局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

浮上手段 vol.1

2015-01-27 00:26:24 | 日々の生活
一般的♀にとって元気になるための気晴らしって てっとり早くオカイモノってのがあるのではないだろうか?

冬のセールもまるっきり行ってないし、たまには新しいものを投入しないと出かける時に同じものばっかり着ているような気がする。

先週金曜日、ムスメが休日で朝からヒマそうだったので誘ったらつきあってくれることになった。

だいたいワタシの服装についていちいち口を挟むのは彼女だし、文句を言われないためには彼女に選ばせるのが一番いいのである。

それに驚くほど色んな場所の色んなショップを知っていて、服、靴、アクセサリーなど綜合的にコーディネートしてくれるのである。
ただ妥協しないのでたいてい一日中歩かされて疲労困憊するけど。

「おかんも最近つまんない服ばっかり着てるね。たまにはこういうところのも取り入れてみれば?」

と 連れてってくれたのがこのブランドのセレクトショップ

 ★ 

ちょいと若くないかい? と思いながら、無難なところでネイビーのニットのワンピースを購入。
アンゴラが入っていて肌触りが良くて温かいこと。
中に白シャツを着てイタリアで買ってきたヴェネツィアグラスのアクセサリーを合わせてみた。



そしてこれ一見なんでもないようなデザインだけど、裾が前あがりになってて、脇にスリットが入っていて 結構細工があって着てみるとシルエットがかわいいのである。
縫製も日本ってところも気に入った。


次に「黒とかグレイとかばっかりじゃなくて色で遊びなよ」と選んでくれたのがこのセットアップ




ちょっとちょっと孫がいるんざんすけど ワタシ・・・
スカートも短いし 無理だよ~と言いながらも試着してみたら 
「ほ~ら似合う おかんにこのピンクは似合うんだよ」
確かに、パステルっぽいピンクはもっともワタシに似合わない色なんだけど、このピンクを着ると顔色が明るく見える。

プロパー値段なら買わなかっただろうけど、この日は70%引き。買っちゃえ!
上下合わせるとなると勇気が必要だけど、単体だったら使えるかも。


次は ☆ 

この日はこれに一目ぼれ



左右で素材の組み合わせが違う。この遊びのあるオサレ心にやられた。
でもこれを履いて実家にでも帰った日には母に「あんた、靴どうしたの? 右と左、違うの履いてるじゃないの!」なんて言われそうだけど。

久しぶりにショップの袋を両手に下げて帰宅。

例によって手持ちの服合わせてあーでもないこーでもないとコーディネートさせて遊んだ。

財布と心が軽くなった。



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あれから

2015-01-24 23:14:17 | 家族あれこれ(犬も含めて)
あれからそろそろ半月。

ずっと引きこもっているわけにはいかず、年末からの約束の新年会やら、友人の邦楽関係の会のお手伝いやら、ワイン会やら・・・

出かけて色んな人と話せば楽しいし、その時はいいんだけど、ふっとした瞬間に胸の奥のほうに冷たい塊があるのに気づく。

それは喪失感っていう塊で、それから立ち昇る冷たい揮発物が口から洩れるとため息になる。


って感じだったし、家に帰って味噌汁の具かなんかで大根を千六本に切ってたら、(あ~こうやって大根切ると、足元にいつのまにかポロが来て、欲しがったな~)とか思い出して決壊 など


ブログも書く気にもなれず、パソコンも使わず、ただぼんやりするのは嫌だから ラインのゲームをやってみたり、十二国記をオトナ買いして一気読みしてみたりも・・・
いつも夕方の散歩、近所の人たちはPちゃんが逝った噂はかけめぐったようで、多分慰めの言葉をかけられるだろうけど、それが却ってわずらわしくて違う時間にしてみたり、コースを変えてみたりだったこの数週間・・・

んま~ これが典型的ペットロス って感じで過ごしていたのであった。



GちゃんもPちゃん代わりのぬいぐるみと一緒にいるものの寂しそうである。

そして同じ感情を共有するはずのオットに対してのもやもやした感情。ホント小さいことなんですけどね。

その理由はPちゃんの葬儀の日にさかのぼる。
覚悟を決めていたワタシは、獣医さんから聞いた葬儀場に電話をかけて予約をして、準備するものもすべて自分で用意した。
Pちゃんを焼いている時に置いておく写真もA4版と普通のL版の大小プリントアウトしてそれぞれ額に入れた。
「大きい方持ってくね」と言った私に「小さい方でいいよ」と言ったオット。
なぜそう言ったのかわからないけど、そこまで準備してる私にそんなくっだらない事で異をとなえることないんじゃないでしょうか?

かな~り気分を害したけど、そう言われたので両方荷物に入れたのであった。斎場の人は両方の写真を見て「どうぞ、大きな方の写真を飾ってください。生き生きしていて良い写真だ。」と言った。

そして、Pちゃんが亡くなったことをわかっているのかいないのか定かではないGちゃん。
亡くなった当時はしばらくPちゃんを舐めていて、みんなの涙を余計誘ったのだが、私はGちゃんも葬儀に連れていこうと思っていた。
あれだけ仲が良かった二匹なんだからPちゃんも喜ぶだろうし、葬儀に同席させることでGちゃんにPちゃんが居なくなったってことがきちんと伝わるんじゃないかと思っていたから。それが勝手な人間のセンチメンタリズムにすぎなくても・・・

なので「ちょっと葬儀場に電話して、犬を連れてっていいか聞いてみるね」とオットに言った。
「そんな必要ないよ。それに非常識だろ」って言うのが彼の答だった。

普段なら一言二言反論して、電話をかけるくらいかけただろうのワタシだったろうけど、その場は相当まいっていたので、その通りにしてしまい、なんとなく寂しそうなGちゃんに留守番させて葬儀場に向かったのだけど・・・

結果として他の家族で犬連れの人たちに会い、それが普通に受け入れられているのを見て、怒り心頭に達した(その場では怒る気力もなかったが)ワタシであった。

Gちゃんも一緒にPちゃんを送ってあげたられたのに、なぜか反対したオットのせいでできなかった。

そしてその反対の仕方が、どうでもいいことに必ず異を唱えるシュウトメとそっくり(別に意地悪されてるわけじゃないし、ちょっと変わってるが特別嫌な人じゃないんだけど、そこの所はシュウトメの一番嫌いな所である)じゃないかと思えて、オットに対するジワジワ怒りがず~っと続き、話しかけられてもなんとなくノリ悪くうわのそらめいた答えを返し、ご飯の後にりんごが食べたいな~と言われりゃ、皮を剥きはするものの「これだけ食べてからまだ食べるの?」と言わずもがなの嫌味を言わずにはいられず・・・

小さい反撃と思うでしょ? でもツマのこういう小さいトゲトゲは容易に家庭をギスギスさせるものなのである(自覚してやってる私が言うのだから間違いないぞ)
しかしいい加減ひきずってこのまま家庭崩壊させても仕方ない。

一昨日、母と病院に行く用事があったので実家に一泊で帰ったが、その時に思い立って、兄代わりのAに連絡してみた。リストラされて、家族にも見放されて故郷に帰ってお母さんと同居しているしょーもない♂だけど、なぜか心の弱っている時に、彼の毒舌や品のないジョーダンで笑うと回復するのである。

「今、実家なんだけどさ、飲める?」とラインしたら間髪をいれずに
「おう 飲むべ」と返事があった。考えてみたらあれから自分から人を誘ったのは初めてだと思う。



実家地方にしては気の利いておいしいカウンター割烹
もう何度か来て、変なオジオバの二人連れと思っているに違いないお運びのおねえちゃんに

「こいつブスだろ」とワタシのことを示し
「何言ってるんですか~ 」とお決まりの受け答えから始まる。



「元気だったきゃ? ひさしぶりだな」というAに
「そんな元気じゃないよ、犬が死んだ」と言ったら
「おっ あのTの家の雌犬にのしかかって腰ふってたおめーの家の犬かあ あんときゃ元気だったのになあ、そういやもう10年くらい前だよな、まだあいつの家の子が小学生だったろ」

Pちゃんに失礼な と思いながら、その頃の事を思い出して吹き出してしまった。

「まっ 飲もうぜ」ってことで飲みほのわりには質のいいラインナップの地酒を次々と、飲んでる間も独特の毒舌でずっと私を笑わせる。
しまいにはノミホラインナップじゃあきたりなくなって 獺祭と十四代も別枠で頼んでかなり酔っぱらった。

そしてそろそろお開きにしようかって時に、
「ちょっと待ってろよ」と近くの自宅にとってかえし、
「おめえの家まで送るからよ、ついでにさっき買っといた家用の野菜やるからもってけよ」と
自宅用に買い込んだらしい、地場モノ野菜をくれた。考えてみたらAが何かをくれるってのはごく珍しいことである。




そしてこの数点の野菜(農協でおろす市場で買うから安いけど新鮮でうまい)をきっかけに、かなりワタシは癒されたのであった。

そしてその野菜を持って東京に戻った夜、

「お母さんどうだった? そうか、それなら心配ないな」と言うオットの気配りが素直に嬉しく、その後は穏やかに会話できて

「そう言えばお前、ため息減ったな」と言われ

「うん、でもまだ喪失感ってのは消えないけどね」と返すと

「そりゃそうだよ、俺だってそうだよ、ずっと消えないよな。色んなことやってもPがもういないってことからは逃れられないよ」


こうして私もだけどオットも同じ感情を持て余し、私が共有を拒否してたってことに気づき、なんとなく私の中でのわだかまりが溶けたのであった。

家族だけで感情がこじれた時、ちょっとその場を離れて発散できる友人。それが、♂としてまったくときめかないものの気心しれててバカ言える♂友達ってののありがたさを痛感した。


















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お葬式

2015-01-11 21:24:27 | 家族あれこれ(犬も含めて)
今日は葬儀だった。

バスタオルに包んだポロを車で深大寺まで運んだ。

個別に焼いてもらってお骨上げをするコースを選択

ムスメと息子も現地集合



元気だった頃の彼の姿を遺影にした。
お花はいつも仲良くしてくれていた犬散歩仲間の近所の奥さまが
「ポロちゃんのイメージだから」とプレゼントしてくれた。



お骨上げ

16歳10カ月なのに、しっかりと骨は残り、歯もきちんと揃っていた。
「立派な犬歯ですね。大事にされて健康に過ごされたんですね」と係りの人が言ってくれた。
立派な犬歯…
でも人も他の犬も一度も噛んだことのない犬歯。
いつも穏やかで優しい犬だった。

焼いてもらっている間、深大寺にお参りして、参道で苗を買った。
ポロちゃんを偲んで植えようと思って。

帰り道、息子が
「これでギャビがいなかったらオレたち気が狂ってるんじゃね?」と言った。

家に帰ってお骨を遺影と置いた。
当分は手元に置いときたいし。



オットが
「びっくりした!毛布がポロに見えた」と言った。

いつもそこに座っていたソファーの片隅。

私は今、気がつくとため息ばかりついている。

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ポロちゃんの逝った日

2015-01-10 23:54:57 | 日々の生活












ポロちゃん、16歳と10か月

我が家にきてからたくさんの思い出を残してくれました。

今日、安らかに天に召されました。

ありがとう、ポロちゃん

あなたも、幸せな一生だったと思います。

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娘、作る

2015-01-05 22:41:14 | 日々の生活
超慌ただしい年末年始が通りすぎていき、あっという間にさんが日も終わってしまった。

おくればせながら、今年もよろしくお願いいたします。

現実が色々ありすぎて、ブログ書くのな間に合わない今日この頃ですが、細々と綴っていきたいと思います。

年末年始は例年通り、オットと娘とワタシの実家へ。
息子一家は温かいM子実家にお世話になった。

ムスメは久しぶりにゆっくり滞在である。

こちらの地方に遊ぶ友達もいないし、お正月TVも飽きたし…

こういう時、何かしら作りはじめるのが彼女である。

今回は…

母が買い集めてたくさんある毛糸を使って作りはじめたぞ。
築60余年の日本家屋、キッチンなど、なんとなくくすみがち。
「綺麗な色があると気分も明るくなるね」と母が言うので、ティーコゼ、キッチンマット、コースターなど、明るい色で作ることにしたらしい。







なにかしている

ここまで見て、ワタシは同窓会に出掛け、帰ってきたら





こんなのができていたのであった。

やるなー、ムスメよ。

母も「可愛いのができたねー」と喜んでいた。

次の日早速使うことにしたみたいだ。



そこですか…(^^;

でも、御先祖さまも、ムスメの作品、喜んでくれているだろーな、多分。
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