萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

short scene talk ふたり暮しact.82―Aesculapius act.95

2015-02-17 23:26:01 | short scene talk
緊張前夜@自室
Aesculapius第6章act.31-32幕裏



short scene talk ふたり暮しact.82―Aesculapius act.95

「ねえ雅樹さん、どうしても今夜は一緒に寝られないの?(明日は手術だからってきっと言うんだよね)」
「うん、明日は手術だからよく寝ないといけないんだ。光一は希くんと仲良く寝てね?(笑顔)(子供ふたりと寝るのはさすがに僕もちょっと気を遣いそうだし)」
「あの…だったら僕ひとりで寝ますよ?うちでは小十郎と自分の部屋で寝てるもの(僕がいると気を遣っちゃうからだよね雅樹先生)」
「大丈夫だよ?光一も前は独りでも寝てたんだし、せっかくお泊りに来てるなら二人一緒の方が愉しいだろ?光一もそうだよね、(笑顔)(希くん独りだと心配だし喘息も夜泣きも)」
「ん、そりゃ愉しいけど(でも雅樹さんいないと寝られるかね俺ずっと慣れちゃってるし)」
「まくら投げするなら障子やふすまを破かないでね?(笑顔)(ふたりで楽しく眠ってくれると良いな)」

「…寝られない(ちっとも寝られないんだけど僕)」
「はあ…(変だな独りだからよく寝られるはずなのに光一たちどうしてるかな)」
「…ん、(ちょっと様子見て来ようもし夜泣きとかまくら投げ大破とか困るし保護者として確認しないと)」
「光一、希くん、ちゃんと寝てる?(ってあれ)」
「…熟睡だね二人とも(希くん検査で疲れたんだろうな光一も付添いとか気を遣ったろうし)」
「ふふ…(笑顔)(ふたりとも天使の寝顔だな希くんお父さんに会ったからホームシックになるかもって心配だったけど)」
「ん…(光一も僕がいなくて寝付けないかもと思ったのによく眠っちゃってるなちょっと寂しいかも僕)」

「ん…ふぁ(よく寝たね熟睡だったけど)あれっ?」
「まささん…?(イツの間に隣きたのかね全然気づかなかったねいつ来たんだろねどうしたんだろ??)」
「…雅樹さん、ね…どうしたの?(希まだ寝てるからコッソリ起こさないとねっ)」
「ん…こういち(幸せ×寝惚け笑顔)(かわいいな光一だきしめちゃえ)」
「あ…(また寝ちゃったね雅樹さんまだ時間早いから良いけど)…さびしかったのかね?」



気分転換に会話短篇UPしました、Aesculapius「Dryad31-32」幕間です。
第82話「誓文6」+Aesculapius「Dryad32」+Favonius「少年時譚99」読み直したら校了です、

雑談ぽいやつ昨夜もUPしました、
小説・写真ほか面白かったらバナーorコメントお願いします、続き書こうって励みになるので、

取り急ぎ、



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雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚336

2015-02-17 00:35:12 | 雑談寓話
「依存と恋愛感情は別物だよ、承認欲求がくっついてるアタリ似てるけど相手を尊敬して認めているかって違いはデカイよ?そこどうかな?」

って花サンに言った終電当り前シーズン2月週末@山中湖周辺、
雪景色の車窓なドライブする助手席で彼女は言った、

「それって私が御曹司サンに依存しているってこと?」
「その判断を訊いてるよ、花サンとしてはドウ?」

訊きながら雪のカフェに停まって、
雪道ちょっと踏みながら花サンは溜息と笑った、

「そうだね、依存じゃないっては言いきれないかも…尊敬してるかって言われたら尊敬できるポイントが浮ばないし、」

それもなんだか切ないよね、御曹司クン?笑
なんて思っちゃった傍からカフェの席に座って訊かれた、

「トモさんは御曹司サンの尊敬ポイントってある?」

逆に訊いてくれる貌はちょっとだけムキになっている、
こんなムキになるあたり負けん気が強い+御曹司クンに好かれたい気持ちがある、
そんな貌に笑ってオーダーしてから思っているまんま答えた、

「バイセクシャルも自分の大事な一部分だって言うトコ尊敬してるよ?好きなモンは好きって言えるのイイじゃん、笑」

このことは彼女と意見が分かれるとこだろう?
解っていながら言った先、色白の貌がちょっと青ざめた、

「ね、トモさんは御曹司サンが男の人を好きだってこと、嫌じゃないの?」

やっと問題に向きあえるかな?
イチバンな懸案事項に笑って言った、

「あいつがバイセクシャルなことは嫌う理由にならないよ?笑」
「でも音信不通にされてるって言ってたよ?メールあまりこなくなったみたなこと言ってたけど、」

訊き返してくる言葉に状況ちょっとわかる気がした、で、そのまま訊いてみた、

「メールしない理由、御曹司クンがバイセクシャルだから嫌ってるんだって花サンは想ったんだ?」
「…正直そう想ってたけど、めんどうになったのかなーとか、」

ちょっと遠慮がちに応えてくれる声は困りだしている。
で、運ばれてきたコーヒーかなんか飲みながら言ってみた、

「御曹司クンがバイセクシャルなのはホントだし、自分のこと愛してるとか言ってくるのもホントだよ?でも連絡遠ざけてるのはソレが理由じゃない、御曹司クンのことメンドクサイヤツだって思うけどバイだから面倒なわけじゃなくて単純に性格の問題だよ?それに嫌いなワケでもないしね、笑」

嫌いになったわけじゃない、困ってはいたけど。
そんな本音に彼女は訊いてきた、

「嫌いじゃないのに、なんでメールしてあげないの?」
「気持ちに応えられないのに引きずらせるの悪いだろ、御曹司クンも新しい恋愛ちゃんとしたほうがいいしさ?笑」

新しい恋愛、その相手は花サンじゃないのかもしれない。
それでも幸せになってくれるなら良い、そんな本音に訊かれた、

「もしかしてトモさん、御曹司サンのこと好き?」

これってドンナ答え期待しているんだろう?
そんなこと考えながらも正直に笑った、

「好きだよ?恋愛とは違うけどね、笑」

恋愛とは違う感情、だけど嫌いと好きの択一なら好きだ。
そのまま答えたら彼女は言った、

「恋愛とは違っても好きって、友達としての好き?」
「そうだね、笑」

笑って答えながら本音、ちょっと違うのかもしれないって思った。
だって友達みたいに共通の趣味嗜好なワケでもない、それならこの好きはドッカラくるんだろう?

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