台風接近で古傷が疼きだす!?

2011年05月29日 | 治療の話
関節の中って、通常は外の気圧より低いんです。

なので、関節する骨同士は互いに引合って安定しています。

※もちろん関節周辺の軟部組織による支えによっても安定しています。

なので、天気の良い気圧の高い日と比べて、

天気の悪い気圧の低い日には、関節の支えも悪くなるんです。


故障した関節はすでに支えがよわい状態です。

普段からグラついている関節を何とか筋肉で強く支えて

かろうじて帳尻を合わせています。

※なのでちょっとした無理で痛みが出やすいのです。

そんな関節にとって外の気圧が低下すると、

関節内の気圧と外気圧が近づくことで支えが弱くなりますので

筋肉の負担は更に増えてしまいます。


だから天気の悪い日は古傷が痛み出すんですね。


私もその昔、気持ちのよいほど晴れた朝でも

腰や膝の痛みの程度で『あ、今日は(雨が)降るな…』

なんて天気予報ができた時期がありました。


これってしょうがないことなのかと思いがちですが、

きちんと関節の故障が治ってゆく中で、

徐々に「天気予報」も外れるようになってきます。


空が曇ると節々が痛くなる方があれば、

あきらめずにご相談ください。

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