萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

Short Scene Talk 秋街休暇4-Side Story act.42

2014-11-23 22:00:00 | short scene talk SS
未来点景@秋の公園
side story第80話+XX日後@陽はまた昇る続篇その後



Short Scene Talk 秋街休暇4-Side Story act.42

「…(ホント困るな英二ったらすぐえっちなこと言っちゃうんだもの本人無自覚だし)」
「周太、なんか口数少ないけど大丈夫か?(もしかして熱っぽいとかあるかな街中ずいぶん歩かせてるし)」
「…だいじょうぶです、照(心配させちゃったなごめんね英二でも今なんか気恥ずかしくってなんでだろう照×恥)」
「そこのベンチに座ろう、周太?(笑顔)(いつものベンチじゃないけど先ず一休みさせてあげないと)」
「え…(いつものベンチじゃないのになんで微哀)あの…どうしてここなの?」
「すこし座りたいなって想ったんだ(笑顔)(いつものベンチが良いって思ってるのかな)」
「ん…(でもいつもはいつものところ座ってるのにな)」
「周太?(やっぱり気に入らないのかなどうしよう、あ)ほら周太、座って?(きっと気に入るよな腕ひいてエスコートしよ嬉萌)」
「あ、照(腕ひっぱられちゃった照あ)…きれいな紅葉、紅葉の天蓋だね、(庇みたいに覆いかぶさって向こうにも紅葉が)」
「良いベンチだろ、ちょうど見えるなって思ってさ(別嬪笑顔)(良い眺めだな偶然だけど当たりだきっと)」
「ん、ほんとに綺麗だね…ありがとう英二?(僕の好きなもの解ってくれてるの嬉しいな照)」


久しぶりの英二と周太のデート譚4です、連載では縁遠くなってるので、笑

Favonius「少年時譚65」読み直したら校了です、Aesculapius「Dryad2」加筆まだします、
雑談ぽいのもUP予定です、小説・写真ほか面白かったらバナーorコメントお願いします、続き書こうって励みになるので

取り急ぎ、



にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村 にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へにほんブログ村

blogramランキング参加中! FC2 Blog Ranking

人気ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚276

2014-11-23 00:59:02 | 雑談寓話
6月の金曜夜@ダイニングの個室、御曹司クンとの会話は、

「ホントは後継ぎとかやりたくない、好きなトコで好きなヤツと生活出来たらソレで良いじゃん…でも選んでくれないんだろ?」
「自分に与えられたモンを大事に出来ないヤツは嫌いだよ?笑」
「欲しくないモンだったら要らねえだろ、不幸になるようなモンでも大事にしろって言うのかよ?拗怒」
「その判断おまえに出来んの?笑」

なんて展開したのは、

城戸さん(仮名)に噂バラ撒かれる御曹司クン

っていう前提があった、で、
バラまかれた噂は自分で挽回しろ後継者が駄目男なんて噂があるトコじゃミンナ辞めるだろ?
って言ったら↑上みたいな会話になったワケで、だから言った、

「誰を好きになるか予測も出来ないし感情コントロール出来ないのがオマエなんだよ、ソンナ程度で人生ナニが大事か取捨選択できるってマジで思う?笑」

こんな不器用かつ馬鹿がドウやって後継ぎやれるんだろ、このまま幸せになれるんだろうか?

そう想っているアタリ結局なとこ心配してる自分がいる、
けれど心配しているなんて言ったら期待させるだけ、そういう残酷な優しさは趣味じゃない、
だから突き放しながら言うべきこと言えたら良い、そんな発言に御曹司クンが訊いてきた、

「俺が後継ぐことは正しいかもって言ってる?」
「オマエが継がないとドウなるって思う?笑」

質問に訊き返したテーブル越し、御曹司クンは考えこんで、
その思案×拗ね×真剣な貌に思ったまま訊いた、

「おまえさ、後継ぐために大学も学部も選んで進学したんだろ?資格も後継ぐためだよね、ソウイウ全部が両親を喜ばせたいって本音だろ、それなのに継がなくても昔のオマエに胸張れる?」

両親に認められたい、愛されたい、
それが御曹司クンの本音でいちばん欲しい現実の幸福だ、
そういう本音は今までの会話から解ってる、けれど御曹司クンは言った、

「オマエの言うとおりかもしんないけど、でも今ホント言うと全部もーいいやって思っててさー…もうどうでもいい、親とかなんとか、」

なんだか投げやり、でもそれだけの理由があるんだろう?
その理由が解かるなって思って訊いた、

「妹さんに両親がかまけ気味?それとも城戸さんにイジメられっぽくて人間不信に凹んでる?」
「それもあるかなー…」

頷きながらビール飲んでる貌は凹んでて、
ナンカちょっと同情してよオーラすごいな思いながら「それだけの理由」を訊いてみた、

「初恋の彼に恋人でも出来た?結婚します葉書が来たとかさ、笑」

たぶん一番の原因ってコレだろう?そんな推定に無気力顔いっきに崩れた、

「っ、もー…なんでおまえいつも解かるんだよ、ばかっ…」

拗ねたような怒ったような口調あふれて瞳が潤みだす、
このまま泣くんだろうな?そう思ったまま泣きだした、

「ばかっ、ほんと弩Sだホントひでえっ…ずっとがまんしてたのにばかっ…ぅ」

ばかバカ言いながら涙ぼろぼろ零していく、
こんな貌とココンとこの事情が解かる気がして訊いたみた、

「城戸さんと出張する前なんだろ、彼に恋人できたのってさ?」

ようするに、

自棄×劣情=愛されてる想いこみたい勘違い

ってヤツの結果が今になっちゃったんだろう?
こんなんじゃ城戸さんを怒らせても仕方ない、そんな推定に泣顔は言った、

「…なんでホントおまえいつも解かんの?」
「単純で解かりやすいから?笑」

つい笑って応えながら改めて思ってしまう、
ほんとコイツは単純だ、こんなで経営者とかホントやっていけるんだろうか?
でも結局は相応しくなれるまで努力するしかないんだろう、そういう立場にいる泣顔は少し笑った、

「あいつが彼女っぽいのといるとこ見てさ、それで久しぶりに電話して…電話番号が変わってないのが嬉しかった、まだ切られて無いって期待して、」

そういう期待、こいつならしちゃうんだろう、
こんなとこ可愛いけれど可哀想だ?そう思ったまま御曹司クンは言った、

「久しぶりって言ってさ、前と同じにあいつ話してくれて…可愛い子といるとこ見たけどってオメデトウって言ってさ、そしたらありがとうって言われて、悔しかったんだ俺、」

元彼に彼女が出来た、悔しかった、
そんな言葉また涙あふれて御曹司クンは言った、

「俺より先に幸せになられたことが悔しかったんだ、不幸になれって本気で想ってた、本気で愛したヤツに不幸になれ想ったんだ俺、」

ビールグラス握りしめたまま涙ぼろぼろ零れていく、こんなに崩れ落ちそうな人間を見たのは初めてだった、

第55回 昔書いたブログも読んで欲しいブログトーナメント

第80話「端月1」もう少し加筆します、Favonius「少年時譚65」も加筆します。
Savant「Vol.8 Birthplace 晨の故山 act.6」校了です、馨と紀之@安曇野ラスト。
小説・写真ほか面白かったらバナーorコメントお願いします、続き書こうって励みになるので、笑

取り急ぎ、



にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村

blogramランキング参加中! FC2 Blog Ranking

人気ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする