萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚267

2014-11-13 01:12:00 | 雑談寓話
「そうだね、私も結局は御曹司サンの期待を裏切ったのかもしれないね?本音で笑ったり泣いたりしないから、」

なんて花サンが言った夜@コーヒー屋、
メール受信したのに気がついていたけどサスガにソコでは見られなかった、
だって送信人=話題の渦なら困るだろう?だからホッタラカそうとしたのに言われた、

「いま携帯鳴ったでしょ、遠慮なく出ていいよ?」

ホント目ざとい耳ざとい、笑
これで否定するのも妙だから素直に携帯を開いて笑った、

「大学の友達からだよ、今からゴハン一緒できるかって聴かれたけど花サンも一緒する?笑」

たぶんお互い良い気分転換になるだろうな?
そう想った提案に笑ってくれた、

「お邪魔じゃないなら一緒したいな、カメラマンの人?それとも学校の先生?」
「カメラマンの人だよ、3日連続泊りこみの後だから喋りたいんだってさ、笑」

笑って応えながら電話を架けて、その前で花サンが言ってくれた、

「もし二人きりで話したいなら辞退するからね、遠慮なくって言って?」
「うん、ありがと、笑」

なんて会話しながら4コール、相変わらずの訛りが笑った、

「おつかれ、急にごめんなあ、」

ちょっとハイテンションなトーンは徹夜3連続明けで、
いわゆる昂揚感な面白さに笑った、

「急でも歓迎だよ、ハル今はどこにいる?笑」
「新橋におるよー明日は休みやから横浜でも新宿でもええで、トモはどこにおるん?」
「職場近くのコーヒー屋だよ、友達も一緒だけど3人ゴハンでどう?笑」

提案しながら前で花サンはコーヒー飲みながら携帯の画面見ていて、
もしかして話題のヤツかな見ている電話ごしハルが言った、

「私はええよーでも飛入りしてお邪魔にならへん?」
「邪魔なら提案しないよ、場所は横浜でいい?先に店行っとくけど、笑」
「ソレ助かるわあ、店決まったらメールで教えてもろたら行くわ、」

なんてカンジで夕食することが決まって、
電話を切ってコーヒー飲み干したら花サンが言った、

「ね、御曹司サンからメール来たんだけど今ここにいるの見てたっぽいよ?」

またメンドクサイね?

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Aesculapius「Chiron41」草稿UPしました、まだ加筆します。
第80話「極月1」校了しました、宮田@御嶽神社の大晦日にて。
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