で、正月休みも明けて新職場は忙しくなってきた。
年度末決算+監査報告あれこれ繁忙期、定時あがりなんか難しくなってくるわけで、
それでも休憩合間や移動時間+週末に睡眠かつ勉強その他やりたいことやって、そんな終電当り前シーズン2月になり、
From:花サン
本文:この時期また忙しいよー(顔文字困顔)トモさんも新しい職場どうですか??
そろそろご飯呑み一緒して喋りたいです。グチその他聴いてほしい(顔文字泣顔)
Re :忙殺中、でも土曜夕方なら良いよ?
Re2:わーいありがとう(顔文字笑顔)悪戯坊主くんに癒されたい
Re3:ウチ来るのは良いけど彼氏は大丈夫?笑
Re4:その件でご相談グチもろもろです(顔文字怒顔)
ってワケで花サンと週末に会うことになり、
土曜日は洗濯掃除して同居猫と昼寝して、夕方に待合せ場所まで迎えに行った、
「夕飯ウチでも良いけど遠出しても良いよ?笑」
きっと「相談グチもろもろ」なら気晴らししたいんだろうな?
そう想ったまま花サンは嬉しそうに言った、
「じゃあ最高峰を見たいな、湖もう凍ってるかも?」
「チェーン積んでるからイイよ、笑」
ってことでいきなり富士山麓に行き、
道中は他愛ない近況報告して、守秘義務ひっかからないレベルで仕事の話しながら着いて、
黄昏に冠雪した富士のシルエットは綺麗でこんなことデジャブだなって思ってたら花サンが笑った、
「前もこうやって雪の富士山と山中湖に来たね?御曹司サンのことで私が煮詰まってトモさんに吐きだして、」
同じコト想ってたんだな?
そんな発言に懐かしくて笑った、
「だね、今日はその再現ビデオなカンジ?笑」
「そうなっちゃいそうだね、ごめんね?」
ごめんね?って笑って言ってくれる、
だから気になってコートの手すぐ掴んで見た両手首、新しい傷は無かった。
「よかった、ちゃんと約束守ってくれてるんだ?」
笑いかけながら本音は笑えないって思ってた、
ホントにもし今も同じことをしていたら?そんな心配に彼女は言った、
「もうリスカはしないよ、しても何も変わらないの解かったし大事に想ってくれる人もいるって解かったから、」
「そっか、ホントもうしないでよ?」
言いながら笑った夕暮の湖畔は雪に蒼かった。
晴れていれば白銀の雪原、だけど夜暮れる光には蒼くなる。
こういう色彩の変化は不思議で面白い、そんなまま見ていたら花サンが隣で笑った。
「きれいだねー富士も空も凍った湖もみんな綺麗、こういうの知っちゃったら手首もう切れないよ?もっと綺麗なとこ見たくなるから、」
ほんとに人ってそんなもんかもしれない。
なんで生き続けようとするのか、その花サンなり回答に笑った、
「もしして旅行のお誘い?雪山散歩とか氷瀑とか、笑」
「当たり、雪の山ちょっと歩きたいなあって、」
ねだってくれる笑顔は前より少し痩せた気がした、
そういう綺麗になる年頃でもあるんだろう、そんな友達に笑って釘刺した、
「自分は良いけどさ、御曹司クンは拗ねるんじゃない?彼氏の俺と旅行しないのにナンデあいつはイインダよーってさ、笑」
そう考えるのが普通だろう?
だけど花サンとその家族にしたら理由と信頼問題がある、そのままに彼女は言った。
「拗ねると思うよ、でも結婚するまで彼とは絶対一緒に行きたくないの。だから直前まで言わないでおくよ、あのひとにずっと付合ってたら私が保たない、」
ずっと付合ってたら私が保たない、
こんなこと言う相手となんでワザワザ彼氏彼女になりたいんだろう?
そんな疑問を想いながら湖畔もう寒くなってきて、とりあえず車に戻った。
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