局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

飲んで食べて倒れる Ⅲ(最終日)

2018-02-26 22:57:28 | 
関西旅行記 再開します。

最終日は
大阪より京阪本線にのり丹波へ

この日の午前中は酒蔵見学(もちろん試飲も含む)である。
伏見で最も古い 1675年創業という老舗中の老舗



こちらの酒造





素敵なたてもの



何代目かの当主様は酒と一緒に薫り高く醸されたといった感じのそれはダンディな熟年であった。同行の独身女子目がハート。





酒つくりの過程も色々と見せてもらえた。ここは前日に行った奈良の酒蔵と違って小規模だけどそこがまた手作り感、特別感があって良い感じ。

にごり酒と古酒が有名



特別な容器で眠る古酒たち





太っ腹な試飲コーナーで試飲しまくった我々



試飲の途中でご当主が見せてくれたボンバー
京都で「先の戦い」というと応仁の乱をさすと言われるが、これはさすがに応仁の乱の時じゃなくて「鳥羽伏見の戦い」の時にうちの庭に落とされたボンバーだそうだ。
まったく歴史とともに歩んできた酒蔵は違いますなあ。



さて、またタクシーと烏丸線で京都の町中に移動した私たちは





こちらでランチ





カタルーニャの冬の名物 ネギの黒焼きを京都の地ネギで
本場は剪定したぶどうの蔓で焼いて黒焼きにするらしいが

真っ黒に焼けた外側の皮を一枚剥いて オリーブオイルとトマトソースとアーモンドなどのソースをつけて



豪快にこうやって食べる。シンプルながらネギの甘味が口中に広がって美味しかったこと。

そしてワインもこの辺に伝わるこんな容器に入れて



これをみんなで回しながら





こうやって飲む。
顔にかける人、胸元に吸収させる人 大盛り上がりであった。

先ほどの日本酒に続き ここでもそうとう飲んだ我々



パエリアもいいお味



その後、京都の台所、錦市場へ








たこピンチョス





色々つまみつつ(まだ食べるか)飲みつつ(また飲むか) ブラブラしながら おみやげなども購入

途中で入ったスペインバルで





また飲み



食べ

暮れて行く京都の夜を迎えて





祇園の雰囲気をちょっぴり味わい

新幹線で帰路についたのであった。

充実すぎた三日間。
京都 大阪 奈良は何度か行ったが、やはり歴史を訪ねるとか日本的な雰囲気にひたるような旅だったけど、今回はまた違ったアプローチ。
東京都とまた違って、外国異文化取り入れのエネルギッシュさと伝統に溶け込ませちゃうたくましさがあった。

それを感じさせてくれたのはやはりこの隊長と、この仲間たち。



東京で待つオットのために日本酒(720ml)5本入りのスーツケース。
オットよ「まあよく飲んで遊ぶ女房だ」と思いながらも行かせてくれてありがとう。

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バンパネラたち

2018-02-21 22:35:52 | 見る(映画 劇場 美術館など)
まったく色々忙しくて食い倒れツアーの三日目が書けない。

唐突ですがワタシはヴァンパイアが好きだ。

古くはドラキュラ伯爵の映画や 近年では映画トワイライト(散々このブログでも半分おちょくって書いた)
キングの呪われた町 小野不由美mの屍鬼は 読み返したくないくらい怖かったが・・・

そして思い返せば、その吸血鬼好きにさせた原点はこのマンガじゃなかっただろうか?






ってことでかなり期待して観に行った今回の公演
ありがたやのS席 ちょい端ながら一列目のオペラグラスいらぬ席







バンパネラと言えばバラですね。



原作に思い入れがあって舞台を見るとがっくりさせられることもあるが、今回は違った 二次元が三次元になっているエドガーくん



アランくんも二次元の具象であった。

この二人が同時代に同組になってこの作品が与えられてそれを見られるって幸福だと思ったな(言い切る)

小池先生も時々マンガ原作でずっこける(ワタシから見ればですよ)こともあるが、これは良かった。
あの長くて複雑なポー一族の歴史や人間関係も二幕の中でよく理解できた(好きといっても原作の細かいところを忘れていたワタシにもよくわかった)

もうこの二人が絡むのを見るだけで眼福。

懸念だったアランくんの歌も はいからさん以来上手になってるので驚いた。

ひっかかったのはウィンザー校の制服がダサすぎたのとメリーベルが女過ぎた。もうちょっと少女っぽいキャラでそこは具象化して欲しかった。



またもや唐突ですが、このヴァンパイア小説。ゴシックロマン的でとても好きなものなんだけど、これはなんとトムクルとブラピで映画化されている。
結構昔の映画で二人ともまだ若くて美しい頃だからまさに美しいヴァンパイアである。
エドガーの役回りがトムクルでアランの役回りがブラピ トムクルによってヴァンパイアにされた少女がキルスティン・ダンスト(スパイダーマンのヒロインね) この子の少女時代が生きてるアンティークドール(ジュモーみたいな)でそれはそれは美しかった。

それにしてもこの登場人物と時代背景が似通ってるわけね。どっちが真似したんじゃないかと思われるほどに・・・

それが長年の疑問で今回調べてわかったんだけど、萩尾もとさんの原作とアンライスの小説とほぼ同時代、でも萩尾さんの方が発表が早いのである。
まさかアン・ライスがその頃は世界的にもマイナーであったであろう日本のマンガを読んでインスパイアされたわけじゃないよねえ。

ってことで今回、本棚のすみでホコリをかぶっていたアンライスの小説をひっぱりだし、迷いながらももう一度読み返したいとアマゾンでポーの一族を大人買いしてしまったのである。

この忙しいのに・・・




つけたしですが、今回のパンフレットは買ってお得だった。凝ってます。

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阿修羅の憂愁

2018-02-17 21:09:11 | 様々な思い
食い倒れ旅行Ⅲを書く前に

羽生くん、やりましたね!
怪我のあと、ブランクのあとでの有言実行の金メダルはすごいね。
持ってる男だねと素直に思うよ。
もうあんな外見と実力と運を兼ね備えたフィギュアの選手がこの先現れるのかちょいと疑問だけど…

一緒に旅行に行った友人のFBに阿修羅像が彼を彷彿させると書いてあった。
確かに戦う神としてはそういう連想もされるかもしれない。




ワタシの思いはちょっと違うのよね。

羽生くんみたいにはっきりとした目標があって突き進んでいる顔じゃないよ、こりゃ

色々迷って憂いてる顔だと思う。
でも、そう深刻じゃない、生きるか死ぬかの迷いや切羽詰まった悩みを抱えているわけじゃない。

持てる立場、恵まれた環境に育った 青年になりかけの少年の顔だな、こりゃ と思うのだ。

たとえば 都会のその年代で言うなら G星やA布といったところの高校一年くらいの男の子。恵まれた家庭、しっかりとした両親のもとに大事に育った子が青年期を迎え、自分はこれでいいのか? 恵まれた環境に一部疑問をもちつつそれを甘受してきた自分へ少しの自己嫌悪。決して嫌いな両親や家族じゃないけど、はっきり干渉されるわけじゃないが、道をはずれないようには見守られているところのある種息苦しさを感じているオトコノコ。

そんな感じを覚える。



広尾の駅でバレンタインのチョコレートもらったなあ まあ可愛い子だったけど、付き合うとなるとめんどくさいな・・・
これで三学期も終わると、そろそろ大学受験も始まるなあ 部活も今年の夏までか・・・
お母さんも最近なんとなくイライラしてんな、あれが更年期ってもんなんかな・・・

そんなことを考えながら自室のベッドに転がっていたところ
「夕飯よ」と母親によばれて立ち上がってドアを開けた くらいの顔だと思う。


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飲んで食べて倒れる Ⅱ

2018-02-16 22:51:48 | 
二日目は電車でこちらへ





このゆるキャラも見慣れましたね。最初は不気味だったが・・・

久しぶりのこの寺 子供たちが小学生の頃家族で来た以来



阿修羅さんも久しぶり



このちょっと神経質そうな眉間と目鼻立ちが想像をかきたてる。相変わらずイケメンやなぁ



ランチはこちら









重要文化財の建物の中で供される懐石ランチってのもオツでした。料理のひとつひとつが凝っていて美味しかった。お値段もリーズナブル









こちらの酒蔵で作られた日本酒 みなさま飲むこと飲むこと



酒蔵



心を磨く酒造り
心を磨いて飲ませていただく
 ありがたく飲んだくれる同行の皆様 
さっきランチであれだけ飲んだのに酒つくりの見学のあとの試飲でも飲むこと飲むこと



ほどよく(少々度をこして)飲んだあとはもう一度歴史に触れる



東大寺 仁王像が迫力



春日大社では鹿とたわむれる

食べて飲んでたくさん歩いたので電車の中で爆睡
大阪に戻って



女性シェフによるモダンバスクの店こちら

ピンチョスコース





しつらえがなんともおしゃれ! 味もサンセバスチャンそのもの!





もちろんワインも

この日も夜の二次会があったのだけど、ワタシはさすがに疲れて先にホテル入り。
ワタシ以外は全員でさらに飲み歩いたと聞くから、ホントにこのグループの胃腸と肝臓の強靭さと尽きぬ好奇心は素晴らしい。

まあ二次会以降は遠慮するとしても 彼らについていけるような体力気力を保てるべく、これからも身体を鍛えようと秘かに誓ったワタシであった。

まだ三日目に続く まだ飲む・・・

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飲んで食べて倒れる Ⅰ

2018-02-14 01:20:25 | 
三連休はワイングループで関西遠征

ワイン&日本酒の造詣を深め、その地の文化と歴史を学ぶ(とか言って飲んで食うのが主目的)



ガトーバスクの差し入れが嬉しい朝の新幹線



朝から飲むなってか お菓子にビールってか? 中身のジャムにビールの苦みが合うのは確か 二本目いったのはワタシではない!



堂島のバスクのお店です
2017年ビブグルマン獲得






おー懐かしいシードラ





乳飲み子羊のローストは骨まで軟らかい

ワインは












それから天満宮に移動する





梅酒フェア ここでも飲む







梅酒色々試し飲み
その中で気に入ったのがブランデーで作ったもので、フェアでは数がなかったのでそれを売っている現地の酒屋さんまで行って買い占める勢い




行列のたこ焼きや


そこでも飲む



タコと泡は良く合う

このエチケットをご覧ください ちゃんとたこ焼きだ さすが大阪だ!

もっと食べたいところだがディナーに備えてたこ焼きは2個で我慢

移動する


都市型のワイナリー



こんな都市のまんなかでワインを作っているなんてね






こちらの併設のレストランも美味しそうだったけどディナーに備えて試飲だけ


と言いながらもこれだけ飲んでるのねえ

まだ飲むのか? また食べるのか? と思われると思いますよ。ワタシも振り返ると呆れる が

ディナーのために

こちらに移動


イケメンシェフの作るポルトガル料理




また飲むか また食べるのか?
気の置けないゆかいな仲間と食べて飲んでしゃべって笑うのはどうしてこんなに楽しいのか?







この時もワインたくさん 
仕上げのワインは隊長みずからが作ってくれる





実はこのディナーの後半三分の一くらいからは記憶がまばら
これだけ飲んでるんだから仕方ないが、旅先の緊張感からがんばって正気を半分は保つ。

ホテルまで歩いて行ける距離だったので一旦戻って元気な人たちはまた浪速の夜を楽しむと出かけると言う。
同室の舞台友Nは張り切って出かけていったが、ワタシはベッドに倒れこみ、ほんの10分仮眠のつもりが、Nが仲間と帰ってきた時間までそのまま爆睡

「なにやってんの局~ 生きてる?」と笑われて一日が終わる。

続きます。




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2018-02-09 23:05:32 | 日々の生活
先週、6年半一緒に過ごした私の車とお別れした。

45000km,事故もなく安全につきあってくれた(ムスメが自損で2度ほどボコしたが)
愛車ときっぱりは言えないくらいの淡々としたつきあいだった気がするが、近場の用達にも、実家往復の高速にもそう不満もなく私の手足のように働いてくれてゴールド免許も維持できた。



一昨年亡くなった先住犬と同じ名前だった小さな車。

ディーラーよりいつも高く買い取ってくれる中古車屋に売った。
次はどんな人が乗るんだろうか?

乗り続ければ今年の夏が三度目の車検のはずで、通すか買い換えるか悩んでいたのだけど…

去年の秋、ちょっとしたきっかけであるメーカーの車に試乗したらひとめぼれしてしまった。
安い買い物じゃないから色々悩んだし、オットはその頃、姑の病気でそれどころじゃなかったので
まるで乗ってくれなかったので諦めてたところ…

今年になって営業マンの電話がきっかけで、(親切だし有能だし、そうガツガツすぎることないほどよい押しの局家好み)オットも見に行く気になり、試乗したら気に入り、姑の病気もよくなり、落ち着き先の施設もほぼ決まったので(そりゃーもちろんワタクシも力になりましたさ)
「お前、欲しいなら買っちまおうぜ」と言うことになったのである。
オートブレーキとか車線キープとかドライブレコーダーとか、安全面が充実してるのもこれからの私たちのためになるだろうってのも大きかった。

そして今日納車となった。
営業マン氏がざっと説明してくれたけど、この7年の間になんて色々ハイテク化しているのであろーか?
あっUSBポートがある!便利、これならタバコの点火プラグにUSB差し込まなくていいね!なんて思った私は浦島太郎。
車にシムカードがついていてwifiが使えるんですと
「一月1Gまでお使いいただけます」だってビックリ。
その他にも色々機能があったけど、ハイテクすぎて一度じゃまるでわからんじゃないか。
飛行機のコックピットのような運転席のディスプレイを前に
「使えんのか?」「ヤバイよ」と自問自答した局夫妻であった。

まぁ、買っちまった以上は覚えて使いこなそうではないか。
何よりウキウキワクワクさせてくれる車ではある。
これは愛車となってくれる予感~

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狩る

2018-02-03 22:07:53 | 
人間含め、動物は自分の食べ物は自分で狩って確保するのが本来の姿ではないだろうか?
その太古からの本能がそうさせるのか、〇〇狩りというのはちょいとワクワクするレジャーである(めったにしないが)

とちょっと大げさな書きだしだけど要するにこの前の日曜日、両親のところにひ孫見せがてら、ついでにイチゴ狩りをしたきたのであった。



いくつもの巨大なハウスを擁する大きな農園だった。



近づいてみると真っ赤なイチゴがたわわ
イチゴ大好きな孫ちん大喜び ムスコとM子も 珍しく時間の空いたムスメも もちろんオットとワタシも 広い年齢スペクトルを惹きつけるイチゴの魅力

思えばイチゴ狩りをしたのは確か中学の時、静岡の石垣イチゴ園であった。その時も友人と一緒で楽しかったのは覚えているが、小さいイチゴで酸味も強く、季節も春たけなわの頃だったので温まったイチゴを温かい練乳(それもほんの少しの) 味自体はそう美味しいもんじゃなかった記憶あり。

ところが今度は極寒の季節 ハウスの中はコートを脱げるくらいの温度だが、そうイチゴ自体温かくはなくちょうどいい食感である。
しかも時代はすすみ(〇十年ぶりなんだから当たり前だけど)イチゴ自体大きく甘くジューシーになっている。

それをもぎたて 美味しいに決まっているではないか。



こちらの農園は9時オープンで予約必要で30分刻み。東京から行くにしては早い10時半に予約したら、まだあまり熟したのが無くなっていなかったのでちょうどよかった。
孫チンも食べる食べる。

ワタシも3年分くらい食べた気がする。それも完熟したのをもぎとってその場で食べられる贅沢。
そしてここは太っ腹、一番数が多かったやよいひめ以外に ジューC、さちのか、あと白っぽい新種(千疋屋あたりで買うと1パック2000円くらいするヤツ)なども食べられて味の比較ができる。
初めて食べたジューCという品種がまさにジューシーでとても美味しかったけど、この辺のスーパーでは見かけないのが残念。

ぶどう狩り りんご狩り、梨狩りなどもしたことがあるけど、これらは一個あたりの量が多くて気軽に品種ごとを食べ比べるってことができない。
その点イチゴの大きさってのは食べ比べにちょうどいい。ブルーベリー狩りといい勝負である(と振り返るとやっぱり狩りが好きなワタクシ)

そしてこの農園は太っ腹、制限時間内だと練乳おかわりフリー。
そして、100円追加すると10分延長、取ってきたイチゴを使ってイチゴ大福作りができるという特典つき!

まったく我が故郷、こんなにおいしくて素敵なサービスがあるのにイマイチ全国的知らしめるアピール力がないのが残念である。
まあ知られ過ぎると混雑するのでこのくらいがありがたいけど。

迷う事なく大福追加



中身がアンコと生クリームの大福が一人一個配られ、それを各々ハサミで切腹、取ってきたイチゴを挟み込んで出来上がり。
お茶やコーヒーのサービスフリー



「あ~三年分くらい イチゴ食べたよね」と満足して両親と弟の待つチャイニーズレストランへ。

食べられないかもしれないという懸念はあったけど、案外イチゴって早く消化されるのね、で結構食べられた。強靭な胃腸を持つ我が一族である。



久しぶりにひ孫と両親のスリーショット。去年の秋以来か、ずいぶんしゃべるようになった孫チンに両親も楽しそう。



この週始めの大雪がまだ溶けていない実家の庭で遊ぶ孫チン。
この庭で子供が遊ぶのもずいぶん久しぶり



イチゴのケーキだそうだ。

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