萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚280

2014-11-27 00:50:00 | 雑談寓話
御曹司クン@6月の金曜夜ダイニングの個室

「誰だっていいワケじゃねえもん、でも男同士で相手してくれるヤツなんて少ないからさーいたら縋るしかねえじゃんか、拗笑」

なんて言われて哀しい発想だなって想った、
だって「縋る」とか言ってるアタリ対等な関係になんかなり得ない、

こんなんじゃ破綻して当り前だな?

とか納得しながら酒ただ呑んで、
なんかお腹空いたな思って品書きを眺めてたら訊いてきた、

「なあ、なんで黙ってんの?」
「腹空いてるから?笑」

そんなこと訊いてるんじゃないのは解ってる、でも笑った回答に御曹司クンは拗ねた、

「なんだよもー俺の人生相談より飯かよ、拗」
「好きなモン好きなだけ頼んで良いって言ったのはオマエだろ?笑」
「う、それは言ったけどさーでもセッカク久しぶりに会えてるのにその態度ひどくね?」
「久しぶりに会っての話題がソンナンじゃねえ、食うモン食わないとモトがとれないだろ?笑」
「あーーもうホント相変わらず弩Sだよなあもうっ、拗」

なんて会話しながらも追加オーダーして、
ソレで来たモノに御曹司クンが笑いだした、

「ちょ、モツ煮と漬物に白飯って渋いなーーおまえホント腹減ってんだ?」
「そう言ったじゃん?笑」
「言ったけどチョイス渋すぎるだろ、おまえがモツ煮とかって意外すぎ、」
「大学の近くに安くて美味しいのがあったんだよ、スーパーの惣菜だけど、笑」
「へえ、想い出の味ってやつなんだ?」

ってカンジの他愛ない話をしながら懐かしかった、最初の頃はコンナ感じの空気だったから、


眠いので短めですけどUPしました、
Favonius「少年時譚67」+第80話「端月2」校了です、Aesculapius「Dryad3」加筆まだします、
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Short Scene Talk 秋街休暇5-Side Story act.43

2014-11-26 22:00:00 | short scene talk SS
未来点景@秋の陽だまりベンチ
side story第80話+XX日後@陽はまた昇る続篇その後



Short Scene Talk 秋街休暇5-Side Story act.43

「ん…(いつの間にか時間が経っちゃった本読んでるとつい照)…英二、そろそろ帰る?(笑顔)」
「…(幸せ寝顔)」
「あ…(英二ったら寝ちゃったんだね疲れてたよね仕事と学校で忙しくなって気持ちよさそうな顔してる)」
「…ん、いい…(幸せ寝顔)」
「ふふ…(笑顔×萌)(可愛い英二ったら寝言いってる萌でもなにが「いい」なのかな)」
「…しゅうた…すごくそれ…きもちい(幸せ笑顔×2)」
「え?(いま「きもちい」って言ったよね何が「きもちい」なんだろう)」
「ん…あ、周太?俺…寝てた?(なんだ今の夢だったんだ凹でも起きて周太がいるって幸せ)」
「ん、気がついたら寝てたよ…寝言ちょっと言ってて(笑顔)(子供みたいで可愛いな英二もこんなとこあるって萌)」
「あ、俺言っちゃってたんだ?周太に<アレコレ中略>されてたとこ(別嬪笑顔)(そっか聴かれてたんだ周太どんな顔してたんだろ萌期待)」
「…そ、照(そんなこというなんて恥)えいじちょっとだまってへんなこといわないでもうかえる(照真赤)(かわいい寝顔でそんな夢見てるなんて)」


英二と周太のツーショット譚5です、連載では縁遠くなってますが、笑

Favonius「少年時譚67」+第80話「端月2」校了です、Aesculapius「Dryad3」加筆まだします、
雑談ぽいのもUP予定です、小説・写真ほか面白かったらバナーorコメントお願いします、続き書こうって励みになるので

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雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚279

2014-11-26 00:54:05 | 雑談寓話
6月の金曜夜ダイニングの個室にて、

「だからちがうって言ってんだろばかっ、真面目に言ってんのにまぜっかえすなよ弩Sっ、照怒×拗」
「こっちも真面目に訊いてるよ、おまえ今のままだと職場に居られなくなるって解ってる?」

なんて会話をしたら御曹司クンが笑った、

「真面目って…やっぱ俺のこと心配してくれてるんじゃん、うれしー…」

なんかオモウツボに誘導された?
そんな反応に笑ってやった、

「前も言ったよね、おまえの家の人らが苦労したら大変だから言ってるよ、笑」
「あ、また俺のことは放置かよーもー…でもありがと、」

ありがとう、そう笑ってくれる顔は嬉しそうでいる。
こんなことでも喜んでしまうアタリ正直、やっぱり憎めない。
それでも今ここでハッキリ離れた方が良いんだろう、そんなこと考えながらモスコミュールかナンカ呑んでたら訊かれた、

「あのさー…田中さんとは相変わらず仲良いんだろ?」
「いいけど?笑」

応えながら質問の意図を考えてしまう、
田中さん=花サンとの交友関係なんて既知でいる、
それを何故あらためて訊くのか?その心当たりに軽くSった、

「おまえが花サンにメールしてるってこと、気にして欲しいワケ?笑」

だとしたらドンダケ構ってチャンなんだろね?
っていう空気だして笑ったら御曹司クンは頷いた、

「気にして欲しいよ?彼女を通してとかって卑怯だけどさー…なんでもいいから繋がってたい、」

こんなこと言っちゃうんだな?
ある意味で感心しながらSってやった、

「初恋クン自棄に付合うホド暇じゃないよ?笑」

初恋の彼にフラれた御曹司クン傷心

城戸さん(仮名)にR18行為で寂しさ紛らわし

なんて前科があるから笑って言って、
そんなテーブル越し御曹司クンは拗ねながらも笑った、

「おまえが流されるキャラじゃないって解ってますよー、拗…だから城戸さんにフラついたんだしさ、」
「へえ?おまえってフラついてフェラとかしちゃえるんだ、インランオサカンだねえ、笑」

シオラシイ言葉まぜかえして笑ってやって、
それでも御曹司クンは言ってきた、

「誰だっていいワケじゃねえもん、でも男同士で相手してくれるヤツなんて少ないからさーいたら縋るしかねえじゃんか、拗笑」

なんか哀しい発想だなって想った、


眠いので短めですけどUPしました、
第80話「端月2」まだ加筆します、周太と伊達の会話@正月
Favonius「少年時譚67」+Aesculapius「Dryad2」読み直したら校了です、
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第80話 端月act.2-another,side story「陽はまた昇る」

2014-11-25 11:50:04 | 陽はまた昇るanother,side story
reasons 時の理由



第80話 端月act.2-another,side story「陽はまた昇る」

もう何度目かの部屋、だから「いつも通り」だと解かる。

間取りは自分の部屋と変わらない、けれど片づけ方が潔癖に整っている。
ベッドカバーは皺一つない、テレビのリモコンも定位置が決められて本も必ず書棚にある。
どこまでも几帳面で生活感が希薄、そのくせ温かい。こんなふうに部屋は性格が出るのかもしれない?

―なんか居心地いいな、伊達さんの部屋って…賢弥の部屋とすこし似てる?

ほら、大学の友達を想いだして不思議になる。
あの明るい屈託ない笑顔と沈毅寡黙な男が似ているなんて不思議だろう?
大学生と警察官、それも特殊部隊のエリートに共通点を探しながら周太は尋ねた。

「あの、伊達さん、お手伝いできることありますか?」

こんなとき賢弥なら「じゃあ一緒に作ろうか」と笑ってくれる。
けれどシャープな瞳は穏やかに微笑んだ。

「座ってろ、本でもテレビでも好きに使え、ベッドで横になってても良いぞ?」

やっぱり「座ってろ」なんだな?
こんな返事もいつも通り変わらない先輩に微笑んだ。

「ありがとうございます、じゃあ本をお借りして良いですか?」
「いいぞ、」

低く透る声に台所の音たち聞えてくる。
ことこと包丁リズミカルに手慣れて響く、そんな今が不思議だ。

―あの伊達さんの部屋でお雑煮なんて、ね?

冷静沈毅、優秀、隙がない。
そんな評価の先輩と組んで正直「息苦しい」と想っていた。
けれど今は居心地が良い、こんなこと3ヶ月前は想像つかなかった。

―英二の時もそうだったな、初対面は大嫌いで、

書棚を眺めながら俤ひとつ見つめてしまう。
今ごろは奥多摩の神社で巡回しているはず、その時間を想いながらも目が留まった。

『発酵工学の基礎―実験室から工場まで』
『発酵―ミクロの巨人たちの神秘 』

並ぶ書名が意外だ、けれど納得も出来る。
だって話は聴いたばかりだ?

『俺の家の酒だ、俺は酒を呑むと長いぞ?何代も酒を吸ってる家の人間だからな、』

造り酒屋の長男、それなら当然の蔵書かもしれない。
そして気づいた事に訊いてみた。

「伊達さんは発酵工学を専攻したんですか?」

確か工学部出身と聴いている、そのとおり低い声が透った。

「ああ、湯原も興味あるか?」
「学生時代に講義で聴きました、友達もお酒を造ってて、」

答えながら新しい面に嬉しくなる。
きっと家業のために伊達は選んだ、そんな推測に笑ってくれた。

「そっか、友達も造り酒屋とかなのか?」
「普通の農家なんですけど、お祭で遣うために造るそうです…伊達さんはお家のために醸造工学なんですか?」

そういう事なんだろうな?
尋ねた先、低い声は穏やかに笑った。

「後を継ぐつもりだったからな、弟も農学部で酒のことやってる、」

言われた言葉に納得しながら気づかされる。
やっぱり伊達は父と似ているかもしれない?その推察から尋ねた。

「あの…伊達さんはどうして警察官になったんですか?」
「スカウトだな、」

さらり応えてこちら来てくれる。
携えた盆から湯気ゆるやかに温かい、その碗をテーブルに置きながら続けてくれた。

「射撃部の試合で声かけられたんだ、その腕を活かさないのは勿体無いってな。それで誘いに乗ってみた、」

そんなふうに父も声を掛けられたのかもしれない?
そこにある本音を聴きたくて尋ねた。

「でも、いつかご実家でお酒を造るんでしょう?いつまで警察にいるとか決めてるんですか、」
「そうだな、」

相槌してくれながらデスクから椅子を携える。
そのままテーブルに据えて腰下ろすと穏やかに微笑んだ。

「食うぞ、冷めたら餅が硬くなる、」

ほら、また食事のこと気にしてくれる。
こんなところは書棚の本たちと相応しい、それが何か嬉しく席についた。

「いただきます、」

合掌して箸をとり、椀の中が物珍しい。
ささがき牛蒡に鶏肉と切り餅は見かけるだろう、けれど芹と蕨が入っている。
山菜が入っている雑煮は見たことが無い、その初めての碗へ口つけ微笑んだ。

「おいしいです…鶏だしなんですね、山菜も入って、」

実家の雑煮とはだいぶ違うな?
そんな感想に穏やかな眼差し訊いてくれた。

「山形は鶏だしの醤油が多いんだ、山菜は内陸部だけらしいが。湯原の家はどんなだ?」
「いりこ出汁で醤油です、丸餅に蕪を入れます、」

答えながら家が懐かしくなる、そして少し心苦しい。
だって今年も母を独りきりで年越させてしまった。

―お母さん、ひとりでお雑煮つくったのかな…メールは入れたけど電話も出来なくて、

自分の年越は警備だった、それも「特別な場所」は電話ひとつ自由に出来ない。
ようやく帰った今は午前3時を過ぎてゆく、もう母は眠っているだろう。
どうか明日すこし埋合せできたらいい、そんな思案から気になり尋ねた。

「あの…伊達さんも、明日はお母さんの所に帰るんですか?」

こんなことを訊くのはルール違反かもしれない?
なにより伊達の家庭事情では怒らせても当り前だ、それでも自分事に気になってしまう。
だって独りは寂しい、その孤独を知るからこそ見つめた真中でシャープな瞳すこし笑った。

「俺はここで寝正月だ、多分あっちは父が来るだろ?」

やっぱり会いに行かない、それでも笑って教えてくれた。
その微笑が前よりずっと柔らかい、こんな変化を見せながら伊達は携帯電話を開き笑った。

「弟からメールだ、こんな時間まであいつ起きてんのか、ほら?」

笑ってこちらへ画面向けてくれる。
その添付された写真にため息ひとつ微笑んだ。

「…すごい雪ですね、きれい、」

深々、白銀あわく夜へ雪が降り積もる。
深い銀色に町は大気から静まらす、そんな写真に先輩は微笑んだ。

「1月は1mから積もるんだ、きれいな分だけ雪下ろしとか大変だけどな、」

大変だ、そう言いながらも瞳は穏やかに笑っている。
いま故郷を懐かしむ、そんな眼差しに問いかけを戻した。

「雪は大変だけど帰りたいですか?ご実家でお酒を造るために…警察を辞めて、」

この伊達がいつか辞める、そんな未来は3ヵ月前なら信じられない。
けれど今はもう納得してしまう、そう見つめるまま二重瞼の瞳やわらかに笑った。

「夏までは辞める予定も薄れてたよ、俺も染まってるから、」

染まってる、なんて哀しい言葉だ。
その意味が伊達の左手首、リストカットの傷痕たちに見えてしまう。

『人殺しが作った飯はうまいか?』

そう問いかけた声も眼差しも忘れられない、あれは帰られない傷だろう。
たぶん傷は最初に狙撃した瞬間を刻まれて、そのまま酒造りを諦めかけている。
そんな想いに左手首の理由は見えてしまう、だからこそ支えたくて笑いかけた。

「伊達さんの作ったお酒、僕にも飲ませてくれますか?」

自分がすることを待つ人がいる、それが一番の励ましだ。
それは自分こそ解かる、だって自分も待ってくれる人がいる。

『周太、絶対に大学院で一緒にやろうな?俺の共同研究者は周太がいいんだ、』
『湯原くん、ずっと一緒に勉強しようね。森林学のてっぺんを探しに行くの、約束よ?』

いま二人も自分は待たせている、その道へ立つことを母も待っている。
父も祖父も待っているだろう、そこでは田嶋教授も待ってくれている。

『君のお父さんは学者の道に立つべき人だと信じている、君を見ていると信じた通りって想えるよ?君のなかに生きて馨さんも湯原先生もここに帰って来たって、』

ずっと父を信じて待っていた人、あの想いに応えたい。
こんな自分だから目の前の人にも願いたくて、そんな想いに訊かれた。

「湯原は俺が良い酒を作れると想うのか?人殺しの手でも、」

ほら、傷また開かれて軋みだす。
この痛みは涯無いのかもしれない、それでも生きてほしくて微笑んだ。

「伊達さんのお雑煮すごく美味しいです、お酒もきっと美味しいと思います、」

あなたの手は作れる、だってこんなに温かい。
それが出逢ってから自分をずっと支えてくれた、その感謝に口開いた。

「お酒は発酵するの今日明日じゃありませんよね、時間を懸けないと出来ないでしょう?それはお酒を造る人の時間かもしれません、」

発酵工学を専修した相手には釈迦に説法かもしれない。
それでも今想うこと伝えたくて声にした。

「あのラーメン屋もそうです、父の事件の…佐山さんのラーメンが温かい味なのは佐山さんが過ごした時間の味だと思うんです、だから伊達さんのお酒はきっと美味しいです、」

伊達が生きてきた時間は美しいばかりじゃない、普通じゃない苦痛も踏んできた。
だからこそ醸せる酒がある、そう信じた願いに笑ってくれた。

「酒には佳い水が要るんだ、佳い水には良い森が要る。湯原は森林学だったな?」

ほら解ってくれた、解って応えようとしてくれる?
きっと叶うと信じたい、その願い年の初めに笑いかけた。

「僕も必ず樹木医になります…伊達さんのお酒、楽しみにしていますね?」

伊達がSATを除隊することは容易くない、それくらい解かっている。
優秀な人材は簡単に手放してはもらえない、辞めると言えば様々な方法で引留められるだろう。
だからこそ父は学問の場所に帰られなかった、それくらい簡単じゃないと解るけれど願い叶えてほしい。

どうか待っている場所へ時間へ帰ってほしい、それは平凡で普通の夢だからこそ愛しくて、だから支えたい。


(to be continued)

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雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚278

2014-11-25 00:30:08 | 雑談寓話
6月の金曜夜ダイニングの個室、御曹司クンは泣顔かつ拗ねていた、

「そうだけどさー…もーほんとすぐイジメてくるよな、少しは俺を可愛いとか可哀想とか思わねえの?拗」
「不細工とかザマアミロなら思うかもね、てか自分で可愛いとかってヨホドだろ?笑」
「あーもーひでえヤツ、ほんともー…あーあ、拗」

なんて会話しながらビールグラス口つけて拗ねている、
さっき泣いた痕は頬にあるけれど涙もう治まった、そんな貌に笑った、

「ひでえヤツと呑んで楽しいワケ?笑」
「あ、またイジワルな言い方するんだからもー、拗」

また拗ねながらも笑ってくれる、
その少し寛いだトーンに言ってみた、

「で、おまえは初恋クンに完璧フラれて寂しかったから自棄で城戸さんにフェラしちゃったワケ?笑」

話また戻したテーブル越し、可愛い顔がビール噴きかけた、笑

「っ、ちょっなんだよおまっ、ふいちゃったろばかっ照×拗」
「噴かないでくれて良かったよ、笑」

笑ってノンビリ箸動かして、そんな前から訊かれた、

「おまえさーなんでソンナ訊きたがるんだよ?照×拗」
「事実確認してるだけだよ、城戸さんにドウ対応するか考えるのに必要だろ?笑」

答え返しながら笑ったら御曹司クンは複雑な貌になった、
で、気づいて軽くSってみた、

「もしかして自分もシテほしがってるとか誤解させた?ゴメンネ、笑」

いわゆる肩透かしさせたんだろう?
なんて推測に笑った向かいはまたビール噴きかけた、笑

「っ…だーからおまえっそういうこというなばかっ噴くだろっ拗×照」

ほんと解りやすいヤツだよね、笑
相変わらずのイジラレキャラが可笑しくてまたSってみた、

「噴くってエロいね?笑」
「っばかっこんなばしょでソンナこというなっ、照拗」
「ふうん、そんなキョドるなんて図星なんだ?ホントしょうも無いヤツ、笑」
「ちがっうっもーーーっおまえが変なコト言うからだろばかっ、照怒」
「変なコトってドンナこと?ちゃんと言ってくれないと解んないよ、笑」
「ああっもおーーーおまえこそエロい弩Sへんたいばかっ、照怒×拗」

なんて会話しながら呑んで、そうしたら御曹司クンが言った、

「あのさー…そういうコトほんとに話すんなら店とか嫌だ、ふたりきりになれるとこにしてくんない?」

なんかスゴイこと言われてるかも?笑
こんな展開に可笑しくて笑った、

「あれ、ホントなんか誤解させてるよね?ごめんね、ソンナ気ないから、笑」
「だからちがうって言ってんだろばかっ、真面目に言ってんのにまぜっかえすなよ弩Sっ、照怒×拗」

ってカンジなこと言ってホント泣きそうな顔されて、で、つい言った、

「こっちも真面目に訊いてるよ、おまえ今のままだと職場に居られなくなるって解ってる?」

ホントこのままだと職場にいられなくなるだろう、
そんな心配に御曹司クンが笑った、

「真面目って…やっぱ俺のこと心配してくれてるんじゃん、うれしー…」

なんかオモウツボに誘導された?笑

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山岳点景:冬の桜

2014-11-24 23:52:01 | 写真:山岳点景
霜月に咲く



山岳点景:冬の桜

秋から冬に咲く桜、たぶん十月桜です。奥多摩湖畔にて今日は咲いていました。

桜は神「サ」が降りる場所「クラ」で「サクラ」に名づいたという説があります。
また桜を司る神は此花咲耶媛・コノハナサクヤヒメと呼ばれる女神です、そのため桜は美女の花ともされています。
よく見かける染井吉野は万朶と雲のよう密集して咲きますが、まばらに咲く十月桜は一輪ずつの存在感が深いです。

第13回旅行記総合ブログトーナメント



って写真を撮ってたので加筆校正まだ最中です、笑

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雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚277

2014-11-24 00:36:12 | 雑談寓話
6月の金曜夜ダイニングの個室、御曹司クンは泣いた、

「俺より先に幸せになられたことが悔しかったんだ、不幸になれって本気で想ってた、本気で愛したヤツに不幸になれ想ったんだ俺、」

ビールグラス握りしめたまま涙ぼろぼろ零れていく、
こんなに崩れ落ちそうな人間を見たのは初めてだ?そんな真中で御曹司クンは言った、

「すげえ大事なヤツなのに不幸になれとか俺ホント想っててそれが嫌でっ…もう全部どうでもいいって想って、そしたら出張中ずっと城戸さん優しかったから俺つい好きになって、だから好きになってほしくて振向かせたくて、だからっ…」

泣きながら話してくれる声はつまりそうで、
それでも伝えたい想い見ながら笑って言ってやった、

「だからフェラでもしてやったんだ?笑」

ようするにソウイウコトなんだろう?
っていう質問に泣顔一瞬とまって、そんな間隙に言ってやった、

「気持ちイイコトしてやったら好かれるとか思ったんだろ、体の関係にもちこめば思い通りになるとかってさ?でも体の距離が心の距離じゃないだろ、おまえだって花サンにえっちしても大好きにはなれてないじゃん?イイカゲン学べよ、笑」

肌ふれるところから始まる恋愛もある、かもしれない。
けれど逆効果になることだって少なくない、だから笑った、

「出張前だと3月か、3ヵ月ずっと不幸になれ祈って悶々してるとかマゾっぽいね?笑」

容赦ない言い方&内容だ、こんな泣顔には。
でも今は優しい貌が逆に残酷だ、そう想ったまんま言ったテーブル越し御曹司クンが拗ねた、

「っもー…こっち泣いてる時にマゾとかいうなよバカ、この弩S、拗」

いつもの調子になってきたかな?
こんなことも何だか可笑しくて笑って言った、

「妄想変態マゾより弩Sのがマシだろ?笑」
「そうだけどさー…もーほんとすぐイジメてくるよな、少しは俺を可愛いとか可哀想とか思わねえの?拗」
「不細工とかザマアミロなら思うかもね、てか自分で可愛いとかってヨホドだろ?笑」
「あーもーひでえヤツ、ほんともー…あーあ、拗」

溜息つきながらビールグラス口つけて拗ねている、
それでも涙もう治まった、そんな貌が本音やっぱり嬉しかった、
泣いているより笑っていてほしい、そういう単純な願いごとに笑って、だけど何も仕方ない、

好きだからあえて避けるブログトーナメント

こういう御曹司クンみたいなヤツの話って好きですか?

第80話「端月1」もう少し加筆します、Favonius「少年時譚65」も加筆します。
Savant「Vol.8 Birthplace 晨の故山 act.6」校了です、馨と紀之@安曇野ラスト。
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Short Scene Talk 秋街休暇4-Side Story act.42

2014-11-23 22:00:00 | short scene talk SS
未来点景@秋の公園
side story第80話+XX日後@陽はまた昇る続篇その後



Short Scene Talk 秋街休暇4-Side Story act.42

「…(ホント困るな英二ったらすぐえっちなこと言っちゃうんだもの本人無自覚だし)」
「周太、なんか口数少ないけど大丈夫か?(もしかして熱っぽいとかあるかな街中ずいぶん歩かせてるし)」
「…だいじょうぶです、照(心配させちゃったなごめんね英二でも今なんか気恥ずかしくってなんでだろう照×恥)」
「そこのベンチに座ろう、周太?(笑顔)(いつものベンチじゃないけど先ず一休みさせてあげないと)」
「え…(いつものベンチじゃないのになんで微哀)あの…どうしてここなの?」
「すこし座りたいなって想ったんだ(笑顔)(いつものベンチが良いって思ってるのかな)」
「ん…(でもいつもはいつものところ座ってるのにな)」
「周太?(やっぱり気に入らないのかなどうしよう、あ)ほら周太、座って?(きっと気に入るよな腕ひいてエスコートしよ嬉萌)」
「あ、照(腕ひっぱられちゃった照あ)…きれいな紅葉、紅葉の天蓋だね、(庇みたいに覆いかぶさって向こうにも紅葉が)」
「良いベンチだろ、ちょうど見えるなって思ってさ(別嬪笑顔)(良い眺めだな偶然だけど当たりだきっと)」
「ん、ほんとに綺麗だね…ありがとう英二?(僕の好きなもの解ってくれてるの嬉しいな照)」


久しぶりの英二と周太のデート譚4です、連載では縁遠くなってるので、笑

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雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚276

2014-11-23 00:59:02 | 雑談寓話
6月の金曜夜@ダイニングの個室、御曹司クンとの会話は、

「ホントは後継ぎとかやりたくない、好きなトコで好きなヤツと生活出来たらソレで良いじゃん…でも選んでくれないんだろ?」
「自分に与えられたモンを大事に出来ないヤツは嫌いだよ?笑」
「欲しくないモンだったら要らねえだろ、不幸になるようなモンでも大事にしろって言うのかよ?拗怒」
「その判断おまえに出来んの?笑」

なんて展開したのは、

城戸さん(仮名)に噂バラ撒かれる御曹司クン

っていう前提があった、で、
バラまかれた噂は自分で挽回しろ後継者が駄目男なんて噂があるトコじゃミンナ辞めるだろ?
って言ったら↑上みたいな会話になったワケで、だから言った、

「誰を好きになるか予測も出来ないし感情コントロール出来ないのがオマエなんだよ、ソンナ程度で人生ナニが大事か取捨選択できるってマジで思う?笑」

こんな不器用かつ馬鹿がドウやって後継ぎやれるんだろ、このまま幸せになれるんだろうか?

そう想っているアタリ結局なとこ心配してる自分がいる、
けれど心配しているなんて言ったら期待させるだけ、そういう残酷な優しさは趣味じゃない、
だから突き放しながら言うべきこと言えたら良い、そんな発言に御曹司クンが訊いてきた、

「俺が後継ぐことは正しいかもって言ってる?」
「オマエが継がないとドウなるって思う?笑」

質問に訊き返したテーブル越し、御曹司クンは考えこんで、
その思案×拗ね×真剣な貌に思ったまま訊いた、

「おまえさ、後継ぐために大学も学部も選んで進学したんだろ?資格も後継ぐためだよね、ソウイウ全部が両親を喜ばせたいって本音だろ、それなのに継がなくても昔のオマエに胸張れる?」

両親に認められたい、愛されたい、
それが御曹司クンの本音でいちばん欲しい現実の幸福だ、
そういう本音は今までの会話から解ってる、けれど御曹司クンは言った、

「オマエの言うとおりかもしんないけど、でも今ホント言うと全部もーいいやって思っててさー…もうどうでもいい、親とかなんとか、」

なんだか投げやり、でもそれだけの理由があるんだろう?
その理由が解かるなって思って訊いた、

「妹さんに両親がかまけ気味?それとも城戸さんにイジメられっぽくて人間不信に凹んでる?」
「それもあるかなー…」

頷きながらビール飲んでる貌は凹んでて、
ナンカちょっと同情してよオーラすごいな思いながら「それだけの理由」を訊いてみた、

「初恋の彼に恋人でも出来た?結婚します葉書が来たとかさ、笑」

たぶん一番の原因ってコレだろう?そんな推定に無気力顔いっきに崩れた、

「っ、もー…なんでおまえいつも解かるんだよ、ばかっ…」

拗ねたような怒ったような口調あふれて瞳が潤みだす、
このまま泣くんだろうな?そう思ったまま泣きだした、

「ばかっ、ほんと弩Sだホントひでえっ…ずっとがまんしてたのにばかっ…ぅ」

ばかバカ言いながら涙ぼろぼろ零していく、
こんな貌とココンとこの事情が解かる気がして訊いたみた、

「城戸さんと出張する前なんだろ、彼に恋人できたのってさ?」

ようするに、

自棄×劣情=愛されてる想いこみたい勘違い

ってヤツの結果が今になっちゃったんだろう?
こんなんじゃ城戸さんを怒らせても仕方ない、そんな推定に泣顔は言った、

「…なんでホントおまえいつも解かんの?」
「単純で解かりやすいから?笑」

つい笑って応えながら改めて思ってしまう、
ほんとコイツは単純だ、こんなで経営者とかホントやっていけるんだろうか?
でも結局は相応しくなれるまで努力するしかないんだろう、そういう立場にいる泣顔は少し笑った、

「あいつが彼女っぽいのといるとこ見てさ、それで久しぶりに電話して…電話番号が変わってないのが嬉しかった、まだ切られて無いって期待して、」

そういう期待、こいつならしちゃうんだろう、
こんなとこ可愛いけれど可哀想だ?そう思ったまま御曹司クンは言った、

「久しぶりって言ってさ、前と同じにあいつ話してくれて…可愛い子といるとこ見たけどってオメデトウって言ってさ、そしたらありがとうって言われて、悔しかったんだ俺、」

元彼に彼女が出来た、悔しかった、
そんな言葉また涙あふれて御曹司クンは言った、

「俺より先に幸せになられたことが悔しかったんだ、不幸になれって本気で想ってた、本気で愛したヤツに不幸になれ想ったんだ俺、」

ビールグラス握りしめたまま涙ぼろぼろ零れていく、こんなに崩れ落ちそうな人間を見たのは初めてだった、

第55回 昔書いたブログも読んで欲しいブログトーナメント

第80話「端月1」もう少し加筆します、Favonius「少年時譚65」も加筆します。
Savant「Vol.8 Birthplace 晨の故山 act.6」校了です、馨と紀之@安曇野ラスト。
小説・写真ほか面白かったらバナーorコメントお願いします、続き書こうって励みになるので、笑

取り急ぎ、



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山岳点景:千六百年の夢

2014-11-22 23:36:00 | 写真:山岳点景
今日-1,600年



山岳点景:千六百年の夢

西暦5世紀の古墳×今日の黄昏



丸山塚古墳@山梨県にて。

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