萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚273

2014-11-20 00:40:01 | 雑談寓話
「じゃあさ、俺がおごるから飲みいこ?そっちが好きな店で好きなだけ頼んで良いから、」

って御曹司クンに言われた6月の金曜夜@職場最寄駅ビル、
そんなワケで2番目に好きな店へ行ったら、

「この店がおまえの好きな店なんだ、笑顔」

なんて嬉しそうに言ってくるから気がついて言った、

「自分の好み知りたくてオマカセしたんだ?笑」
「そりゃさー好きな人の好みって知りたいだろが、」

なんて言われて、で、言ってやった、

「ここ一番好きな店じゃないから、笑」

こんな発言どんな意味か解るだろうか?
なんとなく可笑しくて笑った前、凹まれた、

「なんだよもー…俺には一番のかけらもくれねえんだ?拗」

欠片でもあげたら調子こくんだろな、って思った、
それが互い両想いなら問題ないだろう、でも違うまま笑ってやった、

「嫌なら帰るけど?笑」
「あ、またすぐ帰るとか言う、ほんと弩Sだよなもー…」

って言いながらオーダー決めて、飲みはじめて言った、

「おまえさ、城戸さんとモメたこと何やったか解ってる?笑」

たぶん解っていないんだろうな?
こんな核心いきなりな話題に御曹司クンはすこし口籠った、

「でもさー嫌なら向うだって逃げれたワケだし、大人同士で合意なら犯罪じゃねえもん、」
「ホントの合意じゃ無かったから問題なんだろ?笑」

言い返しながらホント温度差がキツイ、
これ以上に御曹司クンと城戸さん(仮名)の温度差はヒドイことになっている、そんな現状に言った、

「今、本気で追出されて退職ってなっても後悔しない?」

このまま行けば居辛くなる、そんな温床もう出来始めていた、
でも気づいていない御曹司育ちは首傾げた、

「なんで俺が追い出されんの?」

やっぱナンも解ってないんだ?

こんなに政治力無いってホント大丈夫んだろうか、
こんなでは許されない立場にいる相手へ言ってやった、

「おまえが余計なこと言ったらメンドウだから追いだしたいんだろ?ゲイやバイセクシャルが居辛い社会だからさ、」

こんな現状ホントいわゆる差別問題だろう?
でも差別の種を本人が蒔くこともある、そんな事例の渦中人が言った、

「俺が城戸さんにちょっかい出したから、それを言いふらされるの怖くて俺を追いだそうとしてるってコト?」

やっと辿り着けたね?


Favonius「少年時譚 act.63」もう少し加筆します、
Aesculapius「Chiron43」+第80話「極月4」読み直したら校了です、
小説・写真ほか面白かったらバナーorコメントお願いします、続き書こうって励みになるので、笑

取り急ぎ、



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