先日の10月20日、大阪で肩関節を取り巻く筋肉を対象に、
評価法と治療法の講義をさせていただきました。
いつも地方での講義の帰りには新幹線でアンケートに目を通しながら、反省会をします。
うまくいった日も心残りがあった日も、欠かさず一考する時間を設けます。
「停滞は後退だ」とも言いますから、何事にも前進する意欲を大事にしたいなと思いまして。
アンケートはその日の講義の通信簿のようなもので、
頂いた感想から、よりよく「伝える」ために工夫できることはないか、
次回の講義に向けた貴重な情報源になります。
そうした目でアンケートを読み進めているわけですが、
参加者のコメントを読んでいると、会場では言えなかったであろう心情が垣間見みれて、とっても面白い(興味深いの意)。
毎回、一つ二つ、心に響くコメントがあるのですが、
今回も呻らせられる秀逸なコメントがありました。
「講義を聞いて、治療は難しく考えるのではなく、深く考えようという思いになりました。」
このコメントにはまったくもって脱帽です。
私の話を聞いて、とありましたが、
「なるほどね~!」と、思わず納得させられてしまいました。
こんな時、『いったいどちらが先生で生徒なのか分からないな』とおもいます。
人間、いろんな局面で勉強できるものなんだなぁ
なんて、思わず、そんな風に思ってしまいました。
さて、今週末は練馬で腰部のトリガーポイントについての講義です。
反省を生かして、より良い講義を目指します。