G-Iジョウ

2006年12月27日 | Weblog
ある健康家電開発(歪みを治す健康家電)にたずさわる友人から、メールが届く。

内容は、立位姿勢の評価法について。


開発した器具を、使用する前の身体の状態をどう解釈するか。

また、使った後の変化をどう解釈するか。

悩んでいるらしい。


でもね…。

私は治療の際、静止した状態の姿勢だけで判断してないんです

肩が上がってるとか、足が短くなってるとか。

そこだけで判断しないんです。(それも診るけど


他に何を診るのかというと「機能」です


関節の動きは正常なのか? 全体の動きのつながりは? 循環状態は? 

自律神経の反応は?etc …

また、問題の生まれる背景として、

その方のメンタリティーや生活リズムなんかも外せない。

全部ひっくるめて「ヒト」として機能しているのか? が大事


そういった事、諸々を包括的に捉えて治療しているものですから、

じぃ…っと立った姿勢の評価で全体の状態を決めることには違和感があるんです。


健康であるにはGI-ジョウのフィギアみたいに左右対称でなきゃいけないのか?っていうとそうではないんです


先天的な骨格の異常を持つヒトもいる(って言うかみんな大なり小なり持っている)。

右利きのヒトやら左利きのヒトもいる。

後天的な理由を挙げれば、圧迫骨折なんかで背骨の曲がったご老人もいる。



でも、そんな問題を抱えている方々の全員が、何らかの身体の症状に悩まされているわけでもない。

歪んだなりに、上手に身体が機能していれば、問題のないことが多いんです。


でなきゃ、変えられない歪みを持ったヒトは浮かばれないじゃないですか


まぁ、立場上判りやすい指標、マニュアルを作らなくてはいけないのは解りますがね

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