一昨日はゴルフに行った。
いつものオバサン仲間と一緒で一応はワタシたちのホームコースともいえる所。ここのレディス会員になっているとセルフでいくぶん安く回れて月1~2回催される会に参加するとプロが4Hくらいずつ教えてくれる特典があるのである。
上手な人からも「ああ、あのコースはいいよ」と評価されるらしい。
しかし、むっずかしいのよね~ フロントティーから打っても距離が長い、バンカーは入るようにできてる、しかも砂はたっぷりでご丁寧にアゴもついてる、グリーンは速いし難しいし。
もうここは良いスコアはあきらめて修行と思うしかないって所。
ただ、ここで修行を積んでいると、他の初めての所でも、そう焦らないで済むという利点があるかもしれないと最近思うようになってきたって感じ。たいていの所は ここよりは意地が悪くないな~と思える。
そんなコースで起こったエピソードです(この日はINから回ったので朝から3ホール目の事である)
http://www.kiyosumi-golf.co.jp/course/11.php
↑でご覧いただくとおわかりでしょうが、左側にクリークが走りコース内に2回横切る。左にひっかけても水ポチャ、真ん中に落ちても距離をうまく刻まないと2打め、3打めで水ポチャというなかなか厳しいコースである。
ワタシは昨日はグリーン近い方のクリークに入れてしまった。ユーティリティがトップして転がりすぎたのである。
そして、同行の友人、男の子三人をほぼ年子で立派に育て上げた、おしゃれで綺麗だが、ザ・マミーといった感じの肝が据わったMちゃん。ぶっとぶドライバーとリケジョらしくグリーンの読みがうまくプレイファストの人。
しかし、彼女もワタシと同じ場所でクリークに入れてしまった。
ワタシはあきらめて、+1打で後方から打ち直したのだが、彼女は「ワタシ、ここから打つわ!」と川に入ったのである。
ちょうどその場所は水深は浅く、球は半分見えている状態だったが、その日は朝から温度も低く、風も6~7mありで体感温度も寒い日であった。彼女のシューズは半分水に漬かっている。
「ひえ~~ 無理しないでよ」と呼びかけたワタシの前で、見事彼女はクリークからジャストヒットし、ボールは綺麗な放物線を描いて花道まで転がったのであった。
「すごいっ プロみたいっ!」とワタシは、やったぜ!といった風情のMちゃんと手を取らんばかりに(コロナだから離れてだが)喜んだのだった。
そしてその次のホール半ばのこと・・・
Mちゃんがカートの後ろでゴソゴソしているので
「どうしたの?」と言ったら
「7番アイアンがないのよ」とのこと。ワタシも一緒に探して確かめた。たまにウッドの下に隠れてたり、他の人のバッグにまぎれちゃったりすることもあるので、他の三人の所も見た。やっぱりない。
ワタシも初心者の頃はバンカーの縁とかグリーンの周りとかにアイアンの置き忘れなど何度かやってご迷惑をかけたもんだ。
たまにやっちゃうのよね、うまく行き過ぎた時とか打ちのめされたときとか・・・(後者の方が多いのは言うまでもない)
「Mちゃん、あのクリークの所、7番で打ったんじゃないの?」
「そうなの、ワタシもあそこでそのまま置いてきちゃったんだと思うのよね」
仕方がないのでカートからフロントに連絡して、だいたいの忘れた場所を言って持ってきてもらうことにした。
そして、次のホール・・・
同行のRさんが、2打目で左のラフに打ち込み、ボールを探すのにMちゃんとワタシも協力した。
そして自分たちも打ってカートに戻ってきたところ・・・
「え~~~~っ! 局ちゃん、7番アイアンがあるよ!」
あんなに探したはずのそれが、Mちゃんのゴルフバッグの中のど真ん中に燦然と輝いているではないか!
「どうしてあるの~~?」
「さっきまで絶対なかったよね!!!」
こ、怖い!
正直鳥肌まで立ってしまったではないか。
そしてとりあえずMちゃんはまたフロントに
「すみません、アイアンありました」と連絡した。
私たちは、その7番アイアンショックもあり(言い訳1)、
11.3という速すぎるグリーンにも苦戦し(言い訳2)、
7mの風にも翻弄され(言い訳3)
一昨日のスコアは散々であった。
そして一晩寝て冷静になったワタクシ Mちゃんにline
「Mちゃん、昨日の7番アイアンの怪なんだけど、私たちがプレイ中でカートにいなかった時に、マーシャルさんが置いてってくれたのじゃないかな? そうじゃなきゃあの唐突な現れ方考えられないわよね」
「そうだわ! それしかないわね。あの時は焦ってそれ考えなかったわよね」
ってことでチャンチャンとなったのである。
そうじゃなきゃ時空を超えて現れたとしか思えない、あの7番アイアン。
ゴルフの神様のおたわむれか・・・?