先日、モサモサに伸びた髪を切りに
馴染みの美容室に行きました。
すると、ですね。
担当のAさん、腰が痛いって言うんです。
Aさんは最近、サーフィンを始めたそうで、
毎週猛特訓中とのこと。
で、腰が痛いと…
髪を切っていただきながら、ポツリポツリと腰の痛みについて語るAさん。
聞くに、前屈をすると固くて曲らず、腰の付け根からお尻にかけて痛みが走るといいます。
単純に筋肉(筋膜)の故障であればストレッチが切れよく効いてくれるはず。
ですがヘルニアの疑いもないわけではない…
治療であれば、
皮膚の感覚に異常は無いか?
特定の筋肉の力が落ちていないか?
カッケの検査で筋肉の反射は保たれているか?
などをみて、神経の故障が無いか調べます。
なので、本音を言えば
「もうチョッと調べたい」
そうすれば身体の状況に合わせた話ができるんです。
しかし、
照る照る坊主のような格好で鏡とにらめっこしているこの状況では
それは望むべくもありません。
2~3セルフケアを伝えましたが、
どうにも煮え切らないのは
未確認のリスクがあるから…
会計を終え帰りしなに、
「チョッと失礼」
とAさんの腰骨の関節の動きをチェック。
ふつうなら「治療においでください」となるのですが
いつも安く丁寧な仕事をしていただいてましたので、
ここは一つご恩返しです。
お辞儀すると痛みが走るということでしたので
腰骨に手を添えてゆっくりとお辞儀をする中で
関節の動きを調べてみました。
4番目の腰椎が動いた瞬間に
「あ、今痛みました!」
とAさん。
痛みの走る場所からすると、
腰椎5番の高さから伸びる神経の故障のようなのですが、
腰椎4番の関節が動き出したとたんに痛みが出ています。
5番目の腰神経は脊柱の中では
一つ上の4番目の腰椎の辺りにあるものですから
Aさんのトラブルは脊柱の中にある可能性が出てくるわけです。
これが意味するところの一つは、
ヘルニアの可能性です。
確認として、
4番目の腰椎の動きを正しながらお辞儀をしてもらうと
Aさん「あ、痛くない」
私『やっぱし…』
これはスナッグスという方法で、
文献によるとヘルニアの患者さんにも
比較的安全に対処できる方法なんです。
結果として大きくお辞儀もでき、
痛みも軽くなったようですが、
私の中ではヘルニアの可能性がより高まってしまいました。
一方で、先の方法が切れよく効いたということは
炎症などによる急性の問題ではないということにもなります。
要は「一先ずは安定した状態」だともいえるのです。
このまま「怒らせず」に時期を待てば
あるいは自然回復が見込めるかもしれません。
Aさんには、あまり性質のいい痛み方ではないことを告げ
週末のサーフィンをチョッとお休みするようにおすすめしました。
後ろ髪を引かれつつも、
あまりAさんの仕事の邪魔をするわけにもゆきません。
『さて退散…』
と顔を挙げると、スタッフの皆さんの視線…
いやぁ~、これで症状が変わらなければ
とんだ恥を描いていたところでしたね。
結果オーライでしたが、チョッと肝を冷やした出来事でした。
馴染みの美容室に行きました。
すると、ですね。
担当のAさん、腰が痛いって言うんです。
Aさんは最近、サーフィンを始めたそうで、
毎週猛特訓中とのこと。
で、腰が痛いと…
髪を切っていただきながら、ポツリポツリと腰の痛みについて語るAさん。
聞くに、前屈をすると固くて曲らず、腰の付け根からお尻にかけて痛みが走るといいます。
単純に筋肉(筋膜)の故障であればストレッチが切れよく効いてくれるはず。
ですがヘルニアの疑いもないわけではない…
治療であれば、
皮膚の感覚に異常は無いか?
特定の筋肉の力が落ちていないか?
カッケの検査で筋肉の反射は保たれているか?
などをみて、神経の故障が無いか調べます。
なので、本音を言えば
「もうチョッと調べたい」
そうすれば身体の状況に合わせた話ができるんです。
しかし、
照る照る坊主のような格好で鏡とにらめっこしているこの状況では
それは望むべくもありません。
2~3セルフケアを伝えましたが、
どうにも煮え切らないのは
未確認のリスクがあるから…
会計を終え帰りしなに、
「チョッと失礼」
とAさんの腰骨の関節の動きをチェック。
ふつうなら「治療においでください」となるのですが
いつも安く丁寧な仕事をしていただいてましたので、
ここは一つご恩返しです。
お辞儀すると痛みが走るということでしたので
腰骨に手を添えてゆっくりとお辞儀をする中で
関節の動きを調べてみました。
4番目の腰椎が動いた瞬間に
「あ、今痛みました!」
とAさん。
痛みの走る場所からすると、
腰椎5番の高さから伸びる神経の故障のようなのですが、
腰椎4番の関節が動き出したとたんに痛みが出ています。
5番目の腰神経は脊柱の中では
一つ上の4番目の腰椎の辺りにあるものですから
Aさんのトラブルは脊柱の中にある可能性が出てくるわけです。
これが意味するところの一つは、
ヘルニアの可能性です。
確認として、
4番目の腰椎の動きを正しながらお辞儀をしてもらうと
Aさん「あ、痛くない」
私『やっぱし…』
これはスナッグスという方法で、
文献によるとヘルニアの患者さんにも
比較的安全に対処できる方法なんです。
結果として大きくお辞儀もでき、
痛みも軽くなったようですが、
私の中ではヘルニアの可能性がより高まってしまいました。
一方で、先の方法が切れよく効いたということは
炎症などによる急性の問題ではないということにもなります。
要は「一先ずは安定した状態」だともいえるのです。
このまま「怒らせず」に時期を待てば
あるいは自然回復が見込めるかもしれません。
Aさんには、あまり性質のいい痛み方ではないことを告げ
週末のサーフィンをチョッとお休みするようにおすすめしました。
後ろ髪を引かれつつも、
あまりAさんの仕事の邪魔をするわけにもゆきません。
『さて退散…』
と顔を挙げると、スタッフの皆さんの視線…
いやぁ~、これで症状が変わらなければ
とんだ恥を描いていたところでしたね。
結果オーライでしたが、チョッと肝を冷やした出来事でした。