ぱくりメニュー

こちらのブログによくコメントを寄せてくれる　奈々子のパパさん＠広島在住のブログにおでん種の話題があった。
トマトを入れるとおいしいそうだ。う～～ん　思いつかなかったけど確かにおいしいかも・・・・
元々トマトは生より加熱したほうが好きだ。この夏博多の串焼き屋で覚えたのがミニトマトと豚肉のコラボ串。豚バラの脂を焼きトマトの酸味がいい具合に中和して感動物でした。ただ　トマトがものすごく熱くなってるから口の中火傷に注意でしたが・・・

ってことで　今日はおでんを作るヒマはなかったので、買い置いてあった生たらこを炊いた出汁でトマトも煮てみることにした。（湯剥きしたトマトを出汁に入れて弱火で温める感じで煮ただけです）水菜も添えた（これも奈々パパさん伝授）
これがイケました。和風の煮物だしの中にトマトの甘みと酸味が加わると味が複雑になって深みがますって感じです。
次はおでんに入れてみようっと。パパ　ありがとう！

ちょうどいいタイミングにお隣にＤＶＤを貸していたらお礼ってことで、梅が丘の美Ｏ利寿司の穴子寿司と一緒に返ってきた。

これらをおつまみにお酒は　〆張り鶴。

いいわねえ　秋の夜は・・・

証人喚問

やっぱり　４０過ぎたら男の顔ってその生き方が現れるもんですね～
と　つくづく思った。

権力を持ったことが魅力になる男の顔ってのも確かにあるんだけど、彼の場合は傲慢で欲深さが表面に現れているのを感じた。


毎回ゴルフの奥さんもすごいね、偽名使ってたって事は　ヤバイかもって思っていたのだろうに。私だったら止めるな、後ろめたい思いまでしてゴチしてもらうのは嫌だな（純粋なゴチは好きです、すみません）
同じ企業から何百回も接待受けて便宜を図らなかったって普通に考えれば信じがたいと思うけどね、誰もが。

でも　毎回一緒なんて　とりあえず仲良しのご夫婦だったのね。
この方の顔も見たいものだと思います。

男の子のバカは可愛い～団地ともお

息子から「ぜってえ　おもしろい」とすすめられて読んだマンガがこれ。
　団地　ともお　小田扉作　小学館

多分東京都下のマンモス団地に母と姉と住む　小学生のともお　　父は単身赴任中。

その団地の周りの人々や小学校の友達や先生などの何のことがない生活を描いたマンガなんだけど、確かに面白かった。

ほのぼのと言うよりはもう少しクセがある。ともおはひたする能天気だけど周りの人々は　どこにでもいそうだけどそれぞれの生活感やキャラクターに　あ～いるいる　こういう仕事してこういう性格の人ってって思わせる描き方をされている。それがイヤミじゃないけど時に辛口部分もある。

ともおの周りの同級生も　たまには自意識過剰で屈折した男の子もいるけど　やっていることは小学生。　家の近くの公立の小学校の帰り道の男の子がやってること、その時代家の息子や周りの友達がやっていたこと　共通項があって実に面白かった。

道路に引いた白い線を踏んで家まで帰ろうと決心して　白い線が途切れると立ち尽くしてしまうともお。男の子ってどうして役に立たない事を自ら考え出して実行するんだろう。

家の近くの子の通学時を見ていても、雨の日に壊れた雨どいからじゃあじゃあ流れる雨水の下にかさを差しかけて遊んでいるなんていうのは、たいてい男の子である。

家の子が小学生だったころ　いつも家の目の前に７、８人が集まって　息子が出てくるのを待って一緒に学校に行っていたものだったが、みんなが集まるまでのそのわずかな時間でも　男の子っていうのはじっとしていない。しゃべりながらも　何か　「悪さ」をする隙をうかがっている様子を窓から面白く眺めていたもんだった。
女の子たちが集まると行動はもっと「実務的」になる。無目的に何かをやるってことは少ないと思う。同じように育てたつもりでも　自然に性差って現れるんだなあって、男女を育ててみて感じさせられたもんだった。

４巻の最初に　夏休みの一日中　ともおが海パンを履いて一日中過ごすという話があった。結局それで風邪をひいて熱を出してしまうんだけど、家のアホ長男もいまだに半そでアロハで通学している。来年は嫌でもスーツの毎日だから今年は着ていられる限界までアロハで居るんだそうだ。
「さすがに夜は寒いわ」と言って帰ってくる息子。風邪ひくからやめたら　と　言っても聞かないのでほっておいている。

ともおが成長した姿と暮らしている母であります。

トルコ料理→ジャズストリート

昨日は中央線某駅界隈で行われる　阿佐Ｏ谷ジャズストリート（某と言う意味もないんですがｗ）に出かけた。
昨日も今日もあいにくの雨で路上のライブなどの方々は気の毒ですね。

７時半から喫茶店で行われる予定のライブの予約をしてあったのでその前に軽く食事をすることにした。

予約していたのが　駅のすぐ近くのビルの中にあるトルコ料理　イＯミル　去年トルコに行ってそこの料理にはまった友人が　ここのは本物だよと言っていたし、ネットなどでも評判がよかったので一度は行ってみたいと思っていたのだった。



ここは大当たり。久々にまたすぐに行きたいお店リストに入った。ケバブなど肉が多いイメージがあるけど、野菜の料理の仕方の多彩さ、香辛料の使い方が好き。あと肉も脂肪分が抜けていてさっぱりと食べられる。私は日本の牛肉の霜降り文化よりこっちの食べ方の方が好きだわ。
シェフもマダムもあともう一人もみんなあちらの方。流暢な日本語で料理の説明もしっかりしてくれる。
夕食に一時間しかとれなかったのでゆっくり腰をすえて食べられなかったのが残念だった。今度はゆっくりワインでも飲みながら食後のデザートとトルココーヒーかチャイまで堪能しに行きたいと思った。

食べ終わって　北口の紅茶専門店に移動。
今日はここでボサノバライブ（またかい）を聞いた。

こぢんまりとしたお店に小さな折りたたみ椅子がぎっしり並び、隣の人と肩を触れ合うようにして２時間あまり。



遅れて入ってくる人が演奏者の後ろからすまなそうに入ってくる。途中で救急車のサイレンがＢＧＭになったりする。まさにアットホームｗｗ

休憩時間に香りのいいアイスティーと小さな焼き菓子の詰め合わせの袋が配られた。
ちょっとした幸せ時間が持てて感謝します。

この二日間　この街では　元々のライブハウスはもちろん、学校で、病院で、路上で　色々なところで色々なグループの演奏が聴ける。
こんな遊び心のある街に住んでみたいと思った。

忙しすぎて

愚痴とも言えない愚痴です。

今週は忙しかった。おとといはちょっと遠出。昨日は昼の部夜の部で二人友人に会い、今日は仕事のあと　某町のジャズフェスに行く予定。
お誘いはありがたいのですが　ちょっとシニカルな男友達に　「あなたは大したもんだよ、誰とでも付き合えて（誰にでも良い顔できて）」と言われた言葉がちょっと苦い思いでよみがえってしまう。
その時は　「誰にでも良い顔している自分が心地よいからできるのよ」と言い返した覚えはあるけど、彼の指摘の皮肉っぽい部分は自分でも重々承知しているのよね。
どうせ八方美人ですよ。時々それが原因で自分の首絞めてますよ。

今朝から３通のメールで　それぞれお誘いだけど　一人なんてずるいんですよ。
息子の幼稚園時代のママ友からだけど　「久しぶりにみんなにお会いしたい、近いうちにランチなんていかがですか？←ここまではいいけど　　二、三人でもいいから集まりませんか。企画お願いします←結局私にふるんかい」
彼女もとっても良い人だし会えば楽しいから（もろ天然系お嬢奥）だから今回もどうにか企画しちゃうんだろうな。でも平日ランチに当てられる日なんて当分ないわよ。

今日のジャズフェスは一人の友達の誘いに乗ったんだけど待ち合わせとか、軽く食べる店の設定とかの仕切りや他のメンバーへの連絡は結局私がやった。
誰かが企画してくれて　それに乗って楽しむのは大好きなんですけど、どうする？とかいつまでも具体的な計画が決まらずにいると　つい待ってられなくて仕切ってしまう。娘のグループはなぜか　「妹」集団で非Ａ型が多く、待ち合わせなんてかなり適当、だいたいの場所だけ決めてあとは成り行きまかせだから　映画を見るつもりが見られなかったりなんてしょっちゅうのようだ。事前にチケット予約する私とはかなり違うみたい。でもそれなりに楽しいようだからそれはそれで良いのでしょう・・・
計画がきっちりしていないと落ち着かないっていうＡ型の特質なのか　姉という立場で形作られた性質なのか。
時々生活上で余計な神経使って損してると感じる時もある。

だけどそんなこんなで　また仲間に連絡をとり、お店リスト（ショップカードの束）とぐるなびを見比べながら店なんか決めちゃうんだろうな・・・・



確かにそうやって過ぎる日々も楽しいけどあまりにも遊びすぎ　何も残してない＆人のお役にたってないとあせりも覚えることもあるんだけど。
どうせこうやってバタバタ今年も暮れるんでしょうね・・・

夕方まで掃除でもしよう・・・

娘の写真

娘が　絵画や写真で切り取る風景が好きだ。

まだ表現者として未熟だとは思うけど。

私に送ってきたこの秋の空は詩情を感じてしまう。



娘は明日から大学の友人（天然系お嬢）と京都旅行に行くらしい。
一ヶ月前からあれこれ計画をたてていたんだけど、
「日本旅館で部屋で食事できるところ」なぞと身の程知らずのことをいう。
「京都で部屋食？？　十年早いっ！」と冷たく却下する両親。
自分でお金を稼いでから行きなさいねってことでペンションに泊まって被写体を捜しにいくそうです。珍道中の二泊三日になるんでしょうね。

色々な風景に出会えるといいね。

家族でドライブ

昨日は久々に家族四人で出かけることができた。
神奈川方面で所用を済ませたのち、渋滞を避けるためにわき道に入ったらすごい臭いがしてきた。
よく見ると養鶏場だった。



前に卵の自動販売機があった。こういうのにはつい反応してしまう私。
面白そうなのでＭ卵１０個入りパックを購入

　

↑こんな感じの販売機から出てきた卵

その後結局１６号線の渋滞にはまって、それに飽きたので道沿いのニＯリという家具屋に入ってみた。
入ってみたら　安いし品揃えも豊富。子供達ののベッド周りのシーツやカバー類がへたれてきていたので全部そろえ、（デパートの１/４くらいの値段ですんだと思う）壊れかけていた犬のおしっこシート用のゴミ箱など買い込んだ。
あと食器類で白磁、しかもボーンチャイナもたくさんあった。絵付け用に使えそうである。１００円ショップの白磁も使えるけど　こちらの店のほうが表面がなめらかで素材としてなかなか有望である。一個２００円から５００円くらいのマグカップやお皿類など買いこんだ。当分白磁の材料には困らないと思う。

道草に思いのほか時間がたってしまい、夕飯のために炊飯器はしかけてきて鍋でもしようと思っていたのだけどみんなおなかがすいてしまったので、何か適当に食べてっちゃおうということになった。

ちょうどニトＯの駐車場の隣に　Ｏ角という焼肉チェーンがあったので入った。

タン塩などは　ん～～～↓だけど　カルビとかトントロなどは結構おいしいじゃないですか。そりゃ～　叙Ｏ苑とか　第一Ｏ宮などのとろける牛肉じゃないけど、どうせたくさん食べるのは大学生二人　ああいうところで食べた後の支払い後　たかがタレにつけた牛肉のためになんでこんなに払わなくてはならないのだという脱力感がないのは嬉しい、それに家族でバカ話をしながら食べる焼肉とビール（息子が運転手なので　あと三人で堪能）って楽しい。

焼肉をそこそこ食べ、サラダもおいしくいただき、石焼ビビンバとチヂミでしめることにした。メニューを見たら普通のチヂミはなくて　スフレ風チヂミという面妖なものだったけど　お薦め新メニューというので試してみることにした。

出てきたのがコレ↓　ビジュアルもイマイチですね。



私がとりわけて、食べ初めて驚いてしまった。生焼けのもんじゃ焼きのトマト風味って感じのなんとも食べづらいものだったのであります。
思わず　「まずいんだけど・・・」と言ってしまった。
娘が　「食べる前からまずいって言わないでよ」と言いながら一口食べて
「ゲＯみたい・・・」とつぶやいた（バカもの）
完全に食べる気喪失の四人。

その日の私達の食卓の係りのお兄ちゃんはちょっとヤンキー風味はあるが　元気がよくて気の利いたおにいちゃんだった。何か運んでくるたびに冗談を言ったり、細かく火力を調節してくれたりして感じのいい子だった。
その子が　空いたお皿を引き上げにきたので　つい一言
「これって　焼かずにこのまま食べるものだったの？」と聞いてみた。七輪はもう引き上げたあとで運んできたし、一応食べるときに焼かなくていいのか確かめて食べてはいたのだけど、あまりの生暖かく、料理としてどっちつかずの温度のシロモノにもう一度確認したくなったわけですね。

「お気に召しませんでしたか？」と若干びびる兄ちゃん
「ん～～　ビビンバまではおいしくいただいたんですけどね」
「って　ことは　これまずかったってことですか　はっきり言って」
「ん～～　まあ　はっきり言えば・・・・」
「はっきり言ってください」
「はい　まずかったですっ！」　オカンがおばさんチックな文句を言ってると思っていただろうが笑いをこらえて展開を見守る家族たち
「申し訳ないですっ　この分のお代はお引きします」
「あらぁ　悪いじゃない」
「いいんです　こういったお客様の声はありがたいですからっ」
「じゃ　お言葉に甘えるわね。　あと言わせてもらえば　これをこのまま七輪に載せて焼いて焦げ風味をつければもう少しおいしくなりそうな気がするんだけど・・・」
「かしこまりましたっ　（大声で店内に向かって）これからスフレ風チヂミは七輪に載せて出すことっ　いいなっ」

その言葉に返して　「よろこんでっ」と唱和する店員さんたち。そのノリに爆笑してしまった。

しかし、兄ちゃんもさるもの、「お客様　〆がこれじゃ心残りでしょうから何かデザートでもいかがですか？」ときたもんだ。商売上手だね。
それで子供達にＯ角アイスと白玉きなこアイスを注文。どちらもてんこ盛りサービスで出してくれた（うるさい客と思われたんだろうな）

その後おしぼりは熱いのと冷たいのと二種類持ってきて　お客様は温度に敏感なようですのでどちらでもお好きなほうをだと。
これはちょっとノリすぎかな　学生じゃないんだから。

まあそんなこんなで楽しい夕食だった。帰りは息子の運転で東京へ帰った。子どもに運転させて安心して飲んで帰れるっていい時代になったもんだと思った。



今朝は昨日購入した卵で目玉焼きを作ったら　白身はプリプリできれいな色の黄身が盛り上がったとてもいい卵だった。これでシフォンケーキでも焼いてみようっと。

悲しみの赤福

去年、赤福が好きだとここに書いたっけ
元々あんこのものは好きですが　ここのあんこは格別だと思っていたのに・・・

ただ、こういう事件が起こり、製造元も消費者も消費期限などにナーバスになると、まだ食べられる食物が無駄に廃棄される量が増えるのが心配になってしまう。
別に好きだから赤福を擁護するわけじゃないけど、今までさんざんな事（むきもち　むきあん　ですかぁ）やってたってわりには　あのお菓子が原因で食中毒が起きたとかは聞いたことがないですしね。まあ　いかにも新鮮なものを作ってその日のうちに食べておくれよ　って感じの商品の売り方していて内情があれでしたから　やっぱり　赤福よ　おまえもか　だまされてたのね・・・　と言ったがっくり感は否めないけど。
といっても、地球上ではまだまだ飢えている人がいるのに、食料自給率が低い日本でまだ食べられるものが大量に捨てられてしまう現状ってのはやはり抵抗もあるのよね。
結局、個々の企業が在庫管理などを徹底して無駄を出さないことも考えてもらうしかないんでしょうかね。

さっき夫が　ＴＶを見ながら

「このニュース見るたびにお前を思い出すんだよな。関西方面の出張はとりあえず赤福買ってくれば機嫌が良いもんな。当分悩むよな」　だそうです。

赤福で上機嫌な女・・・　私って安上がりだったのね。

主婦的目線であの一家を語る

今朝、友人の昼あんどん女Ｙから電話がかかってきた。
私の友人の中で一番の天然キャラである。電話はいつも長くなる。

Ｙ　ねえ、昨日ワイドショー見てたんだけどさ、亀田親子の記者会見。見た？

局　見たよ

Ｙ　私、初めて金平会長って見たんだけど　絵に描いたみたいの悪党面だよね～～

局　初めて見たの？　私あの人の目の下の隈が気になって（笑）　貧血なんかね？

Ｙ　亀田親子もだけど、キャラ濃すぎ～～　絶対お友達にはなりたくないタイプ

局　友達は選べるけどさ、近所に引っ越してきたらやだと思う

Ｙ　言えてる～～　生協とか絶対共同でやりたくないタイプ・・・・

局　なんで生協が出てくるのよ（爆）

Ｙ　保冷容器とか戻さなそう

局　具体的だね　確かにゴミ置き場とか共有したくないな

Ｙ　言えてる～～　好きな時に好きな物出しそうだよね

局　でしょ、燃えるゴミの日にサンドバックが出してあったりして（笑）　亀田さん　これ燃えないゴミの日に出してください　とか注意するとオヤジが出てきて　俺ん家が出したって証拠あるんか　ボケ～　とか逆切れされたりして（笑）　あんたの家しか出さないっての

Ｙ　キャハハ　局ちゃんこそ具体的～～

局　内藤さんちならいいよね。普通にお付き合いできそうじゃない

Ｙ　うん　言えてる　町内の草むしりとかチャンピオンがやりそうだよね

局　しかし　私達主婦目線だよね　話が・・・

Ｙ　しょうがないじゃん　主婦なんだから
　　　　　
　　　　　後略

もう　あの記者会見については何も言うまいと思う。　大毅選手は内藤家に謝罪に行ったんですってね。朝の九時にアポなしで。
こうなると行動がギャグにしか思えなくなってしまう。世の中の常識を誰か教えてあげて欲しいんですけど・・・　

菓子折りくらいもってたのかな　ちょっと気になる（苦笑）

芸術の秋モードで

昨日は舞台を見に行った。

緒形拳ひとり舞台　白野　於　大隈講堂（早稲田大学創立１２５周年記念公演）



早稲田文化のＨＰからコピーすると

緒形拳 ひとり舞台『白野』
エドモンド・ロスタンの名作『シラノ・ド・ベルジュラック』を、幕末から明治中期までの日本を舞台に翻案した「白野弁十郎」は、早稲田大学演劇博物館の創立者、坪内逍遙博士の愛弟子で新国劇を生んだ澤田正二郎により1926年に初演されました。その後、島田正吾が一人芝居の形式で上演を重ね、大隈講堂でも数度公演を行いました。 2000年の上演では、早大生が島田版「白野」の大詰に欠かせないイチョウの葉を校内で集め、島田正吾を感激させたというエピソードが残っています。

そして、かつて新国劇で２人の名優、島田正吾・辰巳柳太郎両氏に師事した緒形拳が「白野」を受け継ぎ、新たな息吹を吹き込みました。スタッフ陣との綿密なディスカッション、実に１年に及ぶ準備期間を経て昨秋初演。白野(シラノ)のコンプレックスの象徴とも言える"鼻„を付けずに、憧れの女性千種、恋敵にして友人の来栖と、５役を演じ分ける新プラン。

演出を手掛けた鈴木勝秀の「最大限に削ぎ落とし緒形版シラノの姿を際立たせたい」という狙いが生きた、能舞台を思わせる静謐な空間に朝比奈尚行作曲の、心を揺さぶるチェロの生演奏が響く洗練された舞台は、 «緒形拳の魅力を余すところなく描いた名舞台»と絶賛を浴びました。シンプルだからこそ観客の想像力を抱合する"男の純愛„の物語―。どうぞご期待ください。


ここのところの睡眠不足と昨日は絵付け、仕事の立て込みスケジュール後でひとり舞台ってことで寝たらどうしよ？と不安だったのだが・・・　さすが名優・・・
寝られませんでしたわ。

最後の千種と白野の語りでは泣けた。
自分の醜さがコンプレックスとなって愛する女性に本心を打ち明けられないピュアな男の心情がシンプルな舞台からひしひしと伝わってくるようだった。
確かにあの空間に、白野という男と尼僧姿の千種が存在していた。

舞台の奥からの嫋々としたチェロの生演奏もよかった。

すんごく良い席でのご招待だったので、周りは現役や元役者さん　舞台美術家さんたちだった。みなさん年齢はいっているのに唯ならない若々しさのオーラをもらえたのも収穫かな。



大隈講堂って所も足を踏み入れたのはお初だったけれど、歴史を感じさせて落ち着いてていい講堂だったと思った。

弱い女 強い女

日曜に会ったグループは高校時代の女友達だった。
その中に一人小学校の先生がいる。大学を出て正規の教員になったのだけど、結婚を機に辞めて　１０年ほど前から一年契約の先生をしている。産休なんかの穴埋めに行っているらしい。でも担任もしているし、やっていることは正規の教員と変わらない。

その彼女　（Ｒとするけど）　が癌になった。極初期の癌なので見つかったのが運がいいとも言えるような癌らしい。
だけど、手術をするのに学校に申し出たら　長期の休みまでオペを伸ばすように言われたらしい。

「大丈夫なの？　冬休みまで２ヶ月あるじゃない」と私達は心配してしまったが、彼女は
「しょうがないのよ。担任持っちゃってるからそう休めないしさ」とのことだった。


私は高校時代は同じクラスになってないのでそう親しくはなかったのだけど、ここ数年Ａが親しいので一緒に会うようになった。
だけどＲちゃんの事は知っていた。学年で１，２を争う美人だったから。
偶然だけど学部は違うが夫と同じ大学である。「Ｒって知ってた？」　と　家で夫に聞いてみたら　「あったりまえだろ　綺麗だったよな～～　どうしてんの、今？」と身を乗り出した夫　男って美人に弱いのねｗ

まあそんなＲちゃんだけど、おととい会ったらかわいそうなくらい痩せてやつれていた。面長で彫りの深い整った美人顔ってやつれると般若っぽく老けちゃうんだよね。（よかった美人じゃなくて・・・）

それは癌だからと言うことだけでなく、今の学校で校長（５９歳女性）にいじめられているかららしい。

Ｒ　　「化粧もしてないのに派手だって言われるのよ」
みんな「あんたは顔が元々派手なんだからしょうがないじゃない」
Ｒ　　「ＯＯ先生は女を売り物にしてるって言われるのよ」←そこまで言うかな～　パワハラだと思うけどな。
みんな「この年で女を売り物にできるのは大したもんだろって言ってやれ」
Ｒ　　「病院に行くので早引きするでしょ、その時に校長がうちのクラスを見ていてくれるのはいいんだけどさ、何か難癖つけるのよね。この前も机と椅子のバランスを７個直せって言われて病院から帰ってきてからねじ回し持って大工仕事だよ～～」
みんな「一昔前の姑みたい」
Ｒ　　「家の学校ジャージーで授業するんだけどさ、ナイキのカーゴパンツはいてたらそんな動きにくいものはやめろ　普通のジャージにしろって言われたのよ～～」
みんな「ジャージで授業っていうの自体止めて欲しいけど　カーゴはダメでひざの抜けたダッさいジャージなら良いわけ？　信じらんない！！そのおばはんの女捨て趣味でみんな動いてるわけ？」
Ｒ　　「しょうがないのよ　一番早く学校にきて門に立って町内中に響き渡る声で生徒に挨拶からはじまってさ、いっつも率先して動いてるし疲れを知らないパワフルさでさ、他の教師に締め付けもすごいけど、やることやってるから文句も言えない・・・・」
みんな「ホントに団塊のハッスルばばあっていやあね！」

私もだけど他３人もかなり毒舌でその意地悪な姑みたいな校長の悪口を言っていた。Ｒちゃんを励ます意味もあったのだけど、その甲斐あって笑うＲちゃん。だけど長い睫毛に囲まれた大きな目の周りには放射状のシワがくっきりと。苦労がそのまま顔に刻まれている感じだった。ホントもったいない・・・・
それに　いくら初期とは言え　癌の手術を冬休みまで伸ばすって言うのもなんだか気の毒だと思った。毎日落ち着かないだろうな・・・

彼女は所謂美人の性格じゃなかった。沢尻みたいな女王様とはほど遠く、おっとりしていて自己主張しないで、気が弱くてくよくよするタイプ。昔から自分が綺麗で他校の男子なんかから注目されるのも迷惑って感じで、自分の綺麗さをもてあましてるような性格と周りから言われていた。それが変わらず年取っちゃったといった感じ。
だけど顔が顔だから注目されてしまい、派手だと誤解されたり同性からいじめられたりすることもよくあったらしい。


一方　中学時代の女友達　声楽家のＮ　彼女も綺麗は綺麗だけどＲほど誰もが認める美人じゃなかった。だけどその存在感で周りを圧倒してきた。
彼女も一年契約で中学の音楽の講師をやっている。
ド派手である。
先日会った際

局　「その服（オレンジのエルメスのＴシャツにところどころ穴の開いたグッチのパンツ）で授業してきたの？」
Ｎ　「うん　そだよ。」
局　「派手だとか言われない？校長とかに」
Ｎ　「言わせないんさ（きっぱり）」
局　「さすがだね（笑）」
Ｎ　「初めての授業の時は、なるべくロゴなんかが大きいシャネルとかグッチとかわかりやすい服着ていくんだよね　それで一目おかせる　特に不良に（笑）」
局　「そっか、最初にカマスわけね」
Ｎ　「そそ　ジャージなんかで授業するとそれだけの価値でしか見られないのさ」

Ｎのピンと張った肌、姿勢のよい歩き方。朗々とした声。女ざかりの自信に満ちている。Ｒと同じ年には見えないのよね、これが。
君は癌にはならないさ。多分・・・・

Ｒちゃんも良い人だし一生懸命なのはわかるんだけど、もうちょっと強さを持ってもいいじゃないかと思う。
　
他人に迷惑をかけない自己主張はしてもいいし、この年になったら誰になんと言われようと自分のスタイルを貫いてもいい所では貫くべきじゃないだろうか？

私自身、自分の子どもを教えてもらう先生がジャージで教壇に立つような人よりは、海外ブランドでも着こなしておしゃれな雰囲気で楽しそうに教壇に立つような人のほうがいいと思うけどな。

おすすめランチ♪

昨日は高校時代の友達とランチした。

５人で会ったのだけどそのうち２人が埼玉在住のため、上野近辺で会うことになった。
幹事は親友Ａ。大手住宅メーカーのマーケティングを担当しているため建物にはやたら詳しい。今回彼女が提案したところは、
国際子ども図書館だった。
この建物は１９０６年にに建築された帝国図書館を再生利用したもの。リニューアルの設計は安藤忠雄氏である。



上野公園を芸大方向に１０分くらい歩いたところにある。前から入ってみたいと思っていた。入館料はタダです。



この模型は建物の裏側。ガラスがふんだんに使われている。

　

内装もステキです。そう　誰もいなかったんです。



この写真は２階の窓から芸大を望んだものだけど　この写真の右の下のほうは食堂から続くカフェテリアになっている。パラソルの下にテーブルがある。

この食堂でランチを食べた。

この日曜日、まあまあのお天気だったので上野駅の公園口の人出はかなり多かった。（その夜のニュースで見たらアメ横で暴力団の発砲事件もあったらしい　しかし、この建物はその喧騒もなくて、訪れる人も少なくてとても落ち着いた雰囲気だった。

食堂メニューはランチが二種類、その他パスタやカレーなどの定番。そう種類は多くないけど、１０００円以上のものがない！
私はランチセットで栗のグラタンをいただいた。ちょうど家で作るような　チキンのもも肉をホワイトソースでからめた素朴なグラタンで、たくさん入っていた栗が優しい甘みを添えていい味だった。　それにライスとサラダがついて７００円程度だった。

その後、そとのカフェテラスに出た。こちらは食物の持込ＯＫだった。
外でコーヒーをいただきたいと言うと、できあがったら呼びますと言って本当に大声で出口にたって呼んでくれる。それをセルフサービスで運んでパラソルの下でいただく。



夫が中国にいるＡ。香港にいるＳ。二人が偶然月餅を持ち寄ったので、二つの味の月餅の食べ比べができた（笑）

コーヒーも３００円程度。

昼食を食べながら話し、お茶を飲みながら話し、計１０００円にもかからずにゆったりした午後を楽しく過ごすことができた。緊縮財政の今秋にふさわしいランチでありがたいことです。

最近は美術館についているレストランもおいしくて気のきいたところが多くなったけど、入館料を払わないと入れなかったり、混雑していて入るまで待たされたりゆっくりできないところもあるけれど、ここはその心配はないと思う。

上野方面に行かれるなら　おすすめの場所です。

ＴＶ嫌いの理由２

昨日の午前中ジムでボクササイズに出た。いつもはまあまあの混み具合だったのに昨日は満員。入りきれない人もいたらしい。
常連たちと　「亀田の試合のせいじゃないの？　みんな影響受けちゃったのかもね」なんて話していたんだけど。

おとといの試合の時間はちょうど息子と友達が家でＨＰを作っていたので試合は見ていなかった。途中気づいた友達がそういえば亀田の試合どうなったのかな？と言ってパソコンで結果を見て内藤氏勝利を知って三人で快哉を叫んだ。
やっぱり私の周りはみんな亀一家が嫌いなのよね。

だけど　この一夜あけ（二夜か）のバッシングもどうかと思う。勝手にヒーローに祭り上げたあげく今度は全否定っていう豹変ぶりもいやだわ　マスコミって。

あの方たちが登場したころから私は大嫌い。去年の８月のブログにも書きました。
まあ、ああいうノリが好きな人たちもいてもいいですよ、だけど亀一家って、一種の珍獣を愛でるみたいな好事家向けの存在なら許されるけど、それを国民的ヒーローに祭り上げるようなストーリー作りがあの頃は為されていたのではないでしょうか（特にＴＢＳ周辺で）
あとローソンで亀田タイアップの商品なんか売り出したのも忘れないからね。あの夏ローソンなんて足を踏み入れるもんかと決心していた私であります。

あの兄亀の試合でだいぶ風向きも変わってきたけど、その後も「不敗神話」とか言っちゃってさ　神話なんて美しい言葉を使うんじゃねえとホント不愉快に思っていたのですが。

弟亀の試合も今朝部分的に見た。問題とされる１２Ｒも見て呆れ果てた。初めて自分の実力を知ったのだろうか？どうしていいかわからない途方にくれながら反則する姿がとても哀れだった。
まあ１８歳だからね、あのオヤジの元で満足に教育も受けさせてもらえなかったんだろうからかわいそうといえばかわいそうな犠牲者であるとも言える。
より問題があるのはあのオヤジでしょうね。４０過ぎたら男って越し方が顔に出ると常々思うんですが、あのオヤジの不摂生な老け方はどうかしら？息子たちを鍛えるんだったら自分も節制すべきであろう。せめて大人の礼節を知るべきであろう。

また内藤一家って言うのもちょうど亀家と対極をなしているようなＴＶ向けの一家でしたね。苦労人そうなチャンプとあのホンワカとした奥さんと大事に育てられてそうな子供も。
だけど　亀たたきの一方でああいう一家を持ち上げすぎるのもどんなもんかなあ。持ち上げすぎた後のなんかの拍子でそのイメージが崩れたときの残酷なまでの評価の豹変ぶりのようなことがあの一家の上に起こらないことを願う。

こんな余計な取り越し苦労させるから　やっぱりＴＶって嫌いなのよね。

さて、これから大学時代の友人と飲み会。いってきます♪

無事で何よりだったのよね

イランで横国大生が誘拐されてしまった。

生きて無事に帰れますように。
親御さんたちもさぞご心配でしょう。
イランまで行かないが先月地の果てに個人旅行をした息子の母として本当にご同情申し上げます。

昨夜、息子の旅仲間の友人が家に来た。高校の時からの自転車旅仲間　「ちょっと梅を見にいってくらぁ」と言って水戸に行ったり、冬場に箱根の山越えもしたような放浪仲間である。今回の旅は彼と、ラサで現地集合、上海で現地解散という計画だった。
渋谷で待ち合わせのようなノリだったので呆れたものだった。

チベットで撮って来た写真を編集してＨＰにして公開するらしい。ＢＧＭにチベット音楽を流し、二人のコメント　俳句（笑）などを入れて旅日記にするとか・・・

昨夜私は同じ部屋でスカーフ第二弾を描きながらも二人の会話を聞いていたのだけど、本当におかしい。「そんなことまでしたのかい」と呆れたこともあった（無事で何よりだったけど）
二人がラサで現地集合と言うのを聞いて　盛んに心配する親たちに
「俺たち　アフガニスタンで待ち合わせするわけじゃないんだよ　ラサだよ　仏教圏だよ」と説得とも言えない主張をしていましたが、どこであろうと異国で日本の常識が通らないところの個人旅は怖いと思う。

確かに　こんな風景や
　　

こんな風景を


自分の目で見て、現地の人たちとの交流が彼らの心に染み入ったのはよくわかる。
チベットではずいぶん日本人に会ったそうだ。ちょうど夏休みだったこともあり、大学生の一人旅も多かったらしい。それも　一ツＯ　北Ｏ道　東Ｏ大の国立、Ｗ　Ｋなどの有名私大。不思議に偏差値の高い子たちばかりだったらしい（笑）
何が彼らを呼ぶのだろうか・・・

だけどさ、楽しく旅を振り返れるのは無事に帰ってこられたからじゃないか。これ以上は命にかかわるような冒険はしないで欲しいとここまで育てた母としては思う。
今回誘拐された子も自分は大丈夫と思っていたんだろうなあ。しかし男の子ってのは危ないとか止めとけで止めても止まらない時は止まらないところもあるのよね。ホント心配させられるのって嫌です。

別にそんなに遠くまで行かなくても自分たちの周りで人を観察するだけでも　結構人生は学べるよ。（私が言ってもあまり説得力はないかもしれないけど）

昨夜は二人で何時までやっていたのだろうか　私は先にベッドに入ってしまったが　できあがったＨＰは見たいものである。

二人の俳句もまともなのはなかなか面白い。

最後に　息子が蟹にあたって上海の病院で点滴をされている写真をアップして

「蟹食えば　熱が出るなり　蕁麻疹」

で終わるそうです。

やっぱりアホや・・・・

秋のスカーフ

ファブリックペイントで白シフォンのスカーフに菊を描いた。

うん。これなら使えそう。色を替えて紫で描き上にゴールドを載せたのをもう一枚作ってみる予定。

　

ちょっと下向きだった気分がこれを描いたら上向いてきた。我ながら簡単なヤツですな・・・