口だけ大将

2009年01月31日 | Weblog
ハムの肉離で通院中の

空手高校生Sくん

純真なSくんが来るたんびに

「サウスポーなんだから右ミドルもっと使っていこう!

「パンチャー相手だったらなおさらこっちから先に出していかなきゃ!

「アップライトに構えるのもいいけど、ちょっと前傾してパンチを呼び込んで…

えらそうに講釈をたれている私。


今日は今日で、

「だいぶ痛めた足も動かせるようになってきたね。

 軽くミット蹴ってみよう!」


パン!


「じゃ、今度は強く!」


ドン!

「上体をこうして…」

ドン!

「今度は…」

ドン!

「もっと前に力を伝えたいね。(←徐々に己を忘れる34歳)」

「こっちの肘を後ろに引かないで蹴ってみて。」

 
「ちょっとミット持ってくれるかい?(←自分が犯した大きなミスに気付かない34歳)」



勢い余って患者にミットを持たせるわたし。


「こんな感じ!」



これが「ミドル(中段蹴り)だ!」とばかりに

鼻高々に蹴りを放つ、もと空手白帯・無級の34歳






ぽん!









ぽん!?

いま「ぽん」つった?








軽っ…





微妙な顔で微笑むSくん…


『まって!まってくれ!

 こ、こんなはずじゃ…

 もっと蹴れたはず…』

↑心の声(いや、むしろ「叫び」に近いか…)



ま、練習してないですからね…

見てくれはそこそこですが、中身は…





しっかし現実って、なんて残酷なんだろう…




明日スタッフ相手にコソ錬でもしよぉ~

で、来週こそはリベンジだ!  ←?

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