局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

タイ料理とカクテルと

2010-06-30 15:41:06 | 食べる
昨夜はステキなご夫妻をアテンドした。



広島のお友達ご夫妻でした。

仕事のついでに品川に宿泊というのでその辺でディナー&軽く飲みましょうと計画。

「安くてうまいところでよろしく」とご主人サマのリクエストを受け、(そりゃ~ 安くてイマイチ 高くておいしいところなら数はあるがなかなか困難なリクエストである)

高輪のタイ料理屋さんに予約を入れた


当たりでした。

「東京の人はなんでこないに暑い中平気な顔して歩いてるんじゃろうね?」といささか東京の蒸し暑さにまいっていたご様子のご主人サマも、ホントこの二三日の異様な湿気に珍しく食欲が無くなっていたワタシも スパイシーな料理の数々をおいしくいただけた。



まずはタイビールで乾杯し、タイえびせんやソフトシェルクラブの炒めものなど食す ここでワタシの衰えかけていた食欲に火がついてしまった。



食べるのに忙しくて写真をとるのを忘れたが 青パパイヤのサラダ ひき肉ピリからのレタス包み 春雨とエビの蒸しもの(絶品)など



途中タイワイン(クーポンで半額)に切り替えて



よく食べよく飲みよくおしゃべりした。



食魔メンバー(笑)



最後に 「炭水化物が食べたい~!」とワタシが叫び パッタイを頼む。
こうなるとF様の出番である。
「調味料を持ってきてね」とお店の人に頼み(みんなタイの人)ナンプラー、トウガラシ、お酢など運んでもらう。

「お砂糖もね」
パッタイの味付けには砂糖がかかせないらしい。そしてこの場で砂糖をリクエストすると 「デキルやつ」とみなされるらしい(笑)
頼みもしないのに タイのトウガラシが別に運ばれてきた。今までテーブルに出ていた日本のトウガラシと違って もっとスパイシーでかすかに小麦粉を焦がしたような香ばしさが漂う独特な香。

Fさんがまぜまぜしたパッタイにこれをパラパラとふりかけて食べると んまあ おいしかった。

「あんた 残さんの?」

「全部食べるわいな」 夫婦の会話。

これはこう書いている今もまた食べたい。



料理には満足した私たちですが、このお店はタイの大衆食堂っぽくカジュアルで雰囲気はイマイチである。

せっかくの都心の夜を最後はおしゃれに〆たい。

あと一杯だけお酒飲みましょうってことで
アルタ4Fのバーへ。こちらは銀座の老舗バーの姉妹店である。




おつまみ類もなかなかおいしいのだけどお腹がいっぱいなので 各々好きなお酒を一杯だけ。



ワタシは季節のカクテルの中からライチのものを頼んだ。

こうやって見ると おしゃれなバーにお似合いのカップルね。手首のおそろいのロレッ☆スがしっくりですね。
ワタシはあんまりロ☆ックスって好きじゃなかったんだけど我々世代のペアウォッチとしてはカッコイイなと思った。
宝くじでも当たったらウチも真似したいものである(笑)

ここでまたひとしきり笑った後 サッカーの開始に間に合うようにとお開きにした。

良い夜だった。 サッカーはザンネンだったけど あれだけ戦えたんだから良しとしましょ。



生もみじと柿羊羹(ようじでつつくとクルッと剥けるなつかしい包装品) おいしゅうござります。










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日本代表?? その後

2010-06-28 21:30:38 | 家族あれこれ(犬も含めて)
ウチのドラムスコの話である ☆クリック

いよいよ世界大会出場のため 今週金曜日にヨーロッパ某国に行くことになっている。
サッカー ワールドカップで日本代表が決勝リーグ進出決定したこのタイミングで 超マイナースポーツである彼の競技はますます注目されることがないであろう。

そんな状況下でも 孫バカのウチの親・・・・

「OO(ムスコ)のお餞別だからこれ渡してあげてね(一万円札数枚) こっちはジイジの分だからね」

実家の父と母 姑からもお餞別を託された。 そうなったらオットと私もそれぞれ少しは渡さないと格好がつかないではないか・・・
更に私の弟夫妻もそれなりに出してくれて、ワタシのところにまとまった金額が集まった。

一番の孫贔屓の実家の母は

「OOが活躍したら TV局が取材に来ないかしらね~」←絶対に来るわけはない

「もし来たら ワタシ 本田のおじいちゃんみたいにインタビューに答えるからね!」 ←能天気である

「ちゃんとした服を揃えとかなきゃね~」 ←お好きに

と張り切っている。

昨日 お餞別の回収とスーツケースを借りに ムスコはウチに帰って来た。

相変わらずワサワサと騒がしく動き回り ウチの車を使ってスポーツ用品店やドンキに買い物に行き スーツケースと一緒にいったん寮に運んで行った。

その間に頼まれたのがこれ



ナイキのヘヤバンドにワッペンをつけろってさ



何で神風? こんなもんどこで売ってるんだ?(笑)

いずれにせよ、これだけ針を持つのを嫌がる母に針仕事をさせるモチベーションとなるんだから 日本代表ってのは重みがあるわ。
ワタシも親バカってことだね
(協力したのはこれだけだけど~)



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ワールドカップ鑑賞(観戦ではなく)

2010-06-27 19:52:03 | 日々の生活
ワールドカップ南アフリカ大会、開幕する直前には正直言って日本が決勝までたどりつくとは思わなかった。びっくりしたけど嬉しい予想ハズレだと思う。

先日のデンマーク戦もあの時間帯にもかかわらずちゃんとリアルタイムでTVやどっかの会場で見ている人の多さにもびっくりした。
オットがウチに居れば騒ぎになってて私も見たと思うが、あいにく出張していて、泊まったホテルの大きなテレビで泊まり合わせた人たちと盛り上がりながら楽しい夜を過ごしたそうだ。
私と娘は平和に家で寝てしまった。

次の日はさすがに真っ先に携帯のニュースで結果を見てTVに切り替えたが 日本のあちこちで勝利したばかりの興奮が冷めやらない様子が伝わってきてリアルタイムで見られなかったことをちょっと後悔しつつ娘を起こした。

娘もTVでその結果と渋谷でのワカモノのバカ騒ぎを見つつ
「私も昨日はスポーツカフェ行こうって 色んなところから誘われたんだけどさ。やっぱ行かなくてよかった。このノリには着いていけないわ」
娘は私よりはるかに体育会系気質だとも思うが、一部こういった気難しいところは私の遺伝子を感じるんだわ。

そんな思ったよりノリの悪い娘と二人同時に盛り上がったのは 次の決勝リーグでの相手、パラグアイの選手の映像が流れた時であった。

「見た?」
「うん、見た。誰?このイケメンは?」

アルゼンチンの王子さま Cロナウドのことさえ 「まあかっこいいけどコジマヨシオに似てないこともない」とファンが聞いたら怒りそうなコメントを発していた娘。私もこの大会はそうイケメンが目につかなかったのだが これにはたまげた。サンタクロスくん。





美しい・・・
(濃いけど)

そりゃー日本には勝って欲しいが、彼が見られるのも楽しみのひとつですわね。

どうでもいいことだが 今回の日本代表の中では本田が顔、身体ともに均整がとれていて美しいと思っているんだけど。
絶対に黒髪の方が彼は似合うと思う。あの金髪は本人が思うところあってだと思うが、あの顔色と顔立ちには黒髪が似合うと思う。染める前の方がオトコっぷりは良かったのにと秘かに残念に思うワタシである。

更にどうでもいいが、優秀アスリートのオトコたちの首からあごについての線である。
肉のだぶつきのない首から平行線を通って同じ太さのあごに繋がっているタイプが多いことに気づく。
割りにラテン系に多く見られる骨格だが、(ロナウド参照) 日本人でいえば本田然り、中田もまさにそのタイプ。ハンマー投げの室伏もその系譜であるといえばみなさまうなずかれることであろう。



美しい例をあげると↑こんな感じね。

女性でこんな首だったらさぞごついだろうから この特長は男性特有の美であろう。

更に更にどうでもいいけど 試合が終わってのユニフォーム交換時の各選手のアウターマッスルを鑑賞するのも楽しみの一つですね。
大胸筋のほどよい盛り上がりと、腹直筋 腹斜筋などが美しく層を成しているのを目にすることは良い絵画の鑑賞と同じようなものですね。

と、TVを見ながら盛んに褒めて メタボ街道を走りつつあるオットにプレッシャーをかけているのだ。
オットも大学時代、現役でサッカーやってる頃は腹筋が割れてたんだけどね~ 今や ザンネンであります。







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叔母という女性

2010-06-25 20:43:09 | 様々な思い
小さい時から私は叔母の事は自分の周りでの一番の美人だと思っていた。

実際叔母は若い頃は女優顔負けの美貌だったし、東京の短大時代OO化粧品のモデルにスカウトされそうになったこともあるらしい。派手にならずに華やかで上品、しかもおしゃれでセンスもいい人だった。
ウチのオットも 「きれいだったよな~」と私たちの結婚当時の叔母の事を懐かしむ(笑)ほどである。

それでO高☆大という当時のエリートだった叔父に乞われてこの地方に嫁いだ。叔父も当代の仁左衛門ばりのイケメンだったし難関と言われる資格も持っていて、何より叔母をひたすら大事にするといった風な夫婦だった。

叔母の趣味はシャ☆ソンを歌うこと。
先生が作ってくれたというCDを聞いてみたけどなかなか上手だった。
叔父がまだ元気だった3,4年前の発表会の写真が表紙になったCD

  

これで70代半ば。身内びいきのつもりはないが、若々しく美しいババである。叔父にとって生涯自慢の妻だったのはわかるような気がする。
しかし叔父は叔母を大事にしすぎて家事以外の生活一般の決め事を自分でやりすぎたキライあり・・・

見事に 深層の奥様 生活技術力無し なんですよ。

子供の学校や塾も叔父が決めたらしいし、お金の管理や家のケアなども叔父が外部と折衝として殆どやってたらしい。
叔母も綺麗好きできちょうめんだったから家事はやってたけど、殆どなんでも叔父に依存してたし、全然逆らうこともなかった夫婦ぶりだったような気がする。

それが最後まで続けばよかったんだけどね・・・

叔父は先に倒れて叔母を残して逝ってしまった。
叔父もそうなる場合は計算して金銭面では困らないようにしていたと思うが、叔母を残して娘も逝き、ムスコは帰ってこないので一人だけの老後というのは想定していなかったと思う。

だから取り残された叔母は 

「私、一人になったの初めてだから どうやって毎日過ごしていいかわからないの」 

「このままの日々が続くって考えると怖い」

と鬱々し、

更に全然積極性がないから

「前の家だと10日くらい誰とも口をきかないで過ごしたの」

「ツボネちゃんと OO子さん(母)が来てくれて嬉しいわ。 笑ったのって久しぶりだわ」

「ここだと まだ他の人と挨拶くらいは交わすからいいのかもしれないわね~ でも何もすることがないのよ、一日が長くって・・・」

などと愚痴る。

しかも生活力もいまいちで 

「IHヒーターに適するのが小さな鍋が一つしかないの、ホットケーキくらい焼きたいからフライパンがあればいいのにと思うのよ」 などと言う (買えよ~ フライパンの一つや二つ・・・)

ちょっと歩けば駅 ちょっと地下鉄に乗れば中心街でデパートなんかがたくさんあるところなんですよ!

「おばちゃん この3ヶ月フライパン無しで過ごしたの?」

「そうなのよ だって買いに行くのがおっくうで。一人だと出る気にならなくて・・・」ヲイ

しょうがないから 行ったその日はバァバズを連れて ☆越のリヴィング用品売り場に行きましたさ。

フライパンとちょっと大きめの鍋と 今流行のシリコンスチーマーを買って ついでに無くなりそうだという化粧品も買うのにつきあった。(母もどさくさにまぎれてショールなど買っていた)

駅に行く道も 叔母は同じ道の同じ側しか通らないし、同じ出口しか使わないので 近くに何があるのか全然知らないと言う。
叔母の使う地下鉄の駅から200mくらいしか離れていないJRの駅の存在を知らなかったのにはおそれいった。

「おばちゃ~~ん あっち側はにぎやかだよ ちょっと歩けばお店もありそうだよ」 と私があきれて言ったら

「だって一人だと色々行こうと思わなかったから・・・ 知らない土地だし・・・そうね 今度は行って見るわ」
知らない土地ったって50年も同じ市内に住んでいたはず、日本語も通じるんです。

性格がそうさせるのか、年をとるっていうのはそういった力がなくなってしまうのかよくわからないけど 一つ違いの母の方の方が物事に対する積極性はずっとあると思う。
叔母もきちょうめんでマジメで他人に意地悪するようなところは皆無だけど、自分から人にかかわろうとか、人を楽しませようとかという面がない。若い頃から居るだけで他人の眼をひくような美人すぎる人ってそういった努力はしないですんじゃうからなのであろうか?
そうなると美人ってのも考え物ですね。 よかった 美人じゃなくてと思うことにしよう。


ただ叔母の特性は こういった事態に 手を出して助ける誰かが現れるということである。

叔父の脳死状態の時は私が病院に行って様子を聞いたが、その後の亡くなるまでの期間には違う姪や姪の子供たちが交代で行って叔父を見舞ったり叔母を元気づけたりしていた。

その後 従姉妹の死やその後の色々はめいとおいが仕切ったし、今度のマンションの購入の際は甥が決めて引越しも手伝ったらしい。

「私できないの~」と言ってると誰かが手を貸してくれる。それを狙っているといやらしいが、ホントにできなくて困っている、そこに媚びや計算もない場合は お人よしの世話焼き(へい、私たち親子もそのうちの一部かも)がどこかからか現れて手を貸してくれるというように神様も配置しているのであろう。
何か特別騙されたり トラブルに巻き込まれたりも案外なさそうな感じではある。



叔母と別れる前にバアバズの記念写真を撮った。

「ホントに楽しかったわ。二人が帰っちゃうと余計さみしいわね・・・」と叔母。

ランチくらい一緒にしようと思ったが、これから施設での体力測定があるというので私は母と二人で昼頃ここを後にした。

改札口まで送りにきた叔母は

「つぼねちゃん また来てね。いつでもいいからね」と言った。
振り返るとポツリと立っている叔母があまりにも華奢で小さくなっていたので胸が痛んだ。












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高齢者住宅体験記

2010-06-24 21:39:03 | 
一泊二日の旅より帰還

前記事に書いたが、今回の旅行は 昨年夫と娘を相次いで亡くしてみゃー地方郊外の広い一戸建てに住んでいた叔母が、高齢者専用のマンションに引っ越したので その新居と彼女が元気で生活できるかどうかの様子をうかがいに行った。

母も一緒である。父が妹を不憫がって気にしていて一度様子を見てこい、そうなりゃ母一人では行けないので私におよびがかかったのであった。

今度のマンションは新幹線をおりて地下鉄に乗り換えてすぐの街中の便利なところにあった。



エントランスはこんな感じ。セキュリティもしっかりしている。ホールや廊下のすみずみまで掃除が行き届いていて清潔感があった。

フロントの人たちも気配りが行き届いていてとても優しい応対、エレベーターには叔母の身内である私と母が客用の部屋に泊まるという貼紙さえしてあり、不審な人扱いされないような配慮もなされていた。



入居者が作ったのだろう手芸品があちこちの階のオープンスペースにおかれ エレベーターの中の椅子、どこにでも手すり、色んな意味でのバリアフリー、高齢者への配慮がなされていた。



ここでは自立できる高齢者が住んでいるが、食事などは自分で作るのも可能だし、あらかじめ申し込んでおけば食堂でもみんなと一緒にとれる。

叔母はたまには人と話す機会もあったほうがいいと夕食だけ食堂に食べに行き、朝や昼は自分で簡単に部屋で済ませているようだ。



IHレンジのこぢんまりとしたシステムキッチンもついている。

ついた日の夕食は この食堂で三人で食べた。




メニューが配られていて 朝は和食か洋食か 夜はメインが肉か野菜か選べる。カロリー計算もしてあるし塩分の表示もあった。
ご飯とお茶はセルフサービスだけど、他はスタッフがサーブしてくれる。



私は肉のメニューにしたけど意外なほどおいしかった。

だいたい他のメンバーも穏やか 夫婦で入居している人や単独入居の ジジババのみなさんも和やかに挨拶を交わし たまに静かに会話しながら夕食を楽しんでいる様子だった。
(一人スタッフに威張り散らしている 野村さ☆よ風ばあちゃんはいたが・・・)

食堂や厨房もとても清潔で、スタッフも気配りしてくれている。

どうせだから館内も見て廻ったが、理容室あり、大浴場あり、色々趣味や習い事をするための部屋もあり施設的にもいたれりつくせり。
病院に行く時などはスタッフが一緒に行ってくれて受付や案内も手伝ってくれて、診察や検査の時も必要とあれば立ち会ってくれるそうだ。
介護が必要になれば 提携している今度は介護つきの施設にうつれるような契約になっているそうである。

具体的には聞かなかったが入居するにはまとまったものも必要だったと思うが、今までの家も置いておいたままでここに入居できて、日々の生活にも困った様子もなく叔母が暮らしていけるのは 先に逝った叔父の力であろう。

叔父は病気になる前にはこのような施設に夫婦で入居するつもりでいたようだ。

一人で入居することになってしまったとはいえ 叔母も一応死ぬまでの安心は確保できたという点では恵まれていると思うのだけど・・・

まる一日叔母と過ごしたけど なんだか鬱々としている様子だった。

         続きます







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東京駅散歩

2010-06-22 22:00:29 | 見る(映画 劇場 美術館など)
日曜日、この日はオットが朝職場に行かなければならなかった。
1時間ほどで終わる仕事だが、どうしても立ち会わなければならない案件。

ここのところさすがに休日は休みたい年齢なので、私も無理にはどこかに行こうよとは言わない。
あちらが行きたいと言えばつきあいますが、犬の散歩に行ったりウチでのんびり過ごしたりが多い。

しかしどうせ出かけるのだし、時間も早いから 仕事終わったらどこかに寄って帰ろうとオット。

それじゃあと・・・・

この春、東京駅近くに 三菱一号館美術館ができて マネ展をやっているので待ち合わせしてそこに行くことにした。
ご近所友人に 招待券をいただいていたのである。




こちら☆

建物を見るだけでもステキです。1984年にジョサイア・コンドルが設計して建てられたものを当時の姿に忠実に再現








中庭の緑は ここが東京のど真ん中であることを忘れさせてくれる。



で、 マネ展行きました。

4月にオープンしたときは結構混んでるという話だったので覚悟して行ったが

ずいぶん空いていたので嬉しかった。オルセー展もやっているのでそっちに人が流れたのだろうか?

展示空間が結構小さく区切られていて色んな部屋を移動しながら見る感じ。
ごく近くで絵が見られるので嬉しかったが、混雑時はちょっと辛いかも・・・

横たわるベルト・モリゾの肖像画がとてもよかった。
あと 言わばこの時代の良いお家のドラ息子だったマネが青春時代を彷徨したあと画業に専念し、世間に評価されない時代も、当時の文化人 作家のゾラ 詩人のマラルメ ボードレールなどからは評価されていた。この分野は違うけど芸術家同士がどのような交流をもったのか?どんな会話をしていたのか? 想像すると楽しく興味深いことである。

マネの描いたゾラの肖像の背景には 当時の日本趣味を反映して 相撲力士を描いた浮世絵と日本画の掛け軸も描かれていてこれもなんだか興味深かった。

と楽しめた美術鑑賞と建物だったけど、一つ不満は冷房がキツすぎること。(冷房好きなオットまで寒すぎると言っていた)

見終わって せっかくだからこのカフェでランチしようと思ったのだが☆こちらは混雑していて人が並んで待っていたし、ランチは終了との表示もあったので(1時半ほどでしたが)
あきらめて

隣接するブリックスクエアで食べることにした。



イタリアンに



ここは美術館の半券を提示するとスパークリングワインサービスがあった。

もらったチケットで美術館をただで見られて、おまけに昼ワインまでできたなんてありがたや~

オットはドルチェビータランチ 私はパスタランチ



マグロとアボガドタルタルサラダと ホワイトアスパラガス



ヴィシソワーズに入った冷製のパスタと あと忘れたけど アンチョビとチーズ風味のパスタ



ホタテとうなぎ (うなぎのロースト加減が香ばしくておいしかった~ オットのお皿からもらった)




ドルチェ 左のシナモン風味のチーズケーキはまた食べたい。

ここも満席に近かったので カウンターで食べたけど それはそれでシェアするのに都合がいいし 周りのお客を観察するにもおもしろかった。

コストパフォーマンスもまあまあだし ここはリピートリストに追加。

帰り道オットが

新宿 原宿 渋谷も飽きたし 銀座は中国人ばっかりだし(この前堂島ロールを買おうと並んでいたら思いっきり横入りされたのが中国様ご一行さまだった) この界隈って落ち着いてるし 食べるものにハズレ少ないから 今度はこの辺を開拓しようと提案。

私も賛成 



突然ですが 明日から一泊でミャー地方に行く予定です。

昨年初め叔父と従姉妹が相次いで亡くなったのである。 クリック  
 

明日は叔母の新居に行く予定なのだが、父の妹である彼女は東海地方に嫁いでいたが、↑去年の2月3月 配偶者と娘を一月のうちに亡くすという不幸にみまわれた。
長男は国際結婚してアメリカに在住している。

叔母は一度はそのムスコの元に一緒に住むつもりで行ってみたのらしいが、やはりアメリカ人である息子の嫁も 孫たちもまるで日本語はしゃべれず、慣れない土地で居所を見つけられそうもないと思って帰ってきてしまった。
その後 父や実家のほうの従姉妹たちとも相談していたようだが、結局介護つきのマンションに入居することになった。

一度遊びに来てという叔母と 一度は様子を見に行かなきゃという母の願いで 今回 私が母を連れてミャー地方まで行くことになったのである。

ってことで、明日 あさってはババ二人のお守りです。
ミャー地方で軽くババたちと共に楽しめる施設を知ってたら紹介してください。











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ニュー携帯

2010-06-21 21:00:40 | 日々の生活
携帯を買い換えた。

この秋で消えちゃうポイントが8000円くらいあることに気づいたのである。ウチはETCカードを使った分も加算されるのでその他のポイントも20000円くらい貯まっている。こうなったら使おうではないか。

家族合計のポイントだけど、オットと子供たちはここ一年くらいで機種変しているはず。
次は私の番だし、ぼやぼやしているとムスコがスマートフォンを狙っているのでムスコより先に買ったもん勝ちである(鬼母)

私はブログ写真は殆ど携帯のカメラ機能を使っているので もうちょっとカメラのスペックの良いものが欲しかったのである。

だからちょっと前からTVでコマーシャルしている瞬撮携帯ってのが気になっていた。 しかも私はN派。
私にとってNは取り説を読まなくてもなんとなく触っているうちに機能がわかってくるので私と相性がいいのである。
ここ10年のうち 一度だけPにしたけど、Pは単純な機能でも取り説を読まないとわからないものがあって(特別なコードをいれるとか)非常にいらついた経験があった。しかもパナソニック全体に思うことだが 取り説の日本語の言い回しが好きじゃないのよね。ホントに理系専門家が作る一般人にはあまり親切じゃない日本語だと思う。

それ以来浮気せずにNである。ちなみに電話番号もアドレスも変更したこともない。私はこういう基本的な事を変えるのは非常に抵抗を感じるヒトなのである。


そして買い換えたのは二年半ぶり。思えばまだムスコが大学生だった頃買った携帯ですね。N905i




一度紛失して警察に届いたこともあったが、
二年半苦楽をともにした。いい仕事もしてくれた。 ありがとう 



次のお目みえは N04

なんか非常~に色々なことができるらしい。

昨日からいじり倒して 一応今までの機種でやっていた事はできるようになった。機能も増えているが、前のよりサクサク行くことも多いし、メニューを出せばどうにかできるという基本的な案内の仕方は変わらないのでそうストレスなく新機種になじんでいた。しかしこの機種のウリであるwifi接続については「これって通信費はどうなるんだろうか?」 「パケ放題にはしているけどそれで対応できるのであろうか?」そんなことを考えてまだ試してはいない。

昨日ムスコがご飯を食べにきて

「おっ いいな~オカン これwifi接続もできるんだろ?」と言うから
「まだ設定してないよ」 と言ったら
「猫に小判じゃないのか?」と言いやがった。

ムスメは 
「いいな~ 1200万画素?」なんてカメラ機能について言及してきたので 待ってましたとばかりに

「そそ!瞬撮携帯なんだよっ」と言って自慢げにやってみせようとしたら、なぜかムービーモードになっていてそれを直したりしてモタモタしていたら 
「ちっとも瞬撮じゃないね~」と哀れみの眼で見られてしまった。

瞬撮するには 携帯のスペック以上に持ち主の反射神経のスペックが重要であるという事を発見した次第である。




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耐えるしかない

2010-06-20 10:00:52 | 日々の生活
植物は好きだが、土いじりと虫と紫外線に当たるのは嫌いである。

力仕事もできれば避けたい。


しかし この季節、窓辺のグリーンなどが適度に茂っていると部屋に清涼感をもたらすではございませんか?


基本 なるべくめんどうは避けようとしている私、室内の観葉植物、猫の肉球ほどの庭の植え込みや鉢などの植物は「枯れなきゃいい」というコンセプトで育てている。
水やりも「しおれればやる」程度 たまに米のとぎ汁など肥料としてかける程度である。

ところが やたら茂るのよね。



16年物のポトス 切っても切っても伸びてくる



4年物のヤシと一年もののモンステラ

昨日は梅雨の中休みだったので久しぶりに水を全体にかけてホコリも落とそうと観葉植物たちをガレージに出してみた。

ところがモンステラに異変を発見。知らないうちに空中に根っ子がにょきにょき伸びているではないか?



葉も購入時の二倍くらいにはなっているけど



根もこのとおりである
この根はなんとかしてくれというモンステラの自己主張であろうか? そろそろ株分けしないとまずいのかしら?

しかし めんどくさい。そうなると鉢も土も購入するところから始めなければならぬ。


ちなみにウチにはケナゲな先輩も存在しているもので。

これをご覧くだされ ↓



20年物のシンビジューム 一鉢でこのありさま。私が抱えきれないほどの株に成長してしまった。



根は増えすぎて 鉢の下をつきやぶって鉢が自立できないような円形となっている。 なおも成長して上方に小山を形成している。
もちろん一年を通じて外に出しっぱなし。雪がつもろうが夏の暑い直射日光に当たろうが必死に耐えて 春先には10本以上花芽をつけるケナゲなヤツである。

いや~ どうにかしなきゃと思いつつ早幾年・・・
しかし、この状態で株分けなど 超力仕事である。一人で鉢からこのジャングルを引っこ抜くなんて到底不可能であろう。

ここは気は優しくて(時には喧嘩っぱやいが)力持ちのオットの出番ではないか。

しかしオットは植物にはまるで興味のないオトコである。

昨日犬の散歩の時に これを見て



「何かなってる」とのたまった

何かって 枇杷じゃないか・・・

「枇杷だよ」って教えたら

「ウソだろ 枇杷ってこんなところにも成るのか」と私を疑う。
最近食べただろうに。



「あーた 理系でしょ。生物くらい勉強したでしょうに」と言えば

「化学と物理選択だったからそんなもん知らない」とのたまう。ナマモノ扱ってるくせにいいのか?


多分ダメだろと予想しつつも ウチに入るときダメ元で頼んでみた。

「シンビジュームの株分けしたいんだけどさ、手伝ってくれない?」

「シンビジュームって何だ?」

「ほら この蘭の鉢よ。根が増えすぎてきゅうくつでかわいそうだよ」

「かわいそうって お前 蘭がきゅうくつって言ったんか?」

ダメダこりゃ。

シンビジュームにはこのまま耐えてもらうしかなさそうである。

モンステラも見習って耐えていただきたい。












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オランダ戦準備

2010-06-19 20:25:22 | 日々の生活
夕飯は少量を早く終わらせ、これから焼酎の柑橘類ミックス割りを飲みつつ、ゆっくり観戦いたします。
サッカー歴40年を越える解説者つき(オット)
ガンバレ日本!
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また湧いてでてきた

2010-06-18 10:44:17 | 日々の生活
地下鉄移動中に届いたメール

㈱サンフラッシュ
03-3409-3795
顧客担当の稲本と申します
早速ですが、本題に入らせて頂きます。
現在お客様がご使用中の携帯電話端末より、認証ネットワーク事業者センターを介し以前にお客様がご登録されました
『着メロ』
『ニュース』
『天気予報』
『ゲーム』などの
『有料情報サイト』
『特典付きメルマガ』
『懸賞付きサイト』
等における無料期間内等で退会手続きが完了されていない為、ご登録料金及びご利用料金が発生しており現状で料金未払いとなった状態のまま長期間の放置が続いております。
当社はサイト運営会社より依頼を受けまして、
料金滞納者の個人調査、悪質滞納者の身辺調査などを主に行っております。本通知メール到着より翌営業日(営業時間内)までにご連絡を頂けない場合には、ご利用規約に伴い。①個人調査の開始(悪質な場合は身辺調査の開始)②各信用情報機関に対して個人信用情報の登録、③法的書類を準備作成の上、即刻法的手続(強制執行対象者等)の開始、
以上の手続きに入らせて頂きますので予めご了承下さい。
※退会手続の再開、お支払いのご相談等をご希望のお客様は、稲本までお問い合わせ下さい。尚、本通知は最終通告となります。
営業時間、月曜~金曜
午前10時~午後7時迄、土曜午前10時~午後6時迄、日曜日=休日


もっともらしくまぁ

騙す相手を考慮せなあかんよ
稲本くん

日曜も休日なんて言ってないで休まず働くように

DoCoMoの迷惑メール対策サイトにも報告しとくね!
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日傘で佳人をめざす

2010-06-16 21:48:07 | 描く
白い晴雨兼用傘に 藍で描いてみた





これから始まる雨の季節と 合間のたっぷりと湿気をともなった太陽の光も
ちょっとだけ爽やかに過ごせるようにしないとね。

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余計なお世話だけど野麦峠を思い出したこと

2010-06-14 20:58:55 | 読む
久しぶりに暇な日曜日だった昨日。

娘は出かけたあと オットと二人でのんびりとしたブランチを食べてTVでサンジャポなどを見るともなしに眺めていた。

しょっぱなのニュースが A☆B48の総選挙wの話題。
政権も代わり管総理の所信演説、亀の辞任  口蹄疫の拡大ニュースをも押しのけて一番先に取り上げられた話題・・・

別に日本は平和だとか危機感がないとか今更文句言うつもりもない。

しかし、今まで名前は知っていたけどまるで興味はなく 踊っている同じ年頃の少女たちの顔の区別もつかずにいた私が曲がりなりにも この前まで一位だったのがM田あっちゃん 次の子が今度は逆転して一位になったなど知ってしまったということからも ある種のメディアの力ってもんは恐ろしいもんだなと妙に感心してしまった。
ちなみに 一位、二位の子は第一印象としては なんだか「したたか」って感じが先行して見えて、私は4位のI野って子の顔が好みだと思った。(別にそれはどうでもいいんですが)

一位から転落した子 二位から逆転した子の 二人の決定した瞬間の映像、口惜しさと嬉しさに泣く少女の映像。それをプロデュースするA元氏の映像・・・

流された映像を見て 気がつくと眉間にシワが寄っていたのを感じた私・・・
ついついため息をついた瞬間に オットがつぶやいた。

「女工哀史みたいだな・・・」


話を変えるつもりはありませんが、オットと夫婦でよかったなって思う瞬間は 「嫌いなものが共通している」と言うことである。
別に好きなもの 熱中しているものは共通しなくてもかまわない。共通しているにこしたことはないかもしれないが、好きなことが別々という事は 「こういう事が対象でも人生熱中できるんだ」という新しい発見。視野も広くなるというメリットにもなりうる。

しかし 自分が嫌だと思う事柄について一方が「いいね~」なんて言って感動された日には イライラが募るってもんじゃありませんか?

と 話を戻すが 「女工哀史」の一言でオットが私と同じような感慨をもったことを感じてホッとしたのである。

女工哀史と言えば代表的なノンフィクションの作品はこれよね ☆クリック

抜粋いたしますと

13のとき、岡谷の山共製糸というとこへ7年契約で入ってな。姉4人といっしょで、姉はみんな百円工女やったもんで、オリ(私)も負けんように働いたもんやさ。みんなで稼いだ銭で、ツォッツァマ(お父さん)は毎年田んぼを買いなたと思うんやさ。たしか、あのころ1反(10アール)で100円か 150円くらいやと思うけどな」(明治24年生)

「岡谷の大和製糸へ14のときから8年の間、野麦峠を越えて通ったんやぜな。入ったときゃ10円、2年目は25円、3年目には45円、8年目にはたしか95円もらったと思うけどな。そのほかに、賞与として1円、2円、3円、5円などを毎年ちょっとずつもらったんやさ」(明治31年生)

以上の話しでもわかるように、1年間働いて100円もらえる人は優秀な人で、だれでも1日も早く100円工女になれることを願っていました。

こうした涙ぐましい女工達の働きによって、国は生糸の輸出を増やし、娘を出した農家では、現金収入を得ることができたのです。(参照 郷土古川より)

 女工哀史は粗悪な食事、長時間労働、低賃金が定説になっているが、飛騨関係の工女は食事が悪かった・低賃金だったと答えたものはいなかった。長時間労働についても苦しかったと答えたのはわずか3%だけで、後の大部分は「それでも家の仕事より楽だった」と答えている。それもそのはず、家にいたらもっと長時間、重労働をしなければ食っていけなかった。
(ああ野麦峠より)



もちろんAK☆のメンバーたちは好きでやってる人が大半だろうし、自分で稼いで親の暮らしを助けようとか、まして口減らしなんていう動機ではないのでしょうが。

しかし、この時代のいたいけな少女たちの働きを 富国強兵という目的で軍備のために吸い上げていた明治政府の力。
それと同じようにA☆Kで一生懸命活動する少女たちのウラで働くなんらかの力を感じて 私とオットは 女工哀史を連想したんだと思う。

確かに生きている以上競争はあるのは当然、舞台芸術の世界だって上手で衆目を集める人が主役を務めるのは当然ではある。
むしろ伝統芸能の世襲で固めた世界よりはこうやってファン投票で立ち居地が決まるというのは公平なことかもしれないけどさ。

でもなんとなく この総選挙というシステムと異様にしつこいメディア報道にもやもや感とか後味の悪さを感じるのは私だけ? 単に私がプロデューサー氏が嫌いなだけかもしれないけど。



参考までに 

映画にもなったけど (初々しい 大竹しのぶ 原田美恵子 小手川祐子さんたちが演じていてこれも面白かった)この本は日本の近代化の陰に犠牲になった少女たちの埋もれていた記録を掘り起こしたって意味からも偉大なノンフィクションだと思います。



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下町ドライブ

2010-06-12 22:02:02 | 日々の生活
所用で東京東部へ。
オットと待ち合わせした。

3時過ぎていたが、お互い忙しくて昼を食べる時間がなかったので 軽く蕎麦でも、と。

私はそうメンクイではないが。お蕎麦だけはいつでも歓迎である(ラーメンはよっぽどの事がない限り食べない)

西A布の有名蕎麦店に麺をおろしているというらしい このあたりで有名な蕎麦屋へ。

店先ではお兄さんが懸命に蕎麦打ちをしているので期待



オットは辛味大根のおろしそば



私は山菜と大根おろしの あられそば

期待の割りにはそばつゆのまずさにガックリ。 
ウチの近所の 脱サラオヤジのやっている蕎麦屋がいかにおいしいか再認識した。
派手に話題になっているじゃないし 行列ができるわけじゃないけど いつ行っても適度に人がいて カウンターの中で黙々と店主がつくり 家族が提供する小さな蕎麦屋。 どこの蕎麦屋にいっても そのA以下かA以上かで評価してしまうけど A以上の店はなかなか巡り合わない。
オットも同じ感想らしく、他所の蕎麦屋をおいしくないなと思うより、お気に入りの蕎麦屋が近所にある幸せを感じようと無理やり思うことにした。

いずれにせよ ぐにゃぐにゃの瓶詰めの山菜にかにかまぼこを蕎麦に載せるのはやめて欲しかった。


気をとりなして。


土曜の首都高は混んでいるので、一般道を通る。

いつも遠くで見るだけの このタワーを



ついでのことだから間近でみようとミーハー心を出して



近くまで行ってみた。

デカイです。 もうすぐ400mだそうだ。

私たちのように路肩に停めて 携帯で写している車のナンバーはたいてい地元のではない。
ヤジウマ心を共有す。

さらに なんだかソー☆ランドばかりが両側に立ち並ぶあやしげな通りに迷い込み 店の前では怖そうな呼び込みのおにいさんが立っているので早々に通り過ぎようとしたら
いきなり 吉原という赤い柱が現れてびっくり。
そうか ここが吉原なのね。 半年ほど前にはまっていた JINというドラマを思い出す。
形態は違うけど 色町としての伝統は続いているわけですね。

呼び込みのお兄さんたちの眼が怖かったので写真はとらず



の代わりにこの辺のバス停。

一葉記念館って表示あり。樋口一葉ですよね? 一葉は本郷生まれだったが たけくらべを書いたのはこの辺だったはず・・・

今度はこの辺をもっとゆっくり散策するのもいいかもしれない。

この後 浅☆の行きたかった店があるのでそちらに。 オットに車に乗っていてもらって速攻でこれを買い求めた。





可愛いでしょ? 下駄といっても表面はビニールだしゴム底なので足音も響かずウエッジのサンダルを履いている感覚でとても履きやすい。 2150円の満足である。

今度はオットの番で こちらに



神田の安売りスポーツ用品店。

Wカップ記念だか、開店45周年だかで 普段から安い店が更に安売りをしている。

この店先の靴は 40円ですよ。この右には ア☆ックスのTシャツやパンツなどが240円均一でワゴンに山積みになっていた。
価格破壊もここまで行くと冗談としか思えない。

オットは嬉々として1400円のリーボックのジョギングシューズを買って帰って来た。

蕎麦屋には厳しいわりに、履物の満足のハードルが安い夫婦である。



ウチについたら夕食の時間だったが、中途半端な時間にお蕎麦を食べたので 今夜は軽く居酒屋風酒のつまみだけ。



メイン(笑)がししゃもで つくりおきのザワークラウト風のキャベツときゅうりの辛みそつけ、ナスの煮物。
ビールと 焼酎のグレープフルーツ割り

デザートにはいただきものフルーツ



オットと娘は 韓国ギリシャ戦 私はそれを背中で聞きながらこれを綴っている平和な夜。

韓国強いね。









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ゆかた→ゆかた→単衣

2010-06-10 22:47:44 | 着る
今週前半は着物でくれた。

私の所属する着物の会では年に一度 一年目の初級の授業を一般公開している。
それはゆかたについての授業なので季節柄一般の方にとっては無料のゆかたの講習会になっている。

私はこの一年 次の初級の人たちを募集する係だったので この講習会は私たちの着物の会を知らしめる良いチャンスとして、結構気合を入れて準備をして当日にのぞんでいる。

月曜日は自分たちの授業のあと 火曜日の本番のリハーサル。こと細かくタイムキーパーまでおいて着付けの手順の師範は同時にやってみる場面を準備する。

こういったことになるととても細かく完璧を期して準備する方々が多く A型のわりには 「いざとなったらどーにかなるだろ」ということに流れ勝ちな私もめんどくささを隠してA型らしく行動する → で 疲れる


そして火曜日 講習会本番。
元々の現初級の人たちが30人ほどいる状態で 一般の人もそれくらいの人数
初めての人には持ち物の点検から下着のつけ方、紐類や伊達締めなどの準備の仕方や締め方を個々に指導しておく。
さほど広くない場内はごった返して 若い娘からおばさままでの女性の香に満ちる。



いつもながらの先生の名講義。私たちの会はただ着付けだけではなく 着るものから見た文化史的な側面や語源 変遷などを学べるというのがウリ。
初めての生徒さんもひきつけられていたようで私語の一つもなく熱心に聴いていた様子。

初級の講師たちの着付けの指導も素晴らしく、身頃の重ね方も知らない、伊達締めの巻き方も知らなかったような若いお嬢さんが一時間の練習の後は 一人でそれなりにゆかたを身にまとって 帯も二種類自分で締められるようになっている。

去年に引き続き ゆかたの着こなし方 小物の持ち方などの簡単ファッションショーにはモデルwで出場。
韓国で買ってきたアンテプリマ風バッグと髪留めが役にたった。

 

帰りに初めての方たちからアンケートを回収したが、初めてなのに自分一人で着られたなんて! と感激している人が多数いた。
お互いの姿を写メしたりしてみんなニコニコ。
着物への入り口としてやっぱり自分で着られるって嬉しいんだろうな。
こうやってこの会に入る入らないは別として 着物を着る楽しさっていうのが少しでも伝えられたら私も嬉しい。
興味のある方はご案内いたします。

そして 水曜日。
やはり着物の会の年中行事で 歌☆伎鑑賞会に行く。

もうこのブログにも毎年この時期に書いている気がするが、主に中高生のためなんだろうか? 若手の歌舞伎役者が 歌舞伎の色々な基本についてレクチャーして その後 1幕くらいの演目を見せる。

昨日は澤村宗之介さんがレクチャー

神奈川の男子校の高3の生徒を舞台にあげて 太鼓をたたかせたりつけうちをしたり うちかけを羽織らせて女形の歩き方をやってみせたり・・・
わかりやすいシンプルな解説でよかった。
二人のオトコのたちも一人はマジメできちんとこなす優等生タイプ。一人はひょうきんでちょっと不器用だけど自然に何をやっても受けるタイプ。熱演が可愛かった。

演目は 歌舞伎十八番より ☆神(☆は鳴です)



わかりやすい歌舞伎のエッセンスをつめたような演目だったので 学生さんたちもあまり寝ている人はいなかったような気がする。
まあ言ってもしょうがないことだけど 雲の絶間姫の片岡孝☆郎さんは絶世の美女という設定にはいかがなものかと言う気もしないでもなかったが・・・

国立の二階の絵もいつ見てもいいね。今年はこの絵に注目!



終わった後に 食の伝道師FさんとAさん、着物の会仲間のEさんと四人で近くのイタリアンへ

 
この厚い重い木の扉が閉まっているとちょっと入りにくいが


中はとても陽気な空間である。
オーナーの ロカ☆ダ氏もいかにもラテン系。

Aさんと私が着物を着ていたら ベッロだかなんちゃらかんちゃら と とりあえず褒めてくれたらしい。ひとまずここに居てくれ、もっと良い席に案内するからと他の従業員から私たちに通訳させて、店の中央の良い席が開いたらすかさずそちらに移動してくれた。
着物の力って偉大なのであります。この日はでかける時に雨が降り出して着付けてしまったのを後悔したけど、こうなると現金なもので着てきてよかったな~と思う。

ランチは


前菜の盛り合わせ 左のオレンジソースの風味がするアオリイカが美味だった


メインはイベリコ豚 トマト煮こみ


パンナコッタとタルト

同行のEさんが食物のアレルギーがあり、ランチコースの食材の一部が食べられないものだったが、この店は代替として色々丁寧な提案をしてくれてとても親切である。

ちょっとだけ昼ワインと カプチーノで〆。 満足の行くランチだった。




今日の着物は黒地に桜柄の今年初めての単衣。

桜の柄って 桜の盛りの時と散り際を避ければ一年中着られるんですってね。
盛りの時は花と競っても負けるため(笑) 散り際に着ると季節から遅れてる感があって野暮ったくなるから避けたほうがいいらしいけど。

私はチビだから袷で黒地っていうとちょっと重くなる。(留袖なんかもイマイチ貫禄がついていかずに似合わないんだよね)
でも単衣の黒って軽やかでまだ似合う気がする。

私はホンキで 着物の良さってのを少しでも知って欲しいと思っているのですよね。絹屋の末裔として・・・ 消え行く伝統工芸が少しでも残ることを願って・・・ 
まあ いつもそんなに構えて薦めようってわけじゃないけど ワレワレ中年女性にとっては着物は七難隠すいいアイテムだよと知っていただきたいとは思っている。












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観劇で色々

2010-06-08 22:42:45 | 見る(映画 劇場 美術館など)
さて スカーレットピンパーネル

フランス革命の終わりごろのフランス。ロベスピエールの恐怖政治に反発したイギリス貴族がスカーレットピンパーネルとして罪がなくギロチンにかけられようとしているフランス貴族を救う活動をしている。
それに 歌姫マルグリットが彼と結婚するが、お互いの秘密を持っていることから信頼がゆらいでしまう。
その政治活動と夫婦間の思いとを両軸に展開していくお話。



ここのところ月組公演はかかさず観ていた。やっぱり瀬奈さんが魅力的な男役さんだったから。
彼女の引退公演のあとは ハムレットも観たか・・・ この先瀬奈さんのいない月って淋しいな~とも思っていたのですが・・・

キリヤントップの今度の公演はすご~く良かった。

この演目の面白さと小池氏の演出のうまさにも助けられてるのかもしれないけど 作品がおもしろい 音楽がいい 人の生かし方も楽しい。

そしてつくづく感じるキリヤンの歌のうまさ。No2の時よりのびのびとホントに気持ち良さそうに演じていると思った。
欲を言えばもうちょっと背が高ければいいのにと思うけど、この人の品のよさっていうのがは独特の魅力だわね。

そして娘役トップの蒼乃さんもとても良かった。星の公演での遠野さんの華やかさや貫禄はまだ目に焼きついているほどで その後ってやりにくいんじゃないかな~とも思ったが、若いわりに落ち着きと卒のなさ かといってまだ上手になりそうな可能性を感じさせるところが今後楽しみ。

ツートップが歌がうまいと舞台に安心して引き込まれてられるのね。



そして、パーシーの「祈り」の熱唱には自然と涙が出た。割りに冷静スタイルで観劇する私には珍しいことだったと思う。

今回は本当に舞台に引き込まれて終わって欲しくないと思いながら時間を過ごした。この舞台に出会えてよかったと思った。

終わってからも 気づくと「ひとかけらの勇気」が口をついてしまう状態だった。

帰り道、Nより「15日もチケット取れるけどどうする?」 と言われた。

私は一公演につき観劇は一度と自分を律してきたのであります。
チケット代高いんだもん・・・
15日どうしても抜けられない用があるので断ったがそれがなければ一公演一度の禁を破るところだった。

終わって出口に向かうときに Nが私をつついて 「ほら あそこ ト☆コ」見れば 某有名ブティックの跡継ぎに嫁いだ元?女優がそのオット君と娘とSS席を立つところだった。
「よく居るよ~ それも必ずSS席なんだよね」
「☆木●も娘を連れてくるんだけど 席が近くても絶対目を合わせないからね~」などと裏話も教えてもらう。
私は普段ぼ~としているのか いつもNに「ほら あれOO」「あそこに××がいるじゃん」と言われないと絶対気づかない人である。
まあ気づいてもどうってことないって言えばないんだけど ある程度のミーハー精神は観劇を+アルファで楽しくもさせるものでもありますね。

Nはこの前の週には1週間でヨーロッパに行ってたらしい。



パフィーム専門店で買ったおみやげをくれた

  

そしてこの日は W観劇でコクーンの勘三郎を見てからこちらにまわってきたそうな。

その時間とお金ってのは人から与えられたわけでなく 自分の力でつむぎだしているところがスゴイ人だと思う。
毎朝5時に起きて活動開始だそうな。

私も のんびりしている方ではないと思うが 世の中もっと精力的な人ってたくさんいるもんだと彼女を見ていると毎度思ってしまう。

真似しようとは思わないけど(できないけど)刺激にはなるのよね。







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