さて、高砂小の続きです。
前半は『1、「自分の身体」を上手に使う』をテーマに
「お尻歩き」「はい!立っち」
を行いました。
で、その次にくるのは
『2、「自分の身体」を使って、状況の変化に対応する 』
です。
不意な事故(転倒・交通事故など)は言い換えれば
「突発的な状況の変化」に反応できなかった結果なわけです。
そこで、咄嗟のときの判断力と身体のコントロールを養うために
こんな事をしてみました。
<ミラーゲーム>


二人一組で片方がとるポーズを鏡写しに真似るゲームです。
細かな洞察力や、動きを予測する力、突然の動きの変化についてゆく力を養います。

こちらは参加者のお父さんです。
あまりに見事に、そして独創的な動きを展開されていたので、
急遽「師範代」としてご協力いただきました。
<フープ鬼>

こちらも二人一組で行います。
フープの周りを回りながら「鬼ごっこ」をするわけです。
見た目からは想像しがたいのですが、結構ハードです。
フープの周りの短い距離の中で、めまぐるしく動きの方向が変わります。
瞬発的な動きの切り替えしや、瞬時に相手の動きを読む判断力の速さ、
そして、集中力と集中し続けられるスタミナ(頭のスタミナです。)を養います。
他にも、二人一組で手をつないだ状態で膝を触りに行く「二ー・タッチ」
先に膝を触られたら負けとして、三本勝負で行いました。
脚を触られないように入れ替えたり、囮にしてフェイントをかけたり、
つないだ手を引き込んだり緩めたりして相手を崩したり…
シンプルなゲームですが様々な「駆け引き」を学ぶこができるのが
このゲームのよい所です。
この時点で、頂いたお時間(45分)になり「〆」となりました。
「〆の言葉」
神経系のトレーニング!なんていかめしくはじまったわけですが、
お父さんお母さんにとっては昔やったような遊びだったのではないでしょうか?
実はその通りなんです。
私たちはカラダを使った「遊び」から
効率的な「身体の使い方」を勉強してきたんです。
今は何に対しても「効率化」が重要視され、
「学習」に対しても正しい手順を繰り返すことに
意識が行きやすいように思います。
しかし、失敗を経験することなく得た「力」は
記憶から失われるのも早いものです。
おとおさんお母さんは実際の経験としてご存知のはずです。
テストの前日にやった「一夜漬け」はテストの翌日には
綺麗さっぱり忘れられてしまったのではないでしょうか?
頭の中に「活きた知恵」として留めるためには
「試行錯誤」が大切です。
「どうやったら上手くできるのか?」
「どうして失敗してしまったのか?」
考えながら行き着いた答えは応用力に富み、
忘れられることのない「活きた知恵」になってくれます。
その「活きた知恵」をたくさん蓄えるための下地が
小学生の今!
創られているのです。
そしてその下地を培うためのキーワードは
カラダを使った昔ながらの遊びにあることを、
バラエティーに富んだカラダ遊びにあることを
今日、この場でお伝えすることが出来たと思います。
小学生のうちは一つの競技だけに打ち込むだけでなく
色んな遊びに挑戦させてあげて下さい。
来るべき未来に、お子さんの「可能性」を
大きく開花させる力になってくれるはずです。
これにて、今日の講義は終了とさせていただきます。
ご清聴ありがとうございました!
----------------------------------------------------------------------
ちなみに、時間が余ればこんなゲームを用意していました。
●靴下取りゲーム●
腰の両側に靴下をぶら下げて、それを取り合うゲームです。
2本取られたら負け。
今度は手はつなぎません。
こうなると鬼ごっこのように走り回ることになりますので、
動ける範囲を限定して行うとよいでしょう。
一対一から初めて、チーム戦につなげるのも面白いでしょう。
一対一の場合は個々の身体能力の差が勝敗を大きく分けることになりますが
チームでやる場合であれば「協力」することで自分より強い相手に勝つことができる。
そんなところに気付いてもらえればめっけもの、なゲームです。
他にもいくつか用意してありましたが、
それらもまた次の機会に紹介できればいいですね。(「次」があればですが…)
前半は『1、「自分の身体」を上手に使う』をテーマに
「お尻歩き」「はい!立っち」
を行いました。
で、その次にくるのは
『2、「自分の身体」を使って、状況の変化に対応する 』
です。
不意な事故(転倒・交通事故など)は言い換えれば
「突発的な状況の変化」に反応できなかった結果なわけです。
そこで、咄嗟のときの判断力と身体のコントロールを養うために
こんな事をしてみました。
<ミラーゲーム>


二人一組で片方がとるポーズを鏡写しに真似るゲームです。
細かな洞察力や、動きを予測する力、突然の動きの変化についてゆく力を養います。

こちらは参加者のお父さんです。
あまりに見事に、そして独創的な動きを展開されていたので、
急遽「師範代」としてご協力いただきました。
<フープ鬼>

こちらも二人一組で行います。
フープの周りを回りながら「鬼ごっこ」をするわけです。
見た目からは想像しがたいのですが、結構ハードです。
フープの周りの短い距離の中で、めまぐるしく動きの方向が変わります。
瞬発的な動きの切り替えしや、瞬時に相手の動きを読む判断力の速さ、
そして、集中力と集中し続けられるスタミナ(頭のスタミナです。)を養います。
他にも、二人一組で手をつないだ状態で膝を触りに行く「二ー・タッチ」
先に膝を触られたら負けとして、三本勝負で行いました。
脚を触られないように入れ替えたり、囮にしてフェイントをかけたり、
つないだ手を引き込んだり緩めたりして相手を崩したり…
シンプルなゲームですが様々な「駆け引き」を学ぶこができるのが
このゲームのよい所です。
この時点で、頂いたお時間(45分)になり「〆」となりました。
「〆の言葉」
神経系のトレーニング!なんていかめしくはじまったわけですが、
お父さんお母さんにとっては昔やったような遊びだったのではないでしょうか?
実はその通りなんです。
私たちはカラダを使った「遊び」から
効率的な「身体の使い方」を勉強してきたんです。
今は何に対しても「効率化」が重要視され、
「学習」に対しても正しい手順を繰り返すことに
意識が行きやすいように思います。
しかし、失敗を経験することなく得た「力」は
記憶から失われるのも早いものです。
おとおさんお母さんは実際の経験としてご存知のはずです。
テストの前日にやった「一夜漬け」はテストの翌日には
綺麗さっぱり忘れられてしまったのではないでしょうか?
頭の中に「活きた知恵」として留めるためには
「試行錯誤」が大切です。
「どうやったら上手くできるのか?」
「どうして失敗してしまったのか?」
考えながら行き着いた答えは応用力に富み、
忘れられることのない「活きた知恵」になってくれます。
その「活きた知恵」をたくさん蓄えるための下地が
小学生の今!
創られているのです。
そしてその下地を培うためのキーワードは
カラダを使った昔ながらの遊びにあることを、
バラエティーに富んだカラダ遊びにあることを
今日、この場でお伝えすることが出来たと思います。
小学生のうちは一つの競技だけに打ち込むだけでなく
色んな遊びに挑戦させてあげて下さい。
来るべき未来に、お子さんの「可能性」を
大きく開花させる力になってくれるはずです。
これにて、今日の講義は終了とさせていただきます。
ご清聴ありがとうございました!
----------------------------------------------------------------------
ちなみに、時間が余ればこんなゲームを用意していました。
●靴下取りゲーム●
腰の両側に靴下をぶら下げて、それを取り合うゲームです。
2本取られたら負け。
今度は手はつなぎません。
こうなると鬼ごっこのように走り回ることになりますので、
動ける範囲を限定して行うとよいでしょう。
一対一から初めて、チーム戦につなげるのも面白いでしょう。
一対一の場合は個々の身体能力の差が勝敗を大きく分けることになりますが
チームでやる場合であれば「協力」することで自分より強い相手に勝つことができる。
そんなところに気付いてもらえればめっけもの、なゲームです。
他にもいくつか用意してありましたが、
それらもまた次の機会に紹介できればいいですね。(「次」があればですが…)