ここのところお互い忙しくて疎遠になっていたご近所の友人と 犬の散歩でばったりお会いした。 たまにはゆっくりランチでもしようよ と 言うことで お互いの予定をぬって 今日ランチすることになっていた。
私は今まで行ったことのない所に行きたかったので、彼女が何度か行ったことのあるという 新大久保のコリアンタウンに案内してもらうことにした。
新宿からでも歩けるよ とのことで 歌舞伎町方面に出て歩くことにした。
午前中から淫靡な歌舞伎町。
誤算だったのは 彼女は私以上の方向音痴&地図の読めない女だったのだ。
コマの裏で道に迷い、道路地図を見て 私が「あっちじゃない?」と示唆したくらいだから 相当なものである。
ってことで 彼女が 「ダンナと行った事のあるおいしい店案内するわよ」 に その時点で暗雲がたちこめたのである。
やっと、ドンキホーテのある新大久保のメインストリートについた。
案の定 「あら どこだったかしら?」 「わからないわ~」と言い出すMさん。しょうがないから レストランの案内所に入った。
このように無料の地図がおいてあり、案内してくれるお姉さんがいる。
Mさんが相談しようとしたところ、後ろから来たおばさん5人連れが
「サムギョプサルが食べられるところない? この店は? ランチあるの?」と割り込んできた。こういう時は声の大きいものが勝つのである。局もこの手のおばさんにはからっきし弱いのである。おばさんの迫力に負け、地図と自分たちの勘を頼りに行ってみることにした。
焼肉は食べたくないので 家庭料理と看板を掲げているところに入ろうと思った。入ってみたのはグルメガイドマップに 今号の料理紹介として紹介されていた店である。
ほんと言うと入り口に ぺ氏の等身大の立て看板があったのを発見した時、非常に悪い予感がしたのだった。しかし 引き返そうとタイミングがちょっとはずれて 「いらっしゃいませ、お二人さまですね」との韓国なまりの声につかまり、入ってしまった。
↑壁という壁は ぺ氏でおおわれていた
気をとりなおして、私はチヂミ Mさんは 味噌チゲを頼んだ
結論から言えばここまでまずい外食をしたのは 何年ぶりかであった(泣き笑い)
↑青々としたたっぷり(すぎる)ニラ、なぜにこんなに青々しているの~?
なぜなら、なぜなら 生焼けだから~~♪
それに、このわかめのスープは 人肌であった。熱々であったら リケンのわかめスープくらいの味にはなっていたであろう。
燃料をけちっているのだろうか?
Mちゃんの頼んだ味噌チゲ こっちはぐつぐつしながら来ただけましだったが コクというものがまるでないスープ。中の豆腐はスーパーで売ってる100円の絹豆腐なみにほろほろくずれました。
サイドディッシュも量も少なく、味も変化ってものがないスッパイキムチ
おいしかったのはとうもろこし茶のみ
お運びしてくれる人たちは 感じがよかったのに残念である。
そりゃさ、食べ物に文句を言うのはハシタナイって祖母や母に言われましたよ。
でもね、普通に作ればここまでまずくならないと思う。熱く供すべきものは熱々で供すのは料理の基本。にらが殆ど生のチヂミを料理人だったら出しますか?
よっぽど文句言って 焼き直ししてもらおうと思ったんだけど、他のものを食べてみて どうやってもおいしくはならないと諦めた。これ以上ここでカロリーをとりたいと思わなかった。
Mさんも元々短大で栄養学を学んで栄養士の資格をとっている人である。何度かお宅でご馳走になったこともあるが とても手早くおいしい物を作れる人である。彼女の箸も全然すすんでいない。黙り勝ちになる二人・・・
周りのテーブルは 結構人も入ってきて、ぺ氏の写真と一緒に写真をとっている楽しそうなグループもいた。
結局半分以上残して、席を立った私達。他の韓国食材でも買って帰ろうと思っていたのだがなんだかその気もうせてしまった。
また、新宿まで歩いて戻り、Mさんが靴を見たいというので 新宿高島屋へ。
彼女がブーツを買うのにつきあい、私もバッグの新作を見て気を取り直した。
咽喉が渇いたし 口の中に残る生のニラの味を(私もしつこい)消したかったので アラン・チャン・ティールームで中国茶とケーキをいただいた。
ジャスミンティーと ジャスミン風味のアイスクリームをのせたパウンドケーキがセットになっていた
これは とてもおいしかった。やっと人心地ついた。
今日の反省:私より方向音痴って人は存在する。おいしいものを食べたければ必ずしも他力本願はいけないのね。