今年最後の

しめくくりは内房の夕日です。

実家でも買い物 と 年末のごあいさつ

先週末で仕事おさめだったらしい弟。
今日は実家の両親を連れてお正月の準備の買い物に行ってきたらしい。

弟からのメール　↓

ＯＯＯに新しいショッピングモールができたから　ばあさん連れて買い物にいってきたよ。

写真のじいさんの帽子は７９０円　ばあさんも６９０円のシャツを共に　ＵＮＩＱＬＯで購入。

で、あそこの家の　バカ犬に買ってやったのは写真の服。

ナント　４８００円だぜ！　

××家ではバカ犬が一番エライらしいや。



↑　お犬様と父

弟夫婦に子供はいないし、家の子たちも大きくなっちゃったし、父と母の愛情はひたすら　このビションフリーゼとトイプードルのミックスのちょっととぼけたお犬様に注がれているようだ。
この子がいるために散歩はかかせないし、会話が弾むようだから　いいことだとは思うけど。


さて、明日から実家の両親と弟夫婦と局家　計８人で年越しの旅に出ることになりました。
年内　パソコンで更新するブログは今日が最後かもしれませんが、コメントくださった皆様、毎日見てくださってる案外大勢の皆様。ありがとうございました。

よいお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いいたします。

びっくりニュース

なんだかんだで昨日泊まっていって　今日は家から会社に行った息子・・・

朝　新聞を読みながら

「すげえなぁ　スカーレット」

「何？　スカーレットって　風と共に去りぬかい？」

「ちげ～よ　有馬記念の優勝馬。牝馬だぜ～」

「へえ　珍しいわけ？」

「あったりまえじゃん。オリンピックの短距離走でグリーンなんか押さえて女が金メダルとるのと同じだぜ～」

「確かに」

「でも　ダービーもウォッカだったな」

「何それ？　酒？」

「それも牝馬なの！　おかんって自分の興味のないことってまるで知らないんだな。変なことはやたら詳しいけど」

「うん　源氏物語の登場人物の相関図は書けるよ」

「へいへい　わかったよ。ＯＯ（娘）がいなきゃＴＶもつけないだろ」

「うん　時々世間に乗り遅れてると思うことあるよ」

「もしかして大塚愛が死んだのも知らないだろ」

「うっそ～　死んだの～～？？？」

「あれだけ騒がれてただろ　それも知らなかったのかよ」

「知らないよ　どうして死んじゃったの？」

「自殺だかなんだか　まだよくわからないって言ってたぞ」

「あのさ　あんた　もしかして飯島愛と間違ってない？」

「あっそうだ」

いくら私でもそのくらいは知っておりましたわ。
おどかすなっつーの。

息子も買い物

お泊り忘年会はなかなか盛り上がったが、夫の仕事関係の私には初対面の色々な職種の人たちだったので色々気を使った。

夫と私の留守中の昨夜は、家に買い物から帰った娘と息子カップルが集まり、息子が作ったパスタを三人で仲良く食べたらしい。

その時、娘が私に買ってもらった物を二人に披露したらしく、彼らもセールに行きたくなったようだ。

午前中　夫と二人で居る時に息子から電話があった。
「伊勢丹バーゲンってどこでやってんの？」
「ケープラだよ。」
「なんだよ　本店まで来ちゃったよ～」
「招待状ないと入れないかもよ。言ってくれればＯＯ（娘）に再入場券持たせたのに」
「そっか　まあ行ってみるよ、あっちも商売なんだから拒否はしないだろ」
しばらくたってから　「余裕で入れた」とメールあり。

今日は夫を職場において私だけ帰って来たのだが、家には息子が一人だった。
Ｍ子は帰省したのだそうだ。
お歳暮でもらってあった　冷凍すきやき肉を解凍して二人すき焼きをした。

その後、息子が買ってきたものを見せてもらった。
伊勢丹オリジナルのコート。今年物が半額だったそうだ。黒地に濃いグレーでピンストライプが入っている生地でスタイルもなかなか趣味がよいし、素材も縫製もしっかりしているみたいだった。ライナーがとりはずしできるから季節も問わないしずっと着られそうだし。

「いい物選んだじゃない。黒だから冠婚葬祭行けるね」
「売り場のおばはんも同じこと言ってたよ」
「同じこと思うのよ　世間の人は。しかしあんたがこんなまっとうなサラリーマンサラリーマンした服を買うようになるなんてね～　お母さん嬉しいよ（泣きマネ）」
「そりゃ～　そでしょ。　俺だっていつまでも冬場アロハってわけにはいけませんよ」
「去年まで年内は半そでって言って今頃も半そでで大学行ってたよね～」
「ハハハ　若かったですな～　俺も」
「コートなんて一生着ないと思ってたよ。あんたは・・・」
「別に着なくても困らないんだけどさ、みっともないんだよな。持ってないみたいで。実際持ってなかったけど　爆」
「２月ころのシューカツの時も着なかったよね。買いなよって言ってもいいっていってさ」
「俺自身はスーツ着てりゃ寒いと思わないんだけどさ、着ないと次長にそのうち何か言われそうなんだよね。目立つって言うかはみだす部下嫌いみたいだよ。アメリカ帰りのくせによ～」
「かわいそうに　ってあんたじゃなくて　一番はみ出しそうな部下持たされた次長がだよ」

と　いつものごとく親子漫才をしながらお茶を飲んだ。

「あとさ、ネクタイも買ったんだよ。これは完全に俺の趣味。残念ながら職場には無理っぽいけど　遊びのときにしてく」
「へえ　見せて～」



ひえ～　プッチですか！
アロハ魂は残っていると見た。

娘と買い物

今年も最後の伊勢丹バーゲン＠京王プラザ
サンタさんが来なかった(何も買ってやらなかった)娘と(誰からも買ってもらえなかった)私のためにちょいとの紐をゆるめてしまった。
娘にはｇｅｎｔｅｎのデカバッグとクロエのロング手袋 キャンパーの靴
私にはアニヤのカードケース(落としたビーズ織りのリベンジ)とｍａｘ＆ｃｏ．のワンピースとトッズのパンプス
みんな半額以下だったのでよしとしましょ
これでもう娘にはお年玉もやらないし 私も初売りセールは自粛の予定
入金に一時間も並んだし…待ってる時間に娘と話ながらだから待てるけど、一人じゃとてもこのセールにはくる気がしない。
娘は見立てが上手だから
欲しいのはこれとこれと言うと人ごみをかいくぐって私に似合いそうなのを選んできてくれる。
たいてい私の想定より高めの物なのが難点ですが後で買っといて正解って思うのよね～

そういえば、ドレッドヘアは、この週末でエクステを外してもとに戻すそうだ。シャンプーすると落ち葉とか紙くずとかからんでたものが出てくるし、地肌もかゆくなってきたんだそうだ。
「もてる、もてないの問題以前に人間としてどうかと思った」←娘談(トホホ)

このセールの人ごみの中でひときわ目立ってはぐれないのはよかったけど～

写真はホテル正面の生け花。大きな松とボケの枝にユリが大量に配されていた。生けこみをしていた花師？たちの仕事ぶりがかっこよかった。
クリスマスが終わったとたんに巷はお正月準備ですね。
私は昨日の寒さで引きこもって1日掃除しまくったので、今夜は夫とお泊まり忘年会です。(今年も最後までバタバタだわ～)

娘のダンス公演

クリスマスの日ももうすぐ終わる。
落ち着いたところで後回しになった娘のダンス公演のことをちょっと書いておきたいと思う。

某大学のインカレのダンスサークルで活動している娘。　１００人を超える大所帯のストリートダンス系のサークルである。
先週末　土曜に１度　日曜に２度の三回の公演を某ホールでこなした。
大きいし本格的なホールも借りて　きっちりチケットも有料で売り出してやるのだから　ある程度は見せる公演だろうなと思ってはいたが、予想以上の規模とデキだった。

構成は第一部と第二部に分かれていて、第一部はストリートダンスの種類別の自由な踊りを見せ、第二部はストーリーがあり　色々なダンスチームがそれぞれの個性を出しつつ一つの物語を作っている。

音響や照明などは　色々なプロの舞台で仕事している人たちの協力もあり、本格的だった。人脈が広いのはこの大学ならではであろう。

　　



セクシーサンタのいでたちのジャズの女の子たち　みんな細くてスタイルよくてかわいい　母としては娘にもたまにはこういったものも踊ってほしいのですが

　

娘のチームはこういったおどろおどろしいものｗｗ　なんたってレゲエのおっさんヘア・・・
でも　このダンスの迫力があったこと　すごかった。

　

ポップやロックやブレイク　色々なジャンルのチームが色々な場面で配置されて一つのストーリーを作り上げていくおもしろさがあった。

最近私も色々な舞台も見ているが、そのプロの集団と比べても観客をひきつけるという点では遜色なかったのではないだろうか（親の欲目が入っているにせよ）

私は母と夫と　あと　娘に小中でお習字を教えてくれていた近所のママ友がぜひ見たいと言ってくださっていたのと　食の伝道師Ｆさんも見に来てくれた。
感激屋のＦさんは　「こうやって　ＯＯＯちゃんや他の子たちが一生懸命やっているのを見ると涙がでちゃう」と泣いていた。
私は娘がどこにいるのか追うのが大変で泣くヒマがなかった。（だって激しくポジションが変わるんだもの）

公演が終わって　出口方面に階段をおりようとした時に出演者たちが楽屋にひきあげるのに出くわした。
娘が　「ほにゃ郎がママにあいさつしたいって言ってたよ」と前日に言ってたので、会えるかな？と思っていたら、娘とほにゃ郎が一緒に歩いてくるのに会うことができた。
例のダル＋松潤÷２のホニャ郎くんである
舞台化粧（娘が施したそうだ）が妖しいまでににあって　美しすぎるほど美しい・・・

娘に　「すご～くよかったよ」　と声かけたら　ホニャ郎くん　「おひさしぶりです。今日の衣装はＯＯさん（娘）に作ってもらいました。本当にいつもお世話になっちゃってありがとうございます。」とあいさつしてきた。
普段　大きな態度で知られるワタクシですが　情けないことに思わずきょどってしまったのは否めない（笑）
「いいえ　どういたしまして。今日はよかったわよ。また今度ゆっくり遊びにいらしてね」
「はい　本当にそうさせていただきたいです。　ぜひっ」ちょっとはにかみながらはっきりそう言ったホニャ郎。
視線を感じたので周りを見たら、しっかり　母と夫とオバ友二人がホニャ郎をチェックしていた。

「やっぱり　すご～いイケメン」Ｆさん
「きれいな子ね～」　「ホントに器量がいい子だこと」もう一人の友と母
「お前がダルＯッシュに似てるって言ってたのはおおげさじゃないな」と幾分複雑そうなオット。
しかし本気で家に遊びに来たいのだろうか？　その辺不明だわ。

それにあれだけイケメンだと不穏な空気が流れるのも複雑だわ。

娘もある意味友達として付き合っているにせよ苦労するであろう。（と感想をもらしたら　あんな顔を普段身近に見られたら苦労してもいいっ！　とＦさん）
私の周りのオバって面食いのミーハーが多いってことが今回も証明された。
しかし、今回来る予定だった　舞台友Ｎ（究極の面食いミーハー）が共通の友達の父上のお葬式に行って来られなかったので　彼女の反応が見られなかったのは残念な一方平和だったかもと思った。

Ｎは気を遣って　公演成功をお祈りしますというキティちゃんのぬいぐるみつきの電報をおくってきた。



彼女のこういう気遣いはいつもながら感心する。

娘は公演以来　イブは出かけたが放心状態である。
半年作り上げたものを発表して気が抜けてしまったのだとは思うけど、本業（って学業ね）の方もちゃんとやってよね　とそろそろ口を出したいな～とも思っている。

イブイブとイブ

昨夜は毎度おなじみ同窓会メンバーの恒例忘年会＠浅Ｏの某ちゃんこ屋だった。



声楽家とキョージュ



臨床検査技師　現役スッチー　医者



局とミーハー官僚

この他に医者が二人と司法書士事務所経営者、ビーズ作家と建築士Ｎちゃん
みなさま社会的にはご活躍してるっぽい人たちなのになぜここまで話が落ちる＆バカになれるのかホントに不思議である。

そして中年の皮の隙間から小学生の時の半ズボンの制服のおもかげが垣間見える。

この日も持ち寄りワインと焼酎＆ビールでかなり酔っ払い、帰り道に浅Ｏ寺のライトアップを眺め、満員の電車の中ほろ酔いで帰った。



家に着いたら１２時をちょっとだけ回っていた。夫は仕事で泊まりだったのでちょうどよかった。

また新年会を今度はふるさとの方でやるそうである（一週間後じゃんｗ）
夫も同じような学校育ちなので私たちの仲間意識は理解しているので助かる。
今度は夫も同伴予定です。



そして　今夜。

息子はＭ子とＯＯ×××でクリスマスディナー、娘はどうやらデートらしい。
小学校からお招きされていた某セレブ宅のクリスマス会は今年は諸事情のためｗ中止らしい。
まあ相手がいてよかったね。

残された熟年夫婦は家でクリスマスディナー
二人だし、今更あまり熱心には作らなかったが一応体裁は整えてみました。



でも案外嬉しそうなオット



今更ホールのケーキ買っても余るしな～　と思いつつ何もないのもさびしいので近所のちょっと高級スーパーでカップ入りのムースみたいのを用意しておいたら、夫も同じように感じたらしくて帰路の途中で同じくやる気のなさそうなケーキを二つだけ買ってきた。

その後　鬼になって夫に年賀状の一言を書いてもらった。
デザインも私がして　表書きも住所録を印刷した上で夫がチェックしたのを印刷してすべて用意しているのだから迅速にやっていただきたい！と思う。（私のは既に投函済み）
「明日投函するから、今日中に終わらせておいてね」と言ってお風呂に入ったら半分書いていないまま逃げられて（寝室にいかれて）しまった。
ホントに世話がやけること。

あっ　そう言えばプレゼントって物の存在を忘れていた。

迷惑メール

昨日私の携帯にメールをくれた佐久間サマ　↓


　　　　　件名　重要なお知らせ

ジャパンネットの佐久間と申します。お客様が以前ご登録されました会員制有料サイト、料金未納及び長期延滞の件でサイト運営会社よりご相談があり、ご連絡差し上げました。
一週間の無料期間中にご登録され、今だ退会処理がなされておらず登録料金の長期延滞となっております。
このまま放置致しますと『電子消費者契約法』に抵触致しますので、お客様の契約不履行として、やむを得ず民事訴訟による強制回収となる可能性がございます。

当社は訴訟差し止め等、和解手続きを行う第三者機関となります。現状での和解は可能ですので、登録内容詳細、料金清算並びに退会処理ご希望の方は至急お電話下さい。

（株）ジャパンネット
ご相談窓口 033255861✗
営業時間 9時30分～20時定休日 土、日、祝
担当　佐久間

誤った登録等によるトラブルも増えております。お力となれるのは最後となりますので、お早めのお電話をお待ちしております。


ワタクシ　有料会員サイトの登録は一度もございませんし、したがって料金未納などありえません。
ご親切にお力になってくださること、ありがたいのですが必要ございません。
電子消費者契約法などともっともらしく法律名を出したわりには　ジャパンネットって会社のお名前は　どっかの通販の会社のパクリで今一つですわね。

どちらでワタクシの携帯アドレスをお調べになったのかは疑問ですが、私の携帯アドレスは当初から一度も変更したこともなくもう９年ほど使っている愛着のあるものです。
もちろん防御はできる限りしてはおりますが、よくぞかいくぐってヒットされましたね。

あなたのようなメールは　一通たりとも見逃さず　ＤＯＣＯＭＯのサイトに通報しております。

imode-meiwaku@nttdocomo.co.jp
こちらのブログをご覧の皆様も　この手のメールはこのアドレスに転送いたしましょう。
その際は　送信元のアドレスとメールの届いた年月日も忘れずに貼り付けてから送りましょうね。

こちらをご覧になる皆様は今更こんな詐欺にはひっかからない方ばかりと存じますが、こういうのを考える人が叩いても叩いても湧いて出てくるのは嘆かわしいことです。
これからもこういう事は無視以外に叩く姿勢も大事かと思い　あえて記事にさせていただきました。

娘のダンス公演の感想はまた伸びてしまった。

今日はこれからはじけるメンバーで忘年会です♪

ダンス公演前のショックなできごと（私的に）

そうそう、娘のダンス公演に付随しての出来事を書いておこうと思う（年賀状印刷中に）
おととい、昨日と某ホールで公演を控えた娘、夜遅く家に帰ってきた。駅で「今から帰る。ママを驚かすことがあるから」と電話をかけてきたのでなんだろうと思って待っていた。

帰ってきた娘はドレッドヘアになっていた・・・　

ドレッドヘアって　あのボブ・マーリィみたいなヘアスタイルですよ。
ヘタしたらホームレスのおじさんでございますよっ（泣き怒り）



「何それ～～！？　きったない～　」と叫んでもめげない娘

「ママはそう言うと思った。いいじゃないストリートダンス踊るんだから」

「公演終わってもそのままのつもりじゃないでしょうね！？」

「大丈夫　これ　エクステだから。取ろうと思えばすぐ取れるから。でもお正月すぎまではつけとくけど」

年末年始ホテルに泊まる予定の我が家。

「そんな子と一緒にお正月過ごすのやだよ～」

「まあそう言わないで　たまにはいいじゃな～い」

「明日バアバが来てあーたの髪型見たら卒倒するよっ」

能を見がてら我が家に一日泊まって娘の公演も見ていくと言っていた母と夫に反対の援護射撃を頼もうと思った。

ところがそうは行かなかったのよね～

その後帰ってきて娘の髪を見ても顔色を変えない夫

「これって舞台衣装みたいなもんだろ？　期間限定ならいいじゃないか」

それどころか誉めた（！）母

「あら似合うじゃない　Ｏちゃん。おでこだしてまとめるとすっきりしていいわよ」
（良かねえよっ！！）

「こんなこと若い時しかできないんだから　いいわよね～」
って私の独身時代には文句多かったくせに　なんて孫には甘いんだよ～っ

息子だけだった。私の味方は・・・

「へ～　お前その髪型　男受けはしないよ　早く元通りにしろ」



↑リハーサルの楽屋映像　確かに左の子の方が男受けするわよね　絶対。

まぼろしのイケメン能楽師

昨日は今年最後の能の例会に某能楽堂に出かけた。
先月タイ料理の会のおり私の母と地唄舞の師匠が同じ仕舞の流派であり、共通の知り合いがたくさんいることが発見され、その中で母が代稽古の際に師事している若い能楽師の方が　すんごいイケメン（母＆師匠談）という話題で盛り上がったことは記事にした。

そして昨日の会のトリのシテ方をそのイケメン能楽師の方がつとめることになり、母と師匠をとりもつ関係で私まで半日能の観賞に駆り出されることになったわけです。
この師走の忙しい時に　オババの道楽に半日つきあわされるとは（トホホ）

母と師匠を引き合わせた時、二人とも初対面とは思えない盛り上がりようであった。

普段はあわただしく１曲しか見ないことにしているのだが　昨日は能３曲も見てしまった。

* 春栄　（源平合戦余話の兄弟愛の話）　やたら長くて途中で寝た。

* 玉葛　（源氏物語物の一つ）　夕顔と頭の中将の遺子玉葛の亡霊と僧の話。玉葛がその美貌ゆえ　もててもててたくさんの男に言い寄られすぎて煩わしくてならなかった恨みを亡霊になって狂乱の姿となるところ。　結構後半の狂女になってからの舞はおもしろかったが、別にもててもてて困るからといって　そこまで恨まなくてもいいんじゃないすかね？　

* 乱　　（みだれと読む　猩々の別名）　酔っ払った猩々（霊獣）の酔態を舞であらわす。若手の登竜門として毎年年末に舞われる曲らしい。

↑　この最後の曲に注目のイケメン能楽師さんがシテを舞ったのであった。

わざわざこの曲のために　正面の良い席を確保しなおして臨みましたが・・・
なぁんだ　面をつけてるじゃありませぬか。

いでたちは　歌舞伎でいうと鏡獅子みたいな真赤な鬘をつけて豪奢な緋色の能衣装に面をかぶっている。
しかし、顔の小ささ　長身　衣装から出る美しい手と扇を持つ指の長さに　イケメンのオーラが放たれていた（笑）
謡の声も朗々として素晴らしかったし、品のある舞であった（我ながらイケメンに対する評価は甘いかも～）

演目が終わって　母と師匠は抱き合わんばかりに　「素晴らしかったわ～」「将来が楽しみですよね～」などと更に盛り上がっていた（ちなみに６０半ばと７０半ば）
ヨン様に夢中になる韓流オバとノリは一緒であろう。

私は直に顔を見られなかったのが心残りで　「今度は面をかぶってない役の時に見たいから教えてよ」と母に頼んだら　「あんたバカねえ　シテ方はたいてい面をつけるのよ」とバカにされた。　師匠からは　「局ちゃん　今度は彼が地謡する時にみなさいよ　その場合は正面からじゃなくて左手から見るのよ～」と指導を受けた。
「その時は奥様、またこちらの能楽堂でご一緒いたしましょうね」と母とアドレス交換する師匠・・・気合満々である。

元々師匠と母を引き合わせるきっかけとなったのは　食の伝道師Ｆさんである。
Ｆさんは昨日は急用で来られなかったのだが
「ＯＯ（師匠）は　人の若さを吸い取る妖怪です。局ちゃん　疲れたでしょ（笑）」とメールが来た。
「家の母もある種の妖怪ですから大丈夫です」と返信しておいた。

確かにぼ～っとしてると残り少ない若さを吸い取られる気もしないではなかった。


今日は娘のダンスの発表会だった。昨日で吸い取られた分　しっかり補充できたかも。
詳細、明日アップします♪

喪失と困惑

小学校からの友人のお父様が亡くなった。１０月に体調を崩して病院に行ったら末期癌だったらしく、それからわずか二か月で亡くなってしまったらしい。
友人は同窓会メンバーの飲み仲間でよく会う友達の一人だし、お父様は実家の母と私がお世話になっている呉服屋さんである。

着物なんて私の家計で早々買えるものじゃないけど、祖母の頃から実家には出入りしてもらっていたので、もう４０年以上のおつきあいになる。
私の成人式の帯や嫁入り道具の大半もここで作ったし、娘が私の着物と母の帯を仕立て直して成人式に出ると言った時に　別に買うわけじゃないのに快く仕立て直しを引き受けて、比翼をつけたりの工夫もしてくれた。
それに、１０年くらい前から　私が着物を着始めたことをとても喜んでくれて、「ＯＯ子ちゃんが着てくれるのなら」と信じられない値段で出物の小紋の反物を仕立ててくれたり、誰かが注文してキャンセルになったという龍村の帯を９割引きくらいで譲ってくれたりもした。
また　見るだけで、私の体つきで寸法を割り出していたし、好みの柄や似合う色もわかってくれていた。
そして　母と私の手持ちの着物も驚くほど把握していて、「奥さんのあの訪問着だったらそろそろＯＯ子ちゃんに着られるでしょう。譲ってあげたらいかがですか？　あれにだったらこの前の帯も合わせられますよね～」などのアドバイスも貴重だった。まあそれに付随して　「じゃあ奥様は　訪問着新調したらいかがですか？」っていう展開にもなるのだけど・・
また仕立て直しや色かけやシミ抜きなどの相談も乗ってくれた。困った時はＯＯ屋さんと、とにかく　着物の事は彼に頼っていた私たち母娘だった。

なじみの呉服屋さんが亡くなるってことは　なじみのブティックがつぶれるってものとは比べ物にならないくらいダメージがきそうである。

訃報を聞いた時に、まずびっくりしたし、友人の喪失感が想像されて切ない気分になったし、私も長い付き合いのお父様の様子が思い出されて悲しかったが、次に「困っちゃうな～」という気分にもなった。
前に書いた通りにお世話になっていたことを　これからどうしたらいいのだろうかってことで。
母も　長い付き合いで悲しいけど　ホントこれからどうしようかしらね～　と困惑もしていた。
私の友人は二人姉妹でどちらも呉服屋さんを継ぐ準備はしていないはずである。

私たち親子の心配は　まあ現実的すぎて利己的かな～と最初は思ったが、考えてみれば　呉服屋さんとして一生を全うして、亡くなった時に周りが困惑する。いってみればそれは商売人冥利につきるのじゃないだろうか？

これから多分私たち親子は　「こんな時にＯＯ屋さんがいてくれたらね～」と思うだろうし、ＯＯ屋で買った着物に袖を通す時や帯を結ぶ時には　それを勧めてくれた彼を必ず思い出すだろう。
一生で成した仕事で惜しまれるのは尊いことだと思う。
ワタシが死んだら、飲み仲間が一人減ったと惜しんでくれる人はいるかもしれないが、仕事関係ではまず惜しまれずに　チャマが喜ぶくらいであろう（笑）

ただ、病床の様子を聞いて切なかったのは　友人の娘（彼にとっては初めての女の孫）が再来年成人式で　おじいちゃんとしてとっておきの振袖を作ってやりたかったのができなかったのをとても残念がっていたと言う話だった。

神様がそのくらいの時間が残してあげてもよかったのに・・・

ウンテイ撤去

先週末　愛犬と散歩していつもの公園をとおりかかった時のこと・・・

小さな公園のウンテイが使用禁止になっていた。
ペンキでも塗り替えてるのかしら？と思ってみたら　こんな立札があった。

「他都市でウンテイによる事故があったため、使用禁止にしています。今後、別の遊具を設置します。」

もう　何があっても驚かない最近の過剰反応および過保護社会ではありますが、ブルータスお前もか　ってな気分になった。

ウンテイで落っこちて怪我したり運悪く亡くなったりの事故にあった方には申し訳ないが、事故が起これば遊具を撤去、先日のこんにゃくゼリーの反応とよく似ている。
何かあると社会のせいにする一部の人たちのために、社会全体が過剰反応して委縮していく。
「自己責任」でくくりすぎる社会も冷たいが　自分の安全は自分で確保して、自分のアタマでできる事とできない事を判断する能力ってのも伸ばす余地は残しておいておくれと心底思ってしまうのであります。

実は家のアホ息子、小学校四年の時にウンテイから落ちて左手首を骨折しました。
学校から帰って痛いと言われたので整形外科に連れて行ったら　見事に折れていた。当時、私が大嫌いだった担任から何も連絡がなかったけど、私はしょうがないと思ったね。
聞けば　何段ぬかしで向こうまでいけるか友達と競争してかなり無理をしたと言うし、四年生にもなればある程度危険なことも判断できるだろうし、自分の運動神経以上の事をやって落っこちた息子が悪い。
一応息子がウンテイ落ちて手首を痛がっていることを知っていて何も言わない担任にも腹がたたないことはなかったが、もともと担任には何も期待していなかったし息子も自分の状況を病院で説明くらいできる年だったし。学校でした怪我だったので学校保健だけは使わせてもらったけど、もちろん　ウンテイは危険だから学校から無くして欲しいなどと思いもしなかった。
息子はこれに懲りたのか、その後スポーツをしても自転車で箱根に登っても通学の途中に脇道から出てきたヤクザのベンツのボンネットに跳ねあげられても（ヲイ）　幸い大きなケガはしたことはない。

私自身も小学校の大きなウンテイで両側から競争して出会った友達と足で落としっこする　とか　上から滑ってくる友達をよけながら大滑り台を逆に上ったり　上り棒二本の間を手だけで上まで登ったりなんて　今考えれば結構危ない遊びを平気でやってたもんね。それはそれで楽しかったし。

どんな遊具でも遊び方によれば絶対安全ってものなんてないだろう。運が悪ければ滑り台だって頭から落ちれば死ぬこともあるだろうし、ブランコだって自分が落ちても人にぶつかっても大けがすることだってあるだろうけど。

しかしそういう物を排除した世界なら安全なのだろうか？　自分で危険を察して自分の身を守る能力を培う機会をなくしてしまって　後々しっぺ返しがこないのだろうか？

刺激的な遊具の無くなった公園で　ＤＳを持ち寄って遊ぶ子供たちの姿を見るのはなんだか不気味だわ。

漫画みたい…

帰ってきた娘曰く
「さっきバス降りた時、はずみで○○の指輪(高校のスクールリング)格子のはまってる溝に落としたのよ」
「えっ！じゃぁなくしちゃったの？」
「ううん、溝を覗き込んでたらおまわりさんが通りかかってさ、交番からもう一人連れてきてくれて、格子をはずして溝をさらって拾ってくれたんだ！なんでわたしって漫画みたいな失敗やるんだろ？」

小学校から電車とバスで通学だった娘。思い返せば…

*　ランドセルをバスに置いてきた
* 人のランドセルをしょってきた
↑小学校の時

* 帰り道、バスを降りて電車に乗ろうとしたら上履きだった
↑中学の時

* 定期試験中、一眠りしてからおきようと携帯のアラームをかけたつもりが、午前と午後を間違え次の日の試験中に大音量で鳴った。当然取り上げられた携帯はスヌーズ設定のため職員室でもずっと鳴ってたそうである。
↑高校の時

だいたい、娘のこの手の失敗の後始末は私がかぶってきたが、今日のところはおまわりさん、ありがとうm(__)m

オイスターバーと人生いろいろ

昨夜は　下北沢のカジュアルなオイスターバーに行った。

食の伝道師Ｆさんと　夫の従姉妹二人である。

若者の街だけにカジュアルなしつらえ。テーブルも椅子も安っぽいといえば安っぽいが気楽に食べられる店がまえだった。
しかし、どのテーブルも予約の札があり、私たちが座って３０分もするとほぼ満席になっていた。

　

国産の生牡蠣の食べ比べワインとともに。
この日は６種類くらい食べたけど、産地によって本当に味が違うのがよくわかった。
一番味が濃くてクリーミーなのは厚岸のものだった。
おいしいけど一個で十分って感じもしたけど・・・

　　

焼き牡蠣も三種類　ウニ焼きとバジル焼きとアンチョビー風味と

そのまま食べてもおいしかったし、フォカッチャに載せて食べたのもまた美味。

　　

他にクラムチャウダーやイカのリング揚げなどシーフードもおいしかった。


この後、博多の従姉妹が東京の従姉妹の息子の会社に電話をかけて彼を呼び出した。
ここに書くのは事情が長すぎてめんどくさいので端折るが　東京の従姉妹は離婚していて二人の息子がそれぞれ父親と母親の元に引き取られたのである。
長男は九州の父親の方に引き取られたが東京の大学に進学してそのまま就職したのが、どこかで母親との仲はぎこちないままになっていたらしい。
私はその長男が大学生のころ　家の近くに住んでいた関係で夫から頼まれてさんざんご飯を食べさせていたのである。（当時ジャニーズと呼ばれるほど可愛かったってこともあり）
彼も下宿にいるのと彼女の家にいるのと我が家でご飯を食べるのとほぼ同じ割合で当時過ごしていたと思う。
私もご飯を食べさせる代わりに　当時幼稚園と小学校だった子供たちのベビーシッターにずいぶん彼をこき使ったものであるｗ
３年くらいそんな関係だったが、彼の就職や転勤　そして結婚ですっかり間遠になってしまった。
そして結婚相手の女性は彼の両親、一族が大嫌いらしい（そりゃ～みなさん個性的で濃い人たちですが・・・）

東京の従姉妹が　「ＯＯ（長男）とは４年もあってないの。××さん（嫁）には電話するなって言われているの」と聞いていて、可哀そうだな～自分の息子にも会えないなんて　とは思っていた。やっぱり多感な年頃に彼を九州に残して弟を連れて出てきてしまったというのは彼にとってもトラウマ　従姉妹にとっても負い目みたいである。

で、昨日　博多の従姉妹の呼び出しで親子４年ぶりの再会が実現したわけだけど、三人が三人（Ｆさんは帰った）色々な言葉に反応して色々な事を考えているのがわかってなかなか微妙な１時間半だった。
「座持ち女」と時には言われる私ですが、牡蠣が消化されなくてあたるような気がして疲れたわ。

師走デブ街道

昨日は遅まきながらお歳暮を調達した。
我が家のものは定番で銀座の某版画専門画廊のカレンダーにしている。



こんな感じのオリジナル版画が月ごとに１２枚ついていてカレンダーになっていて、終わった後は日にちの部分を切り取って額装できるようになっている。
そんなに高いものではないが、送った方は毎年楽しみにしてくださっているらしいし、私もその都度何を送ろうか悩まなくてすむので助かっている。
ただ、一度贈ると印象に残るらしく、やめられないのが欠点と言えば欠点ですが・・・ｗ

で、「土曜は銀座に行くんだ～」なんて友人に言ったところ、丸の内に通勤の友達が土曜出勤だという
「うまいランチがあるから一緒に食べよう」と誘ってくれた。

ってことで　丸ビルにＧＯ！



なかなか豪華な丸ビルのツリー　　夜も見てみたかったな



案内してくれたのは　こちら　青ゆＯ寅
ここの銀ダラの西京漬けが最強なのですと



勧められるままに　銀ダラ西京漬け定食をいただいた。ご飯とおいしいしじみのお味噌汁はおかわり自由。山盛りの大根おろしと箸やすめの山椒の葉の佃煮　切干大根の小鉢がついてくる。



この銀ダラの切り身の厚さに注目してくださりませ。４～５ｃｍはあるだろうか？
Ｏ久（Ｏは魚です）のお上品な西京漬けの切り身の３つ分は優にあると思う。
厚いのに内部まで均等に味が染みていて　脂の載っている切り身のおいしかったこと！
こんなにおいしい銀ダラの西京漬けを頂いたのは生まれて初めてと断言できます。
まいりました　



ほんにおいしいものを食べると幸せな気分になる。東京駅まで足を伸ばした甲斐があったわ。

他のメニューも見てみたらおいしそうなものばかりのわりにランチメニューはリーズナブルだと思う。

ここは　リピート店リストに加えました。
あ～　また食べたい！

そしてカレンダーを荷造りしてヤマト便で送り、夕食はまだお腹がすいていないな～と思いながらも夫の帰りが８時頃だったので時間があったし冷蔵庫の中身の片付けがてら作っていたら結構色々できてしまった。
夫は空腹だったらしくて帰ってきてすごい勢いで食べるので　それに釣られて食べつつビールを飲んでまた満腹。

そして　今日は　九州から今度はいつもお世話になっている夫の母方の従姉妹が上京。
横浜に住んでいる従姉妹のご主人が　どうも癌の疑いがあるので一緒に様子を聞いてほしいと頼まれたという用事だった。
横浜の従姉妹は気が動転して主治医の話が耳に入らないと言うので　九州の従姉妹に一緒に聞いてほしいと頼んできて、明日一緒に病院に行くとのこと。
さすがは一族のゴッドマザーである。
さっと飛行機に乗り上京してきた。

そのため彼女を羽田に迎えに行き、目黒の従姉妹の家に送り届けることになり、夫と車でむかった。これは予定外の用事なので　また年賀状つくりが先送りになってしまった。

そして大崎でランチ



今日は　横浜の中華街に本店があり、カリカリ焼きそばで有名な梅Ｏ（Ｏは蘭です）
これもなかなかおいしかった。

従姉妹を送って家に帰って夕食の用意。
今日は娘と息子とＭ子が家で食べると言う。
昨日と同じく　まだお腹がすいていなかったが、準備せざるを得ないではありませぬか。

キムチ鍋と揚げ山芋となめこの煮物　クレソンとモッツァレラチーズのサラダ　さんが焼き　今日は寒かったので焼酎お湯割りとともに　最後にキムチ雑炊を作り　またまたたくさん食べてしまった。

そして明日は　従姉妹が来たので待ち構えて歓待しようとしてくれる　食の伝道師Ｆさんお勧めの　オイスターバーに

火曜日　水曜　忘年会　土曜は母とＦさんと能楽堂のちディナー　日曜は娘のダンス公演ランチ付き

年末まで　デブ街道一直線である。
この調子でいったら年賀状はいつできるのであろうか・・・