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局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

べらぼう散歩

2025-04-16 18:15:48 | 見る(映画 劇場 美術館など)
久々に 枯山水爺(鳥爺①②)と都内散歩した。
今回は ざっくりと 「べらぼう所縁の地を散歩するべ」がテーマ


改札口で殆ど白髪のデカい爺さんがたたずんでいたがよく見たら鳥爺①だった
「やだ~ 白髪多くなったねえ」
「そうだろ だからいつも帽子かぶってんだよ 今日は風強いからやめたんだよな」なそうだ

いつの間にか爺になってるな 自分も婆だけどさ

鳥爺②に言わせると 「使う所の毛は白くなる だから俺は頭髪にはない」だそうだ 言う事が馬鹿だねえ

駅ビルのレストラン街 土俵まであるんですよね さすが両国
去年ここで もんじゃ食べたけどおいしかったな




江戸博は閉館中 ちょっと覗いたらかなり大規模な改装らしい




ここでの目的はこちらの美術館でした。


足元を見たらマンホールが北斎だ!
建築士Nちゃんが 趣味の作品のためにマンホール写真を集めてるので撮ろうとしたら


こうやって邪魔する爺さんズ(ガキですか)


入場します


室内の写真撮影はダメだったので北斎の作品はご紹介できませんが
あらためて 「この爺さんって天才だったのね」





常設展は北斎最長の肉筆画といわれる「隅田川両岸景色図巻」の細密複製画

隅田川舟で吉原へ向かうコースとなっていた柳橋から山谷堀さんやぼりまでの隅田川の両岸、日本堤、吉原遊郭、そして遊郭の室内を描いた肉筆画
長~いパノラマ画のような絵 よく見ると細部まで緻密に書き込まれ色使いも美しい
これってフランスに渡り100年間ほど行方不明になってわりに最近発見されたものらしいですね

そして北斎漫画の数々 複製本は手に取って眺められるようになっていたがこれも秀逸だった。
ありとあらゆる分野の画の手本になっている 現実の花鳥風月から人の営み 歴史上の人物 動物 妖怪 霊など
また煙管や櫛のデザインとしての見本帳のような役割も

改めて この爺さんの教養の深さと「天才度」を知った そして飄々としつつもとぼけたユーモアのある味わいも・・・


北斎と蔦重をはじめとする浮世絵の出版元との関係を 企画展で見ることができた
この時代の版元は世の中の流行をつかんで受けそうな企画をして絵師 彫師 摺師を指揮するプロデューサー的役割をしていたそうだる重要な存在だったそうだ。北斎とのかかわりは 二代目蔦重のほうが深かったようだが初代としての関わりのあった絵も見ることができた。



館内でもらった 北斎×プロデューサー展 関連マップ
耕書堂跡 永寿堂跡 回向院 本所割下水 誓教寺 浅草寺 吉原・・・

今でいう 江東区 台東区 中央区あたりだろうか この地図を参考に訪れてみるのも楽しいと思う
これからの枯山水散歩(徘徊)の参考にしよう





さくっと見るつもりが2時間も居てしまった

ところで「べらぼう」みなさまご覧になってますか?
ワタシの中で 今一番楽しみなドラマとなってます。展開 脚本が素晴らしい。
「もう瀬川 出ないのかなあ」
「瀬川が出なくなったら楽しみが半分になっちまうよな」
と オットと同じ感想を言っている爺たち
確かに小芝風花ちゃんの花魁姿はわちきも魅了された。検校に相対したあのせりふも感動したでありんす。

博物館の前の公園で一服する鳥爺②


近くの銀行ATMも江戸風味でした


この日は新橋で夕食の予定だったが さすがにここから歩くのは無理だと
都営大江戸線で門前仲町まで乗車 
永代橋より徘徊w






ここの所の雨のせいか すみだがわは満々と水を湛えていた


いわゆるウォーターフロントの高層ビルの林立はすごいですね





よく歩きました


聖路加病院を見上げる




へ~ こんな所が諭吉先生のゆかりの地だったのか・・・




新橋着 ホントよく歩く枯山水ズ



ほとんど飲まず食わずで歩いたので 早めの夕飲みはタイムリー企画であった。
この店を見つけて予約したのは鳥爺①
最近 こういった店選択も うるせーワタシに対する配慮が見えて何よりだ




大久保さんにそっくりな名物ママのいる店
よくマスコミにも取り上げられるらしく 芸能人やTV関係者のサインや写真などで壁が埋め尽くされていた



そういうのにも目もくれず 食べて飲むのに専念の枯山水ズ

生ビールジョッキが500円というのでビックリ 場所を考えると破格の安さ

あさり入りの卵料理(あさりゴロゴロで美味しかった)


胡瓜と牛肉の辛み和え


海鮮おこげ


焼き餃子


スタミナ茄子(これ カラっとあがっててそのくせ油っぽくなくニンニクのチップと一緒に食べるともんのすごく美味しかった このためだけにまた食べに行きたい)


牛肉の水煮 (これは鳥爺②がオーダーしたがイマイチであった)



2時間ほどの間でこれらを食べながら、生ビールのあとに三人で紹興酒のハーフボトル1本 レモンサワーそれぞれ1杯

「次はどこ行くかいの~」 と次回の徘徊を相談してそれぞれの家へ




これよりgooブログ終了につき 引っ越しの件です

gooが推奨する amebaかはてなのどちらかにはしようと思ってますが
コメントまで移せるのははてなの方みたいですね。
そうなったら はてな一択かな~ こちらのコメント欄読み返すと本記事よりおもろいことありますからね 

どっちみち今月来月はサーバーも混み合いそうなので様子見てゆっくりして行こうと思います
さっき 引っ越しページを見たらダウンロードは7日に一度だそうだ
間に合うのかね?ってのは心配しつつも
それまではこちらで書いて行こう
コメント (2)
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オットと映画に

2025-04-11 23:49:50 | 見る(映画 劇場 美術館など)
久しぶりにウイークデイに完全に休みをとったオットと渋谷で映画を見て来た




面白かったですよ。アクションもない 華やかな美女やイケメンが出演するわけじゃないが 一つ一つの場面展開から目を離せない映画だった。

コンクラーベとはご存知でしょうが ローマ教皇が亡くなった後に世界中から枢機卿がシスティーナ礼拝堂に集められ閉ざされた扉の中で次の教皇が決まるまで選挙が繰り返される。 コンクラーヴェを任されることになったローレンス枢機卿 有力な候補たちのそれぞれの個性 めぐる陰謀など

それでラストは強烈だった。オットと「こう来たか~」「予想外だったね」とやられた感だった。

ネタバレ避けるためにこれ以上書けませんが・・・

差し障りのないところで書くと カトリックの中でも多様性を容認する波は来ているみたいだがそれを踏襲しようとするベリーニ枢機卿 には案外票が集まらず
多様性の一部の表現となるのか アデイエミ枢機卿 は初のアフリカ系の教皇を狙い それに絡んだのがカナダ系のトランブレ枢機卿 
多様性は認めず 徹底した保守派なのがテデスコ枢機卿(このオジサンはトランプを彷彿させられた このての人を選んじゃったのが今のアメリカなんじゃないか?)
そして故教皇に枢機卿に任命されたばかりのアフガニスタンのカブールから直前に現れたベニテス枢機卿 

選挙中の駆け引きの中で色んな事実が知れて苦悩するローレンス枢機卿
扉の外ではテロも起こる

ローレンスが言った 「私は確信を排除し疑義を支持する」(意訳)みたいな言葉が印象に残った。宗教ってひたすら信じてすがるもんじゃないのか?って昔からの宗教のイメージを壊す言葉のような気がしたから。
そしてその自分の言葉で 彼は新しい教皇を受け入れざるを得ないわけですね。

しつこく言うけどラストは 「こう来たか~」だった。

画面も美しかった システィーナ礼拝堂のあのミケランジェロの天井絵 周りの回廊や中庭の重厚感
その中で枢機卿たちの赤い衣装 白い胴着 白い傘などが美しい
ヨーロッパの色って鮮やかな色でも裏側に黒が貼ってあるみたいな感じでどこか沈んで深く見えるのはどうしてなんだろう?

って感じで ものすごく趣味な映画だったんですね。
渋谷クイントのしょぼいスクリーン2にせよ 映画館で生活感に邪魔されずに集中してみるべき作品だと思った。

コメント (4)
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週末は音楽で♬

2025-04-07 13:34:45 | 見る(映画 劇場 美術館など)
先週金曜夜
ゴルフ友のご主人のライブへ
いつもは中央線某駅に近い 小さな渋すぎるライブハウスで毎月演奏しているのだが 年に二回くらい大きな箱でなさいます。

友人たちと近くのホテルに集合してさくっと食べてからライブハウスへ




レストランでのんびりしすぎたのか入場が遅れて ステージの真ん前でサックスと1mも離れてない席になってしもた


臨場感ありすぎ
アップルウォッチに 耳のマークの注意喚起が出っぱなしだw


サックス2本 ドラム ベース ピアノという編成
Wサックスは華やかで良かったですよ


友だちダンナのテナーサックスのバンドリーダーは同年代の渋オジだが 周りはムスコ年代のG大卒なんかのプロたち
ライブだけで食べて行くのも大変な時代 こういったオジの活動は彼らのためにもなっている。



途中 大学の音楽サークルの先輩だったという古希オジさんがボーカルで出演

ドラムも大学仲間と六本木の老舗のライブハウスの元オーナーなんかも替わって演奏された 共に白髪アラセブン?



カウンターの隣の席に置いてあったテナーサックス ヴィンテージ物だそうだ
確かにヴィンテージオーラが漂っておった
持ち主もこの道 何十年? こうやって自分の趣味を貫き 若いもんの役にもたって毎日の練習で自己研鑽にもなって生きがいと楽しみにもなる 音楽って良いな~って思いました。

そして 話は昨日の日曜日

中央線西部の駅ちかいホールで 孫②のピアノ発表会デビューに行った

孫①は残念ながら今年から塾が忙しくなってリタイヤしたが中学に入学したらまた復帰するそうで
孫②は散々嫌がっていたが(孫①がママに怒られるのを見ていたためw)元々音楽は好きだったためか去年から始めた。ある程度大きくなってから始めたためか孫①よりは上達が早いし毎日自分から練習しているのでママには怒られずにすんでいる。ここでも次男の要領の良さが発揮されております。


一回目は ママと連弾


二回目はソロで どっちも落ち着いて強弱もちゃんとつけて力強く弾いてた


記念撮影も お行儀よくさすが外面よしおだったな


終わった後ホールで 見に来ていた孫~ず三人で記念撮影(孫④はパパと留守番だった)
演奏会中、連弾はお父さんとという組も2組あったが一人はいかにも業界人っぽいロン毛を縛ったパパと もう一人はオーダースーツ(推測)をかっこよく着こなしたパパ (両者イケメン)で 色んな分野でこの世代の父ちゃんたちの育児参加を感じた。良い事である。

孫たちも人生に音楽を取り入れられて楽しんでいけるといいな~ と 前々日のライブもあっての感想ですね。


お嫁ちゃんママと 孫①と③
跪いた孫①になんかお世話されてる③ このこはいつもお姫様あつかいでいいねえ



この後嫁ママとお昼をご一緒したが 盛り上がった話題は演奏前後の女の子のお辞儀のことだった
他人様のお子さんの写真で例をあげて恐縮だけど



この「腹に手をあてて肘張っての頭を下げる」ってのが気になったんですね
この発表会は三人の先生の門下生の合同のものなんだけど 演奏前に椅子や足置きを調整するために先生が出て来るのでわかったが その中の一人の先生の門下生ということが判明した(ワタシも変な観察してますな)
子供は言われるままにするのだろうからその先生のご指導なのであろう
孫①②の先生じゃなくて良かったよ。
デパートの店員やCAさんたちもあの手のお辞儀をされる人がいるけど あたしは嫌いです。
嫁ママも「気持ち悪いですよね~!」とのことで両母の意見が完全一致した。
あれだけは孫③④にやろうとしたら絶対阻止するつもりである(鼻息)



終わってちょうど昼時 どこかでランチしてから解散としようとお嫁ちゃんも色々探したのだけど沿線の気の利いた店は軒並み満員 じゃ行き当たりばったりで近くで探したがファミレスや蕎麦屋も満員 
仕方ないので昼間からやってる居酒屋へ



昼飯時に空いてるだけあってここがすさまじく不味くてw 奥の席のオヤジが(1lの酎ハイを何度もおかわり)デカい声ですさまじくうるさくて 生中も泡立ちも悪くてキリンって書いてあるけどビールじゃない味で チーズ焼きカレーなんて昨日の残りのドライカレーをかき集めてトッ〇バリュのセルロース含有率がめちゃくちゃ高い溶けるチーズをトッピングって感じで 久々に散々な体験をしたが このメンバー含む合同誕生会は今月予定してるし孫たちはそれなりに楽しそうだったのでよしといたしましょう。

一夜明けて

孫②は入学式



ワタシは行かなかったが、お嫁ちゃん曰く 「昨日の疲れも見せずに元気に一年生になりました」 とのこと
四月は忙しい 発表会だの進学だの進級だのが目白押しの局家周りです。
そしてワタシも一つ歳を重ねてしまった








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和風ミュージカル

2025-03-20 00:14:49 | 見る(映画 劇場 美術館など)
Gちゃんロスの中は家に居るとますます落ち込むので 前からの予定はこなし新しいお誘いは受けてなるべく外出するようにしていた。
備忘録です 

この日はお嫁ちゃんからプレゼントされたチケットでミュージカルへ

漫画が原作 NHKのドラマにもアニメにもなっている作品

@シアターオーブ

渋谷はダンジョンらしいがさすがにこの辺の通路も慣れて来た 今は新宿の方が動線はひどいかもですね



確かこの前の週は一瞬春の温かさだったがこの日は寒かった

この劇場も久しぶり






会場に入る こういう時間は好き

この日は一人観劇 お嫁ちゃんってこういうの一人で見に行く人なんだな~


前から8番目なので良い席かな と期待したが この劇場って10列目くらいまで平らなんですよね。前に縦横大きい女性がお座りになったので 秘かにちっとなる。これならもうちょっと後ろの方が良かったかも(と貰ったチケットで文句言っちゃ悪いが)シアターオーブの席取りするときに覚えておこう・・・





ミュージカル『昭和元禄落語心中』PV

あの「落語」が重要なファクターである作品がどういうふうに「ミュージカル」になるのか?
秘かに心配したが そう乖離してるって感じじゃなかった。
何より
助六(山﨑) 八雲(古川) みよ吉(明日海)の三人が役にはまっていて美しいこと。
山﨑育くんの情熱と歌と演技の表現力は想像通りだったが 秀逸だったのは古川君 この中では一番長い年齢層を演じていたがそれぞれで素晴らしかった。品も良くていっくんに比べてちょっと抑え気味な表現も好み。
あと明日海さん 宝塚トップ退団後女優でお見掛けした時は なんかもったいない使われ方だな~と思っていたが この役では良かった。着物でもドレスでも美しいこと 艶っぽいこと
やはり彼女は舞台の人なのかもしれないな~ などと

全体的にひきつけられて退屈しない演出だったが 楽曲がね・・・
代表曲となるのは あの あじゃらかもくれん・・ としたらちょっと寂しいと思いました。

もっと心に刺さって後々まで口ずさみたくなる歌を聞きたかった(個人の感想ですよ)


この日はeプラスの貸し切り公演だった プラミちゃんも久しぶり



舞台が跳ねた後はなんと雪が降っていてビックリした。
オットが駅まで迎えにきてくれた。



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予習中

2025-02-13 21:57:56 | 見る(映画 劇場 美術館など)
来月これを見に行く予定なんですよ。

お嫁ちゃんが自分が行くつもりで予約していたチケットだけど行けなくなったのでワタシに行ってくださいと頼まれた。
実は舞台友Nからも同じ公演を誘われていたのだが 今から二度見決定するのも怖いので(チケット値段も爆上がり故)お嫁ちゃんのチケットで行くことになっている。


漫画 アニメとも名作 NHKドラマも話題になったようなのでご存知の方も多いでしょうが

「昭和元禄落語心中」は、刑務所あがりの主人公・与太郎が、「昭和最後の名人」と言われる八代目有楽亭八雲に弟子入りすることから始まる物語。2010年から2016年にかけてITAN(講談社)で連載され、単行本は全10巻が刊行された。2016年にTVアニメ、 2018年にNHKでTVドラマ化されたほか、2月28日より「ミュージカル『昭和元禄落語心中』」が上演される。(サイトより)

私はちっとも知りませんでした。
だいたい漫画やアニメはムスコ夫婦からの情報から知って読んでみておもしろ~いってことが多い。特にお嫁ちゃんとは家族の中で読書趣味が合うようです。
「大奥」や「昨日何食べた?」なんかもお嫁ちゃんから全巻貸してもらって読んだっけ。
これも教えてもらってよかったな~

今回 アニメを見たかったので huluで検索したらシーズン2までupされてたので昨夜から見始めたら・・・

まあこれがストーリー的によく練られてて キャストがそれぞれ魅力があって 泣かせ処も自然で・・・
要するに 非常に面白かったのであります。

はまってしまいシーズン1を一気見してしまった。
あ~ NHKドラマも見逃したのが残念だ。

アニメ画像 ↓ 作画も音楽も当時の時代感もとっても趣味だった。
落語場面もよくできてるのよ。
最近落語を見に行ってないが(これもチケットが全然取れなくなった 以前はちょっとがんばれば志の輔師匠なんかも取れなくはなかったのに・・)またライブで聞きたいな~ と思いましたね。







八雲(菊比古)役が古川雄大さん 助六役が山﨑いっくん みよ吉役が明日海りお
それぞれのイメージは裏切られなさそうだけど・・・

しかし これをどうやって「ミュージカル化」するんでしょうね?

楽しみなような怖いような・・・

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目黒で月を堪能す

2024-11-30 23:02:00 | 見る(映画 劇場 美術館など)
旅日記を書こうとは思うんだけど こちらも忘れないうちに備忘録

昨日(金曜日) オットに頼まれた管理仕事のうちあわせに行った。
終わった時はお昼時、ワタシの次の予定は3時。自宅に戻るのにはちょっと中途半端 なので ここいらで時間をつぶそう。

一人ランチで選んだのは駅のそばのコリアンレストランであった
わりにレビューは良かったんだけど・・・


すっぱいだけで旨味のないキムチと泥っぽいスープと


同じく酸っぱくて塩気が多くて旨味の無いのに変にスパイシーなヤンニョムチキンがメイン


デザートの杏仁豆腐で口直ししようと思ったらこのシロップにまで黒酢が使われていた。豆腐自体の食感はいいのに残念
料理全般 どんだけ黒酢好きなんだよ! と 変にスパイス使ってこじらせてる感じ。
ワタシの美味しいモンセンサーが久しぶりに外れてしまったのがショック。店主がイケメンだったのがせめてもの慰めであったw・・・

食べ物でガックリが尾を引くもんで ちょっと気分を変えようかと
行人坂を降りる この坂は江戸市中から目黒不動尊への参詣路だったそうですよ。
行きはよいよい帰りは・・・ の坂なんですよね


大圓寺前を通り過ぎる


天台宗の寺院 釈迦如来 大黒天を祀り 元祖山手七福神の一つだそうだ


目的はここのホテル 目黒雅叙園です




お七の井戸 八百屋お七とは、恋焦がれた寺小姓吉三会いたさに自宅に放火して鈴ヶ森で火刑にされた迷惑系情熱女子ですが その恋慕の相手はお七亡きあとに僧侶となって念仏行に出かけたらしいが その出発時にお七の菩提を念じつつ水垢離を行ったところ なんですと。
この前は今までに何度も通ったが気づかなかったよ。


見上げると緑が濃い 目黒駅から目黒川までドーンと下がる
河岸段丘なんですかね?


ホテルのエントランスはクリスマス模様
といってもここのホテルはどっちかというと全体が東洋風なのが似合う気がする



ほらね
廊下の壁画なぞ


百段階段の入り口です
こちらのエレベーター
ここからして豪華です


内部


韓国の螺鈿作家によるものだそうだ





「百段階段」とは通称で、ホテル雅叙園東京の前身である目黒雅叙園3号館にあたり、1935(昭和10)年に建てられた当館で現存する唯一の木造建築です。食事を愉しみ、晴れやかな宴が行われた7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。階段は厚さ約5cmのケヤキ板を使用。階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。
“昭和の竜宮城”と呼ばれた当時の目黒雅叙園の建物の特徴は、装飾の破格な豪華さにあります。最近の研究によると、その豪華な装飾は桃山風、更には日光東照宮の系列、あるいは歌舞伎などに見られる江戸文化に属するものとも言え、なかでも「百段階段」はその装飾の美しさから見ても、伝統的な美意識の最高到達点を示すものとされています。2009(平成21)年3月、東京都の有形文化財に指定されました。サイトより



今回は 月百姿×百段階段


はるか昔から月は人々を魅了し続け 古今東西の文化や芸術において主題として扱われてきました 月百姿は幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師 月岡芳年が月にちなんださまざまなモチーフを書いたシリーズです

だそうです






今まで何度か行ったが お雛祭りだのの時は激混み 今回はそこまで人は多くなかったがとても良かったですよ。

見学客もジジババが多いと思いきや 若い男の子の二人連れとか仕事の途中っぽい渋オジとかも 日本髪を結って着物を着てさかんに写真を撮ってもらってるSNS発信するんですか? の若い女子もいた。











月岡芳年 最近聞いた名前と思ったが この夏太田美術館でこの展示の中でも登場していたっけ
月とかそれにまつわる幽遠な世界を描くのが好きな浮世絵師だったんじゃないですかね?
原本の浮世絵は写真不可なので写真は加工された作品です















魚樵の間


月にまつわる現代作家の作品も展示


次の部屋


すすきも風が吹いてさわさわする


月もプロダクションマッピングで陰が変わる ウサギも出て来る






中国風の部屋


中華風の食卓と中国美人
















部屋の四季の画も素晴らしく











芳年の作品を









清方の美人が見下ろす










百段階段の最上階 なぜか99段なんですよね


頂上の間


こういう部屋のしつらえも素敵だ
1935年の建築 よく火事にも会わずに残ってたもんですね
ワタシの明治生まれの祖母が姪の結婚式がこの会場であって
「竜宮城みたいな所だったんだよ」と語ってたのを思い出す
当時も豪華絢爛な建物だったのではないでしょうか?




これは複製です




さて 帰りますか




ここのショップはちょっと変わったセレクションで素敵なものが多い




良い展示を見られて コリアン料理の味を忘れた




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金曜日の日比谷

2024-10-27 00:11:14 | 見る(映画 劇場 美術館など)
こんなイベントやってました




少々惹かれながらも前を通り過ぎて おなじみの劇場へ(と言っても久しぶりかな?)


こちらに入る 今日は星組
この日は舞台友Nと二人観劇だった。


この日の演目は 三谷幸喜氏の映画をもとに 宝塚所属の演出家 石田昌也氏が手掛けた




S席 まあまあの席(なんていうと罰が当たりますね)人気の星組 チケット取りは激戦だったに違いない。


幕開けは 国会議事堂をバックにタイトル 両端には選挙ポスターが


タイムリーと言えばタイムリーですね。
この企画が上がった時には 岸田さんが辞めるなんて話も石破さんが総裁になったとたんに解散総選挙なんて話は起こってなかったんだからさ






ちらし↓







記憶にございません!

ートップ・シークレットー

原作/映画「記憶にございません!」©2019 フジテレビ 東宝映画脚本・監督/三谷幸喜

潤色・上演台本・演出/石田 昌也

喜脚本・監替により2019年に上映され、大ビットを記録した映画「記憶にございません!」。

憲政史上最低の支持率を叩き出した総理大臣・黒田啓介が、記憶を無くしたことで巻き起こす経動を描いた政界コメディを、宝塚歌劇で舞台化。

上最悪のダメ総理と揶揄される黒田総理は、投げつけられた石が頭に当たったことで記憶をってしまう。子供の頃のことは覚えているが、政治家になってからの記憶がそっくり抜け落ち、胎子の頭すら忘れてしまう。前代未聞・・・現職総理の記憶喪失に、首相秘書官の井坂らは、この事態をトップ・シークレットとして扱い、黒田に無理やり政務を続行させる。

用は、記憶を失ったことでこれまで自分が行ってきた(らしい7)不倫、汚職、暴言等、悪行を和り唖然。国民の為に標を正し、真摯に政治に向き合っていく黒田だったが、アメリカ大統領の訪日により官邸は再び大騒動に・。


星組公演『記憶にございません!』『Tiara Azul -Destino-(ティアラ・アスール ディスティーノ)』初日舞台映像(ロング)  

三谷氏の喜劇ってどうもワタシの笑いのツボを刺激してくれないので 映画も途中で飽きる(相性が悪いのでしょうね 古畑と鎌倉殿は好きですよ)だし 石田氏の演出は色んな意味で昭和のセンスと感じてしまうのでこの作品を楽しめるか危惧してたけど やっぱりね・・・・ で終わった。

この前の演目 RRR が凄すぎたので どうしてこういう話に こっちゃん(トップさん)を使うかね~ 退団も決まってるのにもったいなさすぎるでしょ とさえ思った(個人の感想です)
こういう話は大劇場じゃなくて青年館とか全国ツアー規模でやってくれればいいのに(個人の感想です)
それにジェンヌにバーコードハゲのカツラをかぶらせて誰が喜ぶのか?(個人の感想です)


とにかく 前作RRRと同じ料金なのは価値が違いすぎた。歌もダンスも抜群のトップさんと周囲を見たいワタシの不完全燃焼感と これで退団する娘役トップの方もなんとなくお気の毒(個人の感想です)



その代わりと言ってはなんだが こちらのショーは良かったな。
初演出の方
アルゼンチンのグアレグアイチュで行われるカルナバルを舞台に繰り広げるパッショナブルなレビュー作品 だそうな。
やはり このトップさんは 歌もダンスもお芝居も死角の無い人。
歌の安定感 ちゃんと歌詞がはっきり情感とともに伝わってくるのは安心して聞いてられる(次期トップさんもその辺踏襲して欲しい 時々何言ってんのかわからないんだよな 個人の感想です)
これで今日の不完全燃焼感がちょっと和らいだ。



帰り ちょうど東北地方で頼まれ仕事してきた(逆出稼ぎと呼ぶ)オットと落ちあい、南国酒家で定食つまみにビール飲んで今日の宝塚はタイムリーにこういう話だったんだよとオットに話したもののまるで興味もなさげだったのでさもありなんと思いつつ 地元の駅に着いて 封筒持参だったので 二人で期日前投票して帰宅。 





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連休半ばに行ったのは?

2024-09-17 13:58:31 | 見る(映画 劇場 美術館など)
敬老の日を含む三連休も終わりましたね
九月半ばなのにまだまだ暑い日が続いた。

局夫婦 日曜日にはこちらに



オットが仕事関係の方に招待券をいただいて来たので その方の出品作品も拝見しよう、ワタシの中学の恩師も出品されている。

乃木坂駅から直結


この日はこちらのふたつの企画展も開催されていて
とにかく来場者が多かった






こっち側の企画展の来場者はこういう方たちがたくさん



しかし まいったのは会場の暑さであった。
この通路とカフェの部分が特に暑い! 
この日も35℃あまりあった外気温とあまりかわらない感じ。



空調もあるのだろうが この吹き抜けとガラスの外壁で温室のごとし
これじゃカフェで熱中症になりそうだよ💦



後で建築士Nちゃんに会場の暑さを訴えたら、ビルなどの建築基準の空調部分の規制が何十年前かのものと同じで、この熱帯化した都会の現在にはマッチしていないので、最近大きなビルでも「暑い」という苦情が出るそうだ。
基準以上にすると余計な金もかかるしで 施主や設計側でも悩みのタネなんですと
色んな弊害が出てるんですね。地球温暖化・・・
しかし 強力なエアコンつければ室外器からはそれだけの温かい空気が排出されちゃうわけだし、何か違う方法ないんかいな?
せめて屋上の緑化を推進するとかねえ・・・

そういえばNちゃんのお父様(亡くなる3日前まで絵筆を手に取っていた)も この展覧会の会員だったな。

で、ワタシ達はこちらの会場へ



以下 ワタシがピピピと来た絵画作品 (オットの知人&ワタシの恩師のも含む)を順不同で貼り付けちゃいます


















しかし 絵画作品多いんだよね~
これだけの大きさをまとめて自己表現する方たちの情熱には尊敬申し上げますが多すぎて一個一個を丁寧に鑑賞する気力がだんだん落ちて来る(ゴメンナサイ)



なので 隣の部屋の彫刻部門に行った。

あら これ楽しい! 今まで知り合いの絵だけ見に来てこちらは寄らなかったのかな?
オットと「ここ おもしろいじゃん」「ホントね~」と

























仲間だと記念撮影 ↓






動物のものが目に付く
可愛かったりちょっと不気味だったり












これも好き 興福寺の国宝館の小鬼が現代風になった系




誰が殺したコックロビン♬ を思い出す ↓



赤毛のアンシリーズの「アンの青春時代」の彼女を彷彿させられました。


かわええ・・・



ふわちゃんか?w



と この部屋でたくさん楽しんだのであった。

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孫①の誕生日

2024-08-26 23:19:06 | 見る(映画 劇場 美術館など)
昨日は孫①(ムスコの長男)の誕生日だった。10歳! 
あのひよひよした小さな赤ちゃんがもう10歳! あっと言う間だったような10年間・・・

で、昨日はここでお祝いしました。ムスメ一家は孫③の行事で不参加だったがムスコ一家とワタシ達夫婦6人訪れたのは・・・





ワーナー ブラザース スタジオツアー東京は、映画「ハリー・ポッター」や「ファンタスティック・ビースト」シリーズの制作の裏側を実際に体験できる、全く新しいウォークスルー型のエンターテイメント施設です。映画でも人気のホグワーツの大広間、ダイアゴン横丁、9と¾線のホグワーツ特急のほか、実際に映画に携わった世界最高峰のクリエイター達の制作した数々の素晴らしいセットが楽しめます。箒に乗ったり、爽やかなバタービールを飲んだり、ホグワーツの動く階段エリアで実際に動く肖像画になってみたりと多数のアクティビティも楽しめます。さらに、スタジオツアー限定商品が多数揃っているショップもあります。アジアでは初のオープンとなり、「ハリー・ポッター」の屋内型施設としては世界大規模の大きさを誇り、この施設すべてを見て回るのに4時間程度かかることもあります。2012年の開業以来、いまだに予約困難なイギリスの「スタジオツアーロンドン」に続き、「スタジオツアー東京」にはここでしか見られない独自のセットがあるのも大きな魅力のひとつです。
サイトより

あのとしまえん跡地に作られたテーマパークです

パーキングに駐車し(予約制1800円也)エントランスへ

巨大なドラゴンに迎えられる


入場チェック 手荷物も探知機でしっかり調べられ飛行機に乗る時みたいな金属チェックのゲートも わりとシビアである。



入ると大きなショップ 素敵なディスプレイなのでここで購買意欲をわきたてる感じ






孫①②も しっかり魔法の杖を買ってもらっていた。(一本ずつ)



各国の映画のポスターなどが見られる部屋を経て



さて魔法の世界へのゲートに



この日誕生日の人がゲートを開けられますというので孫①はラッキーとばかり前に出て開けたようだ。


すぐにホグワーツの食堂が現れる










次の部屋



映画にも出てきた動く階段


夢だっけ未来だっけを写す鏡



グリフィンドールの寮の部屋


スリザリンの部屋


禁断の森だっけ?に入る


杖を回して呪文をかけると動物たちが現れる


ちょっと怖がっていた孫②がこの辺からノリノリになった。


森を出ると中庭みたいな所に出て バスや空飛ぶ車などが展示されて
ちょうど喉が渇いたな~ みたいなタイミングでバタービールの店が・・・







あら いいタイミング! 
それにバタービールってどんな味だろう? と買いに行ったワタシは値段を見てぶっ飛びました。


バタービール一杯とこのポップコーンのセットが1900円也
3セット買おうと思ったが2セットでいいよね~ ってことにした。

バタービールは上の泡の部分が甘ったるいホイップクリーム(少々バターの香り)下の液体はなんとも言えないカラメル風味の微発泡のシロモノであった。
激マズではないが一度で結構です。

ま、このビアマグ(プラスチック)は洗って持ち帰りできます。
これはオサレ これが我が家の唯一のお土産だ。


マグルの家



ホグワーツに行くためのロンドンの駅
あの有名な9 3/4ホームだ
映画でこの場面は好きだったな~






電車の中の各部屋の中も芸が細かい









ダイアゴン横丁


ここも雰囲気は小説 映画通りの雰囲気だ。







実際に映画で使ったタペストリーなども展示されているが確かによくできてます。
あと映画の音響のスタッフが原始的な職人芸でドラゴンの鼻息とか色んな音を作ってるのには感銘。電子音だけじゃないんだね。


ホグワーツの全景






このパークは見て歩くだけでない色んな体験(クディッチの試合を応援できたり)とかできるのだけど 一番人気は この箒に乗るってものだった。

ここは撮影はできないのでサイトからお借りしました。↓こんな感じで一人ずつ箒にまたがってスタッフの指示で身体を動かしたり杖を振り回したりするとCGの画面と合成された動画が見られるんですね。

子供だけでなく、大人のみなさんも結構喜んでやっていた。



孫①②がやったあとで通り過ぎようとしたら
「バーバもやってよ~」と孫② スタッフもノリノリ ムスコ夫婦もノリノリで「オカン やりなよ」byムスコ「お前こういうの得意だろ」byオット

箒ブースは何部屋かあるのだが ワタシたちが入ったのはちょうど長蛇の列の人たちから見られる一番手前の部屋
そこでワタシ やりましたよ。公開処刑っていうのですかね? 

身体を左右にゆすってクルマをよけたり 波間に突っ込んでスプラッシュしたりもちゃんとやったよ。(入場料6500円/ 大人 の元をとらねば)
終わったあとにスタッフから
「さすが大魔女の貫禄ですね」って言われた。喜んでいいのかっ!

そこでQRコードのプレートをもらってレジに行くと
孫たちとワタシの写真のデータでもらうのは5000円 印刷してもらうと6000円也

「いらないよ」とワタシとムスコの意見が一致した。

あとで考えてみて データでもらっといて遺影にしてもらうのも面白いかもなと思ったが・・・

色々終わって 最後にまたショップに戻る

ディズニーランドもかなりぼっ〇くりと思うがワーナーも相当なもんですね。
体裁の良いテキヤだよな~(こういう事を言うとムスメは嫌がるがムスコは多いに同意する)

孫たちそれぞれ持ってた杖は一本4900円也
あの物語にも出て来る 色んな味のグミは 透明容器に入ってコンビニだったら300円くらいのものが1900円! あとは推して知るべし。


孫①がハリポタ好きで本も全部読んで映画も見たというのでムスコ夫婦も連れて来たかったのであろう。
ワタシはファンタジーは好きだが、幼少時に夢中になって読んだメリーポピンズや指輪物語に比べて ハリポタはちょっと趣味じゃないな~ と思ってたし、このパークに行くことになったので予習のために映画を見ると途中で寝落ちしてしまうのよね~

まあ これも経験だ。
でもとしまえんのままでアップデートしていった方がリピーターは多いのじゃなかろうか?(小声)

ともあれ帰りに焼き肉食べて解散
オットのおごり



散財の一日だったが孫①②が喜んでたので良かったとしましょう。


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浮世絵お化け屋敷にも負けず しつこく古民家の怪談初盆編

2024-08-14 21:22:35 | 見る(映画 劇場 美術館など)
↑画像は昨日東京に戻ってきた時です。初盆の法要とお盆の迎えだけすませてワタシは車で戻った。Uターンラッシュを避けたくてであります。
故郷も暑かったけど東京も暑いですね。

11日には両親の初盆の法要。今年初盆を迎えた檀家の合同法要であった。

13日の迎え盆の日
朝五時に弟を叩き起こしてお墓参りして祖父母と父母をお迎えに。
その日に親戚の何人かとご近所さんがお線香をあげに来てくれた。

その時の話であります。


昼過ぎに従兄弟が三人連れ立ってお参りに来てくれた
父の兄の子供である姉と弟二人、ワタシ達姉弟とも小中高で同じ学校、父も彼らを可愛がっていたし、弟はその父である亡くなった伯父と一緒にテニスしていたりで親しかったし一昨年亡くなった伯母は父と同い年で同じ学校と言った感じで親戚の中でも関係は濃かった人たちだった。
上二人は東京での住居は偶然我が家と同じ区なので何かと共通の話が弾む。

なのでお互いの両親の思い出話にも花が咲いて、仏間の隣の大きな客間で、あちらの三人とこちらは弟とオットとワタシの計六人でお茶を飲みながら和やかに話していたんですね。
そうしたら・・・・

廊下の向こう(8mくらい離れた)リヴィングの戸(引き戸)が開いて閉まった音がして足音がした。そしてなぜか鈴の音も聞こえた。
「ん?」となったワタシ達。
リヴィングには犬を置いていたが、ワタシ達以外に家に人はいなかったのであった。
「今、お勝手の引き戸が開いたよね」
「犬じゃないの?」
「いや、Gちゃんはあの戸は開けられないよ」
「足音も聞こえた気がするけど・・・」
「鈴も鳴ったよねえ・・・」
ぞわわ~

ってことで確かめに行ったオット

「Gはソファで寝てたよ 戸がちょっと開いてたけど」
「まただよ~~」

この従兄弟たち、我が家の「出る話」は知っているのである。(前に冗談まじりに話したことがあったので)

「ね、今、誰か戸を開けたでしょ! 足音と鈴の音聞こえたでしょ!」とワタシ
「いや~ ホントだね~」
「叔父さんかな~」と従兄弟たち
「確かに 父かもね 今日お迎えしてきたし」
「それで 鈴の音ってさ、レオン(父の死んじゃった愛犬)の首輪に鈴が着いてたんですよ~」と弟

と六人が同時に空耳ってことあるんですかね?
六人みんなレピー小体型認知症かいな? 
鳥肌たちまくりであった。まあ父と思えば害はないだろうが、やっぱり怖いんですけど・・・ 
ワタシ一人の時はやめてよね。

賑やかな場が好きだった父
可愛がってた甥と姪が来てくれて、仲間に入りたかったんですかね?


ところで 先週 こちらの美術館に見に行きました。




表参道ヒルズの近くちょっとわき道に入ったところの浮世絵専門の私設美術館であります。





荒れ果てた屋敷に巣くう不気味な妖怪や、怨みを晴らそうと恐ろしい形相で睨みつける幽霊。浮世絵にはさまざまなお化けが登場し、時には見る者を怖がらせ、時にはそのユーモラスな姿で笑わせます。本展では、歌川国芳や月岡芳年の名品をはじめ、妖怪や幽霊を描いた浮世絵約170点(前後期で全点展示替え)を紹介いたします。この夏、お化け屋敷と化す (?)太田記念美術館にぜひ足をお運びください。
美術館サイトより


歌川国芳や月岡芳年など幽霊画の名手の作品が並ぶ夏にふさわしいw展示

日本でのお化けってのは怨念がらみの人間もあれば、猫やキツネやクモやタヌキなどの動物たちの霊もあり、実にバラエティに富んでるんですね。
歴史の一場面や能や歌舞伎の題材になっている場面もあって面白かったですよ。
題材は時にはグロだったり怖かったりするのもあるけど、美人の幽霊なんて儚げで色っぽくて美しさも感じました。

ワタシは怖がりのくせにこういうものが好きなんですね。

何かがあちらからやってくるのであろうか?
東京にいる時は何にも感じないのが不思議なんだけど。
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映画を見てタイ料理食べてドラマを思い出した

2024-07-21 23:14:28 | 見る(映画 劇場 美術館など)
この前の月曜日 枯山水爺たちとこちらを見に行った


秦と趙の全てを懸けた<馬陽の戦い>で、
敵将を討った信(山﨑賢人)と仲間たちの前に突如として現れた、
その存在が隠されていた趙国の総大将・龐煖(吉川晃司)。
自らを<武神>と名乗る龐煖の圧倒的な力の前に、
次々と命を落としていく飛信隊の仲間たち。
致命傷を負った信を背負って、飛信隊は決死の脱出劇を試みる。
「俺たちで、信を守り抜くんだ――。」
一方で戦局を見守っていた王騎(大沢たかお)は、
趙軍の裏に潜むもう一人の化け物の存在を感じ取っていたが、
劣勢を覆すべく最強の大将軍として再び戦地に舞い戻った。
王騎と龐煖の過去の因縁とは?
遠くから戦いを静観する軍師・李牧(小栗旬)の正体とは??
今、因縁が絡み合う馬陽の地で忘れられない戦いが始まる――。
公式サイトより

こちらも4作目 原作のイメージも壊さずスケールも大きく、よく出来た映画だと思いますよ。
でも戦場面が多くてちと飽きた(ワタシは軍師向きじゃないな)
ただこの映画で楽しみなのはキャスティングですね。
男優も女優も 「お~ こう来たか いいね」ってパターンが多い。
今回はなんといっても王騎将軍の大沢たかおさんご活躍。その妻となるべきところで宿敵龐煖(吉川晃司)に殺された女性の将軍役が新登場人物だったのだけど新木優子さんがたおやかで綺麗でかっこよかった。
またかっこいいと言えば今回は王騎軍の副将のトウ役の要潤さんのファルファル。要潤氏って背も高いしイケメンなのに ドラマの役ではおちゃらけたり性格悪かったりでどうもそれをわざと隠してる感じがしませんか? キングダムだとそのイケメンさが全開である。
目の保養におすすめ

9時20分からの回でみたけど140分くらいの長尺だったので終わった時にはもうランチタイム

このメンバーで映画というと 新宿tohoで見てからタイ料理に行くというのが定番になった。
老舗で美味しいんだけど この入り口はね~
上階に熟女パブなんてのも存在するから爺二人と連れ立ってこのビルに入ると同伴みたいだ。


そして狭いエレベーターを昇って行ってのこの入り口
ぴったり閉まってるとちょっと入るには勇気がいる(でも入ると意外に広いフロアにお客さんがあふれています)


美味しくてリーズナブル
今回もシンハービール飲んでそれぞれランチメニューを食べた


パッタイははっきり言ってあまり美味しくなかった。 ケチャップ味が邪魔。
前はそんなじゃなかったけどその日によって味が違うのがエスニックあるあるかも・・・
グリーンカレーがやっぱりおすすめである。



歌舞伎町と言えば


この夏のドラマはこれが気に入ってます。
クドカンは前作 「不適切にもほどがある」 で開き直った感がありますね。
下ネタ多めでお品も悪いが、このくらい突出しててもいいんじゃないかな~?
漫画やライトノベル原作じゃないドラマで面白いのって今のTVじゃクドカンくらいしか思いつかない。







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デ・キリコ展

2024-06-28 00:25:37 | 見る(映画 劇場 美術館など)
中学の時の美術の先生は実技の指導も熱心だったが、教科書以外の画集を使って美術史の入門的な授業をしてくれたのは、今思い出してもありがたかったな~と思う。
地方住みの中学生にとってはなかなか世界の名画のホンモノを見る機会がなかったが、その小さな画像の中にも心ときめかせる絵画は存在したもんだった。
長じてフランスだのイタリアの美術館でそれらを見る機会にも恵まれたがそのたびに(あっ I先生の授業で習った)とより印象が強くなるのはあの感受性の豊かだった頃、心に刻まれて奥底に潜んでいたものが表面に浮かび上がってキラキラするような いわばフラッシュバックなんじゃないかと思ったりする。

そう思うと幼い頃~思春期での経験って色々させといた方が後の人生が彩豊かになるんじゃないかとも思うんですよね。

その中でワタシが一番印象に残った絵が これだった ↓

「通りの神秘と憂鬱」1941年 デ・キリコ作


この絵を見て どこかで見た不安な夢を思い出されるような ぞわぞわしながらも目を離せないような感覚がかきたてられた。
それ以来機会があったら作品を見たいと思う画家になった ジョルジュ・デ・キリコ

4月から始まっていた美術展だったが やっと今日行けました。

今日はちょっと暑さもおさまり美術館日和だった上野界隈であります。



都美術館です。2時半くらいに着くように行ったら入場待ちもなく入館してからもちょうどいい混み具合。




こういうのは一人で見るのがいいですね。音声ガイドも借りてじっくり見た。





ピカソもその生涯の「時代」によって作品の雰囲気が異なるが この人も時代によって違うんですね~

作品展では
形而上絵画の時代(遠近法を無視したような広場やマヌカンを登場させた絵画)
→古典絵画への回帰(ティッツィアーノなどルネサンス期の古典絵画やルーベンスなどのバロック期の作品にひかれて伝統的な表現の研究や実践をしていた時代)
→新形而上絵画(再び形而上絵画に取り組み 以前の街やマヌカンといったモチーフに太陽や月などが組み込まれた新境地)

こういった変化をいっぺんに見ることができて非常に興味深かったのであります。

館内写真はダメだったので(ちょっと残念だけど絵の前に立ちはだかって何枚も写真撮る人がいないってのはいいもんですね 自分も鑑賞だけに集中できるし)
以下は複製が飾られたフォトスポットのもの





オデュッセウスの帰還 1968年


不安を与えるミューズたち 1950年


バラ色の塔のあるイタリア広場 1914年


白鳥のいる神秘的な水浴 1958年 





予言者  1914年

時代もバラバラに上げてしまって申し訳ないですね。
このフォトスポットにはなかったが
この古典絵画への回帰的作品もあるのよ


風景の中で水浴する女たちと赤い布 1945年


少女の肖像 1920年

難解といえば難解なんだけど その時代の変化をナチュラルに受け入れて自分なりの鑑賞を楽しめればいいんだなと開き直る



もう晩年に近い頃の作品 「オデュッセウスの帰還」がワタシは好きだな~
トロイア戦争のあとまっすぐ故郷に帰ればいいものの あちこちほっつき歩いていたオデュッセウス その旅、大海原と感じて動いていたのは自分の部屋だったのでしょうか?
この絵はカーペットの海原でボートを漕ぐオデュッセウス(キリコ自身?)
正面と左右には彼のモチーフにもよく使われていたタンスと椅子があり、左の壁にはイタリア広場の画が窓からはギリシャ風の神殿が見える。
さまざまな変遷を経て集大成みたいな絵。で、人生経験と達観みたいのが感じられて余裕とユーモアみたいなのを感じる。

あまりにも気に入ったので絵葉書と飾る枠を買ってきた。

あ~ 面白かったな~と満足だった美術展でした。




広場で下町ハイボールのフェスをやってて心惹かれたが寄らずに真面目に帰って来ましたよ。
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観劇で感激

2024-06-05 22:26:43 | 見る(映画 劇場 美術館など)
月曜日、夕方から降ってきた雨は土砂降りとなり
(あ~ 濡れちゃって嫌だな)と思いながら駅まで歩いて電車に乗って
たどりついたのは京王新線 初台駅





ミュージカルです



6時開演で30分前くらいに着いたのだが、グッズ売り場には若い子たちの長い列があった。今までのこのミュージカルでは初めてで、誰かお目当てがいるのかな? なんて思っていたのですが・・・



今宵も良い席 ど真ん中でした
同行 舞台友NとMちゃん
二人ともおしゃれなオペラ仕様 ワタシはちょっとカジュアルすぎたかな?と反省




Wキャスト公演で この夜はこの人たち
この舞台のチケット取れるよ、Wキャストだけどどの組み合わせにする?と舞台友Nが声かけてくれた時、我々観劇トリオはキャスト名を見て
「誰? 知らないよね~」
「あたしも知らないな~ まあどのキャストでもいいや」
「作品はいいもんね」
などと今思えば不遜でした。
すみません



ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』(2024)舞台映像ダイジェスト【小関・吉柳ほか】

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』(2024)舞台映像ダイジェスト【岡宮・奥田ほか】


ワタシたちが見たのは↑ ロミオは下 ジュリエットは上の動画バージョン

幕間で三人オバは うなった
「鳥肌たった~~」
「すごいよね~ ダンスも歌も 着実に進化しとる」
「ホントだよ~ しかもイケメンぞろい」
「もうさ 井〇くんとか山〇育くんどころじゃないよね」←これワタシの発言 あとで後悔することになった

今までのロミジュリ 宝塚版、東宝版も何度となく見ているが この日のはワタシの中でベストでした。
出演者が実際のロミオやジュリエットの年に近い若さってところもあると思う。
フレッシュなのに歌もうまいしダンスも切れ切れだ~~
ロミオの王子様っぽいヴィジュアルは今までに見たロミオの中でピカ一
ジュリエットはちょっとアニメ声ながらも伸びやかで確かな音程の歌には聴き惚れられた。




ベテラン陣もそれぞれすばらしかったし、キャピレット夫人の彩吹さん 宝塚でトップにならずに退団されちゃったけどこういう場でご活躍。あいかわらずお上手でしたね~ それぞれのキャプレット家 モンタギュー家の面々やジュリエット乳母やロレンス神父も脇をがっちり固めていた。

で、ですよ。
ワタシ達の一列前に開演ちょっと前に入ってきて座った四人組は 実は

この人達だったんですね この記事は東宝の初演 13年前のです。
ワタシは城田・昆の組み合わせで観劇していた





この時からはや13年か・・・
城田君はデカいのと白髪に近い金髪だったのですぐにわかり、女優陣もなんとなく一般人じゃないオーラがあったけど、黒いマスクの人は誰だろうね・・・なんて思ってたら なんと育くんじゃないですか・・・
ゴメン 育くんどころじゃないね なんて言って・・・w 聞こえなかったよね。
この日は観客がゴージャスだったみたいで 幕が上がる前に 四人のところに加〇清志郎君が挨拶に来ていた。
舞台もだけど観客席も盛り上がってた日だったな~

カーテンコールではスタンディングオベーション(ごく自然に私たちも立ち上がっていた)
その時、岡宮くんからこの四人が来ているというアナウンスがあった。
「大先輩がいらしているのでぼくたちも緊張 変な汗が出ました 云々」
それもごく自然に彼らへのリスペクトと舞台を緊張しつつ楽しんでいる様子を表すMCも上手。
この年代の子たちは自己表現にも長けてますねえ。

あまりにも主要の若い子たちがうまかったのでウィキなんかでサーチしてみたら、コロナ禍の中で公演が中止になったり無観客で配信だけされたりで、それぞれ苦労があったみたいだ。
こうやって満席の中で、拍手や手拍子も起こり、客席下りまでできるようになったのは喜ばしいことなんじゃないかな? そういう喜びも伝わってくるような舞台だった。
文化的にも、もう、あんなパンデミックはこりごりですよ。

そういえば、この日の朝 ゴルフの全米女子オープンで笹生さんが優勝、渋子が二位になったんである。
大谷君はもちろん、バスケットも陸上もサッカーも・・・ あっ相撲もだ。
この舞台の出演者と同じZ世代の子たちのしっかりしている様・・・ ちゃんと努力して結果を出して、受け答えなんかもご立派なこと(一方で信じられないくらいのおバカちゃんも存在するのがちょっと心配ではありますが)を目の当たりにすると、政治も経済も円も劣化してる今の日本がまだ立ち直る余地はあるんじゃないかな~ なんて希望が湧いてくるんですけどね。


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NHKドラマにはまってる

2024-06-01 00:46:25 | 見る(映画 劇場 美術館など)
とある駅で降りて 某大学前を歩いていたらこんなポスターがあった。


お~~ 寅ちゃんだ!
某植物学者のドラマの時は1か月 ブギウギ歌手のドラマは2週間で離脱したワタシだが、これはハマって見ております(オットも録画を欠かさず見ている)
ヒロイン寅役の伊藤沙莉ちゃん。この人が出演するドラマは大抵が好みです。
コロナ禍のまっさいちゅうにhuluでモモウメというショートドラマをやってて 新人OL役が沙莉ちゃん ベテランOL役が江口のりこさんで その掛け合いがなんとも面白く 外出もできない自粛生活の慰めになったんですね。
その頃から 彼女の存在感は注目だったな~
しかし、脇役が主だった頃(朝ドラで米屋のムスメ役もやってたよね)から比べると綺麗になりましたね。

寅ちゃん一家の人たちもみんな良い味 
おとうさん役の岡部さん 暗くなる場面でもそれだけにさせないユーモアのあるせりふ回し。朝から戦争の悲惨な場面はなるべく見たくないんですよ(もうこの歳になると見たり読んだり聞いたり散々してきてるんだから)それが彼によって暗くなり過ぎない演出になっている。
お母さん役の石田ゆり子さんもいい味出してますね。 オット年代のオトコはすべからく彼女の事は好きであろう(言い切る)
あの時代の女性弁護士は働く女性としてのパイオニアだったわけで、今の女性たちは世の中はだいぶ進んで生きやすくなっているとはいえ、女性であるということがある種のハンディになる普遍的原因は共通だけど、それも変にジェンダー問題として主張しすぎてないのもいいなとも思うんですね。
淡々と事実を描いてくれれば伝わる事は伝わるのに 大げさに演出しすぎるのが民放ドラマにありがち。視聴者をバカだと思っているんだろ~な~と腹立たしくなります。

あと寅ちゃんの法律学校時代の彼女と周りの女性たちの着物を見るのも楽しみだった。あの時代の 花柄の着物に花柄の長羽織 縞の着物に花柄の着物に袴 洋服だとありえない柄+柄の組み合わせが着物だとしっくり華やかでしたね~



普段は連ドラの話にならない私の周りの友たちも みんな見ているのでビックリしている。

さらに



今年の大河もはまっている(鎌倉殿は面白かったが去年の家康は2回目で離脱した)
この時代、ある程度の地位のある女性たちがありえないよね~ なんて行動もあるけど 面白いから見ていられる。
出演者も案外イケメン祭りですよね。



あとこれは 今季一番はまってるドラマ
桐野さんの小説は以前好きだったが、あまりにも陰惨で家族否定的な書き方が耐えられない時もある。
これは原作はまだ読んでないが、地方から東京に出て来て一生懸命働いても「貧困」から抜け出せなくて「代理出産」に挑む若い女性の描き方が苦しいけど目が離せない。

なんだかんだ言ってもNHKのドラマってのはちゃんと作られてるんだな~ と3作品を見て思っている。

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花組

2024-05-01 22:54:41 | 見る(映画 劇場 美術館など)
父は熱も下がって痛みもなく意識も戻ってよくしゃべるようだ。
弟が面会に行ったら「ここは何処だ?」と聞いてそのたび答えるの繰り返しだったらしい
オットは「入院すると見当識障がいが来るからな~」と言ったがそれを言うならワタシの事も??くらいの5年ほど見当識障がいですから平常運転ですね。
とにかく身体は回復したようで一安心しました。
ワタシは連休中にもう一度面会に行く予定にして・・・

昨日はこの劇場へ 
夜の部


花組 トップさんと相手娘役さん 退団公演

今回も舞台友NのおかげでSS席であった。


アルカンシェルとは 「空にかかる橋」=「虹」


好きだわ~ エッフェル塔見るとワクワクする




舞台の左手にはフランス国旗 右手にはパリ市の旗がかかげられていて


このパリ市の紋章の船の下の Fluctuat nec mergitur というのがラテン語で「たゆたえど沈まず」という意味で この芝居のテーマとなってるらしい

ストーリーは
「パリは燃えているか?」撤退を決めたドイツのフランス占領軍に、ヒットラーは首都爆撃命令を下す。ナチスドイツの信仰に抵抗を続けていた人々はその時いかにしてパリの街を救ったのか。
フランスが生んだレビューの灯を消すまいと立ち上がった一人のダンサーを主人公に、パリ解放に至る過程をドラマティックに描き上げる物語


小池先生の一幕ものでオリジナル脚本は 時々ワタシとしてはムムム・・・の時もあるのですが、これは飽きずに見られた。
レビューが無いのは劇中のダンスシーンで十分補ってくれた。




それにしても この組のトップさん、特に「推し」がいないワタシですが、今までで一番カッコいいジェンヌさんだと思っていた。
顔が小さくて手足が長いのが当たり前のジェンヌの中でもこの人のスタイルの良さは突き抜けてました。男役の化粧がこれほど似合うのもね~
「はいからさんが通る」の少尉役 「ポーの一族」のアラン役 まさに二次元が出て来たみたいだった。
それに東京西部出身ってことで、偶然「子供が同じクラスで仲良しだった」とか「同じバレエスクールだった」なんて話も聞いててなんとなく身近に感じていたジェンヌさん。
歌は う~~んで音程がイマイチ安定しないでハラハラした時もあったけどダンスの巧みさは群を抜いてましたね

ミリオさんを継いでトップになった時「この人の時代だな」と思ったら就任と同時にコロナ禍は気の毒だった。
休演に次ぐ休演でしたからね。
この辺がパンデミックと戦争という違いはあるけど、災いの渦に巻き込まれながらもレビューの灯を消すまいとがんばるこの作品の主人公マルセルと通じるんですね。
と、すれば退団公演としてふさわしいのかもね。



美しい・・・

そんなことでコロナ禍中はチケットも取れなかったのでに久しぶりの花組公演だったが、お歌も上手になってたし堂々たるトップさんでした。
花組はキザるのも様になるな~

それにしても退団は惜しすぎる・・・
もう何年か続けて欲しかった。


花組公演『アルカンシェル』初日舞台映像(ロング)





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