局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

社会人2年目

2009-05-24 23:00:23 | 家族あれこれ(犬も含めて)
飲み会明け、だるそうに起きて来たが 雨天にもかかわらず立川の河川敷に練習に行くという息子。
風邪ひいて体力落ちたところにインフルエンザなんかにかかったら語り草だからね、気をつけなさいよ と つい小言が出てしまう。

ヘイヘイと聞き流しながら 昨夜の夕飯の残りのナスとひき肉炒めを目玉焼きの黄身にからめて モリモリ食べている。

「家メシってうめえなぁ たまに食べるからかな」 と お世辞だか本音だかわからないことを言う。

「そう言えば あんた この頃仕事はどうなの?」 この手の話って久しぶりにする気がするな・・・

「ああ、結構楽しいよ。ホニャララ次長が居なくなってから部の雰囲気がすんごい良いんだよな~」 

ホニャララ次長、仕事はできるらしいが厳しいので有名で、部長さえも遠慮して何も言えず、息子が何かの会で副社長と言葉を交わした際 「君の所属は? ああ ホニャララ君のところかぁ 大変だろう~」と同情されたという、伝説の厳しい上司だったらしい。

息子は本来能天気だし そう凹むタイプでもないのだが、ごくたまに 「ったく ああいうのをパワハラって言うんだよな~ 」「会社って理不尽なことがまかり通るんだよな」 とか ブツクサ言っていたこともあった。
「周りは良いヒト多いんだけどさ ホニャララさんが気分で怒ってる時に とばっちりがこっちに来ないようにって首をすくめてやり過ごしてるような様子見てるとさ、やっぱ 大人ってこんなもんなんかよ、人間ちいせえよ なんて思っちゃうんだよな~」 などと生意気に言っていたこともあった。

息子に残業代をつけようとした課長はそのことでカミナリを落とされたそうだ。

「新人なんて役に立たないんだから 勉強期間中に残業代なんてつけなくてもいい!」なんだそうだ。

他の部署の新人クンはキチンと残業代もついてるらしかったし、つっこめば労働基本法違反じゃないかいな、 それに息子の残業代がホニャララ氏のフトコロに響くわけじゃないんだからケチくさいね~と その時はさすがに内心息子に同情しましたたが・・・ 

ところが このホニャララ氏 この年度移動があって 某英語圏の国の支店長だかに転勤になった。マル秘だけどそうなるという情報を得た息子の部のシモジモの者たちは その噂が本当だと言う確証を得た晩、秘かに祝杯をあげたそうだ。
単身赴任ながら栄転のホニャララ氏は 移動に満更でもなくて 3月はご機嫌麗しく平和に過ごせたんですと。

そして4月、新しい次長を迎え グループも替わった息子。
今度も頭が切れて仕事ができるけど穏やかで ちょっととぼけたユーモアがある 渋イケ面の次長らしい。
「部の雰囲気が劇的に変わったんだよ。まあ ホニャララさんみたいなヒトは今時珍しいらしいんだけどさ。やっぱり行ってくれてよかったよ。7年も居たらしいよ。今年度もあのヒトの下だったらストレス溜まってただろうな~」と息子。

「かぶったのが7年の最後の1年だけでよかったね」

「ああ 俺 運がいいや」

「ところで残業代はつくようになったの?」

「うん 4月分からついてるよ。それに昇給もあったから結構手取りが増えたよ」

「へ~ こんな不況の世の中だってのによかったね」

「まったくだよな。だってまだ俺って 役に立ってるって気がしないもんな。勉強させてもらってる段階だもんな」

「へえ あんた 謙虚じゃない。 まあ二年目なんてまだまだなんだろうねえ」

「そうだよ。だから何年もたたないで仕事やめちゃうなんて会社にとっちゃ大損だと思うよ」

「そりゃそうだ。あんたもがんばって続けなさいよ。まあ今やめたら次の就職口なんてないからね」

息子がきちんと仕事に取り組んでいる上で今の仕事の環境が楽しいって言っているのはよかったと思った。
それに運良く恵まれた部署に配属されて、それにいい気にならずに 自分がまだまだ役立たずってことを自覚して謙虚であるのにもほっとした。
本来お調子者だしねえ・・・

気まぐれB型、これからどこで気が変わるかわからない部分もあるけど、もう親が手出し、口出しすることじゃないし。

息子も案外まともに社会人として成長してるのかもな~ なんて親バカ気分になりつつそのまま送りだしたあとで、今週彼に言うべき案件を言い忘れたことを思い出した。
彼の携帯代はまだ家の口座から引き落としになっていて、今月は11000円も使いやがったのだ。無駄遣いもすぎるし、いい加減自分の口座から払えというつもりだったのに・・・
やられたわ・・・

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする