セルテック新潟柔道整復師養成学院・在校生対象セミナー

2010年04月20日 | Weblog
2010年4月17日、セルテック新潟柔道整復師養成学院にて

在校生向けに「マニュアルメディシン」と

その「コンディショニング」への応用について

お話しする機会をいただきました。

現場の模様をお伝えします。


↑始まり始まり


下肢関節のスタビライザーとして働く筋(安定化筋)群の
遠心性収縮を高次よりコントロールさせるという運動課題を与え、
スムースな運動がコントロールを獲得する方法として
フロントランジからの捻転運動をお伝えしているところ。

砕いて言えば「即座に動きやすい脚にするコンディショニング法」とでも申しましょうか。



皆さん真剣です。
神経生理学を治療やコンディショニングにどう応用するのかお話しているところでしょうか。


場所を柔道場に移して、隣り合い、連続性を持つ筋に緊張が波及する様を説明しているところ。


これは神経生理学的な反応を応用した内転筋のストレッチです。


これは姿勢反射を応用したストレッチ。
上手くやると、前屈・後屈・側屈・回旋全ての運動方向が大きく整い、
またそのコントロールも円滑になります。


これは「要介護者にもできる機能訓練はないか?」との問いに
上肢から股関節伸筋の活性を引き上げる方法を伝えているところです。

上肢への抵抗運動から、胸郭の捻転運動を引き出し、
そこから骨盤の捻転運動に関わる筋群の促通を導き出します。

腕を引き込む動作を強調すれば、臀部の筋群の活性が上がりますので
立ち上がる力がぐっと強くなるんです。


起立動作が不安定な方に、座位体操として取り入れていただければと
お伝えしました。

写真ではイスがなかったので正座していますが、
実際にはイスに座った状態で行うことになります。



今回の「在校生向けセミナー」、

正直講義の直前まで何をしようか迷っておりました。

「ほら、こうするとこんなに変わるよ!面白いでしょ!?不思議でしょ!?」

と、興味を引きそうな簡単な介入を紹介することだけで

「ああ、面白かった」と終得るのも一つかと思ったのですが

それよりも、手品のような技法の仕組みを説明しながら講義を進めることで

その仕組みを応用するための切り口を伝えるようにお話させたいただくことにしました。

仕組みさえ理解してしまえば、後は何とでもなるものです。


伝えたかったのは、幾万数千の方法を集めるのではなく

幾万数千の技法の仕組みを見抜くことを癖付けてほしいということです。

それができれば自然と応用ができるようになります。

それこそ幾万どころかアイデアしだいで無限に技は広がってゆくものです。

応用力、そのための基本。

わたしは世の中の真実は、そんなに気難しいものではないことが多いと思っています。

なので、シンプルにかつ大胆に考える眼を、学生のうちから持っていただけたら

いただけたら…









いいな。

と思いました。

↑いつもながら尻切れトンボな感じですね。。。

う~む、歯がゆい…

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