萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

山岳点景:芳蹟の山×久留里城

2015-02-15 21:00:00 | 写真:山岳点景
白×蒼、冬の城



山岳点景:芳蹟の山×久留里城

久留里城@房総半島、新井白石と里見八犬伝ゆかりの城です。



平将門の息子が築城したという伝説もあります、
が、史実では真里谷武田氏が築いて後に里見義尭が今の場所に造りました。

里見義尭は滝沢馬琴『南総里見八犬伝』に登場する里見義実の孫にあたります。
ヒロイン・伏姫の父として描かれたのが里見義実です、彼が結城合戦に敗れて房総半島にやってきて物語は始まります。
その結城合戦も史実にあることです、ってカンジにあの小説はフィクションだけれども実在の人物+史実も登場しています。



山城に登る道、2月の今は氷柱が多く見られます。
途中に洞穴もありますが人工っぽい感じでした、石仏など祀っていた感じです。



二の丸跡にある資料館は弥生時代から現代まで、
出土物の土器・宝飾品に刀剣・鎧、農具、伝統芸能、そして地元の鉄道アレコレも展示されています、笑



天守閣からは久留里城の郭を一望できます、眼下の田圃あたりまで三の丸エリアでした。



上総掘り=井戸掘り櫓が資料館脇に置かれていますが傍、撫子がひとつ陽だまりに咲いていました。
撫子は常夏ともかく夏から秋の花です、種類によっては春咲きもありますが2月の撫子は名残花だと思います。

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もし行かれるなら、靴は歩きやすいもの必須だと思います。
木の根道が多いのでヒールやサンダルはNGです、今時季は凍結や霜柱とけた泥濘など滑りやすいポイントも多くあります。
駐車場→資料館→天守閣って順路ですが、山歩きが好きなら林道コースもあるんですけどソッチは登山靴のほうが無難だと思います。
低山ですが道が狭い+木の根道+急斜を降りるポイントもあるので歩くの苦手な方はお勧めできません。


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