華性の八重、筒しべの中~大輪。花期3~4月。豊島区の民家栽培種。東京産。
絞りが密に出る華やかな品種で、爽やかな甘い香りが微かにある。