賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

ツバキ 「三浦乙女」

2022年03月16日 | 椿・サザンカ
3月以降に開花するツバキ、今日は神奈川産です。


「三浦乙女」。淡桃色の千重~八重咲き、散りしべの中輪。花期3~4月。三浦半島の原産。
25枚ほどの花弁は内側ほど順次小型になる。全開すると時に旗弁を混じえた散しべがのぞく。


「江の島都鳥」。白地に濃淡のある紅色の縦~小絞りが入る、一重、筒~ラッパ咲き、筒しべの中輪。花期3~4月 。絞りは不安定で、白花や紅花も出る。江の島に原木がある。


「岸辺の桜葉」。金属様の光沢がある朱紅色の一重、ラッパ咲き、筒しべの中輪。花期3~4月。
花弁の縁は大きく波打つ。葉は二重鋸歯の桜葉で葉面が樋状に中折れするものや縁が波曲するものが混在。関西地方から入手した園芸品種の実生で、主な生産地は横浜。


「港の華」。淡桃色、重ねの少ない八重、の極小輪。花期3~4月。
ロゼフローラ(中国産)の実生品種で母樹に比べて弁数が2、3枚多く散性で花つきがよい。


「港の春」。桃~濃桃色、一重、猪口咲き、ユキツバキ状しべ、極小輪、有香。花期3~4月。
紺佗助とヒメサザンカとの種間雑種。花つきがよく、香りも強い。

ツバキ 「百合姫」

2022年03月15日 | 椿・サザンカ
3月以降に開花するツバキ、今日も埼玉産を。


「百合姫」。白の一重、筒咲き、筒しべの大輪。花期3~4月。川口市産の実生。
筒しべの葯は濃黄色、肉厚の花弁は幅広でしわがみられる。白花の一重筒咲き種では最大。


「崑崙黒(こんろんこく)暗紅色の宝珠~八重咲き、中輪。花期は3~4月。
花弁は肉厚で光沢がある。咲き始めの大きく尖った宝珠が見事で、宝珠が開くと貧相な雄しべが数本現れ魅力も半減する。1933年の「皆川椿花集」に載る。


「木連川(きづれがわ)」。淡い桃色の半八重咲きで中輪。花期3~4月。
皆川治助氏が「都鳥」の実生から作出し、1956年の「皆川椿花集」に記載された。貧弱な散りしべで旗弁が入る。


「枇杷葉椿(びわばつばき)」。濃紅色の一重、筒咲き、小輪。花期3~4月。
葉は小型。枇杷の葉に似る。孔雀椿ではないかと吉沢椿樹園に持ち込まれたものを1970年頃に命名・発表。

ツバキ 「春曙紅(しゅんしょこう)」

2022年03月14日 | 椿・サザンカ
3月以降に開花するツバキ、今日も埼玉産を。


「春曙紅」。桃地に底淡桃色の八重、抱え咲き、筒~割しべ、中輪。花期3~4月。
弁端に凹みをもつ内外弁17~18枚が丸く抱え気味に三、四重に重なる。ほのぼのとした色合いと花形で広く愛されている。1932年の「皆川椿花集」に載る。


「一貴山(かずきやま)」は極淡桃色の八重、蓮華咲き、筒~割りしべ、大輪。花期は3~4月。
やや内曲した樋状の刳(く)り形弁が抱え咲きから始まり、のちには外弁は平開してゆるく反曲、
斜め上方に出た内弁との間に透き間ができて、全開すると蓮華咲きとなる。


「横雲(よこぐも)」。朱紅地に白斑の入る一重、平開咲き、筒しべ、大輪。花期3~4月。
名前からうける横に連なる雲状斑より、花弁1枚ごとに輪郭の鮮やかな斑が入ることが多い。


「新月見車」。桃色の一重、筒~ラッパ咲き、筒しべ、中大輪。花期は3~4月。
筒咲きから進んで抱え気味にやや開き、ふっくらとしたラッパ咲きになる。「月見車」よりも色が濃い目で、ひとまわり大きい。


「灌花絞(かんかしぼり)」。白地に紅色の縦絞りがわずかに入る、牡丹咲き、中輪。花期3~4月。
1879年の「伊藤椿花集」に記載された古品種。

ツバキ 「京唐子」

2022年03月13日 | 椿・サザンカ
3月以降に開花するツバキ、今日は埼玉産を。

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「京唐子」。白地に紅色と淡紅色の縦絞り、小絞りが入る唐子咲きの大輪。花期3~4月。
大きい外弁は二重ほどに重なって平開し、花芯には大小不揃いの旗弁が集まる、やや粗野な感じの唐子咲き。1933年の「皆川椿花集」に載る。


「大唐子」。紅色、唐子咲き、外弁は二重、平開咲き、中~大輪。花期3~4月。
「京唐子」の紅花枝変りで、1933年の「皆川椿花集」<新花の部>に“本紅唐子咲大輪”と記載がある。


「絞大唐子」。紅色地に白斑が入る唐子咲きの大輪。唐子弁は少ない。花期3~4月。
「大唐子」に白斑の入ったもの


「蓮見白(はすみじろ)」。白色の千重~列弁咲き、中~大輪。花期は3~4月。
葉は大型で平坦だがやや中折れする。樹勢は強い。1933年の「皆川椿花集」に載る。

ツバキ 「東洋の光」

2022年03月12日 | 椿・サザンカ
3月以降に開花するツバキ、今日も新潟産を。


「東洋の光」。桃紅地に白斑の入る八重、抱え咲き、割しべの中~大輪。花期は3~4月。
葉は楕円形中型で葉質厚く、葉面は波曲。葉柄有毛のユキツバキ系には珍しい白斑の多い華麗な品種。
花形は変化しやすく、宝珠咲きや、爪折れ弁、列弁咲きなどと変化する。東蒲原郡の民家栽培種。


「姫白雪」。白色の八重、蓮華咲き、散しべの極小輪。花期3~4月。ユキツバキ系。
20枚くらいの弁は細く中折れした樋状で、小輪ながら典型的な蓮華咲きを見せる。弁の基部はやや黄みを帯びる。上越市(旧東頸城郡)の民家栽培種。


「麒麟の誉(きりんのほまれ)」。紅色の牡丹~獅子咲き、中~大輪。花期は3~4月。 
雄しべは内弁と混在する。東蒲原郡の麒麟山で採集したユキツバキ系。

ツバキ 「春日山」

2022年03月11日 | 椿・サザンカ
3月以降に開花するツバキ、今日も新潟産を。


「春日山」。紅地に白斑の入る八重~牡丹咲き、ユキツバキ状しべ、大輪。花期3~4月。
咲き始めは花心部が固まった宝珠咲き、咲き進むと外弁が反曲し花心はほぐれ、雄しべが見えてくる。
上越市で収集されたユキツバキ系品種。


「田代(たしろ)」。移り白の八重~蓮華咲き、ユキツバキ状しべ、中輪。花期は3~4月。
咲き始めは移り白で、全開すると貧弱なしべを現し、白色の整った蓮華咲きとなる。東頸城郡の民家栽培種。ユキツバキ系。


「春の粧(はるのよそおい)」。桃紅色の八重~蓮華咲き、ユキツバキ状しべ、中輪。花期3~4月 。
新潟県下の民家の栽培種。1962年頃命名、発表。


「島の錦」。淡桃地に紅色の縦絞り、吹掛け~小絞り、牡丹~獅子咲き、散しべの中輪。花期3~4月。
花形は雄しべと大小の旗弁が混じり合った牡丹咲きのほか、ときには二段咲きにもなる。絞りの出方に多少の差があり、多いものほど華やかさが強調される。佐渡の民家栽培種。別名おけさ錦。

ツバキ 「紅嵐」

2022年03月10日 | 椿・サザンカ
3月以降に開花するツバキ、今日も新潟産を。


「紅嵐」。紅色の牡丹~獅子咲き、散りしべの中~大輪。花期は3~4月。ユキツバキ系。
雄しべの弁化の程度や内弁と旗弁の発達具合で唐子咲きや二段咲きに咲くことがあり、旗弁に白の縦絞りが入ることもある。柏崎市の民家栽培種。


「一楽」。白色の一重、筒~ラッパ咲、ユキツバキ状しべ、小輪。花期3~4月。
茶花向きに好評を得ている。東蒲原郡の民家栽培種。


「紅丸」。濃い紅色の八重~牡丹咲きの中輪。花期は3~4月。刈羽郡の民家栽培種。


「雪小国」。淡桃色の八重~牡丹咲き、割しべの大輪。花期は3~4月。ユキツバキ系。
50枚近い花弁が三、四重に重なり、全開すると波のように屈曲してもつれ合い、その間に割りしべとなった雄しべをのぞかせる。ユキツバキ系には珍しい量感にあふれた花。刈羽郡の民家栽培種。


「北の洋(きたのなだ)」。桃紅地に白斑の入る獅子~牡丹咲き、平開咲きの小~中輪。花期3~5月。
花形の変化が激しいユキツバキ系品種で二段咲きになることもある。葉は黄緑色で小さく細い。
上越市の民家栽培種。

ツバキ 「牡丹雪」

2022年03月09日 | 椿・サザンカ
3月以降に開花するツバキ、今日は新潟産を


「牡丹雪」。移り白の牡丹咲き、割~散しべの中~大輪。花期は3~4月。新潟産ユキツバキ系。
抱え気味に咲いた後に外弁が平開し、雄しべの弁化が進み獅子咲きや二段咲きに変わることがある。
南魚沼郡の民家栽培種。


「相合傘」。紅色の二段~獅子咲きの中輪。花期3~4月。小千谷市の民家栽培種。ユキツバキ系。
相合傘の名は花形に由来し、一部の唐子弁にはわずかに白筋が入る。二段咲きは花の中にもう一つ盛り上がって花を作るもので、花の形から別名、櫓(やぐら)咲きとも呼ばれる。不安定な花形で、移植後など獅子咲きに変化することもある。


「雪小町」。淡桃色の八重~牡丹咲き、ユキツバキ状しべの中輪。花期3~4月。
弁数35枚ほど。内弁の中心部が盛り上がって蓮華咲きに見えることがある。
新潟産ユキツバキ系牡丹咲きの名花。東蒲原郡の民家栽培種。


「白雪椿(しろゆきつばき)」。白色の一重、椀~平開咲き、ユキ芯の中輪。花期は3~4月。
質の薄い花弁と、濃黄色の細く小さい花糸が作るユキ芯が目立つ。北蒲原郡の民家栽培種。  

ツバキ 「日月(じつげつ)」

2022年03月08日 | 椿・サザンカ
3月以降に開花するツバキ、今日は、


「日月(じつげつ)」。白、淡桃、淡桃地に紅色の縦絞り、淡桃地に白覆輪など多様に咲き分ける八重、割~散しべの中輪。花期は3~4月。埼玉産。
15枚ほどの花弁のうち、外弁は水平に広く開き、急に小型になった内弁は強く屈曲して、貧弱な散しべか割しべを巴状に巻き込むように展開する。


「越の麗人」。極淡い桃地に淡い紅の覆輪、ときに縦絞りや吹掛け絞りがでる、宝珠~八重咲きの中輪。花期は3~4月。新潟産。
「日月」の枝変りで母樹とは異なる花形の突然変異に驚かされる。咲き始めの宝珠咲きが魅力。


「縞千鳥(しまちどり)」。紅地に白斑が入る蓮華性の八重、ユキ芯の中輪。花期3~4月。新潟産。
花弁は散り性で16~18枚。内弁は樋状に中折れしてゆるやかに反曲、外弁は平開する。加茂市の民家栽培種で1967年に新潟の萩屋薫氏が発表。


「津川絞(つがわしぼり)」。淡桃地に紅色の縦絞りが入る千重咲きの中輪。花期3~4月。新潟産。
花形は変化しやすく、宝珠咲きになったり、見事な列弁先になるものがある。阿賀町(旧津川町)の民家栽培種。1968年武田薬品研究所の命名・発表。


ツバキ 「花見笠」

2022年03月07日 | 椿・サザンカ
3月以降に開花するツバキ、今日は新潟産を。


「花見笠」は白地に紅色と濃紅色の縦絞りや小絞りが入る千重咲きの中輪。花期3~4月。新潟産。
30枚を超える花弁が厚く重なる。外弁は外曲し、内にいくに従って小型になり、中心部では立ち上がり抱き合うが、雄しべはほとんど認められない。中頸城郡の民家の栽培種。


「夕月」。白色の一重、筒咲き、筒しべの小~中輪。花期は3~4月。
ふくらみのある筒咲きで花弁は厚く花もちがよい。新潟県産の野生ユキツバキから選抜した品種。


「絞羽衣」は白地に紅色の縦~小絞りが入る八重、蓮華咲きの中輪。花期は3~4月。新潟産。
「羽衣」と「百合椿」の交配実生品種で、樹が大きく育つほど蓮華性が強く出る。

ツバキ 「沖の浪」

2022年03月06日 | 椿・サザンカ
3月以降に開花するツバキ、今日は、


「沖の浪」。淡桃地に紅色の濃淡が混じった縦~小絞りが入る白覆輪、八重、蓮華咲き、筒~割しべの中~大輪。花期3~4月。
白覆輪が目立たなかったり、花色の枝変わりが出やすい。1695年の「花壇地錦抄」に載る江戸期の名花のひとつ。


「藻汐」。鮮やかな朱紅色の八重、蓮華咲き。筒しべの中~大輪。花期3~4月。「沖の浪」の紅花色の枝変り。
12~13枚の花弁が三重に重なった椀状咲きになり、弁間が透いてやや蓮華性を帯びる。



「釣篝(つりかがり)。朱紅色地に白斑が入る、八重、花弁はやや中折れ、筒しべ、中~大輪。花期3~4月。
「藻汐」に白斑がはいったもの。1859年の「椿伊呂波名寄色附」に記載された江戸期からの古種。


「波裏」は桃地に紅の縦絞り、白覆輪の八重咲き、割しべの中輪。 花期は3~4月。
「沖の浪」の実生


「蜑小舟(あまおぶね)」。朱紅色、八重、蓮華咲き、筒しべ、中~大輪。花期3~4月。「沖の浪」の枝変りといわれる。
アマオブネは、房総半島から南の太平洋側、山口県以南の日本海側に生息する半卵形の巻貝で、その貝殻を漁師が使う小舟に見立ててついた名ということです(アマオブネガイとも)。

ツバキ 「錦魚葉椿(きんぎょばつばき)」

2022年03月05日 | 椿・サザンカ
3月以降に開花するツバキ、今日は、


「錦魚葉椿」。桃紅色の一重、筒~平開咲き、筒しべの中輪。花期は3~4月。
花は平凡な一重だが、葉の先端部は金魚の尾のように突然変異し2~5に分化。この錦魚葉性は優性遺伝をし、実生をするといろいろな花色、花形の錦魚葉ができる。
1789年の「緒色花形帖」に載る江戸古種。
以下、手元にある錦魚葉椿を。

「赤八重錦魚葉椿」。桃赤色の八重~牡丹咲き、筒~割しべの中輪。花期は3~4月。


「細葉金魚葉椿」。


「白一重錦魚葉椿」。白、一重、平開咲き、筒しべの中輪。花期は3~4月。


「白牡丹咲錦魚葉椿」。白色の牡丹~獅子咲き、散りしべの大輪。花期は4月。
一重咲きの多い錦魚葉椿.の中では珍しい牡丹咲きの大輪。


「椿笑錦魚」。白地に紅の縦絞りが入る八重咲きの小輪で花期は3月。神奈川産。
紅花や白花の枝変わりも出る。




ツバキ 「黄覆輪弁天」

2022年03月04日 | 椿・サザンカ
3月以降に開花するツバキ、今日は、


「黄覆輪弁天」。桃紅色の一重、筒~ラッパ咲き、筒しべの小~中輪。花期は3~4月。
花弁にしわや縮れが目立つ程度の何の変哲もない花だが、葉は珍しい黄覆輪の錦葉。新潟地方では「星世界」の名でよばれているそうです。
1859年の「椿伊呂波名寄色附」に記載された江戸期からの古種。


「越の吹雪(こしのふぶき)」は紅色の一重、筒咲き、筒しべの小輪。花期3~4月。新潟産。
花は端正な筒咲きで筒しべも先細りの引き締まった美花。錦葉は白色と緑白色の深覆輪や白色の覆輪部に緑色の散り斑が出るなど、一枝に出る芸が多く観賞価値の高さで人気のある品種。


「富士の雪」。残念ながら花は撮れていませんが、鮮紅~朱紅色の一重、盃状咲きの中輪で花期3~4月。新潟産。
中型楕円形、濃緑色の葉に白覆輪が深く入る。色調の対比が美しい品種。ユキツバキ系錦葉の中で優品とされている。


「金世界」。紅色、一重、平開咲き、ユキツバキ状しべ、小輪。花期3~4月。新潟産。
花ははじめ花径3cmほどのキキョウ咲き、剣弁で、咲き進むと5~6cmになるユキツバキ。葉は中型の長楕円形で、濃緑地に黄色の中斑(なかふ)が入る錦葉(にしきば)の一種。
花よりは葉に価値のある品種。


「錦葉覆輪一休」は淡桃地に紅色の縦絞り、白覆輪が入る八重、蓮華咲き、散しべの小輪。花期3~4月。福岡産。
「覆輪一休」の枝変り。

ツバキ 「光源氏」

2022年03月03日 | 椿・サザンカ
3月以降に開花するツバキ、今日は、


「光源氏」。淡桃地に縦絞りと白覆輪が入る牡丹咲きの大輪。花期は3~4月。
「椿伊呂波名寄色附」に載る江戸期からの古品種。多くの白覆輪品種中、最も華麗なもののひとつ。
源氏と名のある花は、本来、白覆輪を指したもので、源氏の白旗を白端にかけたものという。
だが、本種の名前からは源氏物語の主人公・光源氏を連想する人が多い。
枝変りの紅花は「紅牡丹(こうぼたん)」先祖がえりした白地の縦絞りの花を「源氏絞」というが、どちらも市場へはほとんど出ない。

以下、「光源氏」と関わりがあるんじゃないかと思われる花を。


「源氏絞」。白地に紅色の縦絞りが所々に入る牡丹咲き、散りしべの大輪。花期3~4月。


「光源氏横杢」。詳細不明。


「源氏唐子」。淡紅色地に白覆輪の八重、唐子は不完全。


「源氏合」。桃色地に紅色縦絞りと白覆輪の八重、抱え~蓮華咲き、筒しべの中~大輪。花期は4月。

おまけは名前に源氏とついているだけで、花期があっていたものを…

「桜葉源氏」。白~淡桃地に紅色と淡紅色の縦~小絞が入る千重咲きの大輪。花期は3~4月。
葉の形や鋸歯が桜の葉に似る。枝変わりで桃地に不明瞭な白覆輪花や桃紅色のものが出る。
載せたのは枝変わりの桃紅色のほうですね。「椿伊呂波名寄色附」記載の江戸古種。

ツバキ 「蝦夷錦」

2022年03月02日 | 椿・サザンカ
3月以降に開花するツバキ、今日は、


「蝦夷錦」。白~淡桃地に縦~小絞りが入る八重、筒しべの中大輪。花期は3~4月。
樹が大きくなると花の変わりものが出て、ときには五色に咲き分ける。紅花の「赤蝦夷」、白花の「白蝦夷」、赤蝦夷に白斑の入る「錦重(にしきがさね)」、白蝦夷に紅色の吹掛け~小絞りが入る「都の錦」など。
以下、「蝦夷錦」の樹で咲いていた花から、それぞれに近いと思われるものを選んでみました。


「赤蝦夷」。


「錦重」。


「白蝦夷」。


「都の錦」。