霜月の赤

山岳点景:紅霖
霜月、曇空に赤色は映えます。
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「じゃ、金曜はやめて用件いま済ませよっか?笑」
「っ…もーどーせだから会って話したい、いまさらイジワル言うなよな、この弩S、」
なんて電話の会話から金曜夜、御曹司クンと会うことになった。
で、電話の翌日いつもどおり花サンとコーヒー屋してるとき言った、
「金曜は一緒できないけど、土曜はどっか行きたい?笑」
「ん、土曜に出掛けるのは歓迎だけど、」
笑って頷いてくれながら「?」ってなっている、
なぜ金曜が一緒できないのか聴きたいんだろう、で、訊かれた、
「もしかして御曹司サンと呑む?」
ほら当ててきた、笑
たぶん向こうは向うの繋がりがある、そんな推測と笑った、
「御曹司クンからメールあった?笑」
「あったよー朝から長文なんですけど、そういうわけかー、」
教えてくれながら笑いだしてしまう。
それだけ困った文面だったのかな?なんて考えてたら続けてくれた、
「なんかね、音信不通だった友達がいきなり電話してきて呑むことになったけど、友達の真意がよく解からないってカンジの文章だったよ?多分トモさんのことだろなって思ってたけどホントそうなんだ、」
さっそく花サンに相談しちゃってたんだ?
こんなことまた逆作用しなければイイ、そんな心配と訊いてみた、
「花サン的には今、御曹司クンのこと信頼できそう?」
トモさんに嫌われて辛いって愚痴る彼のメール読んでると利用されてるって感じちゃう。
私を通して彼が苦しんでることトモさんに伝えたいって下心が透けてるみたいでね、
って最近は言っていた、だから今の心境ちょっと心配だった、
人間不信から辿り着く先が花サンは危なっかしい、でも彼女は言った、
「なんでイチイチ言ってくるのとかは思うよね、私に牽制してるみたいでちょっと笑えるかも?」
「笑えるってナンカ可笑しいんだ?笑」
何げなく訊いて、そしたら花サンは言った、
「私がトモさんと仲良くしてるのが妬けるから牽制してくるんでしょ?ホント私って彼にとってなんなんだろ、相談相手というよりアテ馬的な?」
なんだか古風な言い回しだな?
こんなところ面白くてつい笑った、
「アテ馬ってなんか古式ゆかしいね、笑」
「でしょ?って笑いごとじゃないもん私、」
ちょっと拗ねたみたいに言いながら、でも笑ってくれる、
こんなふう彼女は彼に笑うんだろうか?気になって訊いてみた、
「花サン、今みたいに御曹司クンとも笑って話してた?笑」
たぶん答は微妙だろう?そう想ったまま寂しそうに花サンは笑った、
「こんなふうに笑える相手って私、少ないから。トモさんよく知ってるクセに、笑」
やっぱりそれは変わっていないんだ?
そう聴かされて正直ちょっと哀しかった、
まだ笑えないほど彼女の古傷は抉れている、それを御曹司クンは知らずに傷口ふれてしまった、
こんなこと御曹司クンに悪気なんて無い、ただ彼自身が幸せになりたいだけで寂しがり過ぎることが問題だろう?
そういう御曹司クンだと花サンも解っているからメール往還を止めていない、この優しい意地っ張りが哀しいから言ってみた、
「花サン、次に御曹司クンと逢うことがあったら本気で泣いて笑ってみたら?御曹司クンが傷つくとか考えなくて良いよ、正直なのがいちばん傷つけないってコトもう解かるだろ?」
大晦日より前からずっと嘘吐かれてきた、そんな経験した今なら解かるだろう?
彼が彼女に「本気で」はなかった全ては結局のとこ彼女には嘘、それに傷ついた今なら解かるはず、
そう想ったから言ったテーブル越し、困ったように花サンは笑った、
「ねえ、御曹司サンが私には本音を出さないのってね、やっぱり私が本音じゃなかった所為だってトモさんも想う?」
「自分が本音で話してなかったら花サン、こんなふうに笑えてる?笑」
笑いかけながら即答で訊いて、そしたら応えてくれた。
「笑えないね、だから御曹司サンは私を一番にしてくれないのかな?」
「本音でお互い居られなかったら疲れるから、笑」
婉曲な回答してコーヒー飲んで、そんなスーツのポケットで携帯電話が振動した、
きっとメールが着たんだろう、その差出人を考え始めたら花サンが少し笑った、
「そうだね、私も結局は御曹司サンの期待を裏切ったのかもしれないね?本音で笑ったり泣いたりしないから、」
どしどし参加できるブログトーナメント くだらない戦い27ブログトーナメント
昨夜は寝落ちしました、で、今コレUPします、笑
第80話「極月1」読み直したら校了、宮田@御嶽神社の大晦日
Aesculapius「Chiron40」校了しました、この続き今日UPの予定です。
小説・写真ほか面白かったらバナーorコメントお願いします、続き書こうって励みになるので、笑
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なんて電話の会話から金曜夜、御曹司クンと会うことになった。
で、電話の翌日いつもどおり花サンとコーヒー屋してるとき言った、
「金曜は一緒できないけど、土曜はどっか行きたい?笑」
「ん、土曜に出掛けるのは歓迎だけど、」
笑って頷いてくれながら「?」ってなっている、
なぜ金曜が一緒できないのか聴きたいんだろう、で、訊かれた、
「もしかして御曹司サンと呑む?」
ほら当ててきた、笑
たぶん向こうは向うの繋がりがある、そんな推測と笑った、
「御曹司クンからメールあった?笑」
「あったよー朝から長文なんですけど、そういうわけかー、」
教えてくれながら笑いだしてしまう。
それだけ困った文面だったのかな?なんて考えてたら続けてくれた、
「なんかね、音信不通だった友達がいきなり電話してきて呑むことになったけど、友達の真意がよく解からないってカンジの文章だったよ?多分トモさんのことだろなって思ってたけどホントそうなんだ、」
さっそく花サンに相談しちゃってたんだ?
こんなことまた逆作用しなければイイ、そんな心配と訊いてみた、
「花サン的には今、御曹司クンのこと信頼できそう?」
トモさんに嫌われて辛いって愚痴る彼のメール読んでると利用されてるって感じちゃう。
私を通して彼が苦しんでることトモさんに伝えたいって下心が透けてるみたいでね、
って最近は言っていた、だから今の心境ちょっと心配だった、
人間不信から辿り着く先が花サンは危なっかしい、でも彼女は言った、
「なんでイチイチ言ってくるのとかは思うよね、私に牽制してるみたいでちょっと笑えるかも?」
「笑えるってナンカ可笑しいんだ?笑」
何げなく訊いて、そしたら花サンは言った、
「私がトモさんと仲良くしてるのが妬けるから牽制してくるんでしょ?ホント私って彼にとってなんなんだろ、相談相手というよりアテ馬的な?」
なんだか古風な言い回しだな?
こんなところ面白くてつい笑った、
「アテ馬ってなんか古式ゆかしいね、笑」
「でしょ?って笑いごとじゃないもん私、」
ちょっと拗ねたみたいに言いながら、でも笑ってくれる、
こんなふう彼女は彼に笑うんだろうか?気になって訊いてみた、
「花サン、今みたいに御曹司クンとも笑って話してた?笑」
たぶん答は微妙だろう?そう想ったまま寂しそうに花サンは笑った、
「こんなふうに笑える相手って私、少ないから。トモさんよく知ってるクセに、笑」
やっぱりそれは変わっていないんだ?
そう聴かされて正直ちょっと哀しかった、
まだ笑えないほど彼女の古傷は抉れている、それを御曹司クンは知らずに傷口ふれてしまった、
こんなこと御曹司クンに悪気なんて無い、ただ彼自身が幸せになりたいだけで寂しがり過ぎることが問題だろう?
そういう御曹司クンだと花サンも解っているからメール往還を止めていない、この優しい意地っ張りが哀しいから言ってみた、
「花サン、次に御曹司クンと逢うことがあったら本気で泣いて笑ってみたら?御曹司クンが傷つくとか考えなくて良いよ、正直なのがいちばん傷つけないってコトもう解かるだろ?」
大晦日より前からずっと嘘吐かれてきた、そんな経験した今なら解かるだろう?
彼が彼女に「本気で」はなかった全ては結局のとこ彼女には嘘、それに傷ついた今なら解かるはず、
そう想ったから言ったテーブル越し、困ったように花サンは笑った、
「ねえ、御曹司サンが私には本音を出さないのってね、やっぱり私が本音じゃなかった所為だってトモさんも想う?」
「自分が本音で話してなかったら花サン、こんなふうに笑えてる?笑」
笑いかけながら即答で訊いて、そしたら応えてくれた。
「笑えないね、だから御曹司サンは私を一番にしてくれないのかな?」
「本音でお互い居られなかったら疲れるから、笑」
婉曲な回答してコーヒー飲んで、そんなスーツのポケットで携帯電話が振動した、
きっとメールが着たんだろう、その差出人を考え始めたら花サンが少し笑った、
「そうだね、私も結局は御曹司サンの期待を裏切ったのかもしれないね?本音で笑ったり泣いたりしないから、」
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