って言うのも図々しいか
昨日は 中高で一緒だった女友達とランチした。
その時に
乳がんが見つかって冬休みにオペという友人がいたのだが、それが無事に終わって落ち着いたので お祝いをかねての会だったわけです。Rちゃんは早期発見のかいがあって傷口も大きくなくて転移もなかったそうですっかり元気になっていた。先日は心配事もあって冴えなかったのだろうが、昨日は顔色もよく美女っぷりがよみがえっていた。
上野と御徒町の中間くらいにある洋食の老舗らしい 黒O亭。
なんでもジョン・レノンも来て食べたとか・・・
日曜日のせいもあって満席で待っているお客さんもいたが予約していたのですぐに席に着くことができた。
オムライス ビーフシチュー カニコロッケなどオーソドックスな洋食メニューが並んでいて食欲をそそった。
シチューとハヤシライスのハーフとコロッケのセットなどそれぞれオーダーし、私はビーフストロガノフのサラダ、コーヒーセットを頼んだ。
下町洋食とはいえ 結構なお値段である。乾杯のグラスワインも一緒だと3000円は越えたと思う。
←レノン様御用達
量はとても多く味もまあまあ。ただちょっとシチューの塩味が私にはきつすぎたし、サラダは水切りが悪くてドレッシングも平凡なお味、サフランライスももうちょっとパラっとして欲しいもんである。
ただ肉はやたらゴロゴロ入ってるから男性や若い子にはいいかもしれない。
コーヒーは濃い目でおいしかった。
ただ、コーヒー付きのセットとそうでないのとあって、そうでない人は改めてオーダーしたのでそこで多少時間がかかってしまった。
気づくと待ち人数は10人くらい 私達もそれを見ていたし、長居するつもりはもちろんなかったが、遅く来た友人がコーヒーを飲む時間くらいは イライラっとした視線で見つめないで欲しかったなあ お店の人は・・・
なんか老舗の傲慢さを感じてしまったわね。
あの程度の味であの値段で あの高ピーな態度じゃ もう行かなくて結構です。
洋食だったら グリル満点☆のほうがいいや。むしろ前にいった
子ども図書館のランチの方がコストパフォーマンス的にも優しいお味にも満足でしたね。
その後は風O堂に移動してゆっくりスイーツとともにお茶を楽しんだ。
一人新幹線で参加した友人がいたのだが、彼女の家の次男(大学)と長女(高校)とW受験だった。
彼女は極めつけの自他共に認めるところの教育ママである。長男は中学まで、下二人の高校まで定期試験対策は全部彼女が問題まで作って教えたらしい。(すげ~)
長男はずっと地元の公立でトップを通して旧帝の医にストレートで入ったが、次男は 脳内が筋肉(母評)だそうである。一浪をしていた。
「私が育てなきゃ 大学なんて絶対受かるような子じゃなかったのよ」
「頭のできを長男が10とすれば 次男は5 長女は3」
「だけど同性の兄弟ってかわいそうなのよ。あんたどこに行きたいの?って聞いたら兄と同じところって言うのよ さすがに医学部とは言えないところがまた哀れでさ。でもどうしても旧帝ってのが彼の悲願だったわけね」
「で、全部落ちて浪人が決まって 主人も長男も あいつは勉強が嫌いなんだから就職させろって言ったけど あたし 言ったの。一年だけ あと 一年だけやらせてって」
「合言葉は バカの一念 岩をも通す だったの」
これって全部彼女のせりふですが、こうピックアップすると嫌らしく感じるところもあるが、とにかくあけっぴろげでハイテンションなので圧倒されるが面白かった。何日か前書いた
教育ママ友とどこが違うのかよくわからないが、彼女の教育ママトークは自分が教育ママと自覚しつつ自虐しつつ結果を出しても自慢たらしくはならうない所かなあ・・・
人と比べてどうこうって所もなく 自分の信念を押し通すある種潔さもあるし。
で、
「読解力がまるでないから国語のために何十万とOO塾講習につぎこみ」
「そのあげく センターの国語は去年より20点も低い点数で」
「努力しても報われないってことを人生で初めて経験して」
「私は2週間泣き暮らし」
「兄と同じところは受けられず どうにかそれでも偏差値の一番低い旧帝の学部を探しだし」
で、結果は見事 OO大に合格って言うストーリーを身振り手振りと途中泣きも入れて(そう必死さもなく受かった長男と違って、それを同じ家の中で見つつも努力してもそれがなかなか反映しなかった次男の気持ちになると涙が今でもこぼれるらしい)語ったので 私達は拍手してあげた。
彼女の独演会が終わってからは それぞれの近況や 共通の友人の話など いわゆる女性同士の話になって盛り上がった。
この仲間のいい所は 噂話になってもそれが陰口にならないところなのである。
もちろん 色々な境遇の知り合いはいるから 幸、不幸の話もあるが やっかみもさげすみもなく 淡々と語られる。そしてそれが単に噂話で終わらず 人間って普遍的にこういうもんだからこうなんじゃない?って感じで、割りに勉強になるツッコミも聞ける。
これで男友達が入る飲み会も楽しいが、やっぱり突っ込んだ話ができるのは女性同士の席である。
みんなおしゃれだし、不思議なのは中年太りが一人もいないこと。私はチビ細ですが、みなさん160cm前後なのに50kgある人が一人もいない。
スレンダーな体型を保ちつつ (一部教育ママしつつ)髪と爪の手入れは万全。
エライな~、やはり取り残されたら困るワイと思うから このメンツで会う時は結構気を遣ってしまう。
まあ そこがいいんだけどね。その辺の緊張感がなくなったら おばさん化一直線ですがな。