And often is his gold complexion dimm'd
第70話 竪杜act.6-side story「陽はまた昇る」
がたん、
鉄の扉が開いたそこは非常階段の頂だった。
けれどベンチ1つ据えられて、常連の男は座りながら微かに笑った。
「ここは七機でも知ってるヤツは俺くらいだ、あとは箭野が知ってる、」
教えてくれる声は低く響いて、すこしほろ苦い。
きっと友人の異動を寂しく想っている、けれど瞳は月の翳りに見えない。
それでも想いは解かってしまう、そんな冷静すぎるほど落着いた横顔に英二は微笑んだ。
「黒木さん、どうぞ?」
どうぞ?と笑いかけて買ったばかりの缶ビールを示す。
大きな手は受けとろうとして、けれど英二は相手の首すじに缶を付けた。
「うわっ、」
Tシャツの首竦めた貌が驚いてくれる。
いつも鋭利な瞳はすこし見開いて、それでも落着いた声がすこし笑った。
「なんだ?宮田でもそんなことするんだな、」
「しますよ、俺でもね、」
笑いながら今度こそ缶ビールを手渡し、英二もプルリングを開いた。
軽やかな金属音が立って微かなアルコールが昇る、その香ごと黒木の缶へぶつけた。
かつん、
小気味いい音に口付けて啜りこむ。
喉ふれる涼やかな感覚に香り広がらす、ほっと吐いた息に落着いた声が少し笑った。
「さっきよりマシな貌になったな、30分で何かあったか?」
30分前、夕食の席で黒木は気遣ってくれた。
心配事ふたつ抱え込んだまま食事する、そんな自分を何げなく見ていてくれた。
『ずっと考えごとしてる癖に、ちゃんと浦部たちと会話して飯も食ってたぞ?まったく呆れるほど器用だな、優秀過ぎて嫉妬も起きん、』
そんなふう言ってさらり笑ってくれた貌が、嬉しいと想えた。
まだ3週間の同僚で先輩、けれど3週間前より親しい眼差しに英二は微笑んだ。
「黒木さん、話したら黙秘でお願い出来ますか?」
「黙秘?」
短く訊き返しながら缶へ口付ける、そんな仕草にも貫禄が篤い。
若々しいけれど落着いた横顔は年長者なのだと納得させる、その重厚な空気が笑ってくれた。
「秘密の共有か、それも必要かもしれんな、」
低く響く声すこし笑いながらシャープな瞳がこちら見てくれる。
どこまでも冷静、けれど揺るがない篤実を見つめて英二は綺麗に笑った。
「30分で国村さんに喧嘩を売ってきました、だから今はすっきりだよ、」
喧嘩を売った、
そんな言葉に鋭利な瞳ひとつ瞬き、自分を映してくれる。
その整った貌すこし傾けて考えるよう見つめて、6歳年長の先輩は笑った。
「ははっ、宮田も喧嘩なんかするのか?」
「今回ほどは初めてです、」
正直に答えて缶ビールひとくち啜りこむ。
口から喉へ冷たく苦み降りてゆく、ふわり涼やかになった心地に先輩は訊いてくれた。
「どんな喧嘩したんだ、話したかったら話せ?」
話したかったら、そんな訊き方は優しさから涼しい。
押しつけがましさの無い、けれど突き放してもいない距離感に英二は口を開いた。
「明後日は家に帰れって言われたんです。でも帰らないって俺は意地張りました、そしたら家族が何か解ってないって言われてキレました、」
キレた、そんな表現があのシーンは相応しい。
そんな自分の言動がなんだか楽しくて、肚から笑った。
「本当に俺は家族が何かって解らないんです、図星をざっくり刺されて俺、気がついたら光一に掴みかかって怒鳴っていました。
俺にとって両親は媚びなきゃいけない義務の対象で、親の愛なんか俺は信じきれないし解らない、そういう自覚があるからキレたんです、」
図星だから肚が立った、我を忘れて掴みかかって怒鳴った。
こんな自分の本音を隠さないことが心地良い、だから笑った薄闇で低い声が微笑んだ。
「意外だな、おまえの経歴からすると、」
「ご存知なんですね、」
笑ってビール口つけた隣、先輩も缶を傾けてくれる。
互いにアルコール呑んだ間合い、落着いた声が続けてくれた。
「身上書を後藤さんが見せてくれた、宮田の異動が決まった時にな、」
後藤が身上書を黒木に見せた?
そんな事実にすこし驚かされて、けれど納得も出来る。
それは後藤らしい差配かもしれない、そんな推測の向こう黒木は教えてくれた。
「国村さんが小隊長になることは誰もが納得だ、でも宮田は違う。山の経験が一年も無い癖に国村さんのパートナーな事は反対も多い。
七月の遠征訓練も反対意見の方が多かった、あの国村さんを初心者同然の男がビレイして北壁にアタックさせたら事故って当然だからな?
だから第2小隊は不参加を決めた、原が辞退した事が発端だが第2は異動先として連帯責任を迷惑がったわけだ、それで後藤さんが来た、」
異動先としての連帯責任。
そんな憂慮も仕方ないかもしれない、それ位に自分は経験年数が浅すぎる。
それなのに当ってきた山はハードルが高い、こんな過程は非難の対象になって当然だろう。
そう納得しながら後藤の意図を思案するまま、落着き払いながら可笑しそうに先輩が笑った。
「後藤さんな、なぜ宮田を国村さんのザイルパートナーに選んだのかを俺に話してくれた、国村さんの性格と登山歴から始めてな?
国村さんは有名人だけど実像は意外な事も多くて、面食らったけど面白いって想う。でも宮田の経歴は、恵まれたヤツが何故だろうと思った、」
恵まれている、そんな印象を受けたのなら黒木は知ったのだろう。
おそらく祖父の経歴から後藤は話してくれた、それなら「何故」と疑問に思われて当然だ。
こんな瞬間は幾らか複雑になる、それすら慣れに微笑んだ想いに落着いた声が言ってくれた。
「経歴を聴いただけじゃ解らない事が沢山あるな、この3週間に見た貌も喧嘩のことも、意外だけど悪くない、」
意外だけど悪くない、そう言ってくれる眼差しは冷静だけど温かい。
この瞳から見た自分の姿はどんなだろう?そんな思案に先輩は口を開いた。
「新隊員の訓練中から毎日ずっと夜間訓練に出て、それでも飯を4杯は食べられる体力は北壁の記録もマグレじゃないと納得させられた。
だけど宮田はよくボケッとする癖が危うくて、誰にでも愛想の良い器用さが浮薄にも見えていたからな、今日の喧嘩は尚のこと意外だった。
それ以上に意外だったのは先週の山火事だ、あんな鎮火の遣り方は宮田の経歴と普段を見ていたら意外で、でも今までの全部に納得出来た、」
愛想の良い器用が浮薄だと思うのは自分にもよく解かる。
誰よりも自分自身が空っぽの媚売るようで嫌いだった、けれど今の自分は上っ面だけじゃない。
そんな自信は今なら少し温かくて微笑める、そうして抱ける余裕と佇んだ夜空の下、黒木が笑った。
「宮田はさ、媚を売れるくらい自分の容姿は佳いって自覚があるんだろ?それなのに腕一本を犠牲にしても山火事を止めようとした。
こんなの無茶だって俺も想うがな、それ以上に自分の体を懸けても山を護ろうとしたプライドは山ヤらしい、だから宮田を信頼できる、」
信頼できる、
そう告げてくれる声は薄闇にも肚へ響く。
こんなふうにプライドを真直ぐ認めてくれる事が嬉しい、そして誇らしい。
そんな相手が山に厳しいと言われる男なら尚のこと信頼は厚いと解かる、その篤実に英二は笑いかけた。
「俺も黒木さんは信頼してます、キツイこと言ってくれる人は俺、信じるんです、」
厳しいことを躊躇わずに言える、そんな人を自分は知っている。
そして言ってくれる分だけ信じてくれるのだと教えてもらった、その人に今も逢いたい。
―周太、俺に厳しいことを何でも言ってくれたのは周太が初めてだよ?
最初からずっと周太は真直ぐな言葉だけをくれる。
言えない想い呑むことはあっても嘘も誤魔化しも諂いも周太には無い。
どこまでも凛とした言葉と眼差しは綺麗で、だから自分は恋して愛して、今も逢いたい。
そんな恋愛を見つめてきた時間があるから黒木の篤実も信頼も受けとめられる、そんな想いに響く声が少し笑った。
「やっぱり俺の言葉は相当キツイって思ってるんだな?」
「はい、この3週間ずっと思っています、」
正直に笑って応えた向こう、シャープな瞳が可笑しそうに笑いだす。
まだ見たことの無い表情を見せてくれる、それが嬉しくて笑った真中で先輩は言ってくれた。
「自分でもキツ過ぎる自覚はあるんだがな、よく箭野にも笑われる、」
「箭野さんの言葉は聴きやすいですよね、厳しいこと言っても、」
思ったまま応えて英二は缶ビールに口付けた。
涼やかに降りてゆく喉元に風も心地いい、そんなベンチで黒木は笑ってくれた。
「箭野はカリスマだから言葉も力がある。宮田も、まだ3週間だが悪くない、」
この3週間、毎日を1度は黒木と食事するようにしてきた。
それは光一を補佐する立場としての意図がある、けれど単純に話してもみたかった。
そんなふうに想った理由が今こうして缶ビール啜る時間に解かる気がして、英二は微笑んだ。
「黒木さん、また一緒に缶ビール飲んでくれますか?ここで、」
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第70話 竪杜act.6-side story「陽はまた昇る」
がたん、
鉄の扉が開いたそこは非常階段の頂だった。
けれどベンチ1つ据えられて、常連の男は座りながら微かに笑った。
「ここは七機でも知ってるヤツは俺くらいだ、あとは箭野が知ってる、」
教えてくれる声は低く響いて、すこしほろ苦い。
きっと友人の異動を寂しく想っている、けれど瞳は月の翳りに見えない。
それでも想いは解かってしまう、そんな冷静すぎるほど落着いた横顔に英二は微笑んだ。
「黒木さん、どうぞ?」
どうぞ?と笑いかけて買ったばかりの缶ビールを示す。
大きな手は受けとろうとして、けれど英二は相手の首すじに缶を付けた。
「うわっ、」
Tシャツの首竦めた貌が驚いてくれる。
いつも鋭利な瞳はすこし見開いて、それでも落着いた声がすこし笑った。
「なんだ?宮田でもそんなことするんだな、」
「しますよ、俺でもね、」
笑いながら今度こそ缶ビールを手渡し、英二もプルリングを開いた。
軽やかな金属音が立って微かなアルコールが昇る、その香ごと黒木の缶へぶつけた。
かつん、
小気味いい音に口付けて啜りこむ。
喉ふれる涼やかな感覚に香り広がらす、ほっと吐いた息に落着いた声が少し笑った。
「さっきよりマシな貌になったな、30分で何かあったか?」
30分前、夕食の席で黒木は気遣ってくれた。
心配事ふたつ抱え込んだまま食事する、そんな自分を何げなく見ていてくれた。
『ずっと考えごとしてる癖に、ちゃんと浦部たちと会話して飯も食ってたぞ?まったく呆れるほど器用だな、優秀過ぎて嫉妬も起きん、』
そんなふう言ってさらり笑ってくれた貌が、嬉しいと想えた。
まだ3週間の同僚で先輩、けれど3週間前より親しい眼差しに英二は微笑んだ。
「黒木さん、話したら黙秘でお願い出来ますか?」
「黙秘?」
短く訊き返しながら缶へ口付ける、そんな仕草にも貫禄が篤い。
若々しいけれど落着いた横顔は年長者なのだと納得させる、その重厚な空気が笑ってくれた。
「秘密の共有か、それも必要かもしれんな、」
低く響く声すこし笑いながらシャープな瞳がこちら見てくれる。
どこまでも冷静、けれど揺るがない篤実を見つめて英二は綺麗に笑った。
「30分で国村さんに喧嘩を売ってきました、だから今はすっきりだよ、」
喧嘩を売った、
そんな言葉に鋭利な瞳ひとつ瞬き、自分を映してくれる。
その整った貌すこし傾けて考えるよう見つめて、6歳年長の先輩は笑った。
「ははっ、宮田も喧嘩なんかするのか?」
「今回ほどは初めてです、」
正直に答えて缶ビールひとくち啜りこむ。
口から喉へ冷たく苦み降りてゆく、ふわり涼やかになった心地に先輩は訊いてくれた。
「どんな喧嘩したんだ、話したかったら話せ?」
話したかったら、そんな訊き方は優しさから涼しい。
押しつけがましさの無い、けれど突き放してもいない距離感に英二は口を開いた。
「明後日は家に帰れって言われたんです。でも帰らないって俺は意地張りました、そしたら家族が何か解ってないって言われてキレました、」
キレた、そんな表現があのシーンは相応しい。
そんな自分の言動がなんだか楽しくて、肚から笑った。
「本当に俺は家族が何かって解らないんです、図星をざっくり刺されて俺、気がついたら光一に掴みかかって怒鳴っていました。
俺にとって両親は媚びなきゃいけない義務の対象で、親の愛なんか俺は信じきれないし解らない、そういう自覚があるからキレたんです、」
図星だから肚が立った、我を忘れて掴みかかって怒鳴った。
こんな自分の本音を隠さないことが心地良い、だから笑った薄闇で低い声が微笑んだ。
「意外だな、おまえの経歴からすると、」
「ご存知なんですね、」
笑ってビール口つけた隣、先輩も缶を傾けてくれる。
互いにアルコール呑んだ間合い、落着いた声が続けてくれた。
「身上書を後藤さんが見せてくれた、宮田の異動が決まった時にな、」
後藤が身上書を黒木に見せた?
そんな事実にすこし驚かされて、けれど納得も出来る。
それは後藤らしい差配かもしれない、そんな推測の向こう黒木は教えてくれた。
「国村さんが小隊長になることは誰もが納得だ、でも宮田は違う。山の経験が一年も無い癖に国村さんのパートナーな事は反対も多い。
七月の遠征訓練も反対意見の方が多かった、あの国村さんを初心者同然の男がビレイして北壁にアタックさせたら事故って当然だからな?
だから第2小隊は不参加を決めた、原が辞退した事が発端だが第2は異動先として連帯責任を迷惑がったわけだ、それで後藤さんが来た、」
異動先としての連帯責任。
そんな憂慮も仕方ないかもしれない、それ位に自分は経験年数が浅すぎる。
それなのに当ってきた山はハードルが高い、こんな過程は非難の対象になって当然だろう。
そう納得しながら後藤の意図を思案するまま、落着き払いながら可笑しそうに先輩が笑った。
「後藤さんな、なぜ宮田を国村さんのザイルパートナーに選んだのかを俺に話してくれた、国村さんの性格と登山歴から始めてな?
国村さんは有名人だけど実像は意外な事も多くて、面食らったけど面白いって想う。でも宮田の経歴は、恵まれたヤツが何故だろうと思った、」
恵まれている、そんな印象を受けたのなら黒木は知ったのだろう。
おそらく祖父の経歴から後藤は話してくれた、それなら「何故」と疑問に思われて当然だ。
こんな瞬間は幾らか複雑になる、それすら慣れに微笑んだ想いに落着いた声が言ってくれた。
「経歴を聴いただけじゃ解らない事が沢山あるな、この3週間に見た貌も喧嘩のことも、意外だけど悪くない、」
意外だけど悪くない、そう言ってくれる眼差しは冷静だけど温かい。
この瞳から見た自分の姿はどんなだろう?そんな思案に先輩は口を開いた。
「新隊員の訓練中から毎日ずっと夜間訓練に出て、それでも飯を4杯は食べられる体力は北壁の記録もマグレじゃないと納得させられた。
だけど宮田はよくボケッとする癖が危うくて、誰にでも愛想の良い器用さが浮薄にも見えていたからな、今日の喧嘩は尚のこと意外だった。
それ以上に意外だったのは先週の山火事だ、あんな鎮火の遣り方は宮田の経歴と普段を見ていたら意外で、でも今までの全部に納得出来た、」
愛想の良い器用が浮薄だと思うのは自分にもよく解かる。
誰よりも自分自身が空っぽの媚売るようで嫌いだった、けれど今の自分は上っ面だけじゃない。
そんな自信は今なら少し温かくて微笑める、そうして抱ける余裕と佇んだ夜空の下、黒木が笑った。
「宮田はさ、媚を売れるくらい自分の容姿は佳いって自覚があるんだろ?それなのに腕一本を犠牲にしても山火事を止めようとした。
こんなの無茶だって俺も想うがな、それ以上に自分の体を懸けても山を護ろうとしたプライドは山ヤらしい、だから宮田を信頼できる、」
信頼できる、
そう告げてくれる声は薄闇にも肚へ響く。
こんなふうにプライドを真直ぐ認めてくれる事が嬉しい、そして誇らしい。
そんな相手が山に厳しいと言われる男なら尚のこと信頼は厚いと解かる、その篤実に英二は笑いかけた。
「俺も黒木さんは信頼してます、キツイこと言ってくれる人は俺、信じるんです、」
厳しいことを躊躇わずに言える、そんな人を自分は知っている。
そして言ってくれる分だけ信じてくれるのだと教えてもらった、その人に今も逢いたい。
―周太、俺に厳しいことを何でも言ってくれたのは周太が初めてだよ?
最初からずっと周太は真直ぐな言葉だけをくれる。
言えない想い呑むことはあっても嘘も誤魔化しも諂いも周太には無い。
どこまでも凛とした言葉と眼差しは綺麗で、だから自分は恋して愛して、今も逢いたい。
そんな恋愛を見つめてきた時間があるから黒木の篤実も信頼も受けとめられる、そんな想いに響く声が少し笑った。
「やっぱり俺の言葉は相当キツイって思ってるんだな?」
「はい、この3週間ずっと思っています、」
正直に笑って応えた向こう、シャープな瞳が可笑しそうに笑いだす。
まだ見たことの無い表情を見せてくれる、それが嬉しくて笑った真中で先輩は言ってくれた。
「自分でもキツ過ぎる自覚はあるんだがな、よく箭野にも笑われる、」
「箭野さんの言葉は聴きやすいですよね、厳しいこと言っても、」
思ったまま応えて英二は缶ビールに口付けた。
涼やかに降りてゆく喉元に風も心地いい、そんなベンチで黒木は笑ってくれた。
「箭野はカリスマだから言葉も力がある。宮田も、まだ3週間だが悪くない、」
この3週間、毎日を1度は黒木と食事するようにしてきた。
それは光一を補佐する立場としての意図がある、けれど単純に話してもみたかった。
そんなふうに想った理由が今こうして缶ビール啜る時間に解かる気がして、英二は微笑んだ。
「黒木さん、また一緒に缶ビール飲んでくれますか?ここで、」
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