局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

旅の記憶を引きずりつつ

2017-07-30 23:15:52 | 日々の生活
旅の後遺症で忙しい日が続く。

中心にボンヤリ残っていた時差ぼけと疲れに負け、姑の入院先に見舞ったあと、渋滞の環七で、前の車に突っ込みそうになった黄昏時

危ないわぁ

しかし、やらねばならない案件は積もり、前からの約束や新たなお誘いも
そんなこんなしているうちに、実家の両親にもしばらく会ってないことに気づき、お土産も早く渡さなきゃと思い、夫が飲み会の土曜日、ちょっと里帰りをした。

土曜日夜遅く新宿発
普通車のグリーン車

2席を独り占めできるくらい空いていて、最近買った本を片手に、バスクを懐かしむ時間とすることに…



わー!
ここ行った!
食べた!
懐かしい!
こんないわれがあるんだー!

などと心の中で呟きつつ、あの時間を共有した仲間たちの顔も思い浮かんでくる。

と、その旅行のメンバーたちと作ったグループLINEに



こんなワインたちや





彼の地のパルで食べた料理の再現などの投稿が…

みんなもまだ忙しい日常に戻りつつもバスクを引きずってる。

お皿も買って大事にトランクで運んできたご夫婦よりこだわりの食卓の写真

いいなぁ 趣味が同じ夫婦って!

私も負けじと(笑)
夜の一人旅写真を送りましたよ



白ビールと出てくるときに茹でてきた枝豆 in ジップロック
うーん、省みると女一人旅の相棒としてはちとワビシサも感じなくもない。

いや、いーんです。おいしければ。

仲良しの若い子に
「局さん、用意周到すぎて笑えます」とからかわれ、セレブご夫婦には「青唐辛子と思ったら枝豆だわ」「渋い! 」と誉められ?る。

深夜に地方の寂れた駅についたら、弟が「雨だし、迎えにきたぜ」と車で迎えに来てくれていた。

次の日に、両親のホームへ行って一緒にランチ。
父にマカロンの原形みたいなゲタリアで買ったお菓子
母に名物リネンの小さなバッグと山羊の乳のチーズを渡す。

かなり、濃厚な癖のあるチーズだが、母は大喜び。
こういう発酵食品や、癖のある匂いのもの、エキゾチックな香辛料を好むばあさんらしからぬ嗜好は、私にしっかり遺伝しているみたい。
旅の写真を見せて、色んな話をして、ちょっと肩の荷がおりる。

そしてまた電車に乗り、途中の駅でオットと待ち合わせして帰ってきた日曜日。

電車で帰省は時間がかかるけど、これはこれでいいもんですね。
ちょこっと時間のオアシス感。
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プレパト流

2017-07-27 00:20:47 | 家族あれこれ(犬も含めて)
ムスメは仕事で使った花やグリーンをたまにうちに持ち帰る。

昨日は、深夜に大きな花束をタクシーで持ち帰ったらしい(終電なんてとっくにない時間)

朝、それをばらした花が色んな花器にいけてあった









全く習ったこともないんだけど、よくまとまってはいると思う。

ムスメ曰く、プレパト流とか。
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職人さんたち①

2017-07-24 23:39:44 | 
この旅行中 色々な生産者、様々な職人さんたちに会った。


最高級カヴァの生産ワイナリー



ここはシャンパーニュと同じ製法 しかも瓶を動かして澱を集める作業は職人さんの手作業、澱抜きは液体窒素で凍らせず抜栓する職人技というこだわり





バルセロネータ海岸 ここに日本で言えば湘南の海にある海の家みたいなところに行ったんだけど



あ~ら びっくり ビールやコーラじゃないんだよ。イケメンがサングリアを作って注いでくれる。ワイン類も充実



食べものもカレー、ラーメン、焼きそばが出てくるような風貌のわりに、中央のキッチンは本格派! パエリアがいくつも同時に作れる施設が隠れていた。



本格海の幸に舌鼓 そりゃー、目の前の海から持ってきたような魚介なんだから当然おいしい

海のあとは山のほう



有機栽培にこだわるプリオラートのワイナリー



モンサンのブドウ畑 降水量が大変少ないんだけど、殆ど水を与えないらしい。水を与えるとぶどうが甘えて地中深く根をはらないんだって。
そして少ない収穫量であえて凝縮した果実を作る職人魂





こちらは家内手工業的



家族写真が温かい



サービスの生ハムやチーズとともに試飲

ワイナリーで試飲して ランチで飲んでディナーで飲んでバルめぐりで飲んで・・・
ちゃんと代謝してくれた胃腸と肝臓よ ありがとう

それからちょっと趣を変えて 今度は大規模なワイナリー



☆プリオラートワインの発祥の地





こちらは大規模
だけど 山の急斜面に栽培されているために手摘み ここから何人もの人が転がり落ちて亡くなっているそうだ

選果はレーザーでコンピューター制御なんだって

ちょいとワインから離れて



魔除け(西洋アザミのドライフラワー)が迎えてくれる



チーズ工房に ☆  こちらはイディアサバルという羊の乳から作るクリーミーなチーズの生産者

自ら羊を飼い、乳を搾り、チーズに加工する



食塩の海を漂う



黴をまとって熟成を待つ

「昔はさ、毎日毎日搾った乳をその日のうちに加工しなきゃなんなかったもんで、一日も休めなかったんさな。今は冷蔵技術が発達したから2.3日貯めておけるようになって ちったぁ楽になったんだよ」意訳



「まぁ ちっと食いねえ」意訳

チーズもヤギの乳で作ったスイーツもおいしかった。

     ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

ワインもパエリアもチーズも 生産者自身、それを支える周りの人たち、語る、語る・・・ スペイン人ってこんなにおしゃべりなのかってくらい自分の作るものに対して語るのは誇りのなせることか・・・
ラテン民族ってわりにおおざっぱなイメージがあったけど、この職人さんたちの自分が作り出すものへの情熱とこだわりは今回の旅行でヒシヒシと感じて

行く先々で製品を買って、スーツケースが日々重くなっていったのであった・・・

この食職人さん記事 続きます。
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ピレネー超えて

2017-07-20 01:28:31 | 
ホント時系列はまるで無視で思いつくままにしばらく綴ろう。

前記事 サンセバの日中は実はフランスにいた。

こちらに









バスを降りたらいきなりロバに迎えられる





ロバを世話する少年たちはジャニーズを経て方向に引き伸ばし、顔を立体的にして 三割ほど美形にしたような子供たち



可愛い子豚たち お母さんは 紅の豚そっくりだが子供たちはとても愛らしい。ちょこまか走ったり兄弟で遊んだり

きゃー可愛い! と声をあげる私たちだが、三日前にバルセロナで食べた乳のみ子豚のローストに舌鼓をうったことを思い出してしまった。
そりゃー家畜なんだから食べられるのは運命だが、こんな小さなうちに命を奪われて、食卓にあがっていたとは・・
しかしあんなおいしい豚肉は初めて食べたのである。ともあれ感謝とともに(合掌)

オテイザさん自ら車を運転して山の上(この辺一帯彼の農園)まで連れて行ってくれた。



んまーこの景色!
途中の山道で私たちの足を停めて 目をつぶって周りの音を聞いてくれと言った彼。

風にそよぐ木々と草の音。さまざまな語りあっているような鳥の声。どこかでいななく馬、遠くの足音・・・・

「イヤホンをとって自然の音を聞いてくれ」そういう時間が私たちに必要なんだということを教えてくれた。

まあワタシは耳に何か突っ込むの嫌いだからイヤホンはしないけどね。山手線の中で人のおしゃべり聞いてて心の中で色々突っ込むのがせいぜいって所が都会暮らしの殺伐としたところだけど。

こんな自然の音を聞いて日々過ごしていたら、ワタシも何割ましか優しい人間になるであろう。



一方彼は近代的なハム工場も持っている。見学させてもらった。





ハムの森



ハムをかきわけて進む。こんな経験二度としないであろう。

そして特製ランチをいただく



テープルには歓迎の言葉をつづったドライフラワー 当然肉肉しい食卓だけど、野菜も新鮮 ドレッシングやその他のソースはこれまたスペインと違って生クリームの世界 これもうまし!
はちみつやコンフィチュール類もたくさんあって、ここのショップでここ三年手に入らなくて残念だった玉ねぎのジャムをget(豚料理とかカレーに使うとおいしさが格段にアップする)







ワインはイルレギーの赤と白で

ここで食べ過ぎ飲みすぎたので、夕食まで持たなかったわけね。

そりゃー日本人のオバ胃袋に 昼夜このライナップは無理ってもんさ。

そしてまたピレネー超えてサンセバに戻る。

今フランスは大変だからどこかでパスポート見せろって言われるかもよ という話だったが スペイン⇔フランスはまるでスルーであった。
さすがEU

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オサレな熱海 追記

2017-07-16 08:27:49 | 


サンセバスチャンは一見熱海であるw



浴衣がけの人はいない。そぞろ歩く人は熱海よりだいぶオサレだが… 結婚式のカップルもそこにいるだけで二割まし



干物屋のかわりにオリーブ屋が多い



おいしいものは食べまくったが、この旅の中で一番高級感のある星つきここにいった夜











美しく繊細な料理 しかしちょっと塩気も量も多すぎて ここでも胃が二つ欲しいと思ったワタシであった。



スペインの夏の長い日はやっと暮れて(なにしろ九時過ぎても明るい 八時頃子供が公園で遊んでいる)高台のレストランから湾をみおろすことができる窓際の席。

そして同行の仲間の誕生日を祝う



バースデイヴィンテージワイン
こんなことができるのは、このツアーを企画してくれた人がスゴイ人だから。

彼についてきてよかった。五年越しの旅行計画。
姑は病み中で来るのに迷ったが、オットたちが背中を押してくれてよかった。

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御柱かだんじりか?追記

2017-07-14 06:29:12 | 


町中にこんなスタイルの人であふれる
広場も路地も音楽と躍りと熱狂



一旦牛が走る道は人がどかされ



牛飼いたち



偉い人?



あとは色々






私たちはバルコニーで高見の見物
このバルコニーは普通の民家で、私たちの同行15人をそこに招き入れてくれた。この路地沿いのバルコニーをもつ建物ではどこもそんな感じ。
だいたい一人65~150ユーロくらい フェルミん祭の一週間毎日だからかなりいい商売になるのじゃないだろうか?
簡単な朝ご飯とコーヒーやお菓子はテーブルにたくさん出してくれてとっても歓待してくれたけどね。

そして運動会のよーいスタートよりちょっとおおげさな スタートの花火のようなしゅるしゅると号砲が上がると、牛が放され・・・

約900mの路上から闘牛場までの牛追い(人追い?)





きたーっ!

一瞬

よくみたら下敷きになってる人いるし

話は後先するが、翌日 私たちはもう一度祭の朝のこの行事を体験している。
走ったヤツいるし・・・

そのうちまた追記します

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残酷だけど

2017-07-13 06:29:26 | 


パンプローナで闘牛を見た













残酷なんだけどねー

ある種歌舞伎みたいな様式美を感じた
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ガウディとモンタレールの日

2017-07-10 01:29:02 | 
とりあえず写真だけあっぷ



















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胃袋が2つあったらいいのにね

2017-07-10 01:13:46 | 


この日は、ゲイのパレードの日だったらしい



このマリリンもどきも♂









市場に行く

魚介、野菜、肉 豊富な食材が、バルセロナの美食を支える



オテルommの屋上のバー
オサレ



生歌つき




すぐ近くにガウディのカサミラの屋上が見える



絵になる恋人たち

一階のバルに下がってディナー

ランチもたっぷり食べたんですけど




おしゃれ




鱈のクリームコロッケやカツオの前菜



乳飲み子豚のソテーがディナー
こんなにとろけそうな豚肉は初めて食べた
量が多くて完食できず



マンゴーシャーベットを添えたフレンチトーストみたいなデザートだけど、これも見た目のの2割増しのおいしさ

もっと大食漢に生まれればよかった。

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バルでランチ

2017-07-09 08:49:31 | 






カヴァの町のランチはコルクという名前?らしいバルでランチ







マヨネーズとケチャップにニンニクとアンチョビ風味のソースのかかったpotato



ブラウンマッシュルーム











空豆のプレート

困ったのは、どれも想像の2割増しにおいしかったこと

スペイン美食、ヤバイっす





そしてまたバルセロナへ戻る
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もりだくさんすぎて

2017-07-09 00:41:56 | 


フランスをあとにして、着いたところはバルセロナ

バスで



ブドウ畑の中に高速が走る

そして



この地の高級スパークリングワインの生産者の蔵に



ビオディナミという自然派の農法でブドウをづくり、瓶内の発酵が30ヶ月以上のグランレゼルパのみを出荷

動瓶や澱抜きは、職人さんの手作業のみというこだわりのつくり





ここで美味しいワインを試飲して、素敵な町へ







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シャルル・ド・ゴール

2017-07-08 06:33:08 | 


トランジット中
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さて、出発

2017-07-07 22:12:22 | 




旅の出発を祈ってカヴァで乾杯



いい言葉
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ちょっと長旅

2017-07-07 00:51:11 | 
姑も小康状態で落ち着き、迷った時期もあったけど、🍷好き仲間と旅行に行ってきます。



仲間たちと三年越しに計画していた旅です。現地に詳しいリーダーと、あちらではコーディネートしてくれる人たちで、盛りだくさんの旅。

留守中、家のことや、私自身、めちゃくちゃ酒豪、かつグルメのメンバーと同行して、我が身の肝臓と体重増加の心配もあるけど、家族も「行ってこい」「こんな旅、なかなかできないよ」と背中を押してくれた。

まぁここで行くなと言ったらかなり恨まれると思ったに違いないけど…(笑)
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ジミーズの時代

2017-07-02 22:45:04 | 記憶の箱
藤井四段が公式戦でついに敗れた夜。


↑敗れたあとのコメントも落ち着いてましたね。ホントにチュウボウなのかしらね。

こんなに将棋というゲーム(と言っていいのか?)が脚光を浴びたことは記憶にないなあ。

ワタシ自身、将棋の駒の動かしかたも知らないし、興味も持ったことはないんだけど、記憶をたどると、中学の頃、一部の男の子たちが熱心に昼休みごとに対戦していたことを思い出した。

昼休みごとに4,5人で集まって、マグネットになっている将棋盤を広げて教室の後ろで対戦して、それが妙にひっそりしながらも、そこだけ隔離された不思議な雰囲気が醸し出されていて・・・
それも、そのグループは いわゆるおとなしくて当時女の子の注目を浴びることもない地味ーな男の子たちの集まりで、そのグループは「何かやってる」のは認識されてはいたけど、気がある男の子にちょっかいを出しにいくような女子も誰もいないような、熱くもひっそりとした集団であったわけです。

その中で一人だけ、結構おちょうしものの男の子がいて、その中の勝負の実況を後ろの黒板に書きだし、順位をつけて竜王とか王将とか名前をつけてたけれど、悲しいかな、それが他の人たちの話にのぼることもなかった(記憶の片隅にはあるけど)

ところが、今になって振り返ると、彼らってお勉強はできたのね。
そのお調子ものはKの経済 王将だかになった常にトップ争いをしていた無口な♂は首都圏の国立の医学部、次に強かったのは北のほうの旧帝の理系の大学院にすすんだのよね。
頭がいいから将棋をするのか 将棋をしたから頭がよくなったのか・・・

そして彼らの共通項は卓球部だったこと。
その頃脚光を浴びていたのはバスケ部とか野球部で(ワタシの中学には派手そうな子が好みそうなサッカー部はなかった)体育館の片隅で地道に活動している男子卓球部はやはり女子たちの注目を浴びることはなかったのである。

しかし、この所、将棋も卓球も、なぜか注目を浴びている不思議。
あのジミーズたちは、かなり時代を先取り(しすぎ)してたのかもしれないなあと今日なんとなく思い出したのである。

ところで

↑この顔じゃ人気でるだろうね
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