世の中GW 当初予定していた犬連れ旅行が友人の都合でキャンセルになった。
オットは祝日は休まないヒト、ここぞとばかりに貯まっていた頼まれ仕事のため東北某所に逆出稼ぎへ。
ムスメは仕事と遊びとでほとんど家にいないという。
それじょ、ま、実家にでも帰りましょうかと。
2日の昼間に犬2匹と帰省。この日の高速渋滞知らず。3日は40kmだの50kmの渋滞とのことでタイミング良かったと胸をなでおろす。
前半は 庭の隅で「これから野放図に増えるぞ~~!」とアップしつつある雑草をいまのうちに根絶やしにしてやろうと草むしり
また大量の筍をゆでたり
母と地元のショッピングモールに行って前から欲しいと言っていた夏用のショルダーバッグを選んで、帰りにお気に入りのお弁当を買ってきたり
父と母のとんちんかんな夫婦の会話を聞いて疲れたが、つい数か月前に脊椎狭窄で歩けなくなった父が元気に歩き回り、母の癌も今の所再発しないで普通に家事もできている状態・・・ ともに80過ぎた両親が自立して生活してくれているのは私にとって幸せなことだとやっぱり思う。
そんなこんなで前半はムスメモードで地味に過ごした。
そして一晩はワタシの兄代わりトリオ 高校時代の親友R子の不肖の兄A(都落ちして故郷へ ツマと別居中)とその友達TとN(帰省中)が久々故郷で結集するというので呼ばれて参加。
ワタシの実家は(さびれているが一応)旧市街の中心部、彼らは車で15分くらいの(昔は)新興住宅街居住である。
まず
「どうやって行くかなぁ 誰か迎えに来てくれないかな・・・昔自転車で行って帰りにに死にかけたよな」とケチれるものは徹底的にケチるNよりメール。誰か迎えにってワタシしかいないじゃないか。
「死にやしないだろうけど迎えにいってやろっか」と返事すると
「俺も頼むわ」と部長T
「局が送り迎えするなら●●温泉の途中の中華にしようぜ」と調子に乗ったA
「それじゃ局が飲めないじゃないか」とさすがのT部長
「やだよ、ここ2日飲んでないんだからね。それに酒飲まないであんたたち送り迎えしてやるほど人が良くないんだよ」と返すと
「おめえが人が悪いのは30年前から知ってらあ」とA
会う前からこれじゃ先が思いやられる。
それに地元のA 言いだしっぺのくせにお店の予約もしていないらしい。
「この前局と言ったスペイン料理でいいやな」
「いいやなって あそこ予約しなきゃ入れないよ してあるの?」
「してねえよ じゃ 頼むわ」
だからB型はいやなんだよ。いくら田舎でも人気店は今日の今日じゃ無理である。スペイン料理はやはり予約で満席。しかたがないので街中のイタリアンへ電話して最後の1テーブルを確保。
それからNとTの実家に車で迎えに。Nの奥さんと遅い子もちのためまだ小学生のK介と久し振りに顔をあわせる。Nのお母さんも挨拶に出てきて
「いつも悪いんね 局ちゃん。お母さんにもよろしくね」と。
大学時代、あまりに仲良くて夏休みなどに帰省するとしょっちゅうお互いの実家を行き来していたので私達抜きでも母親同士も付き合うようになってしまっているのである。母などNの妹の結婚式まで招かれて出席している。
「○○ちゃん(奥さん)も来ればいいのに」とワタシが誘ったら
「また東京でゆっくり誘ってください。今日はK介と一緒にいるわ」と奥さん。
それからTのうちにも回って回収。実家に車を置いて3人で街中へ。Aは元の実家にお兄さんが住み、自分は90過ぎたお母さんと街中のマンションで二人暮らししているのである。
我が故郷にしてはこじゃれたイタリアンでワインカーブもありイタリアワインの品ぞろえもいいという店
4人そろったので最初ヒューガルテンホワイトで乾杯
朝から何も食べていないというTが 肉!肉!言うので特大のビーフカツレツなど頼み(どれかけ肉食おやじなんだよ)
赤ワイン(品種指定で安めをリクエスト)2本空けてボルチーニのリゾットで〆た。
この店は3回目だけど行くたびにメニューが充実しておいしくなっている。
店は満席で、私たちのテーブルは真ん中だった。酔っぱらうとAのでかい声で非常に差しさわりのある話題(下ネタともいう)が始まるのでテーブルの下で足を蹴ったりして黙らせるのはワタシの役目。
3
さびれた地方都市のシャッター商店街そのもののアーケードを歩く3匹のおっさん
次に見つけたショットバーで今度はバーボン
なかなか渋いT部長 紳士に見えるが口の悪さは天下一品である。
さんざん飲んだあとに
「〆にラーメン行こうぜ」とおっさんたち 冗談じゃない! ただでさえラーメンは苦手だし胃もたれするのにこれだけ飲み食いしたあとにラーメン どんだけ元気なんだよおっさん・・・
「じゃ、ワタシは先に帰るから3人で食べなよ」と言ったら
「いくらおめえでも遠くから見りゃ女だからよ。送ってやるからつきあえよ。ギョーザでも食べてろよ」とA
悪かったな。遠目だけ女で
深夜、場末っぽいラーメン屋でラーメンをすするおっさんと棒餃子と食べるオバであった。
Aは来月東京出張があるという 時間があったら今度は東京で会おうかという話になったから
「じゃ、どこかおいしい店予約しようか?たまには奥さんたちも一緒がいいんじゃない?」と私が言ったら
「いいよ、めんどくせえ 女がいるとつまんねえよ」とT
やはりワタシは彼らにおいては女として認識されてないらしい。オトコとオンナの友情は成立するか否かってのはよく話題になるが、ワタシたちの場合はワタシがオンナと認識されていないから成立する例としての 命題の答としてはあげられないであろう。
とはいうものの家の前まで三人で送ってきてくれた。
歯磨きして化粧を落としていたら、ふいに酔いが回ってきて自分で敷いた敷布団につまづいてふすまに顔をぶつけて今朝からほっぺたの一部が痛い。
まだぶつかったのがふすまでよかった。