4月下旬、花サンとの雪山ハイク&温泉の1泊目、
花サンに御曹司クンから電話が来て、自分にも渡された電話で御曹司クンは言った、
「あー…ほんとおまえだ、すげーひさしぶり…、」
「で、なんで電話変われとか言うワケ?マジ無粋だね、笑」
「無粋とかっておまえ、やっぱナニそういうこと?」
なんて会話から始まって、
「誰もがオマエみたいにすぐヤりたがるワケじゃないよ、そういうオマエが花サンのこと口だせる資格なんて無いんじゃない?笑」
「だって、さー…つきあってる相手とは旅行しねえのにオマエとは行くとか不公平じゃん?」
「ナンも無いただの山行くための相手だとしても?笑」
「そうだけどさー俺とは泊りで出掛けねえのにズルいじゃん、」
なんて水掛け論みたいなことになり、正直メンドクサクなって、
「こんな用件のために電話とかしてくんなよ?コッチはせっかくの山と温泉で気分転換してんのにさ、メールも電話も無様だよ?笑」
なんて今トリアエズ静かにしといてほしくて言って、でも電話主の花サンにも訊いて、
「まだ御曹司クンと話すこと今ある?笑」
「ううん…今はいい、」
なんてカンジに彼女は首ふったから電話を切った、
で、温かい座敷で冷たい梅酒を飲みながら雪の夜ながめる窓辺、花サンは言った、
「同じ言いあいでも違うね、トモさんだと、」
なんだか寂しそうな声だ?って思ったから訊いてみた、
「花サンとは違うんだ?」
「うん、ほんと噛みあわない感じだから、」
ちょっと泣きそうな貌で肯いてくれる、
こんな貌するならソウなんだろう?だから笑った、
「御曹司クンと話ちゃんと出来るようになりたいんだろ?だったらまず相手のこと興味ちゃんと持ちな、御曹司クンが好きな場所とか本とかさ、」
相手への理解をしていない、だから「噛みあわない」のも当り前、
そう解ってほしくて言いながら前も言ったなって思っていた、
でも今こんなこと言うのは結局そういうことだろう?
「花サン、前も言ったけどさ?ホントに一緒にいたいなら御曹司クンのことチャンと見てやんなよ、自分がいないとあの人はダメとか今もおもってない?」
これも前に言ったな、って思いながら訊いてみたら花サンはため息吐いた、
「依存だって言ってたことだよね?」
「だね、」
肯いて、そうしたら彼女は言った、
「言い訳にしたらダメだけど、やっぱり大学の時のこと考えちゃうんだー…亡くなった人のこと思っても仕方ないって解ってるけど、でも、もう一度だけで良いから逢いたいよ?なにも言えてないから余計に諦めきれない、」
諦められない、でもこの願いごとは叶いっこない、
そう解っているけれど心なんて自分自身こそ想うようにならない、それが当り前だろう?
そんな当り前の真中にいる人は泣きそうに笑った、
「アホだよね、こんないまだに引きずっちゃって。でも考えちゃうんだよね、彼に何も言えなかったのに自分だけ幸せになるとか許されるのかとか…また明日ねって言ってあの日バイバイして、そのまんまなんてひどいよ?まだちゃんと何も言えなかったのに、彼からも何も言ってくれてなかったのに、他の人から気持ち聴くとかひどすぎない?」
梅酒のグラスにぎりしめて大きな目から涙こぼれて、
今はとりあえず聞いてあげたいまんま花サンは続けた、
「お葬式の時にね、友達から言われたんだよ?同じゼミ仲間のひとに…あいつホントいつもオマエのことばっか話すって言われて、でも、彼いちおう彼女さんいたんだよ?そしたら彼女さんにまで言われたんだよ、いつもあなたのことばかり話すって…ひどいよね?最期の最後で三角関係もつれさせないでよってカンジ、」
最期の最後で、これはキツイだろう?
このままだったら多分きっと、御曹司クンと花サンは上手くいかないんだろう?
結局のとこ向きあえない相手といることは、それでも孤独だけは癒されるんだろうか?
なんて考えながら花サンの話を聴いて翌朝、雪山ハイク楽しんで、
そして戻った下界でいつもの日常また始まって、だけど御曹司クンからのメールは激減した。
心がテーマブログトーナメント
書いたのでUPします、昨日よりいいけど風邪の所為か変な冴え方してるので、笑
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取り急ぎ、
智
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花サンに御曹司クンから電話が来て、自分にも渡された電話で御曹司クンは言った、
「あー…ほんとおまえだ、すげーひさしぶり…、」
「で、なんで電話変われとか言うワケ?マジ無粋だね、笑」
「無粋とかっておまえ、やっぱナニそういうこと?」
なんて会話から始まって、
「誰もがオマエみたいにすぐヤりたがるワケじゃないよ、そういうオマエが花サンのこと口だせる資格なんて無いんじゃない?笑」
「だって、さー…つきあってる相手とは旅行しねえのにオマエとは行くとか不公平じゃん?」
「ナンも無いただの山行くための相手だとしても?笑」
「そうだけどさー俺とは泊りで出掛けねえのにズルいじゃん、」
なんて水掛け論みたいなことになり、正直メンドクサクなって、
「こんな用件のために電話とかしてくんなよ?コッチはせっかくの山と温泉で気分転換してんのにさ、メールも電話も無様だよ?笑」
なんて今トリアエズ静かにしといてほしくて言って、でも電話主の花サンにも訊いて、
「まだ御曹司クンと話すこと今ある?笑」
「ううん…今はいい、」
なんてカンジに彼女は首ふったから電話を切った、
で、温かい座敷で冷たい梅酒を飲みながら雪の夜ながめる窓辺、花サンは言った、
「同じ言いあいでも違うね、トモさんだと、」
なんだか寂しそうな声だ?って思ったから訊いてみた、
「花サンとは違うんだ?」
「うん、ほんと噛みあわない感じだから、」
ちょっと泣きそうな貌で肯いてくれる、
こんな貌するならソウなんだろう?だから笑った、
「御曹司クンと話ちゃんと出来るようになりたいんだろ?だったらまず相手のこと興味ちゃんと持ちな、御曹司クンが好きな場所とか本とかさ、」
相手への理解をしていない、だから「噛みあわない」のも当り前、
そう解ってほしくて言いながら前も言ったなって思っていた、
でも今こんなこと言うのは結局そういうことだろう?
「花サン、前も言ったけどさ?ホントに一緒にいたいなら御曹司クンのことチャンと見てやんなよ、自分がいないとあの人はダメとか今もおもってない?」
これも前に言ったな、って思いながら訊いてみたら花サンはため息吐いた、
「依存だって言ってたことだよね?」
「だね、」
肯いて、そうしたら彼女は言った、
「言い訳にしたらダメだけど、やっぱり大学の時のこと考えちゃうんだー…亡くなった人のこと思っても仕方ないって解ってるけど、でも、もう一度だけで良いから逢いたいよ?なにも言えてないから余計に諦めきれない、」
諦められない、でもこの願いごとは叶いっこない、
そう解っているけれど心なんて自分自身こそ想うようにならない、それが当り前だろう?
そんな当り前の真中にいる人は泣きそうに笑った、
「アホだよね、こんないまだに引きずっちゃって。でも考えちゃうんだよね、彼に何も言えなかったのに自分だけ幸せになるとか許されるのかとか…また明日ねって言ってあの日バイバイして、そのまんまなんてひどいよ?まだちゃんと何も言えなかったのに、彼からも何も言ってくれてなかったのに、他の人から気持ち聴くとかひどすぎない?」
梅酒のグラスにぎりしめて大きな目から涙こぼれて、
今はとりあえず聞いてあげたいまんま花サンは続けた、
「お葬式の時にね、友達から言われたんだよ?同じゼミ仲間のひとに…あいつホントいつもオマエのことばっか話すって言われて、でも、彼いちおう彼女さんいたんだよ?そしたら彼女さんにまで言われたんだよ、いつもあなたのことばかり話すって…ひどいよね?最期の最後で三角関係もつれさせないでよってカンジ、」
最期の最後で、これはキツイだろう?
このままだったら多分きっと、御曹司クンと花サンは上手くいかないんだろう?
結局のとこ向きあえない相手といることは、それでも孤独だけは癒されるんだろうか?
なんて考えながら花サンの話を聴いて翌朝、雪山ハイク楽しんで、
そして戻った下界でいつもの日常また始まって、だけど御曹司クンからのメールは激減した。
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